歯科衛生士の年収を気にしているあなたは、これから歯科衛生士へ転職することを考えているか、すでに歯科衛生士として働いている方でしょう。
これから歯科衛生士を目指すべきかどうかは、平均年収と待遇の条件をしっかり抑えてから決めたほうが良いでしょう。
また、すでに歯科衛生士の方も、「今よりも高い給料の職場で働ける見込みがあるのか?」という疑問を解消して、年収アップ転職を始める方法を学ぶべきです。
ただ、平均年収を知るだけではなく、その後の行動のほうがもっと大切です。生涯年収をアップさせるために必要な知識を得ておく必要があります。
そんな方に向け、今回は歯科衛生士の年齢別の細かな平均年収を掲載しています。また、年収アップを検討している歯科衛生士がどのように転職活動を進めていくべきかを解説しています。
「今の仕事よりも年収を上げたい」「今よりももっと良い職場へ転職したい」と考えている転職希望者の方や歯科衛生士の方は、ぜひ参考にしてください。
この記事を読むことで、年収アップしたい転職者がどのように転職活動をすすめるべきかが分かります。
ぼっちよ、歯科衛生士は年齢別で平均年収が大きく変わるんじゃ。
まずは、平均年収と自分の年収を比較してみることが大切じゃぞ。
INDEX
【歯科衛生士を目指す方向け】歯科衛生士の資格取得方法は?
ここでは、これから歯科衛生士を目指す方向けの解説をしておる!
すでに歯科衛生士の方は飛ばしてOKじゃ!
ここでは、歯科衛生士とはそもそもどんな仕事なのかについて簡単に説明しています。これから歯科衛生士を目指したいと考えている方は、まず仕事内容や資格を取得する方法を知りましょう。
歯科衛生士とはそもそもどんな仕事?
「歯科衛生士」とは、歯科医院の医師の指示で、歯科予防処置、保健指導、歯科診療の補助の3つの業務をおこなう医療職の仕事です。
歯科衛生士のほとんどが女性であり30代前半までで退職する人がほとんどです。子育て・出産を機に退職する人が多く、再就職率も高くなっています。
医師の治療や診療のサポートをおこない、実際に歯医者を訪れる患者の治療サポートをおこなう専門的な仕事ですが、人材不足が介護・医療系人材の中でもかなり多く叫ばれている職種でもあります。
歯科衛生士になるためには何が必要なの?
歯科衛生士は国家試験に合格した後になることができる国家資格のひとつで、歯科衛生士法に定められている公的な資格になります。
厚生労働省が指定する養成所(大学・短大・専門学校など)を卒業することと、国家試験に合格することの2つの条件を満たした人だけが資格を取得することができます。
また、資格取得後に歯科医院への求人へ応募する必要があります。
通信教育だけで資格を取得することはできないため、実際に歯科衛生士の資格を取得するのはそれほど簡単にはいかないのが事実です。
しかしたとえば、主婦の方のケースで、子育てが一段落してから学校に通い始めるということも可能です。
そのため 、歯科助手など資格が必要のない職種から歯科医院での勤務を続け、その後歯科業界に資格を取得したうえで戻る方も少なからずいます。
歯科衛生士の仕事内容と勤務地
歯科衛生士の具体的な仕事内容は下記の3つです。
- 歯科診療の補助:歯科医師の治療中に器具の用意をしたり歯型の制作などの補助業務をおこなう
- 歯科予防処置:虫歯などを予防するために歯垢・歯石の除去やフッ素の塗布などを患者におこなう
- 歯科保健指導:ブラッシング指導、虫歯予防のための食生活指導、口腔衛生の指導をおこなう
また、歯科衛生士は歯科医院だけではなく、保健所や障がい者施設、高齢者福祉施設など、今後人材不足がより申告になっていく業界で求められているため、選べる職場が豊富です。
そのため、自分の求める条件に合った求人を探しやすいことが挙げられます。
歯科衛生士の資格を取得するメリット
歯科衛生士の資格を取得するためには、厚生労働省が指定している大学や専門学校での勉強を通した資格試験突破が難関です。
しかし、一度取得してしまえば更新の申請以外に特にすることはなく、再就職先や転職先も豊富にあるため資格を有効に生かすことができるでしょう。
ほかにも、「正社員が増えている」「転職先が豊富にある」「労働負担が比較的少ない」などのメリットがあり、女性が資格を活かして働ける職場の中でも、優良な求人が多い職種です。
歯科衛生士に手っ取り早くなるには「歯科助手」を目指す
…とはいえ、歯科衛生士を目指すのはそれほど簡単なことではありません。
すでに社会人としてパートや派遣社員、契約社員などで働いている方の場合、これから歯科衛生士を目指すのは難しいかも…
ということで、歯科医院に資格なしで働ける方法をご紹介します。それが、「歯科助手を目指す」という方法です。
歯科助手は、歯科衛生士と比べて求人数や平均給与は少ないですが、パート求人などがあります。
将来的に歯科衛生士を目指そうと考えている主婦の方の転職先としておすすめと言えるでしょう。
おすすめ記事:歯科助手を未経験から目指す方必見!転職活動を成功させる方法
歯科衛生士の平均年収は約350万円!|これって高いの?安いの?
歯科衛生士って、平均でどのくらい給料をもらっているんだろう?
年齢や地域を度外視した平均年収は約350万円と言われておる!
しかしこれはあくまでも平均値。
勤める場所や勤続年数によっては、年収が100万円以上変わることもあるんじゃよ。
歯科衛生士の平均年収はいったいどのくらいなのでしょうか?
年収アップを目指すためには、今のあなたの年収と平均年収を比較することが大切です。その上で、現実的な転職先を絞り込んでいきます。
歯科衛生士の平均年収
歯科衛生士の全体の平均年収は「約353万円」となっています。(出典:平成27年賃金構造基本統計調査)
歯科衛生士には女性の比率が約9割と多くを占めます。女性の労働者全体の年収が300万円を下回る現状では、歯科衛生士の給与は高いといえます。
歯科衛生士の規模別平均年収
歯科衛生士の規模別平均年収とは、事業所の人数別に見た歯科衛生士の平均年収額のことです。
歯科衛生士の年収は、働く人數が多い事業所ほど年収額が高くなっています。具体的な数字は具体的な職場ごとに異なりますが、1000人以上の事業所の場合は、平均年収より40万円ほど高くなります。
ただし、歯科衛生士のほとんどの職場は10人以下の開業医のもとで働くケースで平均年収になり、100人程度の規模の事業所だと+10万円ほどの年収になります。
歯科衛生士以外の職種では、事業所(企業)の規模によって年収額に数百万の違いがあるときもあるため、歯科衛生士は規模別に差はあれど、それほど大きな格差ではないことが分かります。
歯科衛生士の年代別平均年収
歯科衛生士は、年齢が上がっても給与はそれほど変わらないようです。おおむね300万円~400万円の間となっています。
理由のひとつとして、そもそも30代後半以降に歯科衛生士を継続する人が少ないことや、若い女性が次々と安い給与設定で働くことになるため、年齢によって差がつきにくいのです。
- 20〜24歳:296万円
- 25〜29歳:337万円
- 30〜34歳:353万円
- 35〜39歳:357万円
- 40〜44歳:466万円 ※年収のピーク
- 45〜49歳:408万円
- 50〜54歳:377万円
- 55〜59歳:419万円
- 60〜64歳:214万円
年齢が上がれば年収が上がる…というわけではないため、給与に不満を感じている方は、職場や職種を変える必要があります。
>>【お得な情報が見つかる】「歯科衛生士」におすすめの転職サイトTOP5
歯科衛生士の平均的な待遇・賞与・ボーナス
歯科衛生士の平均年収についてこれまで見てきましたね。おおよそ、どんな年齢・職場でも350万円が平均であることが分かりました。
では、給料外の待遇や賞与(ボーナス)についてはどうでしょうか?
よーく調べると、職場によって条件が大きく異なるようです。年収アップのためには、実は年収額以外の要素もチェックしておくことが必要です。
歯科衛生士の平均的な待遇をチェック!
歯科衛生士の平均的な待遇は下記の通りです。少なくとも、これらの手当や精度が整っている職場で働かないと、年収アップはできません。
- 研修制度:実務に必要な仕事内容を研修を通して学ぶ精度
- 資格取得支援制度(資格手当):歯科衛生士資格を所持している人に支給される手当
- 残業手当
- 交通費手当(通勤手当):条件によって異なるが、ガソリン代が距離に応じて支給される。
- 住宅手当
- 役職手当
- 退職金制度
- 各種保険制度(雇用保険・労災保険・健康保険 ※医院により指定されるケースが多い)
特に、残業手当と交通費手当などは、しっかりと支給される条件を確認したうえで転職先を選ぶことが重要です。
「ほかの職場に比べて、自分が働く場所の給料は高い」と感じている方の中には、実際のところ福利厚生費で損をしている可能性もあります。
たとえば、毎月交通費を支給されていない方が自腹で払っているガソリン代を計算してみると、むしろ転職前の手取り額のほうが高かった…ということもあります。
歯科衛生士の賞与(ボーナス)をチェック!
賞与(ボーナス)をもらっている?もらっていない?
歯科衛生士として働いている方の中には、ボーナスを支給されていない方もいます。「え!むしろそれが当たり前なの?」という方、今の職場には注意したほうが良いかもしれません。
ただし、ボーナスや賞与をもともと支払わない雇用契約になっている場合は別の話です。たとえば…
- 年棒制である
- ボーナス制度があるが、条件を満たしていない。
- 経営状態が悪い
ただし、本来はボーナスは支給されるはずであるということを抑えておきましょう。賞与があるのとないのとでは、手取り額に大きな違いがあります。
賞与(ボーナス)の平均額はどのくらい?
歯科衛生士の賞与(ボーナス)の平均額はどのくらいなのかについて見ていきましょう。まず、年内に1回なのか、2回なのかで金額が変わりますよね。
ほとんどの場合は、年2回である場合が多いようです。そして、賞与の金額はおおよそ2ヶ月分ほどで「40万円〜50万円」というのが平均的な金額になります。
ここまで、歯科衛生士の平均年収額や待遇、賞与などについて見てきました。ご自分の待遇や手取り額と比べて、少ないと感じましたか?
少ないと感じた方は、今の職場で働きながら「もっと年収アップできる職場」を探すべきかもしれません。良い求人はすぐになくなるため、早めの行動が損をしない秘訣になります!
今すぐ求人を探したい方は下記記事をご覧ください。
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歯科衛生士の年収額について知っておきたいこと
歯科衛生士の平均年収はわかったよ。
どうやらボク、平均より全然少ないみたいだ…どうすれば良いの??
平均より低い年収の場合、転職活動を在職中に始めるのがカギになるぞ!
…しかし、そもそもなぜ、歯科衛生士の年収額に差があるのかについて知っておくことが大事じゃ。
ここでは、歯科衛生士の年収がどのように決まっているのかについて学んでいこう!
歯科衛生士の年収額は、様々な要素で決まっています。
そのため、あなた1人で職場で頑張るだけでは給与額が変わることは残念ながらありません。しかし、年収がもっと高く、資格を正しく活かせる職場を見つけることはできます。
ここでは、歯科衛生士の年収がどのように決まっているのか、その仕組みについて学んでいきます。また、世の中の歯科衛生士は自分の年収額をどう考えているのかについても見ていきましょう。
1 歯科衛生士の年収と年齢に関係はあるの?
歯科衛生士の平均的な年齢を知っていますか?
歯科衛生士の平均年齢は30代前半と言われ、年度の統計データにより少し変化はするものの、近年大きな変化がありません。
女性が9割を占めており、30代前半で結婚・子育てや引っ越しなどにより退職することが決まるために、平均年齢も下がり気味になっています。
そのため、若手の人材が多く安い給料で働くケースが増えています。年収額に不満を持つ方が多いのもそのためでしょう。
ただし、国家資格を活かした働き方であるため、女性が多い職種の中でも平均年収は高いことも事実です。
できれば、資格を活かした働き方で「満足の行く給与と待遇」に当てはまる求人を探すことをおすすめします。
2 歯科衛生士の年収と経験年数は関係あるの?
歯科衛生士の年収額には、経験年数も関係しています。ほかの職種に比べて差が少ないのは、30代前半で辞める人がとても多いためです。
8年目ほどで歯科衛生士の平均年収は「350万円」になるようです。
- 20〜24歳:296万円
- 25〜29歳:337万円
- 30〜34歳:353万円
- 35〜39歳:357万円
- 40〜44歳:466万円 ※年収のピーク
- 45〜49歳:408万円
- 50〜54歳:377万円
- 55〜59歳:419万円
- 60〜64歳:214万円
ですので、歯科衛生士として年収アップしたいという方は、これまで働いてきた年数ごとに上がった給料の額を計算して、30代前半までに350万円を越すかどうかをチェックします。
今の職場で働き続けても年収が上がりそうにないなら、転職すべきでしょう。
3 歯科衛生士のほとんどは「給料が良い」と感じている
「平成27年歯科衛生士の勤務実態調査報告書」によると、歯科衛生士の年収別割合は下に記載しているとおりになっています。
なお、常勤の年収に限定した情報ですなので、非常勤の場合はこれ以下の数字になります。
- 「130万円以上〜200万円未満」:7.1%
- 「200万円以上〜300万円未満」:34.2%
- 「300万円以上〜400万円未満」:28.3%
- 「400万円以上〜500万円未満」:12.9%
- 「500万円以上〜600万円未満」:6.9%
- 「600万円以上〜」:6.9%
ほとんどの方が、200万円以上〜400万円未満の年収額になっています。
これを少ないと取るか多いと取るかは個人の考え次第になってしまいますが、平均が350万円と考えると、おおむね満足できている方が多いでしょう。
実際、上記の調査報告書では、給与に対する満足度が掲載されています。
つまり、おおよそ6割以上の人は、職場の待遇条件に満足している結果になっています。
もちろん、職場の人間関係や忙しさ、医師とのコミュニケーションなど他の要因もありますが、おおむね満足して働けていることが多いのです。
あなたが今、歯科衛生士の仕事がつらいと感じているのであれば、あなたの職場環境に問題がある可能性がとても高いことが分かります。
4 歯科衛生士の年収と働く職場の規模の関係は?
先ほどの「平成27年歯科衛生士の勤務実態調査報告書」によると、開業医の診療所よりも病院・大病院の歯科衛生士のほうが、給与に対する満足度が高い傾向にあります。
8%ほどの違いでしかありませんが、給与のほかにも福利厚生などの面で大きな業態の職場にはメリットがあります。
しかし、規模が大きければ転職に満足できるのかといいますと、そういうわけではありません。
職場の人間関係や自宅からの距離、休日のとりやすさなどをしっかり確認したうえで転職先を決めることが最も大切です。
ただし、年収額でいえば職場の規模が大きければその分給与額も増加することが分かります。
5 歯科衛生士は年収500万円・年収1000万円を目指せるの?
歯科衛生士の年収額を調査するにあたっては「年収500万円や年収1000万円を目指すことができるのか?」という疑問を抱いている方が多いことがわかりました。
すでに見てきたように、歯科衛生士の6.9%の割合の方は年収500万円や年収600万円を達成している方もいます。
そのため、年収アップのために給与額の高い求人を見つけることができれば、年収500万円以上を目指すことはできるでしょう。
ただし、年収額を1000万円以上稼ぐためには歯科衛生士の資格を活かした副業などを始める必要があるでしょう。外部講師やセミナー講師のほか、メディア記事への監修などをすれば、副業で年収額をアップさせることができるかもしれません。
6 歯科衛生士と看護師の給料はどっちが高い?
歯科衛生士とよく比較される職業としては、医療職である「看護師」があります。看護師の平均年収はおおよそ450万円〜500万円になっていますので、歯科衛生士よりも年収額が多いです。
ただし、歯科衛生士と同様に、職場の規模別に給与水準に大きな違いがあるほか、福利厚生にも大きな開きがあります。
また、看護師は歯科衛生士以上に激務と言われ、ライフワークバランスや身体的・肉体的疲労に悩まされる職業であるともよく言われます。
看護師資格を取得している方の場合は、歯科衛生士と看護師の求人を同時に探してみて、条件面をしっかり考えたうえで転職先を決めることが大切になります。
ちなみに、ほかの女性が多い職種と平均年収を比較してみても、歯科衛生士の年収額は「看護師」よりは低いものの、それ以外の職種の中では高額です。
7 歯科衛生士の年収は東京とそれ以外の地域で差があるの?
歯科衛生士の年収額は、東京都や首都圏の地域の方々とそれ以外の地域の方々とで大きな差があることが分かっています。
基本的には、首都圏や関東圏の歯科衛生士が高額です。一方、九州や東北の歯科衛生士は全国の平均額と比べてかなり低いことが分かっています。
おおよそ、最も低いところと高いところで1.5倍ほどの差がありますので注意が必要です。
たとえば、地元に戻り歯科衛生士として転職先を探す場合には、ひとつの求人だけではなく複数の求人を見てみたうえで転職先を決めることが必要でしょう。
ここまで、歯科衛生士の年収額がおおよそどのように決まっているのか、また、それを歯科衛生士の方々がどのように考えているのかについて見てきました。
ここまで見たうえで、あなたは自分の今の年収額をどのように感じるでしょうか?
もし、平均より少ないと感じているのであれば、次の「年収アップのポイント」を参考にしてください。年収アップさせるために何が必要なのかを解説しています。
また、下記記事からはすぐに歯科衛生士へおすすめの転職サイト・エージェントの特徴を見ることができますので、「今すぐ転職活動を始めたい!」という方はぜひご覧ください。
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歯科衛生士が年収アップするための4つのポイント
実際、年収アップのためには何をすればいいんだろうね。
給与の高い条件の求人に片っ端から応募…とか?
いや、がむしゃらに応募するだけでは、転職後に理想と現実にギャップができてしまう危険がある。
年収をいちばんに考える場合でも、長く働けるような転職先をしっかり調べることが大切じゃ。
歯科衛生士が年収アップするためには、どのようなことに注意すべきなのでしょうか?
結論から述べますと…
- 歯科衛生士の転職に有利な資格を取得する
- 年収がアップする職場の種類を知る
- 「年収アップできる求人を見つける方法を知る
の3つを実践することで、歯科衛生士の年収アップが期待できます。
今では、転職活動自体は在職中に、つまり働きながら試してみることができますので、退職のリスクはありません。
1 歯科衛生士の転職に有利な資格を知る
歯科衛生士としてキャリアアップするためのひとつの方法としては「認定資格を取る」ということが挙げられます。
歯科医院の診療科によっては、特定の認定資格を求めている医院があったり、手当として資格分の金額が上乗せされるなどのメリットがあります。
日本歯科審美学会歯科衛生認定士
「日本歯科審美学会歯科衛生士認定士」とは、日本歯科審美学会が審美歯科に特化した専門技術や知識を認定するための資格です。
審美歯科の需要は近年増加傾向にあるために、将来的に年収アップを目指すなら取得を目指すのもひとつの方法でしょう。
参考:日本歯科審美学会
ホワイトニングコーディネーター
同様に、日本歯科審美学会の認定資格である「ホワイトニングコーディネーター」も、ホワイトニング治療を行う専門医の元で働くために必要な資格になります。
ホワイトニングを専門とする歯科医院やクリニックも増加しているため、歯科衛生士の資格+αの資格として取得しておくと、今後の転職活動も有利になります。
参考:日本歯科審美学会
インプラント専門歯科衛生士
「インプラント専門歯科衛生士」とは、日本口腔インプラント学会が認定する歯科衛生士向けの資格です。
近年増えているインプラント治療に、正しい知識と技術で携わる歯科衛生士を増やす目的で作られています。インプラントを専門とするような医師の元で働くのであればかなり有効な資格になります。
参考:日本口腔インプラント学会
この3つの資格の取得を目指していることを転職活動時に述べるだけでも、面接で有利になることもあるでしょう。
また、資格取得に手当を出してくれる転職先もあるため、積極的に資格取得を目指すのも良いですね。
2 年収アップできる職場の種類を知る
年収アップできる職場の種類は下記のとおりです。規模が大きく福利厚生も充実している歯科医院が最も年収アップに繋がることは、これまでご紹介した内容で皆さんもすでにご存じですよね。
- 1位:歯科医院
- 2位:大学病院
- 3位:衛生士学校
- 4位:介護施設
ただし、歯科医院に勤めている歯科衛生士がほとんどだと思いますので、あまり参考にはならないかもしれません。
大切なことは、上記のどの選択肢でも「規模が大きい職場」であればあるほど年収が高くなる傾向にあるということです。
3 歯科衛生士求人の給料欄の見方を覚える
実際に歯科衛生士として転職活動をおこなう場合、年収アップを考えて一番最初に注意するのは「給与欄」であるはずです。
「今の職場よりも給与は高いかな?」という基準で比較するのは、言うまでもなく大切なことですよね。ただし、月給で見るのではなく賞与を含めた合計の年収額でチェックすることが大切です。
「(月給×12ヶ月)+年2回のボーナス額」で求人の給与欄に書かれている額を計算しておき、前の職場やほかの求人と比較しましょう。
年収アップできる求人を見つける方法
年収アップのためには、下記のように様々な「注意すべきこと」があります。
- 勤務したい地域を決める
- どのような働き方をしたいのかを決める(パートで探したい・正社員で働きたい)
- 福利厚生がどの程度充実しているか?を見る
- 昇給制度について調べる
- 長く働ける職場かどうか、職場の社風や雰囲気を調べる
特に、青文字の2つは、年収アップの転職をするために重要ですよね。
年収アップできる求人を見つけるためには、通常の求人サイトを活用して求人を探す方法と、転職エージェントを活用した転職方法の2通りがあります。
おすすめするのは、転職エージェントを活用した転職です。
>>【お得な情報が見つかる】「歯科衛生士」におすすめの転職サイトTOP5
転職エージェントがなぜおすすめなのか? その根拠を下記でご紹介しています。
歯科衛生士の転職活動には転職エージェントがおすすめ
なんで、普通の転職サイトではなくて、「転職エージェント」がおすすめなの?
その理由を一言でいうと、「転職活動で必要なことを全部やってくれる」からじゃ。
たとえば、給与交渉や転職先の実情を調べたり、面接対策や履歴書の作成などをサポートしてくれたりするんじゃよ。
歯科衛生士が転職活動を始める場合、転職エージェントは下記の理由からおすすめできます。転職が不安な方こそ、下記のメリットをしっかりおさえておきましょう。
転職エージェントのメリット
- 転職先の内部事情を教えてくれる(職場の内情、給与の相場)
- その他の相談でも親身にサポートしてくれる
- 転職活動の手続きをサポートしてくれる(履歴書などの作成)
- 時間がかかる転職活動でもサポートしてくれる
- 自分の求める条件に合った求人を紹介してくれる(何度でも)
青文字で記載しているメリットは、転職活動で最も必要なサポートではないでしょうか。
特に、転職先の内部情報を教えてくれたり、自分の求める条件(休日のとりやすさ・給与など)に合った求人を紹介してくれる点は、「良い職場」を見つけるためにイチバン大切なことですよね。
エージェントは無料で登録できますし、最後までお金を取られることはありませんから、活用しない手はありません。
>>【お得な情報が見つかる】「歯科衛生士」におすすめの転職サイトTOP5
では、転職エージェントを活用した転職活動の流れについて見ていきましょう。
転職エージェントの登録後の流れ
転職エージェントに登録したあとって、どんな感じで転職活動が進むの?
大まかに流れをつかむために、「転職エージェントに登録後〜内定」までの流れを紹介しておくぞ!
転職エージェントに登録したあとの流れは下記の通りです。転職エージェントごとに若干の違いがありますが、情報入力後にエージェントから連絡が来る点は同じです。
転職エージェント登録後の流れ
- 個人情報入力を入力したあと「転職相談」の日程調整の連絡が来る(一週間程度)
- 担当のエージェントと転職相談を行う。(対面か電話)
- 相談内容を踏まえてエージェントから求人紹介の連絡が来る
- 求人を選ぶ(希望するものがない場合は2へ)
- 面接の日程調整・履歴書や職務経歴書の作成をエージェントがやってくれる
- 面接対策・内定を得るためのアドバイスをもらい、面接を受ける
- 入社日・給与などの待遇交渉をエージェントが行ってくれる
決まったタイミングでしか相談ができないわけではありません。場合に応じて、こちらから連絡することもできます。また、今の職場を辞めるための相談なども受けてくれます。
歯科衛生士の転職で活用すべき転職サービス
リクルートの転職サービス『リクルートエージェント』
『リクルートエージェント』の特徴
「リクルート」が運営するエージェント型転職サービス。最大の特徴はリクルートのパイプを活かした多数の求人案件にあります。
業界ごとに精通したアドバイザーが、給与等の条件や面接対策などといったサポートをしてくれますので、転職に不安があるが、選択肢は多く持ちたい方が活用できる転職サービスです。
どんな人にオススメ?
- 転職活動の条件などの交渉に不安がある方(代行してやってもらえます)
- 面接や選考の書類など、具体的な転職活動の準備が不安な方。
- 自身のスキルやPRポイントなどがよくわからず、転職に悩んでいる方。
転職エージェントって、ひとつ登録しておけばいいの?
転職エージェントは複数活用することで最も転職成功率がアップするデータがあるんじゃ!
下記の記事に掲載されているエージェントのうち、2つ〜4つのエージェントに登録しておくと良いじゃろう!
おすすめ記事:【お得な情報が見つかる】「歯科衛生士」におすすめの転職サイトTOP5
複数の転職サービスを活用して、転職を成功させるんじゃ!
まとめ|歯科衛生士の転職を成功させよう
これで、年収アップ転職が現実的になったのではないだろうか。
転職エージェントに相談する時は、「年収アップしたい」ことをハッキリと伝えることも大切じゃぞ!
わかったよ、はかせ!
まずは「転職エージェントに登録」してみるね!
…それにしても、はかせはどんな仕事をしているの?
それはお母さんに聴きなさい。
今回は歯科衛生士の年齢別の細かな平均年収を掲載し、年収アップを検討している歯科衛生士がどのように転職活動を進めていくべきかを解説してきました。
歯科衛生士は資格をしっかり活かして長く働ける魅力的な職種です。あなたの経験・スキルを活かして、もっと高い年収を得ることのできる職場を見つけましょう。
自分以外の歯科衛生士って、どのくらい年収があるんだろう?