フリーターから正社員を目指すべき?転職する方法とメリット

フリーターから正社員へ! 転職活動の方法
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フリーターのまま働き続けることに違和感や不安を感じている方は多いのではないでしょうか?

でも一方で、「正社員になったらそれはそれで大変そう」「これまでと同じでいいかな」と思ってしまいますよね。

しかし、フリーターとして働き続けることと、正社員として働き始めることには大きな差があります。正社員のメリット・デメリットを知ることで、あなたが本当に正社員を目指すべきかがよく理解できるのではないでしょうか。

そこで今回は、フリーターから正社員を目指すかどうか悩んでいる方に向けて、フリーターから正社員を目指す際の注意点や悩みポイント、具体的な転職活動の方法をご紹介していきます。

この記事を読むことで、フリーターからどのように正社員転職を実現することができるのかがわかるようになります。ぜひ参考にしてください。

「フリーターのままでいいのだろうか?」と不安に思う理由

「フリーターのままでいいのだろうか?」と不安に思う理由

フリーターのまま働き続けていることに不安を抱いている方は、おおよそ下記のような悩みや課題を抱えているのではないでしょうか?

フリーターとして働き続けることに不安を感じる理由

  • 長く働ける職場で働いていないことに不安を覚えている。
  • 金銭的な余裕がなくなってきた。
  • 結婚や子育てなどを本気で考えなければならなくなった。
  • 今の仕事に不安を抱えている。
  • 将来、失業してしまうことに心配している。
  • 社会的な身分が低いと自分を振り返って感じてしまう。

福利厚生や給料の額、そして職場の将来性や安定性を考えるなら、フリーターとして働き続けるのではなく、正社員への転職を目指すべきでしょう。

上記のようなポイントに不安をいだいたまま働き続けても、あなたの将来は明るくなりません。

特に、結婚や経済的な安定性を考えるのであれば、正社員募集をかけている企業への転職活動をおこなうべきです。

しかし、フリーターであることにもメリットがありますし、正社員になることによるデメリットもあります

。本気で正社員転職を目指すのであれば、まずはフリーターと正社員の様々な違いを知ることが大切になります。

 

フリーターと正社員の違いを知る|メリット・デメリット

フリーターでいることのメリット・デメリットは?

フリーターとして働き続けることと正社員として働くことでは、様々なポイントに違いがあります。

それぞれの働き方にメリット・デメリットがあることをしっかりおさえておくことが大切です。

働き方は、あなたの人生を決める大きな要素になります。ただ何となくフリーターとして働き続けたり、なんとなく正社員のほうが良さそう、という感情で働き方を決めるべきではありません。

では、具体的にどのようなポイントで、フリーターと正社員には違いがあるのでしょうか?

1 生涯年収・社会保障

正社員とフリーターの年収(賃金)の差は、統計上「約40%」の開きがあることが判明しています。

また、大学卒業をした男性が正社員になった場合とフリーターになった場合での年収を比べた場合には、25〜29歳の正社員の平均年収が「350万円」であることが分かっています。

それに対して、フリーターの平均年収は「200万円」と、正社員の同世代と比較して150万円の差ができてしまっています。(情報は平成24年時点での数値)

参考:フリーターと正社員の生涯年収格差 – 厚生労働省

生涯年収では3倍以上差があることも判明しており、正社員として働くかどうかで一生のうち稼ぐことのできる給料が決まってしまうのが現状です。

また、社会保障・福利厚生の面でもフリーターには大きなデメリットがあり、基本的には退職金制度はありませんし、定年退職後の厚生年金もないため、老後の生活にも大きな不安が残ります。

「年金や退職金を当てにしない」という働き方も考えられますが、それでもなお賃金や福利厚生の面で正社員のほうが恵まれていることは確実です。

2 結婚後の家庭の余裕

正社員とフリーターでは生涯年収に約3倍もの差が出てしまいます。

フリーターかつ独身であればそれほどお金に困らないかもしれませんが、結婚や子育てを考えているのであれば、経済的な余裕は必ず必要です。

正社員の場合ですと、結婚・出産・子育てなどに補助制度を利用することができ、行政からの支援を受けることができますが、フリーターでは制度が適用されないことも多いです。

また、結婚・出産・子育てには様々な費用がかかるため、長期的に貯蓄をしておくことが何より重要です。

まとめると、結婚後に子育てをすると仮定したときにかかる費用は下記の通りです。

  • 結婚時の諸費用(結婚指輪・新婚旅行、新居購入、引っ越し、家具の購入)
  • 出産費用
  • 育児費用(幼稚園・保育園・小中高の費用、大学・専門学校の学費)
  • 保険に関する費用

人生の様々な段階でまとまったお金が必要になる場合も多いです。

また、車や家屋を購入する場合には、ローンを組まないといけませんが、正社員など信用できる職場に努めていないと、お金を借りたり、ローンを組んだりすることが難しくなります。

3 老後のための貯蓄

正社員とフリーターでは、老後に受け取れることができる金額が「7000万円以上」の差になります。

正社員とフリーターの生涯年収には3倍以上の差があることはすでに説明した通りですが、単純な所得だけではなく、給料の中身から天引きされる「保険の積立額」などの差分や、加入年齢の違いによって金額が大きく開いてしまうのです。

老後のために貯蓄をするためには、働いている間の所得(給料)と、老後に受け取ることのできる退職金・年金などを合わせて考えることが大切です。

そのため、フリーター、派遣社員、契約社員の方は、次々の給料こそ正社員と比較してあまり変わらないとしても、できる限り正社員を目指すほうが将来が明るくなると考えて良いでしょう。

4 収入や雇用の安定性

正社員以外の働き方や雇用形態のことは「非正規雇用」と一括して呼ばれることが多いようです。ただし、フリーターも、アルバイトの方がほとんどでしょうから非正規雇用の中に含まれています。

収入や雇用の安定性は、それぞれの雇用形態によって細かな違いがあります。

そのため、あなたの働き方と照らし合わせて、ほかの雇用形態がどのような特徴を持っているのか、一覧表で確認してみましょう。

雇用形態別収入・安定性比較表

正社員 契約社員 一般派遣 パート・アルバイト
(フリーター)
保険制度
年金制度
昇給制度
賞与(ボーナス)制度
有給休暇制度
雇用の安定性

収入や雇用の安定性の観点から見ると、正社員への転職が圧倒的にメリットがあることがわかるのではないでしょうか?

ただし、「絶対に正社員への転職がおすすめ!」というわけではなく、保険制度や年金制度、昇給やボーナスの契約内容が良いのであれば、契約社員や派遣社員として働き始めるのもひとつの方法です。

ただし、派遣社員は法律の改正などで雇用の安定性がすぐに崩れる危険があります。長く働きたい職場を選ぶのであれば、正社員への求人情報は必ず見ておくべきです。

5 フリーターは時間があるが正社員には経済的な余裕がある

フリーターとして長く働き続けている方の中には、下記のような考えから正社員やほかの雇用形態での働き方をしていない…という理由をお持ちではないでしょうか。

  • フリーターじゃないと趣味や余暇の時間が減ってしまう。
  • 結婚するつもりはないし、別にお金には困っていない。
  • 正社員への転職は責任が増えそうで嫌だ。

働き方を選ぶのはあなた自身ですし、今の生活に満足しているのであれば、フリーターとして経験を積んでいくのもまったく不自然なことではありません。

特に、上記のような理由を自分で決めているのであれば、「正社員じゃないとダメだ」と自分を追い込む必要はないのです。

しかし、余暇や趣味の時間を確保することと同時に、安定した職業に就けるのであれば、わざわざフリーターを続ける必要はないのも事実です。

現実的に、土日が休みで雇用の安定性が確保されている正社員求人を見つけることは可能です。

もちろん、転職活動は努力しなければいけないですが、スケジュール管理をしっかりした上で慎重に求人情報を探すことができれば、あなたが希望する条件を満たす正社員求人を見つけることはできます。

 

6 社会的信用のレベル(ローン審査)

正社員については、上記までで様々なメリットをご紹介してきました。

先ほども少し触れた部分ではありますが、正社員という立場であるだけで社会的信用のレベルが上がることも事実です。

社会的信用とは、具体的には「ローンの審査」のことを指します。いくら高時給のバイト先に努めていたとしても、アルバイトというだけでローンを組むことができない場合が多いです。

クレジットカード審査や車・住宅ローン、その他借入などを今後する予定なのであれば、正社員への転職をすることで審査に通りやすくなります。

7 転職のしやすさ・市場価値

正社員として長く働いていると、あなたの人材としての市場価値が上がります。

人材としての市場価値とは、今後あなたが更に転職する場合のあなたの働き手としての価値のこと。

正社員としてある程度の責任を持って実績を積んでおけば、さらにステップアップのための転職を今後数年間ですることも可能です。

逆に、フリーターとしていくら長く働いていて、様々なスキルを磨き上げてきたとしても、あなたの価値を理解してくれる企業はあまりいないでしょう。

できるだけ早めに、フリーターからほかの雇用形態への転職をおこない、あなたの価値を高めることが大切です。


ここまで、正社員とフリーターの主な違いを解説してきました。

フリーターの方が良いとこれまで感じていた方も、正社員のメリットを実感することができたのではないかと思います。

下記からは、実際に正社員への転職を考えている方に向けて、転職するときによくある悩みと解決策をご紹介していきます。

少しでも「転職しようかな」と考えているのであれば、ぜひ参考にしてください。

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