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今後のマーケターに求められる仕事の変化を知る
今後のマーケターに求められる仕事は、常に変化を続けていきます。
特に、Web・ITの発展は、これまでの働き方を180度変えてしまう可能性があります。そんな世の中で、これからのマーケターにはどのような資質が求められていくのでしょうか?
1 「人の役に立つ」という視点を持つこと
いつも議論するのは、費用対効果ではなく生活者のインサイトでした。その仕事が、私に大きな影響を与えたことは言うまでもありません。生活者のことを考えてコミュニケーション施策を設計する側にまわりたい、そして世の中にもっとハッピーなブランドコミュニケーションが生まれてほしい。
引用:マーケターって幸せな仕事! 数字や戦略の前に大切にしたい3つの意識
一昔前までのマーケティングは、TVCMなどが主流の「マスマーケティング」でした。マスマーケティングとは、大衆向けのマーケティングのことです。
現代は、SNSなどを見ていると何となく分かるように、「多様化」している時代です。
個々人で好みや趣向が細かく分かれており、商品・サービスが売れにくくなっています。
そんな時代のマーケターは大変ですが、一方で純粋な動機で働く人が最も魅力的に感じる職業かもしれません。
広告の費用対効果で施策を打つことだけを考えるのではなく、ユーザーや生活している人の視点に立って仕事ができる現場は数多くあります。
2 複数の業界知識を常に調べ学んでいくこと
複数の業界知識を常に学び取っていくことも、これからの時代のマーケターに求められる資質のひとつです。
自社の業界や商品・サービスに関連する知識だけではなく、先ほどご紹介したように、政治経済などのマクロ的な情報や、インターネット文化やSNSの流行などにも目を光らせておく必要があります。
また、Webを活用したマーケティングでは、分析ツールが大量にあり、その中で活用すべきものを選び取る必要がありますね。
さらには、社内での上手な調整の仕方など、ビジネスパーソンとして求められるスキルもたくさんあります。
つまり、自社の業界の知識だけではなく、多くの業界や領域の知識をみにつける必要があります。
ただし、マーケターの広範囲な知識は、実務を通して学ぶのが最も効率が良いです。ただやみくもに情報収集しているだけでは、実務で活かせる知識を身につけることは難しいです。
3 ユーザーの声や世の中の流れに敏感でいること
企業の規模や、社内での役職によって、一人でできる仕事には限りがあります。
ただ、ユーザー(顧客)の声や、世の中の流れに敏感であることは、マーケターにこれまで以上に求められるスキルのひとつです。
たとえば、SNSを活用した広告施策を考えるとします。
この場合、炎上するような内容を避けつつも、「バズ(SNS上で急激に拡散されること)」を起こせるような施策を打つことが求められる場合もありますよね。
コンプライアンスや時代の倫理観なども含めて、広範囲のユーザーの声に敏感でいることを徹底するべきでしょう。
4 多くの人を動かすための方法を知ること
3に共通することですが、「多くの人を動かす方法」を仮説を検証しながら学ぶことが大切です。
どんなに良い商品・サービスでも、広告や営業の仕方が間違っていたら売れることはありませんよね。
そのため、マーケターは自社の商品・サービスが実際に消費者の手に届くまでのプロセスを理解した上で、最適な届け方ができるように仮説検証をしていくことが求められます。
5 ITに関する知識や活用したリサーチが不可欠
マーケターに幅広い知識が求められていくことは、すでに解説した通りです。
ただ、中でもこれからのマーケターが知るべきことは、ITに関する知識とITを活用したリサーチ手法にあります。
たとえば、解析・分析用語として、下記のような言葉を聞いたことがあると思います。
- ビッグデータ
- DMP
- マーケティングオートメーション
- クロスチャネル・キャンペーンマネジメント
- アクセス解析
- レコメンド
- SEO対策
- etc…
すべてを必ず知っておく必要はありませんが、Webマーケティングやデジタルマーケティングでは、上記のような用語の意味するものを活用して自社の施策に取り入れていくことも求められます。
ここまで、マーケターとして今後の世の中で求められる仕事の変化について解説してきました。
ここまで読んだ方の中で、マーケター志望の方は「自分には自信がないかも」と感じている人が多いのではないでしょうか?
しかし、心配する必要はありません。
マーケターを目指すためには、「マーケターの基礎を知ること」というこれまで解説してきた内容と、「転職するための条件・方法を知ること」の2つがあります。
「転職するためにはどんな転職方法を選ぶべきか?」を知ることで、余計な不安を抱かずに転職活動を始めることができます。
マーケターになるにはどんな業界を選ぶべき?|転職するための条件
マーケターになるためには、どのような条件・方法があるのでしょうか?
結論から述べると、「未経験」「ほかの業界・職種」の方でもマーケターや企画・マーケティング職に転職することは十分可能です。
下記では、様々な悩み・課題から転職するための方法を解説していきます。
1 未経験から転職するにはどうするべきか?
未経験からマーケターを目指す場合には、「未経験歓迎」「未経験可」の応募資格の求人への応募を複数社におこなうことが最も効率の良い方法です。
未経験からの転職の場合、転職先の企業の実情(ブラック企業なのかどうか?)などを調べることが大切です。
そのため、転職エージェントを通して応募先企業の状況を教えてもらったり、転職先を決める前に企業の口コミを見たりなど、転職先の評判を細かく調べておきましょう。
2 関連業界・職種から転職するにはどうするべきか?
関連業界・職種から特定企業のマーケティング部門への転職を目指す場合には、あなたが今の職場で担当している業務を整理することが大切です。
整理することで、求人を出している企業が「即戦力」とみなせる能力を、応募書類や面接でアピールすることができるでしょう。
広告・広報や企画職、営業職など、マーケターと近い仕事を行っている方も多いはず。場合によっては、経験者採用でも応募できます。
もし、「どんな企業であれば自分のスキルを認めてくれるかが分からない」というのであれば、未経験の方と同じく、転職エージェントに登録することをおすすめします。
転職エージェントは、あなたの能力や経歴を面談でしっかり調べた後、求人を出している企業に対してあなたを売り込んでくれます。
3 入りたい企業を選ぶにはどうするべきか?
入りたい企業を選ぶ場合の悩みには色々なものがありますが、大まかに分けると下記の2つの悩みになるのではないでしょうか?
- 希望条件に合った転職先が見つからない。
- 転職活動や企業選びのそもそものやり方が分からない。
希望条件に合った転職先が見つからない場合は、「転職求人の探し方」が上手に行えていない可能性があります。
一方、転職活動や企業選びがわからない方は、自分に合った転職活動の方法を知ることが大切です。
それぞれについて、あなたがやるべきことを解説します。
希望条件に合った転職先が見つからない場合の対処法
希望条件に合った転職先がわからない場合には、転職サイトの使い方や、求人の探し方が上手に行えていない可能性が高いです。
まずは、あなたにとってどんな求人の選び方が良いのかをチェックしましょう。
- 自分で求人を探して応募したい⇒転職サイトを使う
- 自分に合った転職先を紹介してもらい転職したい⇒転職エージェントを使う
転職サイトを使う場合には、希望条件を明確にしたあとに検索をかけて求人を選べばOK。
ただし、思うような求人がひとつも見つからないのではあれば、もともと今使っている転職サイトには求人がない可能性が高いです。
そのため、転職サイトで希望条件に当てはまる求人がない場合には、ほかの転職サイトに登録するか、転職エージェントを使うべきです。
転職エージェントであれば、希望条件に合った求人を、転職のアドバイザーが紹介してくれます。
利用は最後まで無料で必ず転職する必要はありません。
下記では、おすすめの転職サイトと転職エージェント、それぞれの特徴やおすすめポイントを解説しているほか、ここで解説したよりも詳しく活用法や注意点をご紹介しています。
おすすめ記事:おすすめ転職サイトランキング!選び方や登録後の流れ、活用法まとめ
おすすめ記事:おすすめ転職エージェントランキング!選び方や注意点・活用法まとめ
転職活動や企業選びのそもそものやり方がわからない場合の対処法
そもそも、転職活動や企業選びについて知らない方も多いでしょう。
この場合、転職活動に余計な不安を感じたり、前向きに転職しようというモチベーションが少しずつなくなっていってしまいます。
転職についてよく分からず悩んでいる人は、最初に転職活動に関するすべての基礎知識と流れをおさえることをおすすめします。
おすすめ記事:【全知識】転職活動のやり方・期間・面接対策・必要書類まとめ!
まとめ|マーケターに必要な知識を知り転職活動を始めよう
今回は、マーケティング職やマーケターになるための基礎知識として、マーケターの仕事内容や年収、求められるスキルや資質、そして実際に転職するためのノウハウまでありとあらゆるマーケターの情報をご紹介してきました。
長い内容だったと思いますが、マーケターとして一歩を踏み出す方々が明確な意思決定をすることができるよう、内容を詰め込みお届けしました。
マーケターとして求められる仕事内容や、転職するためのノウハウを学べば、実際にマーケターを目指す第一歩を踏み出したことになります。
ぜひ、今回の記事を参考に、マーケターとしての一歩を力強く踏み出してくださいね。