転職活動を始めるにあたっては「転職サイト」「転職エージェント」の選び方と使い方がとても大切になります。
機械・電気分野のものづくり系・製造系技術職として転職を考えているあなたは、おすすめの転職サービスを探しながらも「結局、どれを使っても一緒だろうな」と思ってはいませんか?
たしかに、最近は非常に質の高い技術系人材紹介会社や転職サービスを無料で利用することができるようになりました。そのため、どれを使っても転職自体はそうむずかしくありません。
しかし、本当に入りたい企業、悩みがない職場、満足できる待遇を手に入れるためにはやるべきことがあります。
結論から言いますと、選ぶ転職サービスの数や質によって、転職活動の成功や転職後の満足度には大きな差があるのが事実です。
そこで今回は、技術職向けの転職サービスの複数利用を解説しながら、おすすめ転職エージェント、転職サイトのランキングをご紹介していきます。
「転職に失敗したくない!」「転職活動が不安!」という転職希望者の方はぜひ参考にしてください。
INDEX
登場人物紹介
通称「ぼっち」。はかせのもとで学んでいる。友達が少ない。ただし鋭い観察眼と理解力がある。少々斜に構えた発言が多いのがネック。
技術職・エンジニアの転職の際は複数のサービスを使うべき
転職サイトってどれくらい使うべきなの?
いい質問じゃ。では、まずはこのグラフを見てくれ。
出典:『リクナビNEXT』
へぇ、転職がうまくいってる人は4社以上並行して使ってるんだね。
その通りじゃ。
どんな転職エージェントであっても、担当者は複数人いるし、それぞれで得意分野やキャリアも異なる。
つまり、どんな時でも自分の望むエージェントに巡り会えるとは限らないのが現実じゃ。
恋愛と同じだね。
そうじゃ。転職は毎日するようなものではない。自分にあったエージェントや担当者と出会うには複数掛け持ちすることが大事じゃ。
あ、恋愛の掛け持ちはダメじゃぞ!ハハハ!
じじぃうるせぇぞ。
転職エージェント登録後の流れ
転職エージェントを活用すべきなのは分かったけど、使い方や登録後の流れが分からないや。
転職エージェントの一般的な「登録後の流れ」は次のようになる。
- 個人情報入力後、エージェントからカウンセリング(転職の相談)の日程調整の連絡が1〜2週間で来る。
- エージェントとのカウンセリング(転職の相談)を行う。
- 相談を踏まえてエージェントが求人を紹介してくれる。
- 履歴書などの書類準備&応募する企業を決める。
- 面接準備をエージェントと相談しながらする&面接本番。
- 内定後、入社日や給与などの条件交渉をエージェントを通じて行う。
転職エージェントの会社ごとに流れが異なる場合もあるが、おおよそこの流れをおさえておこう。転職相談や面接準備、内定後の交渉など気になる点はどんどん質問しサポートしてもらうべきじゃな!
博士とは大違いだ。(一人では応募先企業へ聞きにくいことも、エージェントに代わりに相談できるんだね。頼りになるなぁ。)
ぼっちよ、ホンネとタテマエが逆になっとるぞ…。
機械・電気系技術職・技術系職種の転職におすすめの転職エージェントランキングTOP5|メーカー(製造業・ものづくり)転職にも強いです!
では、具体的に企業探しをする際におすすめなサイトをランキング形式でご紹介するぞ。
1位 マイナビエージェント|20〜30代の転職活動に最適!
『マイナビエージェント』の特徴
有名な就職サービス『マイナビ』が運営する転職エージェントサービスが「マイナビエージェント」です。
キャリア事業の大手ならではの信頼感と、太いパイプが売り。
特に20〜30代向けの求人情報に強みがあるため、転職が初めてで不安な若手社会人の方におすすめです。また、相談しながら転職活動を進めたい人にとっても力強い味方になってくれます。
20〜30代の方はほかの転職エージェントと同時に登録しておくことをおすすめします。
どんな人にオススメ?
- 希望する職種・業種が複数ある方。
- 大企業からベンチャー企業まで、あらゆる選択肢を考えているが転職に自信がない方。
- 20〜30代、第二新卒の方で、転職活動の選択肢を増やしたい方。
2位 リクルートの転職サービス『リクルートエージェント』
『リクルートエージェント』の特徴
「リクルート」が運営するエージェント型転職サービス。最大の特徴はリクルートのパイプを活かした多数の求人案件にあります。業界ごとに精通したアドバイザーが、給与等の条件や面接対策などといったサポートをしてくれますので、転職に不安があるが、選択肢は多く持ちたい方が活用できる転職サービスです。
どんな人にオススメ?
・転職活動の条件などの交渉に不安がある方(代行してやってもらえます)
・面接や選考の書類など、具体的な転職活動の準備が不安な方。
・自身のスキルやPRポイントなどがよくわからず、転職に悩んでいる方。
3位 非公開案件多数!『DODA転職支援サービス』
『DODA」の特徴
DODAでは登録者に対して、サイトに公開されていない求人をキャリアカウンセリングの中でご紹介しています。業界・職種に精通した専任のキャリアアドバイザーがあなたのキャリア、お持ちのスキルを総合的に判断し、 現在の転職市場において強みとなる部分、弱点となる部分を整理します。
どんな人にオススメ?
・キャリアカウンセリングを希望する方。
・履歴書の書き方や模擬面接対策など、手厚いサポートが欲しい方。
・自分にあった企業がなかなか分からない方。
4位『正しい転職』を助けてくれる『パソナキャリア』
『パソナキャリア』の特徴
『パソナキャリア』は、転職エージェント。手厚い転職サポートを登録後から採用まで一貫して行ってくれます。(すべて無料)
キャリアや転職に関する悩みがある方にとっては、求人案件を探すだけではなく、そもそもの働き方や求める条件を絞りこむことが大切です。『パソナキャリア』であれば、転職活動における悩みを抱えずに採用までスムーズに行くことができるでしょう。
どんな人にオススメ?
・転職活動に不安や漠然とした心配がある方。
・キャリアカウンセリングなど、転職相談を受けたい方。
・信頼感のある情報源から、求人案件を得たい方。
5位 質の高いエージェント『ワークポート』
『ワークポート』の特徴
25歳〜29歳の転職者に特に利用されている転職サービス『ワークポート」の特徴は、転職相談をしてくれるエージェントの質の高さにあります。年収300万円の方々の利用者が60%を超えており、親身に転職に関する相談にのってくれます。
登録後、面接の日程等を調整し面談。その後は、面談の内容をもとに求人の案件を紹介してもらえます。(面談は電話でも可能です)『ワークポート」を活用すれば、多少転職に不安があっても安心です。
どんな人にオススメ?
・転職活動に不安がある転職希望者の方。
・年収があまり高くないが、信頼感のある転職サービスを活用したい方。
転職サイト登録後の流れ
転職エージェントではなくて、自分でとにかく求人を見て決めたい人はどうすればいいの?
エージェント以外にも求人を探す方法はたくさんある。転職サービスも業界や掲載企業に特徴があるから、自分に合う転職サイトを探すべきじゃな。
一般的な転職サイトの「登録後の流れ」は下記のようになる。
- 求人を検索し応募する。
- 書類選考のため、履歴書・職務経歴書をメールか郵送で送る。
- 書類選考通過後、日程を合わせて面接(日程調整等は転職サイトを通して行う)
- 合否発表(面接は複数回行う場合が多い)
また、「プライベートオファー」を受けることができる転職サイトもあるんじゃ。
プライベートオファーとは、自分の職歴・スキル・希望職種などを登録することで、企業側からのオファーを受けることができるシステムじゃ。積極的に活用すべきじゃな。
はかせにはオファー、来ないだろうね…。
さすがにひどすぎない?それ。
機械・電気系技術職・技術系職種の転職におすすめの転職サイトランキングTOP2!
「相談とかいいからとにかく企業だけ知りたい!」という方はこちらのサイトが使いやすいぞ。
1位 自分の経験を活かせる求人を探すなら!『ビズリーチ』
『ビズリーチ』の特徴
『ビズリーチ』は人材紹介型の転職サービス。転職エージェントによるサポートを基本として、転職活動→採用を進めていくことができます。年収600万円以上のキャリア・経験がある方であれば、ヘッドハンターや転職のコンサルタントから好条件の求人を紹介してもらうことができます。
どんな人にオススメ?
・年収600万円以上でキャリアを再開したいビジネスパーソン。
・厳選された求人やヘッドハンティングによる求人を受けたい方。
・自分の専門分野を活かし、転職先には好条件のキャリアを求める方。
2位 サポート豊富の転職サービス『リクナビNEXT』
『リクナビNEXT』の特徴
『リクナビNEXT』の最大の特徴は、「グッドポイント診断」と呼ばれる自己分析ツールを最初に活用できる点。転職活動は、ご自身の強みや得意分野などを明確にすることが大切ですが、なかなか自分で理解するのは難しいもの。
『リクナビNEXT』では、登録後に自己分析のための診断をすることができます。また、その診断結果は、実際に応募時に診断結果を添付することもできます。
転職活動の基本からサポートしてもらえるので、「転職したいけれど、何をすればいいかわからない」という方にこそオススメのサービスといえます。
どんな人にオススメ?
・転職活動に不安があり、最初に何をすればいいか分からない転職希望の方。
・自己分析など、転職活動に必要な情報を診断したい方。
・多くの求人情報から、希望する条件の求人を見つけたい方。
機械・電気・半導体系技術職の転職活動に必要な3つのこと
職場の人間関係、給与や待遇への不満、他のやりたい仕事が見つかった、など転職する理由は人それぞれです。
企業の寿命が1人の生涯労働期間を下回った今、転職希望者は年々増加しています。
2017年現在、転職求人数は前年同月比120.1%、転職希望者数は前年同月比139.7%と需要・供給ともに伸びていることが分かります。つまり、世の中が転職を後押ししているのです。
参考・引用:「DODA転職求人倍率レポート」
求人倍率の傾向を見れば、どれほど転職がふつうのことなのか、お分かりいただけるでしょう。
転職する時にはどんなことが必要なの?
転職には
- キャリアの棚卸し
- 転職する目的の再考
- 具体的な転職先の絞り込み
の3つが必要なのじゃ。
どれも大事じゃがこの記事でも紹介している転職サービスなどを使って幅広く企業を検討することが鍵となってくるのじゃ。
転職に必要な3つのことは下記記事でもやり方を解説しておる。転職者はこの3つをおさえておくべきじゃな。
そうなんだ。
てか今思ったんだけど、子供と博士(公務員)のコンビって一番転職と無縁だよね。ウケる。
…………………………。
キャリアの棚卸しや業界・企業の情報収集は、転職エージェントを使うと楽にできます。転職に悩んでいる方も、ぜひ転職エージェントを通して相談してみることをおすすめします。
【Q&A】機械・電気系技術職の転職でよくある悩みと解決策
転職サイトかエージェントを使うべきなのは分かったけど、転職の悩みが絶えなくてねェ↑
…悩みがあるなら、下記の解決策を見てみるんじゃ!
悩みが解決するかもしれんぞ。
1 技術職に未経験から転職することはできますか?
技術職として未経験から転職するのは難しいです。そのため、化学メーカー志望なら、営業職や事務職などの、いわゆる文系職種を目指すほうが現実的です。
そうすれば、前職の経験・スキルを活かした中途採用求人を見つけることができます。
また、転職エージェントを活用すれば、求人企業側にあなたの強みや魅力をプッシュしてくれるため、1人で転職活動を進めるよりも成功率が高いです。
転職エージェントを利用する場合、一社だけではなく複数のエージェントに登録し、求人紹介の様子を見ます。求人をおおかた紹介してもらったのちは、慎重に比較検討したうえで応募する求人を決めましょう。
期間はおおよそ2ヶ月〜6ヶ月ほど長めにとって転職活動を進めることをおすすめします。
2 技術職の転職は難しいと聞きましたが本当ですか?
技術職の転職活動が難しいのは事実です。
それはなぜかと言いますと、技術職の方が得ている経験・スキルは、営業職や企画職などと比較し、汎用的なビジネススキルとはみなされにくいからです。
しかし、あなたの経験・スキルを求めている企業がまったくないことと同じ意味ではないことに注意が必要です。
つまり、求人の探し方が転職成功を左右するということ。1人で一般的な転職サイトの求人を探すだけでは、あなたの希望にあった求人を見つけることは難しいでしょう。
ですので、技術職の転職者のうち、初めての転職の方は転職エージェントを利用して転職活動を始めることをおすすめします。
あなたが希望条件やこれまでの経歴を面談で伝えるだけで、あなたにマッチした求人を紹介してくれます。これなら、在職中に効率的に転職活動を進めることができるでしょう。
3 技術職の転職で有利になる資格はありますか?
技術職の転職で有利になる資格は、現状いくつかに絞ることは大変難しいです。ご存じのように、分野ごとに求められる資格は大きく差があるため、それほど転職活動で意識する必要はありません。
ただし、未経験から技術職への転職を目指す場合には、関連する資格を取得するべきでしょう。
たとえば、「電気主任技術者第2種」が募集要項に条件として記載されているなら、その資格を取得する必要がある、というような流れになります。
参考までに、大手転職サイト「DODA」が提供している「転職で役立つ資格ランキング」から、機械・電気系の技術職に必要な資格とされているものをいくつかリストアップしました。
- 電気工事施工管理技士1級・2級
- 管工事施工管理技士1級・2級
- 電気主任技術者第3種・第2種
その他「普通自動車免許」は全体で1割程度の求人で必須とされているようです。
資格は転職であなたの経験・スキルをアピールする道具として役立ちますが、それよりも経験・スキル・経歴が転職先企業とマッチしているかのほうが大事です。
転職エージェントも、あなたの資格以外のアピールポイントを整理してくれます。
そのため、資格が少ない/持っていないという方でも、転職活動で求人を紹介してもらうことは可能です。
4 技術系とはどういう仕事内容なのですか?
技術職の仕事内容は、「○○である」と一言で説明できないほど多様かつ幅広いものです。そのため、ひとつひとつを詳しく解説するのは難しいです。
しかし、技術職と言うカテゴリに共通する仕事内容をご紹介することはできます。大きく分けると技術職の仕事内容は下記の通りです。
- 生産体制の構築:専門知識をもとに製品を生産する仕組み・体制を作ること
- 生産設備の稼働状況の監視:製品製造のためにある設備が正しく稼働しているかを監視すること
- 現場・他部署への技術的説明:技術職以外の分野の人に対して技術的な説明をおこなう役割のこと
また、狭い意味では、実際にものづくりをする「技能職」とものづくりの仕組み自体を作る「技術職」は別物になります。
より詳しく技術職について知りたい方は、下記記事を参考にしてください。
おすすめ記事:技術職とは?仕事内容・種類・やりがい・転職方法までの全知識まとめ
5 技術系の職種にはどんな種類がありますか?
技術系の職種は、さきほどご紹介した技術職の仕事内容と同じく、その種類が多岐に渡ります。
大手転職サイトの「DODA」では、技術系の職種がわかりやすく掲載されているので、こちらを参考に見てみましょう。
- 基礎研究・先行開発・要素技術開発
- 機械設計
- 品質管理・品質保証
- 生産技術
- セールスエンジニア・アプリケーションエンジニア・FAE
- サービスエンジニア
- CADオペレーター(機械)
- 光学設計
- CAE解析
- 回路設計
- 電気設計・シーケンス制御
- 評価・実験
- 製品企画・プロジェクトマネージャー
- 金型設計
- 製造(溶接・加工・組立など)
- 生産管理・工場長
- デバイス開発(半導体・太陽光・液晶・LEDなど)
- プロセスエンジニア(半導体・太陽光・液晶・LEDなど)
- 整備士
- テクニカルライター
未経験から目指す場合には、上記の職種の募集をしている企業の営業職などで転職し、経験・スキルを得てから職種を変えるという方法もあります。
今現在、エンジニア・技術職としてスキルを持っていない方は、数年間のキャリアを考えたうえで、技術系の職種の勉強を働きながら続けていくプランを立てましょう。
また、技術系のスキルを働きながら学べる企業求人も、転職エージェントに相談することで紹介してくれますよ。
6 機械設計の転職はどう進めるべきですか?
今回ご紹介した転職エージェントに登録することで、「機械設計」の求人を紹介してもらうことができます。機械設計の求人は、技術職求人の中で圧倒的に求人数が多く、普通の転職サイトでも探すことが可能です。
しかし、あなたのこれまでの経歴やスキルに合った求人を探すのは、求人数が多ければ多いほど難しいです。特に、働きながら転職活動をしている方は、求人を探す時間が限られますよね。
ですので、機械設計の求人を転職サイトで探しつつ、転職エージェントにも紹介してもらうことをおすすめします。
転職エージェントに登録後、一度面談か電話・メールで希望条件を伝えれば、あなたにあった機械設計の求人を紹介してもらうことができます。
求人を紹介されたら必ず応募しなければいけない規約などはないため、どんどん紹介してもらうことをおすすめします。
7 電気工事士/電気主任技術者/電気設備管理者の求人を見つけたいです
電気工事士や電気主任技術者、電気設備管理者などの求人を見つけるには、総合型転職エージェントと専門型転職エージェントを同時に利用することをおすすめします。
総合型転職エージェントだけを使って転職先を見つけることも可能ですが、専門型エージェントであればより具体的なアドバイスやマッチする求人を紹介してもらえる可能性が高くなります。
おすすめ記事:メイテックネクストの評判と口コミを解説!製造エンジニアは登録必須!
また、これまで取得した資格や経験・スキルに関する理解も、専門型エージェントのほうが詳しいことがほとんどです。
一方、専門型では求人案件数字帯が少ないため、総合型エージェントを利用して数多くの求人と比較することも忘れてはいけません。
8 技術職の転職に年齢は関係ありますか?
技術職は「35歳転職限界説」と言われることもありますが、ケースバイケースであるのが現状です。
つまり、35歳を過ぎていても転職できることもありますが、アピールの仕方によっては20代でも転職できないことがあり得ます。
そのため、20代、30代、40代にわけて転職で注意すべきことをご紹介していきます。
20代の技術職:ポテンシャル採用が多めなので熱意を持ってアピール
20代の転職者に対して企業が求めるのは、すでに得ている知識や専門分野の情報・経験だけではありません。もちろんそれも重要ですが、さらに大事なのはポテンシャルです。
ポテンシャルとはつまり「あなたが今後数年〜十数年働くことで、企業に利益をもたらしてくれる能力がありそうか?」ということ。
ポテンシャルをアピールするためには、求人へ応募する際の履歴書・職務経歴書を正しく作成し、面接対策をしっかりとおこなうといった基礎が求められます。
30代の技術職:専門分野の知見+管理職・リーダーシップ
30代では、20代の頃までに培った専門分野の知見と、部下を教育したり部署の人間をまとめあげるリーダーシップ的な側面が重視されます。
そのため、あなたがこれまで取り組んできたプロジェクトや業務内容を要約しておくとともに、管理職・マネージャーとしてどのような経験があるのかを整理しておくことが大切です。
企業側は、30代の転職者に「経験の豊富さ」と「マネジメントスキル」をもとめています。
30代の方であれば、一定数以上の部下は必ずいるでしょう。また、若手に比べて経験があるはず。ですので、それをいかに魅力的に伝えることができるかが転職成功のカギになります。
裏を返せば、その条件が満たしているようであれば、転職活動で求人が見つからないことはないでしょう。
40代の技術職:管理職経験+英語力や対人スキルなど
40代技術職の方の転職では、30代の転職者以上に管理職経験が求められます。
また、専門分野の知見だけではなく、対人交渉スキルや英語力、その他様々なビジネススキルが要求されるため、転職活動は最も難しい年齢です。
しかし、その分成功すれば年収アップを叶えることができますし、以前の会社では就けなかったポストを手に入れることも可能です。
そのため、スカウトサービスに登録してヘッドハンティングを受けるか、転職エージェントを通して年収アップを交渉してもらうか、そのどちらかの転職方法をおすすめします。
20代、30代の方は転職エージェント、40代の方は」スカウトサービス+転職エージェントで転職活動を始めましょう。
9 仕事ができないと感じています。転職すべきですか?
「仕事ができない」と感じている技術職の方は、主に若手(1年目〜3年目)の方に多いようです。仕事ができないことに対しては、様々な本や記事でも対策が紹介されています。
しかし、そういう記事を読んでも「自分の場合は当てはまらないな」と感じることが多いのではないでしょうか? それもそのはず、「仕事ができなかった人が仕事をできるようになった」というのは、そのほとんどが他人の体験談だからです。
そのため、あなたがその悩みを解決するためには、下記のポイントで自分の仕事を振り返ってみることが大切です。
- 仕事をする上で必要な知識が不足していると感じていますか?
- 人間関係(上司との関係や職場の雰囲気)に苦痛を感じていますか?
- 仕事内容に不満があり将来が見えないと感じていますか?
このうち、「2」と「3」に当てはまる方は、職場を変えるだけで悩みが解決する可能性があります。
2の場合、あなたは仕事ができないのではなく、「職場の上司と折り合いがついていない」だけであることがほとんどです。
また、3の場合、仕事内容を働く前に確認したうえで転職すれば、仕事に後悔なく取り組めるのではないでしょうか。
逆に、1の場合は、あなたが仕事で得なければならない知識を得るという努力だけが必要になります。それができない場合は、深く悩みすぎず柔軟に職種を変えたほうが良いでしょう。
2と3に当てはまる方は、一度転職エージェントに登録してみて、自分にとって働きやすい職場がないか探してみてはどうでしょうか。
職場の雰囲気や実情、仕事内容については求人を紹介してもらうときに担当コンサルタントに質問することができますから、職場を変えたいと少しでも思うのであれば、エージェントに相談してみましょう。
10 製造エンジニア向け転職エージェント「メイテックネクスト」の評判が知りたいです。
この記事ではご紹介していませんが、製造系エンジニア向けに特化している転職支援サービスに「メイテックネクスト」があります。
このサービスは、製造系の求人に特化して全国の求人を掲載しているため、製造系の転職者であれば利用することができるでしょう。
評判/口コミや特徴は下記記事でご紹介しているので、ぜひこちらも合わせて参考にしてください。使い方としては、今回ご紹介した転職エージェント2社以上との併用が望ましいです。
おすすめ記事:メイテックネクストの評判と口コミを解説!製造エンジニアは登録必須!
転職エージェントを利用する際によくあるQ&Aと注意点
転職エージェントを使うべきなのはわかったけど、いろいろ不安があるなぁ…
転職エージェントを使う前によくある悩みや不安を解消しておくことが大切じゃ!
有効活用できるように、ここで不安なことを解決していこう!
1 転職エージェントって電話をかけてくるの?
転職エージェントは、登録後に担当コンサルタントがつくことであなたの希望条件に合った求人を紹介してくれます。
また、面接対策やキャリア相談、面接や入職日の日程調整も代行してくれる力強い味方です。
転職サイトとは異なり、転職エージェント登録後には、あなたが登録した電話番号を通して連絡をしてきます。
メールだけの連絡で済む転職エージェントはほぼないので、あらかじめ電話がかかってくる準備をしておきましょう。
ただし、電話を取る時間がない方は後からメールで連絡されることもあります。
2 転職エージェントって電話面談・質問のみは可能?
登録後の電話はほぼかかってきますが、電話面談のみで求人を紹介してくれる転職エージェントは多数あります。特に、全国対応の転職エージェントではその傾向にあります。
そのため、実際に面談ができない地方在住の方などでも転職エージェントを利用することが可能です。
3 転職エージェントを掛け持ち(複数登録)していることって伝えるべき?
転職エージェントは、「複数登録」がおすすめです。複数登録してはいけない規約などはないので、特に心配する必要はありません。
しかし、実際に転職エージェントを複数登録していると求人案件がかぶることがあるため、できることなら転職エージェントの担当者に「複数登録していること」を伝えるべきです。
複数登録していることを伝えても、不利な条件に置かれるわけではありませんし、担当者もさらに本気になって、あなたにあう求人を見つけようと努力してくれるはずです。
4 複数の転職エージェントで同じ案件に応募可能?
転職エージェントに複数登録していると、紹介される求人がかぶってしまうことがあります。できれば事前に「〇〇と〇〇はすでに紹介されている」と伝えることがベターです。
しかし、かぶってしまうことはよくあることなので、申し訳ない気持ちになる必要はないでしょう。転職エージェント側も、それは十分承知しています。
ただし、掛け持ちしていることをムリに隠して話をすすめると、異なる転職エージェントからそれぞれ同じ企業に応募してしまうケースがあります。
これは企業側にもエージェント側にも迷惑がかかりますので、絶対にあいまいな返答はしないようにしてくださいね。
5 転職エージェントってどうやって退会するの?
転職エージェントは、登録したら必ず応募しなければならない規約はありません。そのため、いつでも退会することが可能です。
「マイページログイン」などの機能がある転職エージェントでは、お問い合わせ欄から退会手続きをおこなうことができるものもあります。
ただ、一般的には、登録後に担当してくれるコンサルタント(アドバイザー)に直接電話かメールで連絡したほうが早いです。
退会しても何か不利になるようなことはありません。転職エージェントを絞り込みたい、良い求人がないという場合には、それほど気兼ねせずに退会しましょう。
6 担当者の質が悪いときや紹介される求人が合わないときはどうするべき?
転職エージェントは、あなたの希望条件を面談を通してヒアリングし、条件に合った求人を紹介してくれます。転職者一人ひとりに担当がつくため、1対1でサポートを受けることが可能です。
細かなコミュニケーションを取ってもらえる一方で、どうしても性格や対応が合わないと感じる担当者だったり、紹介してくれる求人が的外れ…ということもあり得ます。
複数活用しておけば、仮にひとつのエージェントが合わなくても求人を紹介してもらえることができます。また、担当者を変えてもらうこともできますので、柔軟に活用することが大切です。
もし紹介される求人が自分には会わないと感じたときは、きっぱりと断りましょう。断る理由を伝えることで、より自分に合った求人を紹介してもらえる確率が高まります。
7 転職エージェントって、自分で求人を検索することはできないの?
転職エージェント野ほとんどの公式ページでは、公開求人が掲載されているため、どんな職種のどんな求人案件があるのかを確認することができます。
また、担当者に求人応募をしたいことを伝えれば、公開されている求人を選ぶことも可能です。
ただし、転職エージェントのほとんどの求人は、応募が殺到しないように非公開になっている求人であるために、公開されている求人だけに絞ってしまうと、より待遇の良い求人を見逃してしまうことになるかもしれません。
そのため、検索だけではなく、登録して求人紹介を受けることをおすすめします。強制的に応募させられることはないため、安心してください。
8 専門型転職エージェントのメリットは?
総合型転職エージェントは、各業界・各職種/業種の求人案件を豊富に扱っているため、一般職の方の転職から専門特化したキャリアを持つ方まで、様々な転職者が利用できます。
そのため、案件自体は多いのですが、特定分野の知識が深いわけではないため、サポートや求人の質が物足りないと感じる技術職の方もいるようです。
一方、専門型転職エージェントであれば、それぞれの業界に特化した知識と情報を持つ担当コンサルタントが、求人紹介や相談、面接対策等をおこなってくれるため、安心感があります。しかし、求人数自体は少ない傾向にあります。
専門型エージェントを利用すれば、総合型だけを利用するより、より待遇のよくあなたにあった転職先が見つかる可能性が高くなるため、登録しておくことをおすすめします。
おすすめ記事:メイテックネクストの評判と口コミを解説!製造エンジニアは登録必須!
まとめ|転職サイト・転職エージェントで転職を成功させよう!
いかがじゃったかの?
ぜひ複数比較しながらあなたにとって最良の企業を見つけてくれたら幸いじゃ!
博士も転職するの?てか博士ってなんの研究してんの?
END
何を専門としているのかよく分からないが、何でも知ってる物知り博士。「ぼっち」という名前の教え子がいる。最近は痛風に悩まされている。