理学療法士として転職したいと考えている方の中には、実際の転職活動の進め方や、求人の探し方、そして転職できる職種・職場の選び方・探し方に関して不安・心配な人が多いのではないでしょうか?
理学療法士として転職することは今では十分可能ですが、選ぶ職場・職種や転職理由によっては、転職するのが難しくなってしまいます。
特に、理学療法士から他職種に転職したいと考えている方や、理学療法士としてさらにキャリアアップしたいと考えている方は、転職先の探し方が何より重要になります。
また、理学療法士として転職する際に必要な知識や正しい時期・タイミング、年齢、辞める際にやるべきことなどをチェックしたうえで転職活動を始めることが求められます。
そこで今回は、理学療法士として他の職場へ転職したい方や、他職種へ転職したいと考えている方向けに、転職できる職種一覧や転職活動の流れ・ポイントやおすすめ転職サイトについて解説しています。
今回の記事を参考にすることで、転職活動をスムーズに進めることができます。ぜひ参考にしてください。
ぼっちよ、転職活動は最初の行動が肝心じゃ!
転職活動でおさえるべき知識を学んだうえですぐに行動に移すことが大切じゃぞ!
特に重要なのは「求人の探し方・選び方」じゃ!
INDEX
- 1 理学療法士から一般企業・他職種へ転職するなら「総合型転職エージェント」がおすすめ
- 2 理学療法士として転職するなら「理学療法士専門転職エージェント」がおすすめ
- 3 理学療法士はどんな転職理由があって仕事を辞めるのか?
- 4 理学療法士が転職できる年齢に限界はあるのか?
- 5 理学療法士が転職先として選ぶべき職場の条件
- 6 【理学療法士を続ける方へ】理学療法士がキャリアアップするための考え方
- 7 理学療法士から他職種へ転職できる職種は?
- 8 理学療法士が転職するときにおさえておきたい注意点
- 9 転職エージェントの登録後の流れ
- 10 理学療法士から他職種への転職で活用すべき転職サービス
- 11 理学療法士として転職するときに活用すべき転職サービス
- 12 理学療法士向け!転職サイト・転職エージェントランキングTOP5!
- 13 【Q&A形式】理学療法士の転職でよくある悩みと解決策
- 14 まとめ|理学療法士の転職を成功させよう
理学療法士から一般企業・他職種へ転職するなら「総合型転職エージェント」がおすすめ
理学療法士から一般企業や他職種に転職したいと考えているなら、全業界から求人を探せる「総合型転職エージェント」がおすすめじゃ!
「転職サイト」ではなくて、エージェントなんだね?
何が違うの?
簡単に言うと、転職エージェントは…
- 登録者に合った求人の紹介
- 履歴書や面接対策
- 面接や入社日の日程調整
- 内定後の退職サポート
をおこなってくれる転職支援サービスなんじゃよ。
最初に結論からお話しますと、理学療法士から他職種・異業種へ転職したい場合には、「総合型転職エージェント」がおすすめです。
理学療法士ではなくほかの職種に転職したいと考えていたり、一般企業に理学療法士として転職したいと考えている方は、「どんな仕事の求人があるのか?」がすぐに分からないはずです。
転職エージェントに相談すれば、あなたの理学療法士としての経験・スキルを活かせる職場求人を複数紹介してくれます。
また、転職活動のほとんどを代行してサポートしてくれるため「職場にバレずに転職活動をしたい」という方にもおすすめ。
総合型転職エージェントであれば、まず最初にマイナビエージェントをおすすめします。
マイナビエージェント|20〜30代の転職活動に最適!
『マイナビエージェント』の特徴
有名な就職サービス『マイナビ』が運営する転職エージェントサービスが「マイナビエージェント」です。
キャリア事業の大手ならではの信頼感と、太いパイプが売り。
特に20〜30代向けの求人情報に強みがあるため、転職が初めてで不安な若手社会人の方におすすめです。また、相談しながら転職活動を進めたい人にとっても力強い味方になってくれます。
20〜30代の方はほかの転職エージェントと同時に登録しておくことをおすすめします。
どんな人にオススメ?
- 希望する職種・業種が複数ある方。
- 大企業からベンチャー企業まで、あらゆる選択肢を考えているが転職に自信がない方。
- 20〜30代、第二新卒の方で、転職活動の選択肢を増やしたい方。
理学療法士として転職するなら「理学療法士専門転職エージェント」がおすすめ
理学療法士としてほかの施設・職場に転職したいのであれば、「理学療法士専門の転職エージェント」を利用するのが良いじゃろう!
さっきの「マイナビエージェント」とは何が違うの??
- 登録者に合った求人の紹介
- 履歴書や面接対策
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などのサポートは同じなのじゃが、取り扱う求人が異なるのじゃ。
理学療法士専門の転職エージェントでは、ほかの職種の求人を取り扱っておらず理学療法士に特化しているんじゃ。
そのため、担当者のコンサルタントも理学療法士業界に詳しいぞ!
総合型転職エージェントは、全業界・職種/業種の求人を紹介してくれる転職支援サービスです。一方、理学療法士専門の転職エージェントもあります。
専門のエージェントの魅力は、担当者としてサポートしてくれるコンサルタントの専門性と、紹介してもらえる求人の質の高さにあります。
専門特化している分、求人の質が高くサポートも手厚いため、理学療法士としてキャリアアップや年収アップしたいと考えている転職者におすすめです。
理学療法士の転職・求人募集なら『理学療法士WORK』
『理学療法士WORK』の特徴
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・無料登録後、希望条件にあう求人があったら、面接の段取り等もキャリアエージェント(代理人)が調整。
・入職条件と入職後の実情に食い違いがないように専任のコンサルタントがしっかりと入職条件を確認。給与・休日などの条件交渉や入職後のトラブルに関してもコンサルタントが引き続きアフターフォロー。
どんな人にオススメ?
- 理学療法士として年収アップ・キャリアアップしたい方。
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- 多数の掲載求人から自分の志望している条件を比較検討したい方。
ここで登録を迷った方は、まだ転職に関する不安が残っているはずです。
この記事では、これから理学療法士として転職する方や、理学療法士から他職種へ転職したいと考えている方に向けた情報を解説します。
読み終えたころには、転職活動自体にはリスクがないことが分かり、転職に関する不安も解消できるでしょう。ぜひ最後まで参考にしてください。
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理学療法士はどんな転職理由があって仕事を辞めるのか?
ほかの理学療法士って、どんな理由で仕事を辞めるんだろう?
同僚とはそういう話しないし、聞きづらいから聞いたことなかったなぁ。
転職理由は「転職先選び」の際に非常に重要になるんじゃ!
転職理由をはっきりさせておくことで、次の転職先を選ぶ基準を決めることができるぞ!
世の中の理学療法士の方々が、仕事を退職したいと考える理由のことを「転職理由」と呼びます。この転職理由は、理学療法士の方々の中でもそれぞれ異なるようです。
あなたにはどんな転職理由があるでしょうか?
もし「辞めたいとは感じているものの、理由はあいまいだな」と感じるのであれば、下記の転職理由を参考に、あなたが心の中で次の職場で求めていることを洗い出してみましょう。
1 理学療法士業界の将来性に不安があるから辞めたい
理学療法士は資格取得が簡単なわけではありません。しかしながら、資格を取得する方法は多様化しているために、資格所有者は年々増加傾向にあります。
理学療法士を取得して働き始める若い年代が増えているということは、それだけ理学療法士業界が数多くいるということ。つまり、「人が足りている」という状態です。
参照元リンク: 理学療法士を取り巻く状況について – 公益財団法人日本理学療法士協会
施設や職場の経営状態により給与額は変化するものの、業界全体として人數が増えているということは、それだけ給料の相場が低くなりやすいということでもあります。
そのため、給与額や待遇、将来的なライフプランを考えたときのお金の悩みなどから、理学療法士として働き続けることに不安を感じる人が多いのです。
将来性を考えて辞めたいと考えている方は、異職種転職を検討してみるべきでしょう。
2 職場の雰囲気や上司・同僚との人間関係を理由として辞めたい
「職場全体の雰囲気や施設の経営方針に納得がいかない」「上司や経営層の方針や考えに不満を感じる」「同僚や上司の仕事の姿勢に嫌気がさした」などの理由で理学療法士を辞めたり、ほかの施設に転職する方も一定数存在します。
ただし、理学療法士業界に限らず、「人間関係だけ」を理由に転職する人は実はそれほど多くありません。
大手転職サービスを運営している「DODA(ドゥーダ)」が調査した「転職理由ランキング<最新版> 総合(2017年のデータ)」によると、人間関係を理由として転職を決めた人は「14位」となっています。
それほど高い数値があるわけではありません。
しかし、たとえば「人間関係が悪いうえに成長できる仕事がない」「給料が低いうえに人間関係も悪い」など、何か他の理由と合わさることで転職を決意する理由になることが多いです。
また、人間関係が仕事に支障をきたす原因になったり、経験・スキルを学べる機会を減らす事になっていたりする場合は、すぐに転職するべきでしょう。
なぜなら、あなたの理学療法士としてのスキルアップに関わることだからです。
転職エージェントを通して職場の雰囲気や社風が良い施設を調べてもらい、実際に見学したうえで入職を決める…といった方法で安心して転職先を探すことをおすすめします。
3 残業が多い/休みがない/体力・精神的につらいので辞めたい
「残業が多い」「休みがない」という理由で、理学療法士として働く職場を変えたり、理学療法士自体を退職したりする方もいます。
施設の経営状態や方針によって、理学療法士の働く環境は大きく異なります。残業が多く、肉体的・精神的につらい状況にあるのであれば、すぐに転職をするべきです。
特に、過労死ラインと呼ばれる月80時間以上の残業が発生している職場の場合は、早めに転職先を見つけることが大切になります。
また、身体的には大丈夫でも、環境によっては精神的に疲弊してしまう職場も少なくありません。場合によっては、理学療法士という職業そのものにストレスを感じる方もいるでしょう。
すでに3年以上理学療法士を続けていても、理学療法士の仕事に魅力を感じないのであれば、他職種も含めて転職先を探すほうが良いです。
4 理学療法士の適性が自分にないと感じる/仕事が向いていないと感じる
理学療法士という職業や仕事内容自体の適性が自分にはないと感じ、ほかの仕事に転職しようと考えている方も多いです。
実際、仕事が自分に向いているかどうかは、個々人の働く環境や周りの同僚・上司に左右されることがあります。
たとえば、基本的な仕事ができるのに、上司や同僚からは評価されていないなど周りの環境に恵まれていなければ「自分には理学療法士という仕事が不向きなんだ」と感じるはずです。
ただ、だからといって「無理をしてでも同じ仕事を続けるべきだ」という話になるわけではなく、「向いているかどうか?」という疑問への答えを、自分なりに持つことが大切です。
「自分は患者とのコミュニケーションが得意だけど、この業界自体に興味がないせいで仕事が身につかない」と客観的に見ることができれば、次の他職種での仕事も見つかります。
5 他職種・他業界の仕事に興味を持った
理学療法士として働くことに特段デメリットや苦しさ、悩みを抱えていなくても、転職活動を始める人がいます。それが、「他職種や他業界の仕事に興味を持った人」です。
今の時代「定年まで一つの仕事をこなし続ける」という職業観は正しくなく、人生において職業を何度か変えていき、専門性や職能を身に着けていくことが大切になります。
それは、理学療法士業界や介護・医療業界内で働き続ける場合でも同じで、常に新しいことを学んで、稼ぐ力や仕事をこなす力を培う必要があるのです。
たとえば、患者とのコミュニケーションのスキルと介護業界における専門性を活かして、介護・医療関連企業の営業職として活躍するなど、経験・スキルを活かした働き方は多種多様です。
そのため、これまでのセオリーどおりの理学療法士の働き方を一度辞め、ほかの人に代替されない環境に身を置く考えも重要になります。
他職種・他業界への転職を成功させるには、広い業界を見渡しながら転職活動をすることができる「総合型転職エージェント」を利用することをおすすめします。
理学療法士が転職できる年齢に限界はあるのか?
理学療法士でも、他職種・他業界を含めて転職活動をすることが大切なんだね。
でも、そもそも理学療法士って何歳でも転職できるものなのかな??
理学療法士にかぎらず、転職活動は年齢によってやり方が少しずつ変わってくるんじゃ。
ここでは、各年代別に転職活動で注意するべきポイントをご紹介していくぞ!
理学療法士からほかの職種へ転職する場合でも、ほかの施設で理学療法士として転職する場合でも、年齢別に転職活動で注意するべき点が変わることに注意が必要です。
なぜ年齢ごとに転職活動の方法が変わるのか。それは、転職市場で企業や施設が求める人材像が年齢ごとに変わってくるためです。
下記では、年齢ごとに転職活動で注意するべきポイントを解説していきます。
1 20代理学療法士の転職活動の注意点
20代理学療法士の場合は最も他職種・他業界への転職がしやすい年齢であるといえます。
理由としては、まだ理学療法士としての経験・スキルが浅い分、ほかの業界における知識や経験を学ぶことで「伸びしろ」が期待できるためです。
特定業界に染まっていない「ポテンシャル(可能性)採用」と呼ばれる中途採用の考え方があります。
これは若い年代の人材を自社で確保して、将来に渡って会社の利益に貢献してくれる人材に入社してもらう採用方法なのです。
他職種への転職のうち「未経験可」の求人に応募することができるのは20代に限りませんが、内定をもらいやすく幅広い業界を選べる強みは20代にあります。
2 30代理学療法士の転職活動の注意点
30代理学療法士からは、理学療法士としてのこれまでの経験・スキルなどの専門性によって評価されます。また、管理職経験などが求められることも多いです。
20代と比較して未経験可の他職種求人へ転職するのはむずかしくなりますが、前職の理学療法士としての専門性があれば、各業界で理学療法士の知識や経験を求めている企業に転職することができます。
また、未経験可の求人であっても、年収が現状維持以下になることを除けば問題なく応募できるケースが多いです。
3 40代以降の理学療法士の転職活動の注意点
40代以降の転職活動では、マネージャークラス・管理職クラスで理学療法士業界や介護・医療業界内で転職することが最も確実です。
40代以降は、どんな業界でも中途採用者に業界における深い知識と経験+マネジメント能力が求められます。
そのため、理学療法士の仕事経験が豊富であっても、ほかの業界で未経験職種求人に内定をもらうのは結構むずかしいですし、希望条件に合わない給与・待遇であることが多いです。
一方、20代や30代と比べて、理学療法士業界内での年収アップやキャリアアップは十分可能です。
年収獣しか、働きやすさ重視なのかでも求人の探し方は変わりますが、理学療法士として転職するなら、経験・スキルを高く評価されるでしょう。
理学療法士が転職先として選ぶべき職場の条件
転職したいけど、どんな基準で転職先を選ぶべきか分からないや…
理学療法士の転職先として選ぶべき職場の基準を解説していくぞ!
今の職場より働きやすい転職先を見つけられるように準備しておこう!
理学療法士からほかの施設へ転職する場合でも、他職種へ転職する場合でも、転職先に求める基準を決めておくことが大切です。
「次の職場をどういう条件の求人から選ぶか?」を決めておくと、自分で求人サイトから求人を探すときや、転職エージェントに求人を紹介してもらうときに役立ちます。
1 雰囲気が良い職場を選ぶ
人間関係を理由として転職を決めた方は特に、経営方針や上司との関係性、同僚や職場全体の雰囲気をチェックしたうえで、社風が自分にあっているなと感じる場所を選ぶことが大切です。
医療・介護求人では、面接前に職場見学ができることが多いため、できる限り自分の目で転職候補となる職場をチェックしてくることをおすすめします。
また、他業種・他業界へ転職する場合も、可能であれば職場見学をするほか、転職エージェントが取材して入手している職場や仕事の実情などについて教えてもらうことができます。
2 給与が現状維持 or アップする職場を選ぶ
理学療法士の場合、リハビリ単価は固定ですが、訪問リハビリは地域などの条件で細かく異なります。そのため、年収額や給与額に大きな差が出ます。また、職場の経営状態によっても変化します。
また、ボーナスの有無や昇給制度についても同時に確認しておき、前の職場での収入を維持するか、アップさせることができる求人を選びましょう。
ただ、未経験職種に転職する場合は、前職の年収額を下回る可能性もあります。実際の相場を確認するため、同職種で異なる求人を見比べてみましょう。
転職エージェントの紹介や、転職サイトの求人検索を活用し、自分の年齢・職種でどの程度の年収・月収なのかを計算しておくことも大切です。
3 仕事内容をチェックする
他職種への転職の場合、転職したい職種の基本的な仕事内容と、転職先での主な業務については転職エージェントや求人の募集要項などをチェックして調べておきましょう。
また、理学療法士としてほかの施設に転職する場合でも病院なのか、介護施設なのかで業務内容は大きく異なります。
あなたが「こういう仕事をしたくないから転職しよう」という動機で転職活動を始めるのであれば、間違っても同じような内容の仕事に転職しないよう、注意しなければなりません。
4 将来性やキャリアアップの観点から選ぶ
理学療法士には将来性がないという理由で、理学療法士を辞める人は数多くいます。
しかし、将来性という言葉はあいまいなもので、理学療法士として求められる経験・スキルは多種多様です。働く場所や本人の努力、転職時期によっては、将来性が明るくなることがあります。
将来性の見方としては、転職候補先で自分と同じような立場の人がどのような役職についているのか、昇進やキャリアアップのプランを確認すること。
理学療法士なら、理学療法士部門のトップがどのような業務を行っているのかを確認し、モデル年収を検討します。
他職種への転職であれば、研修制度や教育制度が整っているか、未経験から何年ほどで活躍できる人材になることができるか、という観点が重要です。
理学療法士として転職を考えている方の中には、給与アップや仕事自体の楽しさよりも「業務内容が楽な仕事に就きたい」と考えている方もいるはずです。それは決して悪いことではなく、基準のひとつとして持っておくのはとても大事です。
しかし、世の中には「楽な仕事」というテーマで様々な仕事が紹介されていることがあります。理学療法士であれば、「デイサービスは楽」「老健だと楽」といった情報です。
こういった情報は、具体的なケースや条件に限定された話であり、すべての求人に当てはまることではありません。転職先を探す際には、求人一つ一つの施設・職場の雰囲気を調べたり、転職エージェントに相談して職場の雰囲気や実情を教えてもらったうえで転職することをおすすめします。
【理学療法士を続ける方へ】理学療法士がキャリアアップするための考え方
理学療法士として働き続けたいのであれば、とにかく学び続ける姿勢が大切じゃ!
今後、理学療法士の業界は厳しくなっていくが、キャリアアップを目指して努力するためのポイントを解説していくぞ!
他職種に転職する場合もそうだけど、現状維持では今後やっていけないもんね。
理学療法士は、養成校を卒業し国家試験に合格すればなることができます。ただ、そこがゴールではなく、働き続ける中で経験・スキルを培っていく必要がありますよね。
今後ますます資格取得者が増えていく中で、あなたが理学療法士として活躍し、年収・待遇を維持していくためには、一定以上の努力と結果が必要なことは事実。
ここでは、「理学療法士を続けたい」と考えている転職者向けに、今後のキャリアアップのための考え方をご紹介していきます。
1 「仕事をしながら勉強する」を習慣化すること
医療分野は、経験や現場ベースで仕事が進みます。飼料を作成するだけでは患者をサポートすることはできませんし、日々新たな知見が生まれているため、IT業界並みに革新のスピードが早いはずです。
しかし、勉強するしか知識の革新スピードに気づく方法がないため、努力しないまま理学療法士の仕事がおろそかになってしまう人もいます。
医療業界で仕事に従事している以上は、リハビリ関連の教材や書籍を購入したり、論文を読んだり…といった、継続した学習が必要になります。
また、理学療法士協会に所属すれば、プログラムを受講することができます。専門理学療法士や認定理学療法士を取得することも視野に入れましょう。
2 現場の仕事に慣れるだけでは経験不足であること
知識を学ぶだけではなく、現場の患者のリハビリを通して学んだ知識をアウトプットする必要もあるでしょう。
また、学びたい分野があるために職場を変えることも検討するべきで、「仕事に慣れたからいいや」と努力を怠る環境にいるのはあまり良い方法とはいえません。
たとえば、急性期・回復期の病院でリハビリをおこなう経験を学びたいなら大型病院への勤務を検討するなど、臨床経験を自分の学びたい部分に合わせて行くことも重要です。
3 キャリアプランややりたいことを突き詰めて考えておくこと
「将来的には、理学療法士としてどのように働きたいのか?」という質問に応えられる状態で日々学習し続け、将来を見据えて働くことができれば、理学療法士として長く活躍し続けることができます。
たとえば、下記のようにキャリアプランを練ります。
- 病院から介護保険施設に転職しリハビリテーション全体を俯瞰したのちに病院に勤務
- 病院で経験を積んだ後に訪問看護ステーションへ転職
- 大病院で実務経験を得ながら知識を学び論文を執筆する
たとえば、訪問リハビリでは歩合給制度があるため、今の年収額以上に稼ぐことも可能です。年収アップしたいなら、基礎的な知識経験を身に着ける必要があるでしょう。
また、リハビリテーション自体の発展を担う人材になりたいなら、今のうちから高度な学習をしなければなりません。
理学療法士として本当にやりたいことを決めておくと、転職や将来性などの不安要素も解消することができます。
理学療法士から他職種へ転職できる職種は?
理学療法士から他の仕事を目指すべきなのはわかったけど…
実際、どんな仕事を目指せるんだろう??
未経験から目指しやすい職種から先に紹介していくぞ!
結論からいうと「営業職・販売職」「事務職・経理職」が未経験から目指しやすい職種じゃ!
理学療法士の方が他の職種へ転職する場合には、どのような仕事に転職することが可能なのでしょうか?
ここでは、未経験から働きやすい職種をご紹介しています。
1 販売職・営業職
アパレル・化粧品などの販売職は、正社員・パート・派遣など様々な業態の求人があります。
また、営業職は業界を問わずほとんどの企業で募集していますから「興味のある分野」から求人を探す際におすすめです。
「商品を売る仕事をしたい」「接客をしたい」方は、販売職や営業職を目指すと良いでしょう。営業職・販売職は年収が求人によって大きく変わりますが、収入アップも可能です。
おすすめ記事:未経験から営業職へ転職を成功させるための5つのポイント
おすすめ記事:販売職への転職はエージェントを活用しよう!転職成功のコツ
2 事務職・経理職
事務職・経理職も、未経験から目指しやすい職種です。「医療事務」などの専門的な資格が必要な職種を除き、ほとんどの一般事務職では特定の資格が必要ありません。
また、事務ではPCによる資料作成スキルのほか、オフィスの来客対応などの業務を行うことがほとんどです。そのため、一般的な事務スキルは前もって勉強しておきましょう。
また、20代までであれば特に未経験からでも転職しやすいため、目指す場合にはできる限り早く転職することがおすすめです。
給料は安定していますし、繁忙期を除き残業が少ない求人も多いため、魅力的です。
おすすめ記事:未経験から事務職へ!転職を成功させる5つのポイント
ほかにも、「プログラマー・Webデザイナー」などのIT系職種を未経験から目指すことも可能です。また、「看護師補助」「介護」など、未経験からでも働くことのできる医療福祉分野の仕事はほかにもあります。
TOPページでは、ほかの職種・業界の転職サイトもご紹介しています。志望する業界が決まっている方はぜひ参考にしてください。
理学療法士が転職するときにおさえておきたい注意点
実際に転職活動を始めるときには何に注意すれば良いの?
転職活動を始めるにあたって注意するべきことは下記でまとめておるぞ!
ざっくり目を通して、転職活動の流れを理解するんじゃ!
下記では、転職活動で必ずやるべきことを説明しています。すべて参考にして頂き、スムーズに転職活動を進めていきましょう。
1 条件を明確にする
転職活動で最も大切なことは、転職先に求める条件を明確にすることになります。
条件とは、下記のポイントです。応募する求人を決める前にしっかり考えておきましょう。
- 「給与」「勤務地」「休日」などの待遇条件
⇒募集要項をよく見る - 社風や人間関係などの職場環境
⇒職場見学・エージェントに教えてもらう - 仕事内容や任される業務の範囲
⇒募集要項・会社HP・エージェントに教えてもらう
転職エージェントでは、紹介してくれる職場の社風や上司の特徴などの独自データを持っている場合がほとんどです。
転職後に「イメージと違った職場だった」ということがないように、あらかじめ転職先に求める条件を整理した上で、応募する求人を決めましょう。
2 正しい時期・タイミングで転職活動を始める
正しいタイミングで転職活動を始めることが大切です。転職活動を始めるのは、新しい職場で働き始める半年前から転職活動を始めることをおすすめします。
なぜなら、3ヶ月前には今の職場を退職する旨を上司に伝えなければならないからです。基本的には1ヶ月前に伝えれば良いのですが、理学療法士や医療業界では、3ヶ月前に伝えると迷惑がかかりません。
また、仕事を辞める時期ですが「9月」「3月」を目処に退職することを前提にしておけば問題ないでしょう。異動などがあっても、3ヶ月前に伝えるため職場に迷惑がかかりません。
3 選考書類対策・面接対策をおこなう
面接対策は、採用面接を突破するために必ず行うべき準備です。
就職活動のとき以上に、業務経験や具体的な仕事のスキルなどについて質問されることが多いため、必ず事前に準備しておく必要があります。
面接対策は、下記のポイントに沿って行いましょう。
- 自己PR
⇒あなたの経験・スキル・資格を整理しておく - 職種の志望動機(営業・事務など)
⇒他の職種ではなく、なぜその職種として働きたいのか? - 会社を選んだ志望動機
⇒他の会社ではなく、なぜこの会社なのか?
面接対策は、転職エージェントがサポートしてくれます。
一人で転職面接対策をすることに不安を持っている方は、エージェントにサポートしてもらいながら面接準備を行いましょう。
4 退職手続きの準備方法を知る
退職手続きは、今の仕事を円満に辞めるために最低限行うべき準備のことを指します。
手続きのやり方を知っておくと、転職で余計なことに悩んでしまうのを避けることができます。
- 退職する旨を上司に伝える
- 退職届・退職願を会社に提出する
- 書面の手続きを行う
退職手続きは、実際に転職活動を始めてからでも遅くありませんので、焦る心配はありません。
書面の手続きで必要なものは、下記のとおりです。
会社に返却するもの
- 健康保険証
- 社員証明書
- 制服・備品など
会社から受け取るもの
- 源泉徴収票(転職先での申告や年末調整に必須)
- 雇用保険被保険者証(雇用保険を受け取る際に必要。1年以内の転職なら雇用期間が通算になる。)
- 年金手帳(14日以内に転職先が決まっている場合:転職先で年金加入に必要。転職先が決まっていない場合:退職後14日以内に国民年金に自身で加入する)
- 離職票(失業給付やハローワークに提出する場合必要。一般的には退社後送付される。)
手続きは煩雑ですので、心配な場合は転職エージェントや今の職場の信頼できる上司、会社の窓口に相談しておきましょう。
5 転職エージェントを活用する
優良企業や働きやすい職場への転職を目指すのであれば、転職エージェントを必ず活用すべきです。
転職エージェントを使えば在職しながら転職活動ができるので、リスク無しで転職したい求人を見つけることができます。
転職エージェントのメリットは、下記にすべてまとめています。
転職エージェントのメリット
- 利用は無料
- 自分の求める条件に合った求人を紹介してくれる(何度でも)
- 転職先の内部事情を教えてくれる(職場の内情、給与の相場)
- 面接や入社日のスケジュールを代行してくれる
- 転職活動の手続きをサポートしてくれる(履歴書などの作成・面接対策)
つまり、あなたの転職をすべて無料でサポートしてくれるのが、転職エージェントになります。
転職エージェントは、あなたが求人に採用されることで利益を得るため、正社員転職を目指すあなたと目的は同じです。
大手エージェントであれば、「無理やり転職させられる」「ブラックな職場を紹介される」といったこともないため、安心して活用できるでしょう。
また、転職エージェントは4つ以上登録して使い分けると、転職成功率がアップするデータがありますので、複数のエージェントに登録しておくと良いでしょう。
>>「理学療法士」におすすめの転職エージェント・サイトTOP5を調べました
下記では、転職エージェントに登録したあと、どのように転職活動が進むのかを解説しています。
使うのが不安な方は、まず最初に「登録後の流れ」を参考にしましょう。
転職エージェントの登録後の流れ
転職エージェントに登録したあとって、どんな感じで転職活動が進むの?
大まかに流れをつかむために、「転職エージェントに登録後〜内定」までの流れを紹介しておくぞ!
転職エージェントに登録したあとの流れは下記の通りです。
転職エージェントごとに若干の違いがありますが、情報入力後にエージェントから連絡が来る点は同じです。
転職エージェント登録後の流れ
- 個人情報入力を入力したあと「転職相談」の日程調整の連絡が来る(一週間程度)
- 担当のエージェントと転職相談を行う。(対面か電話)
- 相談内容を踏まえてエージェントから求人紹介の連絡が来る
- 求人を選ぶ(希望するものがない場合は2へ)
- 面接の日程調整・履歴書や職務経歴書の作成をエージェントがやってくれる
- 面接対策・内定を得るためのアドバイスをもらい、面接を受ける
- 入社日・給与などの待遇交渉をエージェントが行ってくれる
決まったタイミングでしか相談ができないわけではありません。
場合に応じて、こちらから連絡することもできます。また、今の職場を辞めるための相談なども受けてくれます。
理学療法士から他職種への転職で活用すべき転職サービス
マイナビエージェント|20〜30代の転職活動に最適!
『マイナビエージェント』の特徴
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20〜30代の方はほかの転職エージェントと同時に登録しておくことをおすすめします。
どんな人にオススメ?
- 希望する職種・業種が複数ある方。
- 大企業からベンチャー企業まで、あらゆる選択肢を考えているが転職に自信がない方。
- 20〜30代、第二新卒の方で、転職活動の選択肢を増やしたい方。
理学療法士として転職するときに活用すべき転職サービス
理学療法士の転職・求人募集なら『理学療法士WORK』
『理学療法士WORK』の特徴
理学療法士専門の転職エージェント!全国展開し、地方の求人も扱っています。
・キャリアエージェントが、就業上の希望条件について面接前に求人企業に対して求職者の方の代わりに交渉。
・無料登録後、希望条件にあう求人があったら、面接の段取り等もキャリアエージェント(代理人)が調整。
・入職条件と入職後の実情に食い違いがないように専任のコンサルタントがしっかりと入職条件を確認。給与・休日などの条件交渉や入職後のトラブルに関してもコンサルタントが引き続きアフターフォロー。
どんな人にオススメ?
- 都市部ではなく地方で求人を探している方。
- 多数の掲載求人から自分の志望している条件を探したい方。
理学療法士向け!転職サイト・転職エージェントランキングTOP5!
転職エージェントって、ひとつ登録しておけばいいの?
転職エージェントは複数活用することで最も転職成功率がアップするデータがあるんじゃ!
下記の記事に掲載されているエージェントのうち、2つ〜4つのエージェントに登録しておくと良いじゃろう!
転職エージェントは、複数利用することでさらに自分の希望条件に合った求人を数多く紹介してもらうことができます。
転職活動に本気であり、かつ、自分の希望する条件の職場を見つけたいのであれば、必ず2社以上に同時に登録しておきましょう。
転職エージェントを複数活用することで転職成功率が高くなるデータがあります。転職成功とは、希望条件に合った求人を見つけ、内定をもらうことができる確率のこと。
下記記事では、理学療法士の転職者の方に向けて、おすすめの転職サイト、転職エージェントをランキング形式でご紹介しています。
より詳しい転職サービスの情報を公開中なので、ぜひ特徴を見ていただき、自分に合った転職サービスを見つけて登録してみてくださいね。
>>「理学療法士」におすすめの転職エージェント・サイトTOP5を調べました
【Q&A形式】理学療法士の転職でよくある悩みと解決策
ここでは、理学療法士が転職する際に悩みがちなことと、それに対するアドバイスを紹介しておる!
記事中で解決しなかった問題はここで解決しておくのじゃ!
理学療法士の東京求人を探す方法は?
東京求人は、地方求人と比べてかなり探しやすいです。
しかしその分、選べる職場の数や求人数が多いため、希望条件を明確にしておく必要があります。
また、ひとつの転職サービスを使うだけで求人自体は豊富に見つかりますが、ほかの求人と比べて給与水準は高いのかどうか、待遇は良いのかどうかが分からないことも多いです。
そのため、「転職サービスランキングTOP5」を参考に、2社以上の転職サービスに登録しておくことをおすすめします。
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まとめ|理学療法士の転職を成功させよう
転職エージェントを使えば、自分に合った求人を見つけることができるじゃろう!
わかったよ、はかせ!
まずは「転職エージェント」に登録してみるね!
…それにしても、はかせはどんな仕事をしているの?
それはお母さんに聴きなさい。
今回は、転職したいと考えている理学療法士の向けに、転職活動のポイントや注意点について解説してきました。
理学療法士が転職するときには、選ぶべき職種や仕事内容、転職活動の進め方など、様々なことを同時に考える必要があり、大変と感じるかもしれません。
あなたがどんな場所で働くかはご自身で決めていただくことになりますが、今回ご紹介した内容をもとに転職活動を始めれば、正しい転職方法で求人を探し、満足できる転職先を見つけることができます。
ぜひ参考にしていただき、満足できる職場で活躍してくださいね。
はかせ、ボク理学療法士として転職したいと考えてるんだけど…
転職活動の方法が分からなくて困ってるんだ…