未経験で介護士への転職を考えて始めている方の中には、「介護士はどのような仕事内容なのか?」「介護士への転職ではまず最初に何をすべきか?」ということがよく分からない方も多いと思います。
そこで今回は、介護職・介護士の仕事内容や介護職・介護士への転職でおさえておきたいポイントをまとめてご紹介しています。この記事を読むことで、・介護業界・介護士への転職の全体イメージがつかめます。ぜひ参考にして頂き、転職活動を行う際の参考にしてくださいね。
INDEX
介護士には未経験からなることはできるの?
介護士の仕事は、「未経験」から転職することはできるのでしょうか? ここでは、介護業界で介護士として働くための方法についてご紹介しています。
「介護士」は資格取得後になることができる
介護に関する仕事の全般を担うためには、国家資格である「介護福祉士(介護士)」の資格を取得する必要があります。介護士としての資格を取得することで、介護業の仕事のうち、入浴や排泄の補助、メンタルケアなど専門的な仕事を担当することができます。
職場や勤務場所により、その担当する業務は様々なですが、一般的には資格取得者はキャリアアップすることができ、給与などの条件が高くなります。未経験の場合でも、働きながら介護福祉士の資格を取得することができるため、介護士を目指す方は、取得をサポートしてくれる職場を探すべきでしょう。
「介護業界」で働くためには4つの雇用形態がある
介護福祉士の資格を取得していない場合でも、介護業には主に4つの形態で就くことができます。
正社員
資格を取得していない場合でも、正社員募集の求人に応募することが可能です。条件にもよりますが、資格取得を前提として働きたいと考えている方は、まず正社員として働ける求人を探すべきでしょう。
一般的にはシフト制で、福利厚生は完備されています。賞与(ボーナス)や昇給の制度などを見極めた職場選びが重要になります。
契約社員
一定期間で契約を更新する形で業務を行うのが契約社員です。契約期間は最長で5年ですが、働き手側の申込で無期労働契約を結ぶことも可能です。しかし、契約が途切れてしまった場合は再度転職活動を行う必要がありますので、資格取得を前提としている方は、正社員を目指すことが先決です。
しかし、契約社員として募集する求人の中にも、正社員登用制度がある職場もあります。
派遣社員
給与は時給制で、未経験の場合はフルタイムから週3程度の勤務形態まで働き方は様々です。また、契約社員と同様、正社員登用制度があります。住所や条件によって、派遣社員から始める場合かつ正社員を目指したい場合は、「正社員登用制度」があるかどうかを確認しておきましょう。
アルバイト・パート
子育て中の方や、短期的に仕事を行う方、そして時間に融通を効かせたい方で長くアルバイト・パートとして介護業界で働いている方も多いといえます。時給制でシフトが比較的思い通りになりやすい形態です。
しかし、介護業界で長く働きたい場合は、アルバイト・パートよりも派遣・契約社員として求人を探すべきであるといえます。
介護士として働く条件と、介護業界で働くための雇用形態についてご紹介しました。介護業には様々な働き方がありますが、介護士を目指して転職する方は、まず「正社員」として求人を探すことをおすすめします。資格取得をサポートしてくれる職場も多いため、出来る限り長く働ける形態で働き始めるべきでしょう。
介護職・介護士への転職ではやることが3つある!
転職をするにあたっては、大まかに3つすべきことがあります。転職活動で知っておくべき基本の3項目をおさらいしておきましょう。
転職に必要なことはこの3つです。順に解説していきます。
1 キャリアの棚卸
「キャリアの棚卸」とは、自分自身のスキルを客観的に見て、どんな経験を積みどんなスキルを身に着けてきたか? を明確にすることです。
比較的余裕ができてきてからいざ自分自身のスキルを振り返ろうと思ってもなかなかできることではありませんし、転職を機会として自分を見つめ直さなければ、この棚卸しをするタイミングはほとんどありません。これを機に、自分の「経験・スキル」を過去の具体的な仕事内容とともに書き出しておきましょう。
未経験の場合は、他の業種・職種で学んだことをもう一度洗い出し、整理してみることが大切です。
2 転職する理由
転職することを考えている以上は、何らかの「理由」があるでしょう。理由のない転職はない、それは当然のことですが、実は転職する理由が固まっていないという可能性もあるのです。
「自分は何を要因として転職を考えているのか?」を今一度明確にして書き出してみましょう。それは給与・待遇面でしょうか? 仕事内容でしょうか? 求める人間関係でしょうか?
特に、他業種への転職の場合、転職理由は明確なようで、実は中身を考え尽くせていない場合があります。「なんとなく」ではなく、「自分は〇〇という理由で転職をするんだ」と理由を明確にすることは「志望動機」を考える際にも重要です。
3 具体的な企業
自身の経験と転職理由をハッキリさせたあとは、具体的に「ここで働きたい」と思える企業を探す必要があります。具体的に企業を見ていくためには、業界に数多存在する企業をひとつひとつ調べるのではなく、「事業の内容」「商品・サービスの内容」などを区別して、自身の求める条件や「やりたいこと」に照らして選んでいく必要があります。
異業種への転職の場合は、具体的にどんな仕事があるのかについて詳しく知らない方がほとんどでしょう。その場合は、「実際どうなの?」はさておき、とにかく自分が「やりたい!」と思う仕事内容や、企業の提供するサービスを事前にリサーチしておくことが大切です。
未経験での介護職・介護士転職を成功させるための5つのポイント
資格を取得済で未経験の方が介護職へ転職するために必要なことはどんな点にあるのでしょうか? これから転職活動を行う方に向けて重要なポイントをおさえて解説していきます。実際に転職活動を行う際の参考にしてくださいね。
1 介護職としての志望動機・志望理由を明確にする
介護職への転職を成功させるための第一のポイントは、自己分析を行い「自分はなぜ介護職・介護士を志望するのか?」を明確にすることです。
志望理由を見つけるためには避けるべきことがあります。それは、「給与」「前職の不満」のみを動機として志望理由を決めることです。
介護職のどんな業務に魅力を感じているのかをハッキリ伝えることで、あなたを採用する企業や面接を行う面接官はあなたの持つモチベーションを正当に評価することができます。
関連記事:【介護業界】介護士が転職に成功するための志望動機の書き方・伝え方
2 キャリアの棚卸しを行う
「キャリアの棚卸」とは、自分自身のスキルを客観的に見て、どんな経験を積みどんなスキルを身に着けてきたか? を明確にすることです。
比較的余裕ができてきてからいざ自分自身のスキルを振り返ろうと思ってもなかなかできることではありませんし、転職を機会として自分を見つめ直さなければ、この棚卸しをするタイミングはほとんどありません。
これを機に、自分の「経験・スキル」を過去の具体的な仕事内容とともに書き出しておきましょう。未経験の場合は、他の業種・職種で学んだことをもう一度洗い出し、整理してみることが大切です。
3 介護職として活かせる自分のスキルを整理する
あなたの前職までの経験やスキルが活かせるチャンスは大いにあります。求人内容を見ながらあなたのこれまでのスキル・経験のどんな部分を活かせるのか?を明確にすることで、自己PRの内容を深く掘り下げることができます。
自分自身のスキルや経験を明確にしておき、それをもとに面接や選考で自己PRを行うことは、あなたを採用する側の企業や面接官、人事にとってもあなたを的確に評価するための良い判断材料になります。
4 具体的な企業・職場を探す
介護職と言っても、勤務地や福利厚生と言った具体的な求人内容には様々な種類・特徴があります。また、業務内容も現場により大きく変化します。介護職の求人は多くの選択肢がありますが、入ってから後悔することのないように、慎重に転職先を選ぶ必要があります。
具体的な企業・職場は、自分の求める雇用形態や勤務時間、給与や業務内容をあらかじめ決めておき、慎重に探していくべきでしょう。
職場を探す・選ぶ基準
1 条件面
2 仕事・業務内容
3 職場の雰囲気や企業の文化
この3点から納得のいく転職先を選ぶことが大切です。
5 未経験の求人を探すことのできる転職サービスを活用する
未経験の求人を探すことのできる転職サービスを活用することで、介護職を未経験から始める求人案件を探すことができます。
また、転職エージェントサイトを活用すれば、給与などの就労条件を相談したり、面接や選考時のサポートを手厚く行ってくれたりと、転職活動をスムーズに進めることができます。
自分自身で考えるべきことを時間をかけて慎重に行うことが大切ですが、それと同時に活用できる転職サイトを選びフルに活用することも、転職活動を成功させるためには必要です。
転職エージェントの登録後の流れ
転職エージェントの一般的な「登録後の流れ」は次のようになります。転職エージェントごとに細かな流れが異なる場合もありますが、大まかに流れをおさえておくことで、円滑に転職活動をすすめることができるでしょう。
- 個人情報入力後、エージェントからカウンセリング(転職の相談)の日程調整の連絡が1〜2週間で来る。
- エージェントとのカウンセリング(転職の相談)を行う。
- 相談を踏まえてエージェントが求人を紹介してくれる。
- 履歴書などの書類準備&応募する企業を決める。
- 面接準備をエージェントと相談しながらする&面接本番。
- 内定後、入社日や給与などの条件交渉をエージェントを通じて行う。
カウンセリングや相談のタイミングで、「面接前の不安事項」「内定後の入社日や給与交渉」「退職の調整」の方法はどんどん質問し、出来る限りエージェントから情報を受け取りながら転職活動を進めていきましょう。
未経験から介護士に転職する際に活用すべき転職サービス
転職エージェントは、複数活用することで最も転職成功率が高まります。これを機に登録をしておきましょう。
エージェントサイトは、必要項目を入力し登録完了した後、メールや電話等であなたの日程に合わせて転職支援を行ってくれます。「今仕事が忙しい!」「時間がないかも…」と不安な方も心配せずにまずは登録してみましょう。あなたの転職成功率がグンと上がります。
無資格・未経験でも活用できる!介護専門求人サイト『かいご畑』
『かいご畑』の特徴
かいご畑は、介護専門人材コーディネーターと呼ばれる担当アドバイザーが、転職相談・支援をおこなってくれるお仕事紹介サービスです。
特に、経験が浅い若手の方や、これから介護資格を取得する予定の方におすすめです。
かいご畑では、無資格・未経験からテキスト代以外無料で受講できる資格取得制度があります。
正社員・契約社員・派遣からパートまで柔軟な働き方を選べるのも魅力です。若手の介護職の方が登録しておくと、特に転職活動を進めやすいでしょう。
介護士の転職でおすすめである理由
- 未経験・無資格からでも気兼ねなく利用でき、資格取得ができる。
- 転職が初めてでも問題なく相談にのってもらえる。
- 若手の介護職の人でも条件の良い職場を紹介してもらえる。
介護士の転職におすすめのサイトを掲載中!転職サイトTOP4
まとめ|介護職・介護士への転職を成功させましょう
今回は、未経験から介護士を目指す方向けに、介護業界への転職方法をご紹介してきました。資格取得を条件とする求人もありますが、未経験から介護士を目指す方にとって良い環境の職場を探すことは可能です。
今回ご紹介した方法をもとに、介護職・介護士への転職をぜひ成功させてくださいね。