民間企業から公務員へ転職する場合、最も重要といえるのが「志望動機」になります。今回は、公務員への転職を検討している方向けに、志望動機の考え方・伝え方をポイントに分けて解説しています。ぜひ参考にしてくださいね。
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公務員への転職で志望動機が重要である理由とは?
公務員の転職では、志望動機は最も重要であると言っても過言ではありません。その理由は下記の2つになります。
1 民間企業とは業務の性質が異なるため
民間企業とは異なり、公務員は行政機関の一員として業務を行います。よって「利益を上げる」ことを主活動とする民間企業とは業務の性質が全く異なるといえます。「国民・住民に公共サービスを提供する」ことが業務であるため、あなた自身の働き方が大きく変わることは間違いありません。
民間とは異なる性質を持つ業務を行う以上は「働く上での動機」を新しいものにする必要があります。そして、働く上での動機は「志望動機」を明確にしておくことで見つけることができます。
2 モチベーションを維持するのが難しいため
公務員の仕事は、特にネット上では「ラク」「忙しくない」といった言葉で語られることがあります。また、前述の通り利潤を目的とした仕事を行わないために「ノルマ」がないなどとも言われます。
しかし、公務員としての仕事は決してラクではありません。そもそも公務員と一概にいえないほどの業務・役職の種類がありますし、関わる部署によっても業務内容は異なります。異動も3年ほどの期間ごとにやってきます。決してラクな仕事ではないことが理解できます。
よって、モチベーションを維持して公務員として仕事をする必要があります。そして、そのモチベーションを維持するための原動力は「なぜ公務員として働きたいのか?」という志望動機なのです。
関連記事:民間企業から公務員へ転職する際に注意すべき5つのポイント
志望動機の考え方・伝え方の3つのポイント
では、実際に公務員として転職をする際に必要な志望動機の考え方・伝え方について解説していきます。
1 「なぜ公務員になりたいのか?」を明確にする
志望動機のメインは、「あなたがなぜ公務員を志望するのか?」を言葉にすることです。そのためには、「給与」「安定性」「福利厚生」などの条件面以外での「働きたい」と思える動機を見つける必要があります。
志望動機を見つけるためには、あなたが仕事をする上でどんなことを「楽しい」「やりがいがある」と思えるかを分析すると良いでしょう。
転職サービスの『リクナビNEXT』では、「グッドポイント診断」と呼ばれる分析ツールが提供されています。この診断結果をもとにあなたの強みを理解したうえで「公務員として活用できる強みはどんな部分か?」を考えていくと、公務員を志望する理由も考えやすくなります。
2 スキルや経験、実績を整理する
あなたのこれまでの働き方・キャリアで得た経験・スキル・実績を整理することで、志望動機を見つけることもできます。
たとえば、IT業界で働いていた経験は実務でも活かせることが多いでしょう。営業職であれば渉外や外部関係者とのコミュニケーションも円滑に進めることができるでしょう。このように、これまでしてきた仕事内容からあなたのできること、得意なこと、他では得られないスキルを整理します。
その中で、「公務員として仕事をする上で、このスキルは役立つ」と思えるものをピックアップします。「公務員として〇〇のスキルを活かしたい」と述べることで、より具体的な志望動機を見つけることができます。
3 応募先(自治体)が求めている人材を調べる
公務員として求められる人材はある程度共通していますが、その中でも自治体ごとに細かな課題や状況は異なります。
応募先自治体が抱えている社会問題や課題を見据えたうえで、「それを解決したい」という思いを持つことができれば明確な志望動機を見つけることができます。
そのためには、HP・広報誌、地域の新聞など、様々な媒体から地域の課題を捉える情報収集が必要になります。特に自分にとって関心のある課題を見つけたうえで、「解決のために、自分は公務員として何ができるか?」と考えると、志望動機をより明確にすることができますね。
志望動機が見つからない…そんなときはどうすべきか?
1~3に分けて、公務員の志望動機の考え方・伝え方をご紹介してきました。志望動機は実際に公務員として働き始めた後も、仕事をする上でのモチベーションになります。また、面接官としても、あなたの動機を理解することであなたを評価しやすくなります。
しかし、中にはそれでも志望動機が見つからない…という方もいるのではないでしょうか。その場合、公務員以外の選択肢を含めて転職を考え直すことをおすすめします。
まだ試験勉強や本格的な転職活動を始めていない方はぜひ参考にしてくださいね。
公務員への転職を迷っている方におすすめの転職サービス
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まとめ|「自分の経験・スキルはどこで活かすべきなのか?」を考える
今回は、公務員への転職を考えている転職者に向けて、「志望動機」の考え方・伝え方を解説してきました。
公務員への転職においては、「志望動機」を明確にしておくことが何よりも重要です。ぜひ今回の記事を参考にして転職を成功させてください。
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