中間管理職の仕事は、部下と上司の板挟みに合うことがとても多いですよね。今現在も、その状況が継続しており、何かと悩みの絶えない生活を送っている方も多いことでしょう。
中間管理職は、部下の管理から上司への提言まで、様々なことを行います。学びのある立場のはずが、ストレスばかりで仕事が手に付かない…なんて逆転した状況も。
そこで今回は、中間管理職の方のストレス解消法をご紹介していきます。この記事を参考にして頂き、あなたの働き方が少しでもよくなるよう、丁寧に解説していきます。
INDEX
中間管理職のストレスの原因は?
中間管理職の仕事におけるストレスの原因は、下記の3つに大別できます。自分はどれに当てはまるかを客観的に分析してみることで、ストレスに対してどのような対応をすべきかがわかりますので、ここで確認してみましょう。
1 部下に関する問題
ストレスの原因のひとつは、「部下に関する問題」です。
たとえば、部下から相談を受けたり、部下が引き起こしたミスや失敗の責任を肩代わりしたりと、上司であるあなたがすべきことは多いはず。自分のことならいざ知らず、部下が起こした問題に対処しなければならない立場であることは、「心労が絶えない」と感じるひとつの大きな原因になります。
部下のフォローアップはマネジメントのひとつとして大変重要ですが、一人ひとりの部下に対して適切なアドバイスをするためには頭を悩ませなければなりませんから、「自分の仕事が進まない!」と心の中では不満に思うことも多いのではないでしょうか。
2 上司に関する問題
上司の指示がお世辞にも上手くなかったり、上司と上手くコミュニケーションが取れなかったりすることは中間管理職でなくとも有り得ることです。しかし、部下を抱えつつ上司の指示を仰いで仕事をするということは、その分だけ上司と部下の橋渡し的存在にならなければいけないということになります。
また、仕事ができる人であればあるほど、上司の能力不足に頭を悩ませているでしょう。「自分ならもっと上手くやれる…」そう感じながら仕事をしている方も多いのではないでしょうか。
3 業務内容に関するプレッシャー・疲れ
部下・上司との関係性を除けばストレスの要因が無くなるかというと、そう簡単にはいきません。管理職と言う立場上、役職がない時代の何倍もの成果と責任が出てきますから、業務内容に関するプレッシャーも相当なものになります。
真面目な方ほど、「一生懸命自分の役割を果たさなければ」と考えてしまい、1人で多くを抱え込んでしまいます。疲れが溜まっていき、本来発揮できるはずのパフォーマンスすらも出せなくなってしまうこともあります。
1〜3と、中間管理職の方が直面するストレスの原因についてご紹介しました。あなたはどれに当てはまるでしょうか? 次に、そんなストレスを解消するための方法をご紹介していきます。
中間管理職のストレスを解消するための4つの方法
ここでは、中間管理職の方がストレスを解消するための方法をご紹介していきます。実践することでストレス解消に大いに役立ちますので、ぜひすべての項目を参考にしてください。
1 生活習慣の改善
関係ないように思えるかもしれませんが、食生活の改善はストレス解消にも繋がると言われています。精神安定や神経の伝達機能の興奮を抑える効果のある成分を下記に掲載していきます。
■イライラを抑える食物の成分
- トリプトファン
- カルシウム
- ビタミンB6
- マグネシウム
- ビタミンB1
- ビタミンC
- タンパク質
また、適度な運動は、免疫力増加のほか、自律神経を回復させる効果があります。筋力トレーニングやジョギング、あるいはウォーキングなどを定期的に行うこともストレス解消方法のひとつです。
このストレス社会の中、およそ9割の人の自律神経が崩れていると言われています。ビジネスの現場でも、最高のパフォーマンスを発揮するためにも、副交感神経を高めることが非常に有用だと言えます。
食生活や運動など、身体機能を安定させることも「ストレス」を解消する方法としては有効です。悩みとは異なり、生活習慣は自分で変えることができますから、まずは日頃の生活を見直してみましょう。
2 精神を落ち着かせる趣味を持つ
先程挙げた運動のほか、読書や瞑想などの「精神を落ち着かせる趣味」を持つことも大切です。余暇時間に意識的に楽し無事のできる趣味を持つことで、仕事をよりポジティブにこなしていくことができます。
中間管理職の方が感じるストレスは、突発的に溜まるものではなく「毎日の積み重ね」の中で少しずつ溜まっていくものです。まずは、休日を使ってココロを休ませることができるよう、意識的に趣味へと余暇を使ってみてはどうでしょうか。
おすすめ記事:【忙しい社会人のための】「趣味を見つけたい人」におすすめの趣味5選!
3 タスク管理
不安な気持ちや焦る気持ちを漠然と持っているだけで、ストレスに対する耐性は減ってしまいます。ストレスは先々の予定をはっきりさせることで和らげることができます。
おすすめ記事:【すぐできる】仕事の不安を解消できる5つのスケジュール管理法をご紹介! – IKIKATA
4 仕事を変える(転職する)
ここまで、中間管理職のストレスを少しでも改善するための方法についてご紹介してきました。しかし、「本当に悩んでいる人」は、ここまでご紹介してきた方法ではどうしようもない…と感じる人のほうが多いのではないでしょうか。
IKIKATA Databaseでは、管理職の方が転職するにあたって「成功するポイント」や「転職するための方法」を様々な記事でご紹介しています。「中間管理職」としての悩みは、あなた自身の振る舞いや仕事の仕方で改善することもありますが、「人間関係の悩み」は、自分ひとりの問題ではなく職場環境の問題なのかもしれません。
おすすめ記事:管理職の転職は不利?若手と同じ転職方法を取るのはNGな理由
おすすめ記事:管理職の転職は難しい?理由と成功させるための解決策とは
また、下記ではおすすめの転職エージェントをご紹介しています。「転職エージェント」は、転職が不安な方や、初めての方が活用すべき転職サービスです。詳細は下記で説明していますので、転職を検討している方は下記から読み進めてみてくださいね。
転職するなら…転職エージェントを活用しよう
転職を検討している方の中で、「転職は初めて」という方は、「転職エージェント」を活用した転職先選びをおすすめします。
転職エージェントは、いわばあなたの転職活動をすべてサポートしてくれる秘書のような存在。転職相談やスケジュール調整の他、面接に必要な情報を教えてくれたり、面接準備をサポートしてくれたりと心強いサポーターになってくれます。
特に、志望している業界に精通しているエージェントを選ぶと、転職活動を有利に進めることができます。
転職エージェントを使うことのメリット・デメリットは?
転職エージェントとは、いうなればあなたの「秘書」のような存在です。転職エージェントサイトは多数ありますが、共通しているのは「担当者がつき、転職活動を一貫してサポートしてくれる」ということ。
ここでは、転職エージェントを使用することのメリット・デメリットをご紹介しています。転職を検討している方は、下記のメリット・デメリットをよく理解した上で活用していきましょう。
メリット
自分に合った職場を探してくれる
転職エージェントの最大の特徴は、業界や転職事情に精通したエージェントが転職相談に乗ってくれること。つまり、あなたの特性や経歴を活かしたアドバイスを受けること、「どんなところに転職すべきか?」といった悩みを相談することができるということです。
その上で求人を紹介してくれるため、「自分に本当に合っているのだろうか?」という悩みを持つ必要がなくなりますし、万が一悩みを持ったとしても、その都度相談をすることができます。
転職が初めてな方や、転職に大きな不安を抱いている方にとって、一人で転職活動を行う必要がない転職エージェントはかなり心強い味方であるといえます。
転職活動に必要な準備をサポートしてくれる
相談やアドバイスだけではなく、内定を得るための面接の準備や面接に必要な選考書類の準備を行ってくれるのもエージェントの特徴です。また、在職しながらの転職活動で最も不安のある「スケジュール調整」も、最適な日程を企業側と相談した上で決めてくれるため、面接のスケジュール調整がとても楽になります。
転職活動は想像以上に「すべきこと」が多いため、「まず、何をすべきかわからない」という方にはぜひ転職エージェントをおすすめします。
デメリット
自分で数多くの求人情報を見ることができない
転職活動を複数回行っている方や、既に細かな条件等まで決まっている方にとっては、「多くの求人情報を見たい」が転職活動の最大のポイントといえます。
転職エージェントは、最適な求人を提案してくれるという点では優れていますが、どうしても「自分でみたい」という場合の量や効率としては一般の転職サイトに劣ります。
しかし、その分ひとつひとつの求人情報を綿密に紹介してくれるため、求人内容に対する信頼性は高いといえます。
転職する業界や職種・業種などが明確になっていない場合、一人で転職サイトを使い多くの求人を見ることは、転職活動に多くの時間を割いてしまうことになりますので、注意が必要です。
担当するエージェントによって対応が変わる
転職エージェントは、転職者によって担当者が就くシステムなので、その分具体的なサポートを得ることができます。反面、担当するエージェントによって、対応やアドバイスの内容に幅があることに注意が必要です。
転職エージェントサービスは、複数活用する方がとても多いというデータがあります。
転職エージェントは「4社」以上の活用で転職に成功する割合がぐんと上がります。担当者に不安がある場合でも、それを解決する方法はあるといえますね。
転職エージェントの登録後の流れ
転職エージェントの一般的な「登録後の流れ」は次のようになります。転職エージェントごとに細かな流れが異なる場合もありますが、大まかに流れをおさえておくことで、円滑に転職活動をすすめることができるでしょう。
- 個人情報入力後、エージェントからカウンセリング(転職の相談)の日程調整の連絡が1〜2週間で来る。
- エージェントとのカウンセリング(転職の相談)を行う。
- 相談を踏まえてエージェントが求人を紹介してくれる。
- 履歴書などの書類準備&応募する企業を決める。
- 面接準備をエージェントと相談しながらする&面接本番。
- 内定後、入社日や給与などの条件交渉をエージェントを通じて行う。
カウンセリングや相談のタイミングで、「面接前の不安事項」「内定後の入社日や給与交渉」「退職の調整」の方法はどんどん質問し、出来る限りエージェントから情報を受け取りながら転職活動を進めていきましょう。
管理職が転職する際に活用すべき転職サービス選びのコツ
転職エージェントは、複数活用することで最も転職成功率が高まります。これを機に登録をしておきましょう。
エージェントサイトは、必要項目を入力し登録完了した後、メールや電話等であなたの日程に合わせて転職支援を行ってくれます。「今仕事が忙しい!」「時間がないかも…」と不安な方も心配せずにまずは登録してみましょう。あなたの転職成功率がグンと上がります。
■転職エージェントを選ぶコツ
- 求人数(多くの数がある分、選択肢が増える)
- サポート内容(エージェントサイトによってサポートしてくれる内容や方法が変わる)
- どの業界に強いか?(職種・業界に特化したエージェントがある)
この3つの観点から、自分にあった転職エージェントを複数活用していくことをおすすめします。
リクルートの転職サービス『リクルートエージェント』
『リクルートエージェント』の特徴
「リクルート」が運営するエージェント型転職サービス。最大の特徴はリクルートのパイプを活かした多数の求人案件にあります。
業界ごとに精通したアドバイザーが、給与等の条件や面接対策などといったサポートをしてくれますので、転職に不安があるが、選択肢は多く持ちたい方が活用できる転職サービスです。
どんな人にオススメ?
・転職活動の条件などの交渉に不安がある方(代行してやってもらえます)
・面接や選考の書類など、具体的な転職活動の準備が不安な方。
・自身のスキルやPRポイントなどがよくわからず、転職に悩んでいる方。
管理職の転職におすすめのサイトを掲載中!転職サイトTOP4
まとめ|解決しない時は「職場を変える」方法もある
今回は、「中間管理職のストレスの原因」「ストレスを解消する方法」をご紹介してきました。日々のストレスをどう受け流し、仕事に集中できるようにするかは喫緊の課題です。
しかし、「1人で悩むべきではない問題」は必ず存在します。もしあなたが、「どうしようもない状況」になっていると感じているのであれば、職場を変えることも選択肢のひとつとして検討すべきでしょう。