コンサルタントを退職し、事業会社へ転職したいと考えている方の中には、「どんな転職先を選ぶべきか?」について、不安を感じている方も多いのではないでしょうか?
コンサルタントは、全社的・戦略的な思考をもとに仕事ができるため、どんな業界でも通用する経験・スキルを持っていると評価されます。そのため、転職活動自体は、それほど難しくありません。
しかし、自分の求める条件に合った転職先をしっかり選ばなければ、転職したことに後悔してしまいかねません。
そこで今回は、コンサルタントからほかの業界・職種へ転職したいと考えている方に向けて、「コンサルから転職する場合の転職先」や「転職活動のポイント」について解説しています。
この記事を読むことで、転職活動をスムーズに進めることができます。ぜひ活用してください。
ぼっちよ、コンサルからの転職は難しくないぞ!
まずは、どんな転職先があるのか、調べていこう!
INDEX
コンサル出身者の転職先一覧|どんな仕事に転職可能?
コンサル出身者って、具体的にどんな転職先が考えられるのかな??
まずは、コンサル業界から転職する人の多い職種・業界について見ていこう!
コンサルタントと言えども、その内実は様々です。戦略コンサル、経営コンサルといった企業経営者・役員クラスを顧客とするコンサルタント以外にも、専門分野に特化したコンサル出身の方もいるでしょう。
下記では、コンサル出身者がどのような判断基準で転職先を選ぶべきかのヒントとなるよう、様々な観点から「転職先」として挙げられる業界・職種をご紹介していきます。
1 ベンチャー企業・スタートアップ企業
事業会社へ転職することの一番のメリットは、「実業」に携わることができる点にあります。
コンサルタントは、成果さえ出すことができれば昇進が早く、高年収を維持することができます。
また、顧客の相談・課題に対してロジカルに解決策を示すことができる点で転職市場でも有利な人材です。
「事業会社の3年相当のスキルを1年で積んでいる」ことこそ、コンサルタントの魅力・価値になります。
自身の専門分野の知識と経験を活かして、スタートアップ企業や伸びているベンチャー企業へジョインすることで、新たなキャリアをスタートさせることができます。
2 専門分野の事業会社
専門分野の事業会社で戦略的思考を活かして働くことも選択肢のひとつです。
スタートアップやベンチャーへの転職では、全社的な目線を活かして働くことができます。
しかし、大手・中堅の企業で働くことに比べて、「余裕を持って大きなプロジェクトを進めることができない」というデメリットがあります。
コンサルタントであれば、「自分自身でやってみたい大きな規模のプロジェクト」を若手のうちから数多く見てきているはずです。
自分自身のキャリアアップを考える上では、大きなプロジェクトに関わり実績を残すことが重要になります。
雇用安定性と仕事の規模を考えると、ケースによっては大手・中堅の事業会社へ転職することのほうが良い場合があります。
3 金融・不動産などの営業職
事業会社への転職を検討している方の中には、畑違いの職種でもっと成果を上げたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
その場合、金融商品を売る営業職や、不動産を売る営業職などと言った成果主義の企業へ転職する選択肢があります。
これまで関わってきた分野ではなく、全くの未経験の場合でも、コンサル出身者ならポテンシャル採用の可能性が高いです。
特に、外資系金融では採用基準が厳しいのですが、その分働きがいのある仕事に携わることができるでしょう。また、成果がそのまま報酬にミ結びつくメリットもあります。
ここまで、コンサルタントの方が選べる転職先として、3つご紹介してきました。どの場合でも大切なことは、しっかりこれまでの実務経験を活かせる求人を見つけることになります。
でも、実際の具体的な転職方法に不安を感じる方も多いのではないでしょうか?
そんな方に向け、下記ではコンサルタントからの転職を成功させるポイントを解説しています。ぜひ最後までお読みください。
コンサルタントからの転職に成功するための転職活動のポイント
コンサルから転職する場合の転職先については理解できたよ!
…でも、実際に転職活動を進める方法がよくわからないな…
大丈夫じゃ!
「転職活動でやるべきこと」を整理しておこう!
下記では、転職活動で必ずやるべきことを説明しています。
すべて参考にして頂き、スムーズに転職活動を進めていきましょう!
1 条件を明確にする
転職活動で最も大切なことは、転職先に求める条件を明確にすることになります。
条件とは、下記のポイントです。応募する求人を決める前にしっかり考えておきましょう。
- 「給与」「勤務地」「休日」などの待遇条件
⇒募集要項をよく見る - 社風や人間関係などの職場環境
⇒職場見学・エージェントに教えてもらう - 仕事内容や任される業務の範囲
⇒募集要項・会社HP・エージェントに教えてもらう
転職エージェントでは、紹介してくれる職場の社風や上司の特徴などの独自データを持っている場合がほとんどです。
転職後に「イメージと違った職場だった」ということがないように、あらかじめ転職先に求める条件を整理した上で、応募する求人を決めましょう。
2 面接対策を行う
面接対策は、採用面接を突破するために必ず行うべき準備です。
就職活動のとき以上に、業務経験や具体的な仕事のスキルなどについて質問されることが多いため、必ず事前に準備しておく必要があります。
面接対策は、下記のポイントに沿って行いましょう。
- 自己PR
⇒あなたの経験・スキル・資格を整理しておく - 職種の志望動機(営業・事務など)
⇒他の職種ではなく、なぜその職種として働きたいのか? - 会社を選んだ志望動機
⇒他の会社ではなく、なぜこの会社なのか?
面接対策は、転職エージェントがサポートしてくれます。
一人で転職面接対策をすることに不安を持っている方は、エージェントにサポートしてもらいながら面接準備を行いましょう。
3 退職手続きの準備をしておく
退職手続きは、今の仕事を円満に辞めるために最低限行うべき準備のことを指します。
手続きのやり方を知っておくと、転職で余計なことに悩んでしまうのを避けることができます。
- 退職する旨を上司に伝える
- 退職届・退職願を会社に提出する
- 書面の手続きを行う
退職手続きは、実際に転職活動を始めてからでも遅くありませんので、焦る心配はありません。
書面の手続きで必要なものは、下記のとおりです。
会社に返却するもの
- 健康保険証
- 社員証明書
- 制服・備品など
会社から受け取るもの
- 源泉徴収票(転職先での申告や年末調整に必須)
- 雇用保険被保険者証(雇用保険を受け取る際に必要。1年以内の転職なら雇用期間が通算になる。)
- 年金手帳(14日以内に転職先が決まっている場合:転職先で年金加入に必要。転職先が決まっていない場合:退職後14日以内に国民年金に自身で加入する)
- 離職票(失業給付やハローワークに提出する場合必要。一般的には退社後送付される。)
手続きは煩雑ですので、心配な場合は転職エージェントや今の職場の信頼できる上司、会社の窓口に相談しておきましょう。
4 転職エージェントを活用する
優良企業への転職を目指すのであれば、転職エージェントを必ず活用すべきです。
転職エージェントを使えば在職しながら転職活動ができるので、リスク無しで転職したい求人を見つけることができます。
転職エージェントのメリットは、下記にすべてまとめています。
転職エージェントのメリット
- 利用は無料
- 自分の求める条件に合った求人を紹介してくれる(何度でも)
- 転職先の内部事情を教えてくれる(職場の内情、給与の相場)
- 面接や入社日のスケジュールを代行してくれる
- 転職活動の手続きをサポートしてくれる(履歴書などの作成・面接対策)
つまり、あなたの転職をすべて無料でサポートしてくれるのが、転職エージェントになります。
転職エージェントは、あなたが求人に採用されることで利益を得るため、正社員転職を目指すあなたと目的は同じです。
大手エージェントであれば、「無理やり転職させられる」「ブラックな職場を紹介される」といったこともないため、安心して活用できるでしょう。
また、転職エージェントは4つ以上登録して使い分けると、転職成功率がアップするデータがありますので、複数のエージェントに登録しておくと良いでしょう。
下記では、転職エージェントに登録したあと、どのように転職活動が進むのかを解説しています。
使うのが少し不安な方は、まず最初に「登録後の流れ」を参考にしましょう。
転職エージェントの登録後の流れ
転職エージェントに登録したあとって、どんな感じで転職活動が進むの?
大まかに流れをつかむために、「転職エージェントに登録後〜内定」までの流れを紹介しておくぞ!
転職エージェントに登録したあとの流れは下記の通りです。
転職エージェントごとに若干の違いがありますが、情報入力後にエージェントから連絡が来る点は同じです。
<転職エージェント登録後の流れ>
- 個人情報入力を入力したあと「転職相談」の日程調整の連絡が来る(一週間程度)
- 担当のエージェントと転職相談を行う。(対面か電話)
- 相談内容を踏まえてエージェントから求人紹介の連絡が来る
- 求人を選ぶ(希望するものがない場合は2へ)
- 面接の日程調整・履歴書や職務経歴書の作成をエージェントがやってくれる
- 面接対策・内定を得るためのアドバイスをもらい、面接を受ける
- 入社日・給与などの待遇交渉をエージェントが行ってくれる
決まったタイミングでしか相談ができないわけではありません。
場合に応じて、こちらから連絡することもできます。また、今の職場を辞めるための相談なども受けてくれます。
コンサルタントからの転職で活用すべき転職サービス
マイナビエージェント|20〜30代の転職活動に最適!
『マイナビエージェント』の特徴
有名な就職サービス『マイナビ』が運営する転職エージェントサービスが「マイナビエージェント」です。
キャリア事業の大手ならではの信頼感と、太いパイプが売り。
特に20〜30代向けの求人情報に強みがあるため、転職が初めてで不安な若手社会人の方におすすめです。また、相談しながら転職活動を進めたい人にとっても力強い味方になってくれます。
20〜30代の方はほかの転職エージェントと同時に登録しておくことをおすすめします。
どんな人にオススメ?
- 希望する職種・業種が複数ある方。
- 大企業からベンチャー企業まで、あらゆる選択肢を考えているが転職に自信がない方。
- 20〜30代、第二新卒の方で、転職活動の選択肢を増やしたい方。
転職エージェントって、ひとつ登録しておけばいいの?
転職エージェントは複数活用することで最も転職成功率がアップするデータがあるんじゃ!
下記の記事に掲載されているエージェントのうち、2つ〜4つのエージェントに登録しておくと良いじゃろう!
複数の転職サービスを活用して、転職を成功させるんじゃ!
まとめ|コンサルタントからの転職を成功させよう
転職エージェントを使えば、自分に合った求人を見つけることができるじゃろう!
わかったよ、はかせ!
まずは「転職エージェント」に登録してみるね!
…それにしても、はかせはどんな仕事をしているの?
それはお母さんに聴きなさい。
今回は、コンサルタントからほかの業界・職種へ転職したいと考えている方に向けて、「コンサルから転職する場合の転職先」や「転職活動のポイント」について解説してきました。
コンサルタントの転職では、自分の求める仕事ができるかを、将来から逆算して考えることが大切です。
今回の記事内容を参考に、ぜひ転職活動を成功させてくださいね。
はかせ、ボクコンサルタントを辞めて、他の企業へ転職したいと考えてるんだけど…
実際、コンサルからほかの事業会社への転職って難しいかな??