調理師免許を取得するためには、調理師試験への合格だけではなく、「2年以上の実務経験」が必要になります。
調理師を目指している方の中には、「実務経験」がない方も多く、そのため調理師として働くことを諦めそうになっている方も多いのではないでしょうか。
しかし、調理の仕事をするために調理師免許が必ず必要なわけではありません。調理師免許取得のために実務経験を積むには、免許なしでも転職できる職場を見つけることが大切です。
そこで今回は、将来的に調理師を目指しているが、実務経験がない転職者の方向けに、調理師免許取得の方法や、実務経験を積める求人の探し方についてご紹介しています。
今回の記事を参考にすることで、調理師としての第一歩を踏み出すことができます。ぜひ参考にしてください。
そんなことはないぞ!
これから調理師の免許取得を目指すなら、まずは2年以上実務経験を積める職場を見つけることが大切じゃ!
INDEX
調理師免許はなぜ必要?
調理師免許って、いったい何のために必要なのかな??
「調理の仕事」の技術力を証明できるからこそ、調理師免許は必要なんじゃ。
また、免許を持っていないと応募できない求人も結構あるのが実情じゃ!
調理師免許を所有していることは、「調理に関して高い技術を持っていることの証明」になります。調理師求人に特化して転職サイトなどで求人情報を探してみると、「資格必須」という募集要件のものが多いのです。
調理師の免許を持っていなくても調理スタッフとして働くことは可能です。しかし、長く調理師として働きたい方や、将来的に独立開業を目指すなら必ずとっておきたい免許であるといえます。
ただし、ご存じのように、調理師の免許を持っていなければ料理ができないわけではありませんよね。そのため、免許がなくともスタッフとして働くことは可能なのです。
調理師のメリットは下記の2つです。
<調理師のメリット>
- 調理師として名乗ることができる
- 食品衛生管理者の資格を申請のみで取得できる
実は、調理師の免許のメリットはこのくらいしかありません。しかし、国家資格である調理師としての能力はまだまだ評価されています。転職もかなり有利になるでしょう。
ただし、調理師試験に合格してさえいれば調理師になれるのかというとそうではありません。試験合格とともに、「実務経験が2年以上」という条件があります。(※調理師養成施設を卒業すれば実務経験は必要ない)
では、実際に調理師の免許を取得するには、どのような流れを踏まえるべきなのでしょうか?
調理師になるまでの流れ
実際に調理師免許を取得するには、何が必要なんだろう??
定期的に開催される試験の合格+2年以上の実務経験が必要なんじゃ!
調理師免許取得には、「試験への合格」+「実務経験証明書」が必要になります。
試験内容や試験情報については、下記の「公益社団法人調理技術技能センター」で公開されていますので、調理師免許取得を検討している方は目を通しておきましょう。
さて、次に重要なのは「実務経験証明書」ですが、実務経験を積んだと証明するためには、条件があります。
<実務経験証明書を受け取れる条件>
- 国から許可されている施設(飲食店営業・惣菜製造業・魚介類販売業)で2年以上の勤務
- 学校、病院、工場、企業の給食施設、給食センター、学生寮などで継続的に20食かつ1日に50食以上
- アルバイト・パートで週4日以上かつ1日6時間以上
2年という条件は、途中で職場を変えた場合には合算することができます。実務経験証明書を取得するためには、働いた職場で押印してもらう必要があることに注意しましょう。
実務経験と認められない働き方には下記の項目があります。合わせて注意しましょう。
<実務経験と認められない項目>
- 食品衛生法の営業許可を受けていない施設での調理期間
- 飲食店勤務だが、調理担当ではないケース(ウェイター・ウェイトレスなど)
- 週4・1日6時間以下のパート・アルバイト
- 製造業でも、パン・デザートのみしか製造していなかった場合
- 食品開発で調理を行う業務
- 栄養士、保育士、看護師として調理業務を行っていたケース
- 料理学校や教育機関などで教師・講師として指導を行っていた場合
認められない項目は、下記「調理師資格指導境界」に掲載されている情報を参考にご紹介しました。
参考:調理師資格指導協会
これから調理師を目指す方のうち、上記の条件に当てはまる方は、仕事を継続しながらでも調理師免許取得のために上記の情報にしっかり注意した上で勉強をがんばりましょう。
しかし、調理師を目指す方の中には、「実務経験がない」という方も多いのではないでしょうか。そんな方は、調理師の免許取得前に調理に関連する仕事を見つけるための方法を知り、転職活動を行いましょう。
調理師免許の取得前でも、転職先を探すことは可能です
実務経験を積みたいけど…免許なしで働けるところなんてあるのかな…
あるぞ!
要は、探し方がとても大事なんじゃ。
アルバイトやパートだけじゃなくて、正社員として働けるならイチバン安定するしな。
「調理の仕事がしたい」と考えた方は、まず「調理師免許取得」を目指します。取得のためには「実務経験が必要」です。そして実務経験を得るためには…そう、免許が必要だと考えがちです。
しかし、調理の仕事では必ずしも調理師の免許が必要なわけではありません。実務経験を得ながら、調理師として働くスキルを身につけることのできる求人を探すことは不可能ではないのです。
調理の仕事の実務経験を積みたい方が転職する場合には、しっかりと働ける職場を見つけられるような転職活動をすることが大切です。でも、どうやって求人を見つければ良いのかが不安でしょう。
そんなときにおすすめなのが「転職エージェント」です。
下記では、調理師を目指す方がなぜ転職エージェントを使うべきなのかについてご紹介しています。
調理師を目指す方におすすめの転職方法は「転職エージェント」
なんで、普通の転職サイトではなくて、「転職エージェント」がおすすめなの?
おすすめの理由は、「転職活動で必要なことを全部やってくれる」からなんじゃ。
たとえば、給与交渉や転職先の実情を調べたり、面接対策や履歴書の作成などをサポートしてくれたりするんじゃよ。
待遇改善のための転職も、親身になって相談にのってくれるじゃろう。
転職活動を始める場合、転職エージェントは下記の理由からおすすめできます。転職が不安な方こそ、下記のメリットをしっかりおさえておきましょう。
<転職エージェントのメリット>
- 転職先の内部事情を教えてくれる(職場の内情、給与の相場)
- その他の相談でも親身にサポートしてくれる
- 転職活動の手続きをサポートしてくれる(履歴書などの作成・面接対策)
- 時間がかかる転職活動でもサポートしてくれる
- 自分の求める条件に合った求人を紹介してくれる(何度でも)
転職先の内部情報を教えてくれたり、自分の求める条件(休日のとりやすさ・給与など)に合った求人を紹介してくれる点は、「待遇の良い職場」を見つけるためにイチバン大切なことですよね。
また、面接対策をサポートしてくれると、転職活動の不安をかなり軽くすることができます。実務経験をしっかり積める職場を探すなら、転職エージェントがイチバン効率的です。
エージェントは無料で登録できますし、最後までお金を取られることはありませんから、活用しない手はありません。
では、転職エージェントを活用した転職活動の流れについて見ていきましょう。
転職エージェントの登録後の流れ
転職エージェントに登録したあとって、どんな感じで転職活動が進むの?
大まかに流れをつかむために、「転職エージェントに登録後〜内定」までの流れを紹介しておくぞ!
転職エージェントに登録したあとの流れは下記の通りです。転職エージェントごとに若干の違いがありますが、情報入力後にエージェントから連絡が来る点は同じです。
<転職エージェント登録後の流れ>
- 個人情報入力を入力したあと「転職相談」の日程調整の連絡が来る(一週間程度)
- 担当のエージェントと転職相談を行う。(対面か電話)
- 相談内容を踏まえてエージェントから求人紹介の連絡が来る
- 求人を選ぶ(希望するものがない場合は2へ)
- 面接の日程調整・履歴書や職務経歴書の作成をエージェントがやってくれる
- 面接対策・内定を得るためのアドバイスをもらい、面接を受ける
- 入社日・給与などの待遇交渉をエージェントが行ってくれる
決まったタイミングでしか相談ができないわけではありません。場合に応じて、こちらから連絡することもできます。また、今の職場を辞めるための相談なども受けてくれます。
調理の仕事への転職で活用すべき転職サービス
マイナビエージェント|20〜30代の転職活動に最適!
『マイナビエージェント』の特徴
有名な就職サービス『マイナビ』が運営する転職エージェントサービスが「マイナビエージェント」です。
キャリア事業の大手ならではの信頼感と、太いパイプが売り。
特に20〜30代向けの求人情報に強みがあるため、転職が初めてで不安な若手社会人の方におすすめです。また、相談しながら転職活動を進めたい人にとっても力強い味方になってくれます。
20〜30代の方はほかの転職エージェントと同時に登録しておくことをおすすめします。
どんな人にオススメ?
- 希望する職種・業種が複数ある方。
- 大企業からベンチャー企業まで、あらゆる選択肢を考えているが転職に自信がない方。
- 20〜30代、第二新卒の方で、転職活動の選択肢を増やしたい方。
転職エージェントって、ひとつ登録しておけばいいの?
転職エージェントは複数活用することで最も転職成功率がアップするデータがあるんじゃ!
下記の記事に掲載されているエージェントのうち、2つ〜4つのエージェントに登録しておくと良いじゃろう!
まとめ|調理の仕事への転職を成功させよう
調理の仕事が未経験の場合でも、まずは転職エージェントを活用すべきじゃ!
わかったよ、はかせ!
まずは「転職エージェントに登録」してみるね!
…それにしても、はかせはどんな仕事をしているの?
それはお母さんに聴きなさい。
今回は、将来的に調理師を目指しているが、実務経験がない転職者の方向けに、調理師免許取得の方法や、実務経験を積める求人の探し方についてご紹介してきました。
調理師免許を取得するためには長い時間がかかってしまいますが、今から調理師として働く目的や方法をきちんと定めておくことが何よりも大切です。
今回の記事を参考にして頂き、ぜひ転職活動を成功させてくださいね。
はかせ、調理の仕事って、必ず免許がないとダメなの?