「こんな人は転職に不利である」という言説は、転職が当たり前になり副業をする人も増えてきている中、ますます増えてきているのではないでしょうか。
実際のところ、「有利・不利」というのは会社や業界、その人が目指すキャリアやポジションによって変化するものです。
しかし一方で、どんな場合でも適応されるような「転職に不利な転職者の特徴」も、転職する人が増えてきている中で固まりつつあります。
あなたが転職する際、または人事として採用する人を見る際に、そういった人物であるかどうかをチェックする必要がありますよね。
そこで今回は「こんな人は転職に不利」と言えるような人物の特徴をご紹介していきます。
INDEX
採用はケースバイケースだが最低限の基準がある
採用する側の観点では見極めが重要になる
採用する人事側の観点からは、こういった「最低限の基準」を満たす人材をいかに集めるかが重要になりますよね。
自社にとっていかに必要なスキルセットを持っているとしても、マインドの面や仕事現場での実際の行動を推し量るのは、現状の採用活動だけでは難しい側面もあるでしょう。
しかしそれでも、ポイントごとに最低限の基準が見え隠れしていないかについて、独自の視点を持って採用する人材を選ぶことが重要になります。
採用される側は根本から自分を見つめ直す必要がある
一方、採用される側の観点としては「不利な人の特徴」をいかに根本から見つめ直し、解決することができるかが重要になります。
一朝一夕にはいかない性質・性格や行動を修正するのは骨が折れます。しかし、これから転職しキャリアを自分自身で構築していく上では、「採用に不利」と見直される言動の根本を断ち切る必要があります。
そのヒントは、実際に不利と言われる肩の特徴を知ることで得ることができるでしょう。
採用に不利な人の6つの特徴
1 チームワーク不足
チームワークはどんな業界・業種・職種であっても重要なファクターです。
チームワークが何を意味しているのかについても企業や組織によって異なる側面があるので一概には言えませんが、コミュニケーション能力や共感力といった言葉で言い換えることができます。
たとえば、「一人でなんでもこなしてしまうタイプ」は一見できるように見えますが、実はコミュニケーションを取らないことで大きなミスや失敗をしたケースなどです。
このように、チームワークを重要なひとつのビジネススキルであると捉えているかどうか、採用する側は質問で把握し、採用される側は過去の経験や実績のうち当てはまる部分があるかを見つめ直しましょう。
2 最終的な意見が「外部要因」にある人
成果を出している人であっても、うまく成果を出すことができない人であっても、それはスキルの向上やマインドの変化で改善する可能性があります。
しかしながら、問題や課題、目標が達成できないことの理由を「外部要因」に求めがちな人は、仕事現場でも責任転嫁する可能性が高いです。
何か実績や成果を出した経験がある人や、反対に大きな失敗や挫折を味わったときに、それを自分の思考や行動に原因があると捉える人物かどうかを把握しておく必要があります。
3 行動しながらチェックできない人
「行動しながらチェックできない」とは、考え込むだけで行動に移すことができない人や、次の行動で前回の反省を踏まえることができていない人のことを指します。
改善できるスピードや考え方の粒度にはスキルの差が出てきます。しかし、そもそも行動することによって自分の仕事の成果や行動、反省点を発見することができた経験がない人や、そういう意思がない人は要注意です。
4 途中で諦める人
途中で物事を投げ出してしまい、楽な道に進もうとすることはすべて悪いことではありません。ときには「引き際」を自分で定め、撤退する勇気も必要です。
しかし、「なんとなく」という理由が明確なものでない状態で諦めている場合は注意が必要です。
たとえば、退職理由や転職する動機などが明確でない場合に、その人がどの程度「途中で諦めない人」であるのかを把握することができます。
5 勉強しない人
「生涯教育」という言葉が世に溢れるようになり、ITの進展がめまぐるしい現代社会では、日々更新される情報のスピード自体が向上しています。
そんな中、これから成長しようとしている企業や、目的・目標に向かって新たな事業やビジネスを始めようとしている組織に「勉強しない人」が入ってしまうと、スピードが著しく落ちてしまいます。
「勉強する」にも様々な定義があると思いますが、ここでは「自主的にインプット・アウトプットする習慣があるかどうか?」を参考にすると良いでしょう。
特に、技術職(エンジニア)や、クリエイティブ職種では必須の前提条件といえます。
6 論理的だが感情を優先する人
論理的思考ができるため一見優秀に見える人でも、ここぞという意思決定で感情を優先し「なんとなく」で行動してしまう人がいます。
これは、転職面接・書類選考だけで把握するのは難しいポイントですが、大きな人生のターニングポイントを迎えたときの意思決定が論理的かどうかで判断することができます。
転職・キャリアチェンジ、進路選択など、これまでの人生におけるターニングポイントで、どのように考え、行動してきたかが明確になっているかどうかが重要です。
まとめ|姿勢やスタンスを変化させるのは難しい
今回は、「採用に不利な人の6つの特徴」というタイトルで「採用に不利な人」がどんな傾向にあるかを見てきました。
採用する側・される側が最低限把握しておきたいポイントです。
採用される側である転職者の方で「自分に当てはまっているかも」という部分があれば、それは自分自身の行動を見つめ直すことでしか改善することができません。
しかしながら、「自分が実際はどんな特徴を持っているか?」に気づくことができさえすれば、それを一つずつクリアにしていき、行動を改めることができるでしょう。
ぜひ、転職・採用の前提となるポイントとして参考にしてください。