保育士を辞め、他の仕事へ転職したいと考えている方の中には、「保育士からどんな仕事へ転職できるのか?」「転職に失敗しないためにはどうすればいいのか?」と、漠然とした不安を抱えているのではないでしょうか?
保育士からの転職は、非常に心配事が多く、多少職場に悩みがあってもなかなか転職に踏み切れない方が少なくありません。しかし、辛い職場は辞めるのが吉。我慢して働き続けることはないのです。
そこで今回は、保育士から他の仕事へ転職したいと考えている方に向けて、「保育士からの転職先」や「転職活動のポイント」を解説しています。
この記事を読むことで、転職活動をスムーズに進めることが可能になります。ぜひ参考にしてください。
ぼっちよ、大丈夫じゃ!
転職活動で知っておくべき情報は限られておる!
まずは、最低限必要な知識を身に着けた上で転職活動を始めるのじゃ!
INDEX
保育士からの転職は失敗しがち?|転職活動の注意点をおさえよう
保育士からほかの職種へ転職することって、難しいの??
いや、そんなことはないぞ!
しかし、保育士から他の仕事を目指す場合には、いくつか注意しておくべきことがある!
具体的な転職活動の方法を知る前に、「注意点」についてもしっかりおさえておくんじゃ!
保育士からほかの業種・職種へ転職する場合には、様々なことに注意する必要があります。
ここでは、保育士からの転職で失敗しがちなこととともに、「注意すべきこと」を整理して解説していきます。
1 転職理由をハッキリさせよう
「保育士から転職したい理由」は人それぞれです。たとえば、下記のような理由から保育士を辞めて転職しようと考えている方は多いでしょう。
- 職場や保護者との人間関係が辛い
- 給料が低く生活が苦しい
- 保育士という仕事自体に魅力を感じなくなった
- 残業が多く仕事が体力的・精神的にきつい
どのような理由であれ、転職したいと思う理由をハッキリさせておくことが大切です。
実際に転職活動を始める際には、「どんな転職先を選ぶのか?」を給与や勤務地などの条件面から決めておく必要があります。
たとえば、「給料はそこそこでも良いので、人間関係が良い職場へ転職したい」と考えている場合には、職場に求める条件の優先順位が変わってきますよね。
あらかじめ自分にとって欠かせない条件を考えることは、「失敗しない転職」の前提になります。
2 保育士としての働き方をリセットしよう
保育士からほかの業界・職種へ転職する方には、保育士以外の仕事を経験したことのない方も大勢いらっしゃると思います。あなたも、その一人ではないでしょうか?
保育士として働いている方がほかの職種でも働けるようにするためには、保育士としての働き方をリセットすることが大切です。
具体的には、転職先の職種にもよりますが、「知っておくべき知識が異なること」になります。
たとえば、不動産関係の事務職に転職した場合は、不動産業界に関する知識が必要になるでしょう。
転職先も、職場になじみ仕事をこなすために勉強し続けることが大切です。
3 転職のタイミングをしっかり決めておこう
保育士が転職する時期・タイミングを見極めることは非常に大切です。
保育士が転職してはいけないタイミングはありません。年度の途中であっても、退職・転職することは可能です。
しかし、年度末に転職を行うと、3月に保育士を辞めて新年度の4月から転職先で働くことができ、スムーズにことが運びます。
転職先を探すのを半年前ほどから始めておき、一ヶ月前から退職準備を行うことをおすすめします。
4 本当に保育士を辞めるべきかを考えよう
上記までで、保育士の方が転職する際の注意点を解説してきましたが、そもそも「保育士を辞めるべきかどうか?」をもう一度考えることも大切です。
保育士の方が他の職種で働くことは決して不可能ではありません。また、転職先を探すこともそれほど難しくはありません。
しかし、せっかく持っている保育士資格を活かして働くことができれば、それに越したことはないですよね。
特に、「今の保育園の人間関係が辛い」というだけが転職する理由なのであれば、職場を変えるだけで働き方が良い方向に変化することもあります。
保育士向けの転職サイトは、下記記事でご紹介しています。保育士の仕事を続けていきたい方は、ぜひ参考にしてください。
保育士からの転職でおすすめの職種・業界一覧
保育士から転職できる仕事って、どんなものがあるんだろう??
販売職や営業職、事務職であれば未経験からでも目指すことができるぞ!
そのほかにも未経験から目指せる職種はあるんじゃが、特におすすめなのは事務職じゃな!
ここでは、保育士からほかの業種・職種へ転職したいと考えている方におすすめの職種をご紹介しています。
基本的に、「未経験」から目指せるものをご紹介していますので、安心して参考にしてください。
1 販売職・営業職
アパレル・化粧品などの販売職は、正社員・パート・派遣など様々な業態の求人があります。
また、営業職は業界を問わずほとんどの企業で募集していますから、「興味のある分野」から求人を探す際におすすめです。
「商品を売る仕事をしたい」「接客をしたい」方は、販売職や営業職を目指すと良いでしょう。営業職・販売職は年収が求人によって大きく変わりますが、保育士と比較して、収入アップも十分可能です。
おすすめ記事:未経験から営業職へ転職を成功させるための5つのポイント
2 事務職・経理職
事務職・経理職は、実は保育士にとてもおすすめの職種です。「医療事務」などの専門的な資格が必要な職種を除き、ほとんどの一般事務職では特定の資格が必要ありません。
また、保育士は実務の中でPCや資料作成のスキル、来客対応などに慣れているはず。そういった事務スキルも、事務職で活かすことができます。
給料は安定していますし、繁忙期を除き残業が少ない求人も多いため、魅力的です。
おすすめ記事:保育士から事務職へ!転職する人が知るべきメリット・デメリット
ほかにも、「プログラマー・Webデザイナー」などのIT系職種を未経験から目指すことも可能です。
また、「歯科助手」「看護師補助」「介護」など、未経験からでも働くことのできる医療福祉分野の仕事があります。
TOPページから、ほかの職種・業界の転職サイトもご紹介しているので、志望する業界が決まっている方はぜひ参考にしてください。
下記では、保育士からほかの業界・職種へ転職する方に向けて、具体的な転職活動の流れ・ポイントについて解説しています。
転職活動を始めること自体に不安を感じている方は、ぜひ参考にしてください。
保育士からの転職に成功するための転職活動のポイント
実際に転職活動を進める方法がよくわからないな…
大丈夫じゃ!
「転職活動でやるべきこと」を整理しておこう!
下記では、転職活動で必ずやるべきことを説明しています。
すべて参考にして頂き、スムーズに転職活動を進めていきましょう!
1 条件を明確にする
転職活動で最も大切なことは、転職先に求める条件を明確にすることになります。
条件とは、下記のポイントです。応募する求人を決める前にしっかり考えておきましょう。
- 「給与」「勤務地」「休日」などの待遇条件
⇒募集要項をよく見る - 社風や人間関係などの職場環境
⇒職場見学・エージェントに教えてもらう - 仕事内容や任される業務の範囲
⇒募集要項・会社HP・エージェントに教えてもらう
転職エージェントでは、紹介してくれる職場の社風や上司の特徴などの独自データを持っている場合がほとんどです。
転職後に「イメージと違った職場だった」ということがないように、あらかじめ転職先に求める条件を整理した上で、応募する求人を決めましょう。
2 面接対策を行う
面接対策は、採用面接を突破するために必ず行うべき準備です。
就職活動のとき以上に、業務経験や具体的な仕事のスキルなどについて質問されることが多いため、必ず事前に準備しておく必要があります。
面接対策は、下記のポイントに沿って行いましょう。
- 自己PR
⇒あなたの経験・スキル・資格を整理しておく - 職種の志望動機(営業・事務など)
⇒他の職種ではなく、なぜその職種として働きたいのか? - 会社を選んだ志望動機
⇒他の会社ではなく、なぜこの会社なのか?
面接対策は、転職エージェントがサポートしてくれます。
一人で転職面接対策をすることに不安を持っている方は、エージェントにサポートしてもらいながら面接準備を行いましょう。
3 退職手続きの準備をしておく
退職手続きは、今の仕事を円満に辞めるために最低限行うべき準備のことを指します。
手続きのやり方を知っておくと、転職で余計なことに悩んでしまうのを避けることができます。
- 退職する旨を上司に伝える
- 退職届・退職願を会社に提出する
- 書面の手続きを行う
退職手続きは、実際に転職活動を始めてからでも遅くありませんので、焦る心配はありません。
書面の手続きで必要なものは、下記のとおりです。
会社に返却するもの
- 健康保険証
- 社員証明書
- 制服・備品など
会社から受け取るもの
- 源泉徴収票(転職先での申告や年末調整に必須)
- 雇用保険被保険者証(雇用保険を受け取る際に必要。1年以内の転職なら雇用期間が通算になる。)
- 年金手帳(14日以内に転職先が決まっている場合:転職先で年金加入に必要。転職先が決まっていない場合:退職後14日以内に国民年金に自身で加入する)
- 離職票(失業給付やハローワークに提出する場合必要。一般的には退社後送付される。)
手続きは煩雑ですので、心配な場合は転職エージェントや今の職場の信頼できる上司、会社の窓口に相談しておきましょう。
4 転職エージェントを活用する
優良企業への転職を目指すのであれば、転職エージェントを必ず活用すべきです。
転職エージェントを使えば在職しながら転職活動ができるので、リスク無しで転職したい求人を見つけることができます。
転職エージェントのメリットは、下記にすべてまとめています。
転職エージェントのメリット
- 利用は無料
- 自分の求める条件に合った求人を紹介してくれる(何度でも)
- 転職先の内部事情を教えてくれる(職場の内情、給与の相場)
- 面接や入社日のスケジュールを代行してくれる
- 転職活動の手続きをサポートしてくれる(履歴書などの作成・面接対策)
つまり、あなたの転職をすべて無料でサポートしてくれるのが、転職エージェントになります。
転職エージェントは、あなたが求人に採用されることで利益を得るため、正社員転職を目指すあなたと目的は同じです。
大手エージェントであれば、「無理やり転職させられる」「ブラックな職場を紹介される」といったこともないため、安心して活用できるでしょう。
また、転職エージェントは4つ以上登録して使い分けると、転職成功率がアップするデータがありますので、複数のエージェントに登録しておくと良いでしょう。
下記では、転職エージェントに登録したあと、どのように転職活動が進むのかを解説しています。
使うのが少し不安な方は、まず最初に「登録後の流れ」を参考にしましょう。
転職エージェントの登録後の流れ
転職エージェントに登録したあとって、どんな感じで転職活動が進むの?
大まかに流れをつかむために、「転職エージェントに登録後〜内定」までの流れを紹介しておくぞ!
転職エージェントに登録したあとの流れは下記の通りです。
転職エージェントごとに若干の違いがありますが、情報入力後にエージェントから連絡が来る点は同じです。
<転職エージェント登録後の流れ>
- 個人情報入力を入力したあと「転職相談」の日程調整の連絡が来る(一週間程度)
- 担当のエージェントと転職相談を行う。(対面か電話)
- 相談内容を踏まえてエージェントから求人紹介の連絡が来る
- 求人を選ぶ(希望するものがない場合は2へ)
- 面接の日程調整・履歴書や職務経歴書の作成をエージェントがやってくれる
- 面接対策・内定を得るためのアドバイスをもらい、面接を受ける
- 入社日・給与などの待遇交渉をエージェントが行ってくれる
決まったタイミングでしか相談ができないわけではありません。
場合に応じて、こちらから連絡することもできます。また、今の職場を辞めるための相談なども受けてくれます。
保育士からの転職で活用すべき転職サービス
マイナビエージェント|20〜30代の転職活動に最適!
『マイナビエージェント』の特徴
有名な就職サービス『マイナビ』が運営する転職エージェントサービスが「マイナビエージェント」です。
キャリア事業の大手ならではの信頼感と、太いパイプが売り。
特に20〜30代向けの求人情報に強みがあるため、転職が初めてで不安な若手社会人の方におすすめです。また、相談しながら転職活動を進めたい人にとっても力強い味方になってくれます。
20〜30代の方はほかの転職エージェントと同時に登録しておくことをおすすめします。
どんな人にオススメ?
- 希望する職種・業種が複数ある方。
- 大企業からベンチャー企業まで、あらゆる選択肢を考えているが転職に自信がない方。
- 20〜30代、第二新卒の方で、転職活動の選択肢を増やしたい方。
転職エージェントって、ひとつ登録しておけばいいの?
転職エージェントは複数活用することで最も転職成功率がアップするデータがあるんじゃ!
エージェントのうち、2つ〜4つのエージェントに登録しておくと良いじゃろう!
複数の転職サービスを活用して、転職を成功させるんじゃ!
下記から、様々な業界に分けておすすめの転職サイトを業界・職種名で探すことができます。
まとめ|保育士からの転職を成功させよう
転職エージェントを使えば、自分に合った求人を見つけることができるじゃろう!
わかったよ、はかせ!
まずは「転職エージェント」に登録してみるね!
…それにしても、はかせはどんな仕事をしているの?
それはお母さんに聴きなさい。
今回は、保育士から他の仕事へ転職したいと考えている方に向けて、「保育士からの転職先」や「転職活動のポイント」を解説してきました。
保育士を経験してきた方が、ほかの仕事へ転職することには大きな勇気が必要です。不安になってしまうことは当然なのです。
しかし、今回解説した内容をもとに準備していけば、転職活動を余計な悩みを抱えること無く進めることができます。
ぜひ参考にして頂き、転職を成功させてくださいね。
はかせ、ボク保育士を辞めてほかの仕事へ転職したいと思ってるんだ…
でも、転職するのは不安でさ…