「徹頭徹尾」とは、どのような意味を持つ言葉なのでしょうか?
徹頭徹尾はたまに使われる言葉なので、わかったつもりで使ってしまっている方も多いのではないでしょうか。また、何気なく使ったことがあるという方も多いかもしれません。使いやすい言葉なので、ビジネスシーンでも日常生活でも多用しますよね。
しかし、あなたの使い方によっては意味が間違っている可能性があります。正しい意味でボキャブラリーを高めていきたいとあなたも考えているはず。
そこで今回は、徹頭徹尾の本来の意味や定義を解説するとともに、例文や使い方についてわかりやすく解説していきます。また、類語・言い換え語との違い、対義語の意味についても触れていきます。
「徹頭徹尾の意味、ちょっとあやふやだな」という方はぜひ参考にしてください。
「転職活動を始めたい」と少しでも考えている方は、ぜひ下記記事をご覧ください。
INDEX
「徹頭徹尾」とは?|意味と定義を解説!
「徹頭徹尾」にはどのような意味・定義があるのでしょうか?
ビジネスシーンでも日常生活でも、あなたの環境では使われることが多い言葉であるはずです。だからこそ、「徹頭徹尾」を検索窓に打ち込み、意味を調べようとしているのではないでしょうか。
徹頭徹尾の意味・ニュアンスや内容は、状況や個々人の使い方によって異なります。もともとの意味、本来の定義をおさえておくことが大切になります。
徹頭徹尾の本来の意味・定義を知れば「こんな使い方があったのか!」「もともとこんな意味があったのか!」ということが分かるようになります。
もちろん、気になるポイントだけをかいつまんで見てみるだけでもOK。ぜひ活用してください。
徹頭徹尾とは?|読み方・意味・定義
「徹頭徹尾(てっとうてつび)」とは、「最初から最後まで」を表す言葉です。また、態度や行動、主張などが終始一貫していることを表す四字熟語です。
てっとう‐てつび【徹頭徹尾】
[副]最初から最後まで。あくまでも。終始。「徹頭徹尾反対の立場を貫く」
引用:徹頭徹尾 – コトバンク
「頭から尻尾」まで、つまり始まりから終わりまで、常に一貫した姿勢と行動を取り続けることを表し、目標や目的・ポリシーを最後まで貫くぞ、という「宣言」として活用されることが多いです。
同義語には似たような言葉がいくつかありますが、どれもほぼ同じ意味です。姿勢と行動が一貫していれば、人としての信頼感が出ますし、信用度も高くなります。
「徹頭徹尾〇〇する」という表現で使うことがほとんどです。あなたも、初心を忘れずに取り組みたいことは「徹頭徹尾〇〇する」と宣言してみるのが良いかもしれませんね。
徹頭徹尾の英語・語源・由来
徹頭徹尾の英語表現と語源となる由来は下記の通りです。
徹頭徹尾の英語
徹頭徹尾を直訳できるものはありませんが、意味としては同様になる英熟語は存在します。
- thoroughly/out and out/through and through:徹頭徹尾
- every inch/from every point of view:どの点から見ても
- from first to last;/from beginning to end;/all the way/all the time:終始
参考・出典:徹頭徹尾を英語で – Weblio英和・和英辞典
徹頭徹尾の由来
「徹頭徹尾」の語源・由来は、中国の宋代に朱子が門弟たちと交わした言葉を修正し分類した書物である「朱子語類」です。
「徹頭徹尾」の”轍”は、頭から尾までを貫くことを指し、徹頭徹尾は初めから終わりまで、自らの意思や覚悟を曲げずに貫くことを表す言葉として定着しました。
徹頭徹尾のビジネスにおける意味
徹頭徹尾はビジネスにおいてそれほど多用されるわけではありませんが、会社の方針や戦略を指し示すときに「徹頭徹尾〜」と表現されることがあります。
一般に仕事現場ではこのような言葉を使うことはないのですが、「ビジョン」「理念」「方針」「計画」など、物事が抽象的になっていくときに使える言葉です。
抽象的な表現はいくらでも都合の良い解釈をすることができるため、本当に「徹頭徹尾」の文字通り変化がないか、そういう言葉を聴く側はチェックしておく必要があります。
たとえば、徹頭徹尾という言葉を使っていても、実際はコロコロ方針が変わるような企業は働く上で不安になります。会社の寿命よりも人の寿命が長いと言われる今、会社の将来性を自分なりに判断することが大切になってきます。
また、実際に「徹頭徹尾」という言葉を使わなくても良いのですが、自分の意見や行動、姿勢に軸を持ち仕事をしているビジネスパーソンは、信用・信頼感を得ることができることは、抑えておきましょう。
そのため、周りの雰囲気や同調圧力に負けず、自分の姿勢を貫ける人物は今後さらに重要になっていくでしょう。
徹頭徹尾の例文・使い方
徹頭徹尾の例文・使い方をいくつか一覧でご紹介しています。あなたの普段の使い方が間違っていないかどうかチェックしてみましょう。
- 徹頭徹尾、彼の意見には反対を表明してきた。
- 徹頭徹尾、議論を積み重ねることこそが解決の道である。
- 徹頭徹尾の姿勢を保つことと、頑固に意見を曲げないことは同じようで異なる。
- 不祥事を起こした政治家に対して、徹頭徹尾批判する記者会見だった。
- 徹頭徹尾、目標へ向けて行動していく一年にしたい。
徹頭徹尾の類語・言い換え語
徹頭徹尾にはいくつか類語・言い換え語があります。
終始一貫(しゅうしいっかん)
初めから終わりまで、一つの軸を持った態度・行動を変えないことを指します。徹頭徹尾とほぼ同じ意味を持つ言葉ですので、言い換え語として利用できます。
首尾一貫(しゅびいっかん)
首尾一貫とは、方針や考え方が初めから終わりまで変わらず、筋が通っていることを指します。
徹頭徹尾や終始一貫と同じ意味ですが、「首尾一貫した説明」「首尾一貫した論理」など、考え方や論理的な説明に関してよく使われる言葉です。
初志貫徹(しょしかんてつ)
初志貫徹とは、「最初に決めた志を最後まで貫き通すこと」を指します。「初心忘るべからず」とはよくいいますが、最初の気持ちを忘れず最後まで持ち続けるという意味では「徹頭徹尾」と同じ意味です。
徹頭徹尾の対義語・反対語
徹頭徹尾の対義語は下記の通りです。
竜頭蛇尾(りゅうとうだび)
竜頭蛇尾とは、「はじめは勢いが良いが、終わりはふるわないこと」「終わるに従って尻すぼみになってしまうこと」を指す四字熟語です。
徹頭徹尾と語感は似ていますが、意味は正反対ですので使い方に注意しましょう。
徹頭徹尾は最初から最後まで同じ志や考え方、行動を貫きますが、竜頭蛇尾は途中で諦めたり、勢いが衰えたりしてしまうことを指します。
徹頭徹尾の意味や定義、使い方と例文について解説してきました。
ここまで読んできた方は、徹頭徹尾の本来の意味について、これまで自分が知っていたこと以上に知ることができたと感じるのではないでしょうか。ここまで読んでいただきありがとうございました。
ぜひ、今回知った知識を活かし、さらにスキルアップを目指したり、教養を深めていってくださいね!
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今の職場に満足してる?リスクなしで転職するための4つのコツ
ここでは、今の職場や待遇、働き方に不満を抱いている方に向けて、転職活動を始めるにあたって必ずおさえておくべきことをご紹介していきます。
転職活動というと、下記のようなイメージがあるのではないでしょうか?
- 「失業リスクがある」
- 「これまでに積み重ねた経験・キャリアがムダになる」
- 「転職すると給料が下がる」
- 「新しい環境に慣れるのが大変そう」
しかし、この4つの不安は下記の「4つのコツ」で解消することができます。転職したいと考えているけど、不安を解消できないと感じる方はぜひ参考にしてください。
1 転職活動に失業リスクはない!
転職活動を始めるにあたって最も不安なことは、「転職活動をすると、失業するのではないか?」というものだと思います。
一般に、仕事を辞めたり、退職して他の仕事を始めたりすることには、ネガティブなイメージを持つ方も大勢います。しかし、それは”間違い”です。
大手転職サービスを運営している「リクナビ」が公開しているデータには、こう書かれています。
20代では76%が「転職経験なし」という結果となっています。30代になると「転職経験なし」の割合は一気に減少し、半分以上の人が転職を経験。4人に1人は「転職1回」、そして約3割の人が「2回以上の転職」を経験しているという結果になりました。
20代では「10人中3人以上」、30代では「4人中1人以上」の人が転職活動を経験しています。
つまり、今では転職活動自体はそれほど珍しいことではなく、むしろそれが当たり前になってきているのが現状です。
ではなぜ、転職活動をすることができる人が増えているのでしょうか?理由は大きく2つあります。
理由1 「中途採用を積極的におこなう企業が増えた」
人材市場・転職市場の動向をアンケートをもとに調査しているリクルートワークスが公開したデータでは、近年は中途採用を積極的におこなう企業が増えたことが示されています。
2018年度の中途採用の見通しについては、「増える」(18.6%)が「減る」(4.0%)を大きく上回っている。
つまり、転職市場は「売り手市場」で、人手不足は飲食業界・情報通信業界(IT)・不動産業界を中心に活発に採用活動が行われていることを示しています。
理由2 「転職活動を在職中にできるサービスが増えた」
転職市場が売り手市場だといっても、「実際に自分のもとに内定が来るかは分からない」という不安は残りますよね。
しかし、その点についても心配いりません。今では、「働きながら転職活動をすること」がふつうです。
たとえば、一昔前までは、下記のすべての転職準備を、自分で調べながらやる必要がありました。
- 求人を探す
- 履歴書・職務経歴書を作成する
- 面接準備をして面接日程を応募企業と調整する
- 面接を1次〜3次まで突破する
- 給与条件や入社日を人事側と調整する
- 今の会社を辞めるための退職手続きや保険関係の手続きをおこなう
これだけ見ても、かなり大変であることがわかりますよね。
でも今は、「転職エージェント」を活用することができます。
転職エージェントとは、あなたの代わりに希望条件に合った求人を選び、人事側とスケジュール調整をしてくれたり、履歴書や職務経歴書の添削サポートをおこなってくれたりする無料サービスです。
そのため、転職するために仕事を先に辞める必要はありませんし、会社にバレる心配がありません。また、自分で準備するのは最小限にしたうえで転職活動をおこなうことができます。
…
以上2つの理由から、転職活動にリスクがないことがおわかりいただけたのではないかと思います。転職エージェントについてもっと詳しく知りたいという方は下記記事をご覧ください。
おすすめ記事:転職エージェントとは?おすすめの選び方と比較ポイントを徹底解説!
おすすめ転職エージェントは下記記事でご紹介しています。活用法や利用の流れも解説しているので、「転職エージェントを選びたい」という方はぜひ参考にしましょう。
また、「自分で求人を探したい」「自分のペースで求人を見てみたい」という方は、こちらの「転職サイトランキング」を参考にしてくださいね。
おすすめ記事:おすすめ転職サイトランキング!選び方や登録後の流れ、活用法まとめ
2 これまで積み重ねてきた経験・キャリアは転職で活かせる
転職するときの悩みのひとつとして多くあげられるのは、「これまで積み重ねてきた経験・キャリアがムダになってしまうかもしれない」という不安です。
特に、30代前後である程度長く職場で働いてきた方や、エンジニアや金融・不動産などの専門的な営業をしてきた方は、そう感じることも多いでしょう。
これまで得てきた経験を活かすには、「同じ業界・職種/業種で活躍することができる仕事」を探すことが大切になります。
「同じ業界・職種/業種」で活躍することができる仕事を探すには、「業界・職種/業種に特化した転職エージェントや転職サイトを使うこと」をおすすめします。
あなたの経験・キャリアを正しく評価してくれる職場であれば、今の給料よりも高い金額を提示してくれます。
もしなかったら、そのときは転職をしなければ良いのです。
業界・職種/業種専門の転職エージェントや転職サイトとは、たとえば「IT業界に特化した転職サービス」「広告業界に特化した転職サービス」「看護師・保育士・介護などの転職サービス」など様々です。
業界特化型の転職サービスや、特定業界に強い転職サービスは、TOPページで掲載しています。
どんな経験・キャリアであっても、それを評価してくれる職場は必ず存在します。
もちろん、経験・スキルによって大幅に求人の見つかりやすさや条件は変化しますが、「今の職場に不満を感じている」のであれば、転職活動を始めてみるべきですよね。
3 転職しても給料は下がらない
「転職すると給料が下がる」と何となく悪いイメージを持っている方はいないでしょうか?
それはあくまでリストラなどが行われた過去の話です。今でもリストラの危険性がまったくないわけではないですが、自発的におこなう転職活動で給料が下がることはありません。
それはなぜかといいますと、最初に給与条件を検索できる転職サイトや、給与条件を代わりに交渉してくれる転職エージェントは無数に存在するからです。
特に、あなたの代わりに給与交渉をおこなってくれる転職エージェントに依頼することで、年収アップが可能です。
年収アップ転職をしたいと考えているなら、下記に掲載されている転職エージェントのうち、特に自分に会っていそうなものを順位1位から見てみることをおすすめします。
また、実際に今のあなたの職種・業種の求人が一般的にどの程度の年収なのかを調べることも大切です。そんな方は転職サイトに登録し、職種/業種の条件から求人を探してみることをおすすめします。
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4 新しい環境と今の環境の比較はカンタンにできる
転職活動自体はスタートでしかなく、本当に大切なのは「実際に内定をもらい入社したあとに後悔しないか?」という不安を解消することですよね。
「こんな職場に転職するくらいなら、以前の職場にいたほうが良かった…」という後悔をしたくない方は、転職活動に後ろ向きなはずです。
しかし、今の職場に不満を持っている方こそ、転職エージェントを使うべきです。
それはなぜかといいますと、転職エージェントでは応募先企業の内情や上司の情報、会社の雰囲気や残業時間の実態などについて詳しく教えてくれるからです。
あなたは、今の職場に不満を感じているからこそ、「転職先の内情」をしっかり知ったうえで転職したいと考えているのではないでしょうか?
実際に転職するかどうかは置いておいて、今の職場をほかの職場と比較してみることで、あなたが本当に満足できる仕事を見つけることができるでしょう。
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