「管理職になってから給料が下がった」「残業代が出ない」という悩みを持っている管理職の方は多いのではないでしょうか。
管理職に昇進し、責任や業務量が増えた一方、役職がついたことで給料が下がってしまうことが実は多いのです。しかし、それは「管理職になったから」ではなく、その企業・職場のせいなのです。
今回は、給料が下がったことに悩む管理職の方へ向け、「なぜ管理職の給料が下がるのか?」ということの原因と、給料・年収をアップさせるための転職方法について解説しています。
この記事を参考にすることで、給料が下がった管理職の方が、悩みを解消するにはどうすべきかが分かります。ぜひ参考にしてください。
管理職の給料や年収について、悩む人は実は多いんじゃ。
今回の記事では、給料が下がってしまう理由や解決策について解説していくぞ!
INDEX
日本の管理職は中国より給与が低い現状だが…
日本の管理職の給料って成長率も実際の金額も少なくなっているんだよね。
そうじゃな、理由は様々じゃが…アジア圏企業の成長や日本型経営の終焉…理由にはキリがないぞ。
ただし、一方で高年収のミドル層(30歳以上のビジネスパーソン)の中途採用求人は増加傾向にあるんじゃよ。
一概に給料が下がっているとはいえないのが事実なんじゃ。
日本の管理職給料は、成長が著しいアジア圏の企業の管理職に比べて、給与上昇の成長率や実質的な金額でも肩を並べられつつあります。
中国だけではない。マレーシア、タイは毎年5%程度の給与の上昇が続いており、成長著しいインドネシアやインドも毎年10%も上がっている。この状態が続けば日本の給与を上回るのはそう遠くないだろう。
引用:日本の管理職給料は「中国よりずっと下」 – プレジデントオンライン
そのため、世の中の管理職の方々は、「給料が低いのに責任だけが大きい」とやり甲斐を感じることもできず、給料に満足できないが今更転職するわけには…と悩んでいる人も多いのが現状です。
しかし、少しでも転職を検討している方は下記引用文をご覧ください。
大手人材会社「エン・ジャパン」の調査結果によれば、2018年は35歳以上のミドル層向け求人募集が増加する傾向にあることが分かっており、実際に中途採用求人は様々な業界で求められるようになってきています。
「2018年は35歳以上のミドルを対象とした求人募集が増える」と回答した転職コンサルタントは85%と、2年連続で増加。昨年より7ポイントアップ。
引用:ミドルの求人動向調査「2018年は35歳以上のミドル求人が増える」と回答した転職コンサルタントは85%と、2年連続で増加。―『ミドルの転職』ユーザーアンケート集計結果― – エン・ジャパン
今では、スカウトサービスを通してヘッドハンティングを受けたり、転職エージェントを通して在職中の会社にバレずに転職活動を続けることが可能です。
- 年収アップしたい
- 更にキャリアアップをしたいと考えている
- 経験・スキルをもっと高めたい
そう考えている30代以降の方は、転職によって今以上の収入を手に入れ、活躍することが可能なのです。しかも、失業リスクはありません。
今すぐに年収アップを期待できる転職サービスを見たいなら、下記記事をぜひ参考にしてください。
おすすめ記事:おすすめ転職エージェントランキング!選び方や注意点・活用法まとめ
ちなみに、2つ以上の転職エージェントを活用すると、年収アップが期待できる求人をより多く選ぶことができ、転職成功率がアップしますので、転職活動のヒントとしてぜひ頭の片隅にしまっておいてくださいね。
下記では、管理職の方向けに管理職の年収について気になる情報を掲載していますので、転職をまだ検討していない方もぜひ引き続きご覧ください。
管理職の給料・年収が業界によって下がる/上がるのは本当か?|業界別管理職年収一覧
同じ管理職・マネージャークラスでも、業界によって給与や年収に差があるって本当?
それは事実じゃ!
自分は他の業界に比べて年収が低いか高いかを測る基準になるから、まずは確認してみよう!
同じ管理職・マネージャークラスでも、業界によって年収や給与には大きな差があります。
一般に、若手の人材採用が活発な業界や、年功序列制度が当初からない外資系企業では、若手管理職でも年収が高い傾向にあるようです。
1 IT企業の管理職は30代で年収600万〜800万円
IT企業では、若手のうちから課長クラスに昇進する方もいるため年収が30代半ばで「600万〜800万」ある方面多いようです。
IT業界・ウェブ業界で働く管理職の方で、プログラミングや特定分野の技術、専門知識を持っている方は、転職を通じてキャリアアップすることが現実的です。
2 外資系企業の管理職は年収が1000万以上
外資系企業の管理職は、日系企業と比較し圧倒的な年収の差があるようです。また、海外駐在で現地で仕事をしている管理職であれば、年収は1000万円を超えることも普通です。
外資系にも様々な業界・企業がありますし、給与制度も企業によって異なりますから一概には言えないものの、同業界の日系企業から外資系へ転職することで昇給を見込むことは十分可能であるといえるでしょう。
3 サービス業の管理職は年収が低い
サービス業と言っても様々な企業があるため、こちらも一概には言えません。
しかし、サービス業の管理職は「名ばかり管理職」と呼ばれるような実情を抱える方も多く、中小企業の課長クラスでも300万円ほどの年収になってしまっていることもあります。
一定以上の実務経験・現場経験を経て管理職へ昇進した方であれば、同業界のもっと給与制度がしっかり整っている企業へ転職するべきでしょう。
記事後半でも解説するように、「管理職になってから残業代が出なくなった」という悩みを抱えている方も多いようです。
「管理職になってから転職するのはリスクがある」と考えてしまいがちですが、在職しながら転職活動を行えばリスク無しで年収アップ転職を目指すことができます。
管理職の年収アップ転職には転職エージェントがおすすめです。「今すぐ転職活動を始めたい!」という方は、下記のボタンより転職エージェントに登録してみましょう。利用は無料です。
では、なぜ管理職で給与・年収が下がったり、残業代が出なかったりすることが起きるのでしょうか?
管理職の給料について悩みや不安を抱えている方は、下記もぜひ参考にしてください。
管理職で給与が下がる/給料が安い場合があるのはなぜ?|管理職の給料の仕組み
なぜ管理職になってから給料が下がったり、残業代が出なかったりするんだろう?
普通は上がるはずだよね? 責任も大きくなるわけだしさ。
本来、そうなんじゃが…。
なぜ、そんなことが起こるのか、下記で解説していこう。
「管理職に昇進してから残業が増えた」「年収が思ったよりもアップしない」そういった具体的な悩みを抱えている管理職の方は多いのではないでしょうか。
責任は大きくなり、マネジメントする役割にかかる業務量は膨大なものです。それにも関わらず、仕事に見合った給料が払われていない…そう感じる方も多いことでしょう。
管理職の給料には、下記のような問題があります。あなた自身、下記の問題に当てはまっている場合は「転職活動」を通して待遇改善を目指すべきです。
1 「管理監督者」になると残業手当がなくなるなど給与体系が変化する
「管理監督者」とは、労働基準法に定められている管理職の定義になります。
職務内容や権限によって、管理監督者かどうかが変わるために、会社が管理職と定めている場合でも必ずしも管理監督者に当てはまるとは限りません。
一般に、管理監督者になることで、「労働時間が管理されない」立場とみなされます。要するに、残業手当、休憩・休日を一般社員のように管理されることがなくなるということになります。
そのため、残業することで手取り額をアップしていた一般社員の方が管理職になると、手取りが少なくなってしまうというケースが多いのです。
2 基本給+管理職手当で増額した分、税率が上がり手取りが少なくなる
管理監督者になることで、残業手当が出なく鳴ることは先ほど述べた通りです。しかし、管理職(管理監督者)は、経営者と同様重い責任を負う以上、その基本給や管理職手当が出ることになります。
しかし、会社が定めた手当額や基本給、そして増額した分の税率によっては、一般社員として残業しつつ働いていたときよりも手取り額が減ってしまうことも多いのです。
3 「名ばかり管理職」なので給料が上がらない
もっと深刻な問題として、「名ばかり管理職」という問題があります。会社が管理職だと定めたとはいえ、実質的には管理監督者には当てはまらない場合、不当に残業代を削られてるとが長時間労働につながっているケースもあります。
参考資料:管理監督者の範囲とは? – 労働基準監督署対策相談室
管理監督者の定義や範囲などは、今も議論されている重要な課題です。サービス業やチェーン店の店長クラスで問題が多く発生しています。
管理職として転職することも可能ですし、転職先の業界を選んで一般社員として転職することも可能です。
今の職場で正当な報酬をもらえないまま働き続けるよりも、できる限りリスクを少なく転職活動を行ったほうが良いでしょう。
では、実際に管理職の方が転職し年収アップを目指すためには、転職活動でどのようなことに注意すべきなのでしょうか? 下記で詳しく解説して行きます。
管理職が給与・年収アップを成功させる方法
残業代が出ないのに、残業や業務の責任が重かったり、マネジメントに時間を取られて自分のやりたい仕事ができない管理職も多いんだね。
そうなんじゃ。
そんな現状を改善するためには、会社に働きかけるよりも職場を変えてしまったほうが効果的じゃぞ。
管理職の方が会社の都合で不当に安い報酬・給与で働かされてしまっている場合、労働基準監督署を頼り業務改善を申し立てる方法などがあります。しかし、あなた自身の給与を上げる方法としては遠回りになってしまいます。
そうではなく、あなた自身の経験・スキルを活かして転職先を見つけることのほうが効果的です。年収アップ転職を目指すには、下記のポイントに注意しましょう。
1 キャリアの棚卸しを行う
「キャリアの棚卸し」とは、あなたがこれまで仕事で得てきた経験・スキルを整理することです。
管理職としてスタッフや従業員をまとめてきた経験だけではなく、管理職になる前から、どのようなスキル・経験を積んできたのかをしっかり整理しておきましょう。
業界にいたことによる専門知識や専門的な業務、資格の有無など、ほかの業界でも活かせることはたくさんあるはずです。
30代以降の転職では、「即戦力」が求められる傾向にありますので、これまで属していた業界の企業へ転職できるように、あらかじめご自身のキャリアの棚卸しを行っておきましょう。
2 転職したい業界・企業を選ぶ
自分のキャリアの棚卸しが終わったら、次に行うべきなのは「転職したい業界」「転職したい企業」を選ぶことです。
管理職の転職活動の場合は、まったくの未経験職種・業界を選ぶよりも、すでに経験を積んでいる業界・業種・職種を優先的に選ぶことで転職成功の確率がアップします。
また、業界や企業を絞って次々に応募するのではなく、給与や福利厚生、仕事内容や勤務地、社風など、様々な条件面を考慮して応募先を決めることも重要です。
特に、給与面に関しては「〇〇万円以上」と正確に決めておきましょう。
「どんな転職先が自分にマッチしているのか?」がなかなか分からない方は、転職エージェントを通してアドバイスをもらいながら転職活動を進めましょう。
3 面接対策・選考書類の準備を行う
転職活動では、転職面接と選考書類(履歴書・職務経歴書)を通して、あなたの人材価値が評価されます。そのため、面接や選考書類でしっかり自己PRができるように準備をしておくことが大切です。
面接対策
- 業界の志望動機
- 企業の志望動機
- 自己PR
- 質問すること
選考書類の準備
- 職務経歴書
- 履歴書
一人で面接対策や選考書類の準備を行うことが不安な方は、下記でご紹介する転職エージェントを活用することをおすすめします。
転職エージェントでは、書類の添削や面接時のアピールポイントのアドバイスをしてくれるなど、一人で転職活動を行うよりも効率的に準備を整えることができます。
ここまで、給与アップのための転職活動のポイントをご紹介してきました。
給与アップ転職を狙うためには、自分の経験・スキルを最大限活かせる職場を探し、自分の能力をしっかり理解してもらえる企業を探す必要があります。
そのため、一人で求人サイト内で求人を探すのではなく、あなたの能力を客観的に分析した上で求人を紹介してくれる転職エージェントを通した転職がおすすめです。
管理職の転職は「転職エージェント」がおすすめ
管理職の転職では、通常の転職サイトではなく、「転職エージェント」を活用することがおすすめじゃ!
転職エージェントは下記の理由からおすすめできます。転職が不安な方こそ、下記のメリットをしっかりおさえておきましょう。
転職エージェントのメリット
- 転職先の内部事情を教えてくれる(職場の内情、給与の相場)
- その他の相談でも親身にサポートしてくれる
- 転職活動の手続きをサポートしてくれる(履歴書などの作成・面接対策)
- 時間がかかる転職活動でもサポートしてくれる
- 自分の求める条件に合った求人を紹介してくれる(何度でも)
青文字で記載しているメリットは、転職活動で最も必要なサポートではないでしょうか。
特に、転職先の内部情報を教えてくれたり、自分の求める条件(休日のとりやすさ・給与など)に合った求人を紹介してくれる点は、「待遇の良い職場」を見つけるためにイチバン大切なことですよね。
エージェントは無料で登録できますし、最後までお金を取られることはありませんから、活用しない手はありません。また、正社員への転職を目指す場合は、エージェント活用がほとんどの場合必須です。
では、転職エージェントを活用した転職活動の流れについて見ていきます。転職エージェントはなじみのない方が多いと思いますので、登録後の流れをつかんだ上で登録してしょう。
転職エージェントの登録後の流れ
転職エージェントに登録したあとって、どんな感じで転職活動が進むの?
大まかに流れをつかむために、「転職エージェントに登録後〜内定」までの流れを紹介しておくぞ!
転職エージェントに登録したあとの流れは下記の通りです。転職エージェントごとに若干の違いがありますが、情報入力後にエージェントから連絡が来る点は同じです。
転職エージェント登録後の流れ
- 個人情報入力を入力したあと「転職相談」の日程調整の連絡が来る(一週間程度)
- 担当のエージェントと転職相談を行う。(対面か電話)
- 相談内容を踏まえてエージェントから求人紹介の連絡が来る
- 求人を選ぶ(希望するものがない場合は2へ)
- 面接の日程調整・履歴書や職務経歴書の作成をエージェントがやってくれる
- 面接対策・内定を得るためのアドバイスをもらい、面接を受ける
- 入社日・給与などの待遇交渉をエージェントが行ってくれる
決まったタイミングでしか相談ができないわけではありません。場合に応じて、こちらから連絡することもできます。また、今の職場を辞めるための相談なども受けてくれます。
管理職の転職で活用すべき転職サービス
マイナビエージェント|20〜30代の転職活動に最適!
『マイナビエージェント』の特徴
有名な就職サービス『マイナビ』が運営する転職エージェントサービスが「マイナビエージェント」です。
キャリア事業の大手ならではの信頼感と、太いパイプが売り。
特に20〜30代向けの求人情報に強みがあるため、転職が初めてで不安な若手社会人の方におすすめです。また、相談しながら転職活動を進めたい人にとっても力強い味方になってくれます。
20〜30代の方はほかの転職エージェントと同時に登録しておくことをおすすめします。
どんな人にオススメ?
- 希望する職種・業種が複数ある方。
- 大企業からベンチャー企業まで、あらゆる選択肢を考えているが転職に自信がない方。
- 20〜30代、第二新卒の方で、転職活動の選択肢を増やしたい方。
自分の経験を活かせる求人を探すなら!『ビズリーチ』
『ビズリーチ』の特徴
『ビズリーチ』は人材紹介型の転職サービス。転職エージェントによるサポートを基本として、転職活動→採用を進めていくことができます。
年収600万円以上のキャリア・経験がある方であれば、ヘッドハンターや転職のコンサルタントから好条件の求人を紹介してもらうことができます。
どんな人にオススメ?
- 年収600万円以上でキャリアを再開したいビジネスパーソン。
- 厳選された求人やヘッドハンティングによる求人を受けたい方。
- 自分の専門分野を活かし、転職先には好条件のキャリアを求める方。
転職エージェントって、ひとつ登録しておけばいいの?
転職エージェントは複数活用することで最も転職成功率がアップするデータがあるんじゃ!
下記の記事に掲載されているエージェントのうち、2つ〜4つのエージェントに登録しておくと良いじゃろう!
おすすめ記事:【お得な情報が見つかる】「管理職」におすすめの転職サイトTOP4
複数の転職サービスを活用して、転職を成功させるんじゃ!
まとめ|管理職の転職を成功させよう
転職エージェントを使えば、自分に合った求人を見つけることができるじゃろう!
わかったよ、はかせ!
まずは「転職エージェント」に登録してみるね!
…それにしても、はかせはどんな仕事をしているの?
それはお母さんに聴きなさい。
今回は、給料が下がったことに悩む管理職の方へ向け、「なぜ管理職の給料が下がるのか?」ということの原因と、給料・年収をアップさせるための転職方法について解説してきました。
管理職になったものの、給料が上がらず苦しい方や、将来ずっと同じ職場で働き続けることが不安になっている方は、転職活動を通してもっと待遇の良い職場へ転職することをおすすめします。
今回の記事を参考に、ぜひ転職活動を成功させてください。
管理職になってから給料が下がったんだけど…この先これじゃ心配だよ…