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技術職に向いている人・向いていない人
では、技術職にはどんな性格・特性を持った方が向いているといえるのでしょうか? ご自身の性格や仕事で求めるやりがいに当てはめて頂き考えてみましょう。
技術職に向いている人
1 常に新たな技術を学ぶ意欲のある人
技術革新が起きやすく、また、常に細かな改善をしていかなければならない技術職では、専門分野の勉強や関連する情報収集を怠らないことが求められます。
どんな分野であれ、突き詰めて学ぼうという意欲や習慣がある人は、技術職としての働き方が合っています。
2 柔軟に意見や指摘を受け入れ判断できる人
専門的な知見をもとにして製品や生産体制などの開発・管理・改善を行う技術職では、「1人で考え込む」だけではなく、同じように働くスタッフや技術者と適切なコミュニケーションを取り、判断することが求められます。
技術職は未経験の方のイメージとは異なり、現場の様々なスタッフとのやり取りの中で協力しながら仕事を進める必要がありますから、柔軟に意見や指摘を受け入れることができる人が重宝されます。
3 コミュニケーションができる人
2でも述べたように、技術職は「スペシャリスト」でありつつも、人とのコミュニケーションが欠かせない仕事です。
特に、現場の従業員の意見をまとめることや、製造部門から開発部門への交渉…などのように交渉力や発言力が非常に重要になる場面もあります。
4 ひとつのことに集中できる性格の人
これまでの「向いている人」の特徴とは反するようにも思えますが、技術職は専門分野や今課題になっている物事をいかに集中して考えることができるかが求められる仕事であるのも事実です。
学ぶ意欲だけではなく現場で実際に頭を働かせて改善していくことができる「集中力」のある人は、技術職に向いています。
技術職に向いていない人
1 自分の行った仕事のチェックが甘い人
技術職では「常に学ぶこと」が求められます。自身で設計したものに対して日々改善を繰り返していくためには、「前よりもどの点が改善されたか?」をキチンとチェックできる人が求められます。
仕事に対するチェックが甘い人は、自身で行った仕事の結果を活かし「次の仕事」に活かすことが難しいため、向いていないといえます。
2 出向や転勤は絶対にできないと考えている人
海外赴任や他の地域での転職が多い業界としては製造業が挙げられます。たとえば、製造業の生産技術職として働く場合は、「転勤」「出向」が求められる場合が多いです。
仕事に求める条件として、働く地域が限定されている人は「転職先選び」を慎重に行う必要があります。転勤・出向の状況がどのようになっているのかは、転職面接や転職エージェントによる事前の相談などでハッキリ聞いておくべきでしょう。
3 ハッキリと自分の考えを述べることが苦手な人
技術職では、従業員など現場で働く人々の意見や、ともに協力して働く技術者の声に耳を傾けつつも、「ハッキリと方針を示す」必要があります。
つまり、周りに流されやすい人や、「そのままでいいや」と諦めてしまうと、技術職として結果を残すことは難しくなるでしょう。
「向いていない人」の内容は、2の出向や転勤といった仕事に求める条件を除き、後から改善することができるものです。
もし、あなたが技術職として転職したいのに「向いていない人」に当てはまっていたとしても、諦めることはありません。
大切なのは、今の自分をキチンと分析しておくことです。
自分のことを理解した上で転職活動を進めることができれば、転職活動に成功する確率はぐんと上がります。
なぜなら、転職面接では「志望動機」「自己PR」を話す機会がありますが、自分を知ることでハッキリとそれらについて話すことができるようになるからなのです。
では最後に、「未経験」の方が技術職を目指す方法について解説していきます。
未経験から技術職を目指すためには?
1 社内の人事異動を最初に検討する
未経験で技術職への転職を目指す方は、ほとんどの場合「やったことのない職種へ転職したい」と考えていることと思います。未経験の職種の中でも、特に専門技術を扱い仕事をする「技術職」に魅力を感じ、転職を検討していることでしょう。
技術職に転職したいあなたが最初にすべきことは、今の企業の技術部門に「人事異動」によって入り、技術者としての働き方ができるかどうかを検討することです。
未経験での転職はあなたの経験やスキルをもとに評価する以外の方法がないのに対し、社内での人事異動であれば、これまでの実績により構築した「評判」「評価」があります。
未経験での転職の場合、この選択肢を取ってから転職を検討しても遅くありません。
2 「文系」のスキルが求められる求人を探す
技術職と言うと、その高い専門性や技術力が求められるだけと思いがちですが、協同で研究開発を行うメンバーや社外技術者とのコミュニケーションや、顧客対応が求められるケースもあります。
理系の学校を卒業した方で、今現在技術職に就いていない方は、営業や事務といった基本的なビジネススキルが身についていることと思います。
よって営業スキル等のいわゆる「文系のスキル」を活かすことのできる現場に転職すべきでしょう。たとえば、「化学メーカー営業職」なども含めた広い選択肢を検討するのも良いでしょう。
求人内容を「技術職」「未経験可」だけで探さず、具体的な仕事内容をよく見て判断し、あなたのこれまでの経験やスキルが活かせる点はどこかを見極めることが大切です。
3 関連資格を取得する
自分の志望する技術職に関連する資格を取得することも、未経験の方が転職を有利にすすめるひとつの要素になります。もちろん、資格を取得したからといって志望動機や自己PRなどがなかったり、必ず受かるという保証はありません。
しかし、関連資格を取得する熱意を面接で伝える場合に良い印象を与えることができます。未経験可求人に応募する場合、「資格取得のために勉強している」ことを伝えるのもひとつの方法です。
4 転職エージェントを活用して「未経験求人」を探す
技術職の求人が多い転職サービスを活用することで、「未経験から」技術職を目指すことは可能です。
しかし、実際に未経験でも仕事ができる求人を探すのはカンタンなことではないのが現実です。応募してみるまで分からないのはどんな業種、業界の企業への転職でも同様ですが、技術職の場合は特に業務内容が多岐にわたるため、未経験の方が求人内容から「転職すべきかどうか?」を見極めることは難しいのです。
「自分に向いている求人は何か?」「自分のこれまでの経歴を活かせる技術職はあるのか?」という悩みを払拭するためには、業界に精通しているエージェントとともに転職活動を進めるべきでしょう。
たとえば、未経験で応募できる企業の求人や、面接でのPRの方法など、細かい部分まで手厚くサポートしてくれるため、技術職への転職にチャレンジする場合は、ぜひとも転職エージェントを活用すべきです。
転職エージェントを使うことのメリット・デメリットは?
転職エージェントとは、いうなればあなたの「秘書」のような存在です。転職エージェントサイトは多数ありますが、共通しているのは「担当者がつき、転職活動を一貫してサポートしてくれる」ということ。
ここでは、転職エージェントを使用することのメリット・デメリットをご紹介しています。転職を検討している方は、下記のメリット・デメリットをよく理解した上で活用していきましょう。
メリット
自分に合った職場を探してくれる
転職エージェントの最大の特徴は、業界や転職事情に精通したエージェントが転職相談に乗ってくれること。つまり、あなたの特性や経歴を活かしたアドバイスを受けること、「どんなところに転職すべきか?」といった悩みを相談することができるということです。
その上で求人を紹介してくれるため、「自分に本当に合っているのだろうか?」という悩みを持つ必要がなくなりますし、万が一悩みを持ったとしても、その都度相談をすることができます。
転職が初めてな方や、転職に大きな不安を抱いている方にとって、一人で転職活動を行う必要がない転職エージェントはかなり心強い味方であるといえます。
転職活動に必要な準備をサポートしてくれる
相談やアドバイスだけではなく、内定を得るための面接の準備や面接に必要な選考書類の準備を行ってくれるのもエージェントの特徴です。また、在職しながらの転職活動で最も不安のある「スケジュール調整」も、最適な日程を企業側と相談した上で決めてくれるため、面接のスケジュール調整がとても楽になります。
転職活動は想像以上に「すべきこと」が多いため、「まず、何をすべきかわからない」という方にはぜひ転職エージェントをおすすめします。
デメリット
自分で数多くの求人情報を見ることができない
転職活動を複数回行っている方や、既に細かな条件等まで決まっている方にとっては、「多くの求人情報を見たい」が転職活動の最大のポイントといえます。
転職エージェントは、最適な求人を提案してくれるという点では優れていますが、どうしても「自分でみたい」という場合の量や効率としては一般の転職サイトに劣ります。
しかし、その分ひとつひとつの求人情報を綿密に紹介してくれるため、求人内容に対する信頼性は高いといえます。
転職する業界や職種・業種などが明確になっていない場合、一人で転職サイトを使い多くの求人を見ることは、転職活動に多くの時間を割いてしまうことになりますので、注意が必要です。
担当するエージェントによって対応が変わる
転職エージェントは、転職者によって担当者が就くシステムなので、その分具体的なサポートを得ることができます。反面、担当するエージェントによって、対応やアドバイスの内容に幅があることに注意が必要です。
転職エージェントサービスは、複数活用する方がとても多いというデータがあります。
転職エージェントは「4社」以上の活用で転職に成功する割合がぐんと上がります。担当者に不安がある場合でも、それを解決する方法はあるといえますね。
転職エージェントの登録後の流れ
転職エージェントの一般的な「登録後の流れ」は次のようになります。転職エージェントごとに細かな流れが異なる場合もありますが、大まかに流れをおさえておくことで、円滑に転職活動をすすめることができるでしょう。
- 個人情報入力後、エージェントからカウンセリング(転職の相談)の日程調整の連絡が1〜2週間で来る。
- エージェントとのカウンセリング(転職の相談)を行う。
- 相談を踏まえてエージェントが求人を紹介してくれる。
- 履歴書などの書類準備&応募する企業を決める。
- 面接準備をエージェントと相談しながらする&面接本番。
- 内定後、入社日や給与などの条件交渉をエージェントを通じて行う。
カウンセリングや相談のタイミングで、「面接前の不安事項」「内定後の入社日や給与交渉」「退職の調整」の方法はどんどん質問し、出来る限りエージェントから情報を受け取りながら転職活動を進めていきましょう。
転職する際に活用すべき転職サービス選びのコツ
転職エージェントは、複数活用することで最も転職成功率が高まります。これを機に登録をしておきましょう。
エージェントサイトは、必要項目を入力し登録完了した後、メールや電話等であなたの日程に合わせて転職支援を行ってくれます。「今仕事が忙しい!」「時間がないかも…」と不安な方も心配せずにまずは登録してみましょう。あなたの転職成功率がグンと上がります。
■転職エージェントを選ぶコツ
- 求人数(多くの数がある分、選択肢が増える)
- サポート内容(エージェントサイトによってサポートしてくれる内容や方法が変わる)
- どの業界に強いか?(職種・業界に特化したエージェントがある)
この3つの観点から、自分にあった転職エージェントを複数活用していくことをおすすめします。
転職する際に活用すべき転職サービスは?
マイナビエージェント|20〜30代の転職活動に最適!
『マイナビエージェント』の特徴
有名な就職サービス『マイナビ』が運営する転職エージェントサービスが「マイナビエージェント」です。
キャリア事業の大手ならではの信頼感と、太いパイプが売り。
特に20〜30代向けの求人情報に強みがあるため、転職が初めてで不安な若手社会人の方におすすめです。また、相談しながら転職活動を進めたい人にとっても力強い味方になってくれます。
20〜30代の方はほかの転職エージェントと同時に登録しておくことをおすすめします。
どんな人にオススメ?
- 希望する職種・業種が複数ある方。
- 大企業からベンチャー企業まで、あらゆる選択肢を考えているが転職に自信がない方。
- 20〜30代、第二新卒の方で、転職活動の選択肢を増やしたい方。
技術職の転職におすすめの転職サービスTOP5
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まとめ|技術職の転職を成功させよう
技術職のことが色々わかったよ!ありがとうはかせ!
技術職と言っても様々な種類がある。「自分が関わりたい技術職の仕事は何か?」をハッキリさせてから転職サービスを活用することが一番確実な方法じゃ。
うん!まずは「転職エージェント」に登録してみるよ!
いろいろ相談できそうだし!はかせよりも頼りになりそう!
な、なに!!!!
今回は、技術職に関する基本的な情報や、技術職として働く前に知っておきたい情報をご紹介してきました。
技術職は「専門的な仕事」であるため、業界の中でも求められる人材として長く働くことのできる職業です。
しかし、常に勉強し続ける大変な仕事でもあるので、「自分はどんな業界で働きたいのか?」を明確にすることも大切です。
今回の記事を参考にして頂き、転職活動のスタートを切りましょう!
技術職の種類別におすすめの転職サービスを紹介しているぞ!自分に当てはまる業種ごとに参考にしてくれ!