転職エージェントとは?おすすめの選び方と比較ポイントを徹底解説!

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「転職エージェントとはなんだろう?」と気になっている転職希望者の方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?

「転職サイトと比較して、転職エージェントにはどういう特徴があるのか?」「そもそも、転職エージェントとはどんな転職サービスなのか?」を知ることで、通常の転職サイトや求人情報誌を通した転職活動をする人よりも有利に転職先を探すことができます。

また、おすすめの選び方や活用法、比較ポイントなどについても深く解説していますので、これから転職する予定のある人や、少しでも転職を考えている人が必見の内容になっています。

すでに「転職エージェントとは何か」を知っている方は、下記記事でオススメの転職エージェントを特徴ごとに解説していますので下記記事をぜひご覧ください。

おすすめ記事:おすすめ転職エージェントランキング!選び方や注意点・活用法まとめ

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また、転職エージェントではなく転職サイトを使って求人を探したい方は、下記記事より自分に合った転職サイトを発見しましょう。

おすすめ記事:おすすめ転職サイトランキング!選び方や登録後の流れ、活用法まとめ

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転職エージェントとは|役割と仕組みを知る

転職エージェントとは|役割と仕組みを知る

転職エージェントとは、転職活動における転職支援サービスのひとつです。皆さんが就活で使う求人情報サイトとは異なり、転職エージェントには独自の役割と仕組みがあります。

 

転職エージェントの役割

転職エージェントの正式な名称は「有料職業紹介事業所」と呼ばれており、厚生労働大臣から認可を受けた事業者だけが営むことのできる「営利事業」です。

正式には『有料職業紹介事業所』と呼ばれ、厚生労働大臣から認可を受けた斡旋を目的とした会社の事をいいます。『人材紹介会社』や『人材バンク』と呼ばれる事もあります。

一般的な転職エージェントとは、転職希望者(求職者)に対して、求人情報の提供から、面接日時等の調整、採用条件等のとりまとめ、入社日の調整など転職活動の一連を無料でサポートしてくれます。

出典:転職エージェント – コトバンク

転職エージェントの役割は、「登録した転職者に対して、無料で転職相談に乗ること」「企業求人の紹介と面接セッティング、退職準備のサポートをすること」の2つです。

細かく解説すると、下記の6つのポイントになります。

  1. キャリア・転職相談(カウンセリング)
  2. 求人の紹介
  3. 履歴書・職務経歴書の添削とアドバイス
  4. 面接対策と日程調整
  5. 給与交渉
  6. 退職手続きのサポートと入社日の日程調整

つまり、転職サイトとは異なり、「転職者が転職先に勤めるまでの間」に起きることをすべて代行&サポートしてくれる助け舟的な存在です。

事情がない限り、転職活動はエージェントを通しておこなうべきでしょう。

 

転職エージェントが成り立つ仕組み

転職エージェントは最後まで無料で利用することができます。

しかし、エージェントも営利事業で企業が運営しているものであるため、その仕組みを知っておくことが大切です。

一言でいうと、転職エージェントは「あなたを転職させること」によって、転職先企業からあなたの年収の3割り程度を受け取る契約をしています。

そのため、転職者にはお金がかからず、求人を出している企業と転職エージェントの間でのみ、お金のやり取りが発生しています。

 

さて、ここまで転職エージェントの役割と仕組みについて見ていきました。

下記では、転職エージェントにまつわる豆知識を合計で5つご紹介していますので、転職エージェントについてもっと詳しく知りたい方は参考にしましょう。

豆知識1|「非公開求人」とは

転職エージェントのほとんどには、一般向けには公開されていない「非公開求人」を取り扱っています。

非公開求人とは、社名を明かさずに人材を募集したい企業が出している求人のことで、エージェントごとに求人を独占して紹介しています。

ちなみに、世の中の転職エージェントが保有する求人のうち、実質8割はこの「非公開求人」と呼ばれるものです。

そのため、あなたがより有利でメリットの有る求人を探すためには、転職エージェントに登録後、非公開求人を紹介してもらう必要があります。

コラム|企業が非公開求人を出す理由は?

企業の人材募集は、一般的に誰でも見ることのできる形で公開されていますよね。

そのため、「なぜ非公開求人がエージェントに多いんだろう?」と疑問を持った方もいるのではないでしょうか?

すでに企業の人事担当などをご経験の方は分かるかもしれませんが、人材募集は競合他社にあまり見られたくないものなのです。

特に、新規事業を始めるなどで新しい人材を採用したいケースでは、非公開で求人を募集しないと競合他社に察知されてしまい、先行者利益を逃すことになってしまいます。

ということは、非公開求人であればそれだけ独占性の高い良質な求人があるということ。年収アップやキャリアアップを目指したい方であれば、非公開求人の多い転職エージェントを活用しましょう。

 

豆知識2|転職エージェントを使う人の割合はどのくらいか

転職が初めての方は、転職エージェントがあまり馴染みのないもののように移ってしまうかもしれません。

しかし、それは単なるイメージです。

大手転職サービスを運営する「マイナビ」の調査によると、「1年以内に転職経験のある20〜39歳の200人が転職活動で登録したサービス」の内訳は、下記のようになっています。

  • 転職エージェントと転職サイトどちらも登録した(29%)
  • 転職エージェントのみ登録した(26%)
  • 転職サイトのみ登録した(24%)
  • その他

参考:転職エージェント(人材紹介)と転職サイトの違いとは? どっちを使う人が多い? – マイナビ転職「転職ノウハウ」

つまり、転職経験者のうち半分以上は転職エージェントを活用して転職先を決めています。

転職市場は今後さらに伸びていく予想がありますが、すでに今の段階でエージェントは珍しい転職方法ではなくなってきているのです。

 

豆知識3|「ヘッドハンティング」と転職エージェントとの違い

転職活動には、転職サイトや転職エージェントのほかにも様々な方法があります。

そのひとつが、「ヘッドハンティング」です。

ヘッドハンティングとは、経営者、経営幹部、それに準ずるミドル層などの優秀な人材を外部からスカウトし、自社に引き入れることをいう。ヘッドハンティングは、企業から直接依頼を受けたヘッドハンターによって行われる事が多い。

引用:ヘッドハンティング – コトバンク

ヘッドハンティングは、「優秀な人材が欲しい」と考えている企業が、ヘッドハンターと呼ばれる人を活用して他の企業から優秀な人材をスカウトすることです。

近年、日本でもヘッドハンティング型転職が増えてきました。

転職エージェントと少しイメージが近いため、「何が違うの?」と感じる人も多いと思います。

決定的な違いはひとつ。それは「登録している人を対象としているかどうか?」です。

転職エージェントは、自社のエージェントに登録している人に対して求人を紹介しますが、ヘッドハンティングは転職サービスに登録していない普通のビジネスパーソンを対象にしています。

そのため、すでに転職を決めている人からすれば、そのチャンスが周ってくるまで待っていなければなりません。これは非現実的ですよね。

そのため、転職エージェントを通して自分を売り込んでいく必要が出てきます。

ただ、将来的にヘッドハンティングされるような人材を目指すことは、ひとつの目標になるのではないでしょうか。

 

豆知識4|「ハローワーク」と転職エージェントとの違い

先ほども解説した通り、転職活動には様々な方法があります。

その中でも、特に昔からある転職活動の方法は「求人情報誌」「ハローワーク(職業安定所)」の2つです。

特にハローワークは、地元に根ざした転職先を紹介してくれるメリットがありますが、正直ほかの転職方法に比べてあまりメリットがある方法とは言えません。

あくまでも、最終手段ととらえておくべきでしょう。

転職エージェントとの決定的な違いは、「求人にお金がかかっている」ということ。

求人を出す企業側が、エージェントに対して対価を払う契約をしているため、本気で転職者を募集しているのです。

そのため、エージェントを利用すれば優遇条件と呼べる求人を探せる確率がぐっと高まります。

ハローワークは最終手段である意味は、ここにあります。

 

豆知識5:エージェントには2種類存在する|「総合型」「特化型」

転職エージェントには、大きく分けて2つのカテゴリが存在します。

それが、「総合型」「特化型」と呼ばれるカテゴリです。

総合型エージェントと特化型エージェントの各特徴は下記の通りになります。

総合型転職エージェントの特徴

総合型転職エージェントでは、業界・業種/職種を問わず様々な求人案件を取り扱っている点が特徴です。

幅広い業界・職種/業種の中から転職先を選びたい方や、これまでの経験とは異なる職業に転職したい方のほか、正社員転職を多くの選択肢の中から検討したい方が活用すべきです。

また、大手エージェントは総合型であることがほとんどであるため、特定業界・職種を除いてほとんどの転職者は総合型エージェントのうち、いくつかのエージェントを利用することになります。

また、よくある誤解として特化型エージェントに比べてエージェントのサポートの質が低いというものがありますが、これは間違いです。

担当してくれるエージェントによって質や連絡頻度などに差が出てくることはありますが、特化型じゃないとダメというわけではないので、心配する必要はありません。

特化型転職エージェントの特徴

総合型に対して特化型転職エージェントとは、特定業界・分野に特化した求人紹介サービスを提供している転職エージェントのことを指します。

特定業界・分野とは、下記を示しています。

  • 外資系・海外系の企業
  • アパレル業界
  • エグゼクティブ・管理職

また、厳密にはエージェントサービスではないものもありますが、下記の業界でも特化型の転職サイト・エージェントが数多くあります。

  • 国家資格を持つ人の転職
    ⇒士業・介護士・薬剤師・看護師・医師・保育士など
  • IT・Web業界
  • 広告・マスコミ業界

特化型エージェントは、それぞれの特定分野・業界のことを深く知っている専門のエージェントが担当者としてサポートしてくれるため、専門的な分野で働く方の転職で活用すると良いでしょう。

ただ、特定分野の方の転職でも、総合型は使うべきです。

なぜなら、特定分野内だけでの選択肢に最初からしぼってしまうと、資格や経験を活かした幅広い求人を最初から除外してしまう可能性が高いためです。

転職エージェントを複数活用してはいけない利用規約はありません。

また、同時に2つ以上の総合型転職エージェント+1〜2つの特化型転職エージェントを活用すると、転職成功率がアップします。

下記では、総合型エージェントを使うべき人と、特化型エージェントを使うべき人を分けて分類してみました。

どちらか一方よりも同時に活用するべきですが、選び方の参考までにおさえておきましょう。

総合型エージェントを使うべき人

  • これまでの職歴・業界・職種/業種とは異なる業界に転職したい方
  • 未経験転職やフリーターから正社員を目指す方
  • 大手企業が運営する転職エージェントを使いたい方

特化型エージェントを使うべき人

  • 特定業界の職種・業種に限定して転職活動をしたい方
  • 士業などの国家資格の職業の方
  • 管理職転職などハイキャリア転職や年収アップを目指したい方

ここまで、転職エージェントの基本的な役割や仕組みを様々な観点からご紹介してきました。

「なんだか難しいかも」と感じた方もいるかもしれませんが、解説した内容のすべてを覚えている必要はまったくありません。

そうではなく、エージェントのざっくりとした特徴をつかんだ上で、エージェントを利用するメリットや選び方を学ぶことが大切です。

 

転職エージェントと転職サイトの違い

転職エージェントと転職サイトの違い

転職エージェントを知る上で欠かせないのが、「転職サイトとはどのような部分が違うの?」ということ。

転職エージェントについて学んできたあなたも、しっかりと転職サイトとの違いをおさえておくことが大切になります。

結論から話しますと、転職エージェントと転職サイトの違いは、「担当者がサポートしてくれるかどうか?」というポイントです。

転職サイトでは、求人選びから入社まですべての一人で行う必要がありますが、転職エージェントでは、さきほど前の見出しでご紹介したサポートをすべて無料で受けることができます。

下記では、代表的な「違い」を表形式でまとめてみました。

どのような違いがあるのかをここでざっくりと知っておきましょう。

転職エージェント 転職サイト
使いやすさ エージェント(アドバイザー)と面談があるため本気で転職したい人向け。 自分のペースやタイミングで転職活動を続けられる。
求人数 自分で選べないがおすすめの求人を一般公開されていない求人から紹介してもらうことができる。 数万〜数十万件の求人から自分に合った求人を自分で検索可能。
手間 応募先企業との間でやり取りする必要はなく、代わりにエージェントが面接日程や給与交渉、入社時期の決定を調整してくれる。 選考書類の送付や面接日程調整、給与交渉や入社時期の決定は自分で企業と相談しつつ決める。
成功率 エージェントがあなたの魅力やスキルを応募先企業にアピール(営業)してくれるため、書類選考や面接突破率が高め。 書類選考で落とされてしまう確率が高い。(その分多めに応募と面接を受ける必要がある。)
情報収集のしやすさ 取り扱っている求人企業の内部事情や雰囲気などを転職相談時やメール・電話のやり取りで教えてくれる。 アドバイスを受けることができないため、口コミや掲示板で情報収集する必要がある。
面接対策 エージェントによるが、面接対策のための情報提供や模擬面接をしてくれる場合が多い。 面接対策本などを使って自分で面接対策をしなければならない。
キャリア相談 イメージしていた転職先とは異なる選択肢や、あなたの能力や転職市場価値を分析してくれるため心強い。 アドバイスを受けられる転職サイトは一部を除きない。

ここまで見てきて分かるように、転職者にとってメリットが多いのは「転職エージェント」であることがお分かりいただけたのではないでしょうか?

しかし、もしかすると転職サイトを使ったほうが良い場合もあるかもしれません。

下記では、エージェントと転職サイトのそれぞれのメリット・デメリットを解説しているので、どちらを使うか迷っている方は参考にしてください。

 

転職エージェントのメリット・デメリット


転職エージェントを活用するメリット
  • 転職活動に必要な準備をすべてサポートしてくれる。
  • 一般公開がされていない非公開求人を紹介してくれる。
  • 応募先企業にあなたの魅力や価値をアピールしてくれる。
転職エージェントを活用するデメリット
  • 担当エージェントによって紹介の質やサポートの質が変化する。
  • 自分一人で求人を探すのに比べ、エージェントとのやり取りに手間がかかる。
  • 転職市場価値が低い経歴だと、紹介してくれる求人が少ない。

転職サイトのメリット・デメリット


転職サイトを活用するメリット
  • 豊富な求人数があり自分の条件に合った求人を探すことができる。
  • 自分のペース・タイミングで転職活動を進めることができる。
  • 複数の求人へ同時に応募することができる。
転職サイトを活用するデメリット
  • 面接対策や応募書類提出などを自分で行わなければならない。
  • エージェントに比べて書類選考で落とされる確率が高い。
  • 一般公開されている求人にしか応募することができない。

 

つまり、転職エージェントに向いている人・向いていない人は下記の通りになります。↓

 

転職エージェントに向いている人・向いていない人


転職エージェントに向いている人
  • 転職活動に自信がない人・一人で進めるのが不安な人
  • 年収アップ転職を目指している人
  • サポートを受けて手間を減らした状態で転職活動を始めたい人
転職エージェントに向いていない人
  • 一人でマイペースで転職活動を始めたい。
  • 応募書類の準備など、転職活動をすでに経験している。
  • 未経験求人を複数見つけて応募したい人。

ここまで、転職エージェントと転職サイトの違いを解説してきました。

メリット・デメリットや向いている人・向いていない人を解説してから話すことではないかもしれませんが、転職エージェントは利用するにあたってリスクがありません。

そのため、「転職サイトのほうが良いかもな」と考えている方も一度は必ず転職エージェントを選んでみるべきです。

次は、自分に合った転職エージェントの選び方とポイントを解説していきます。

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