「年収1,000万プレイヤーはどんな生活を送っているのか?」…私たち一般人からしてみれば、夢のような年収と地位を手に入れ、もはや別世界の人間に見えるのが正直なところですよね。
しかし、あなたも将来的には「年収1000万」の壁を超えて、自分だけの地位と経済的余裕を手に入れたいと考えているのではないでしょうか?
だからこそ、今のあなたは年収1000万のビジネスマンのロールモデル(お手本となる人物)を探しているのだと思います。
年収1,000万を超えるためには、投資や起業などの選択肢もありますが、一番手堅く努力することができるのは「転職」「昇進」といったキャリア・働き方を変えること。
そこで今回は、年収1000万を目指す中堅のビジネスマンの方々に向けて、現実的に年収1,000万円を目指すためのキャリアアップの仕方についてご紹介していきます。
結論だけ述べますと、年収1000万円をリスク無しで目指すなら「転職活動」をおすすめします。
今では、年収アップのために転職すること方が増えてきており、年収アップに強い転職エージェントも市場規模を広げています。
今すぐに転職活動をしたい方は、下記記事をぜひご覧ください。
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年収1000万プレイヤーとは何か?
一般に「勝ち組」「成功者」と呼ばれる立場にいる人を表す言葉のひとつに「年収1000万プレイヤー」と呼ばれる言葉が存在します。
平均給与と比較して2倍以上も高い給与を維持して働いている人のことを指し、イメージとしては購入な住まいや車を持ち人生を楽しんでいる立場を思い浮かべます。
ただ、「プレイヤー」と名前がつくわけですから、投資だけで生活をしている人とは意味合いが異なります。
後で解説するように、現在も仕事を継続しているからこそ年収を維持している方々であるといえます。
平均年収と比べて2倍以上の差がある
さて、年収1000万プレイヤーになぜここまで興味を持ってしまうのか?
その理由は、平均年収との差にあります。厚生労働省が算出している「平成27年度民間給与実態統計調査」によれば、平均年収は「約420万円」になっています。
対して、年収1000万円を超える人は全体のうち、「約4%」と100人に4人の割合です。
この2倍以上の年収の差が、年収1000万プレイヤーを羨望の目でみてしまう一番の理由ではないでしょうか。
ここでは、最初に年収1000万プレイヤーがどのような仕事をしており、どのような生活を送っているのかを見ていきます。
その上で年収1000万プレイヤーを目指すための具体的な行動について見ていきます。
年収1000万を超えるために必要な要素とは?
年収1000万円を越す業界・業種は後から詳細を解説しますが、主に「外資系・金融・コンサル」やIT業界などの業界規模が膨らむ業界の役職についている人々です。
年収1000万を超える業界は後で見ていきますが、大切なのはその業界の中でどのような能力・スキルを駆使して働いているのかということですよね。
ここでは、幾つかの項目にわけて年収1000万円を超える仕事をしている方々の共通点を見ていきます。
1 専門的な知識・スキルを持っていること
最初に特筆すべきなのは、「専門的な知識・スキル」を持っているということです。
専門的なスキルは筆者が想像できないようなスキルも含まれているため、具体例を上げるのはとてもむずかしいのです。
しかし、理系分野や大学専攻分野の知識や、大学院で研究を重ねることで学べる知識などがイメージできます。そのため、「年収が高い」=「学歴が高い」と言われる理由もそこにあります。
特殊なスキルを持っていれば一般的には人材価値があがるため、報酬や待遇も高くなるのは当たり前といえるのでしょう。
また、年収が高ければ高いほど高いスキルが周りから求められるのも当然のことです。
そのため、年収額が高いからといって漫然と過ごせるわけではなく、シビアな環境で自分の脳力を磨き続ける胆力も必要になってくるでしょう。
2 高難易度の資格を取得していること
特別かつ高難易度の資格(主に国家資格)を取得していることでのみ、就ける職種や活躍できる業界があります。
たとえば、弁護士や医師はどんな世の中でも不足していると言われたままですから、市場価値がとても高いわけです。また、業界構造としても給料を多くもらうことができます。
ただし、医師は特に労働環境が悪いと言われていますよね。年収が高いということは激務と隣合わせであることも、知っておくべきでしょう。
3 英語を扱うことができること
外資系企業では、年収1000万円を越す人材がたくさんいます。
外資系企業は勤務形態や成果が報酬に直で反映される成果主義を導入している企業が多いため、高いパフォーマンスを維持することができれば、その分年収も高くなります。
ただし、それとは別に英語を扱えることも、人材の希少性という意味で年収が高い根拠になります。
英語を扱うことができれば、日本語しか話せないビジネスマンよりもコミュニケーションコストが下がるため、様々なシチュエーションで重宝されます。
ここまで、「年収1000万プレイヤーとはどんな人々なのか?」という点について、彼らの共通点となる要素と合わせて解説してきました。
世の中の「4%」というと、運が味方してくれない限り目指すことは不可能…と考えてしまうかもしれません。しかし、それはあくまでも結果論でしかありません。
また、年収1000万円ということはそれだけ長い間社会の中で希少価値を出し続けることができている証左でもあります。
では、実際の年収1000万プレイヤーは、どんな業界で仕事をしているのか、その内実についてもう少し見ていきましょう。
年収1000万プレイヤーはどんな業界で仕事をしているのか
年収1000万プレイヤーには、「専門的なスキルがあること」「資格を持っていること」「英語を話せること」と3つの共通点があることをお伝えしました。
しかし、専門的なスキルはあっても国家資格を持っているとは限りませんし、英語を話せるとは限りません。すべてを満たしていないと年収1000万円にはならないというわけではないです。
では、ほかにどんな共通点があるのか?
それは、働いている業界にあります。
1 金融業界
金融業界では年収1000万プレーヤーが数多く存在します。
ただ、身を置く企業によっては昇進しても年収1000万円を越さないことが普通です。
すべてを網羅しているわけではありませんが、年収1000万円を越す役割を担う金融業界の方々は、下記のような仕事に就いています。
- 証券会社のセールストレーダー
- 投資会社のPE(投資業務)・マネージャー
- メガバンク・大手証券会社・外資系金融の営業職
場合によっては、20代で年収1000万円を越す方々も珍しくありません。
ただ、業務内容は多忙であることが多く、「稼げるけど身体が持たない」と言われることが多いです。
ただし、マネージャークラスのマネジメント業務を主に扱う役割を担っている人は、高いパフォーマンスを発揮しつつ長く働くことができている場合もあります。
2 外資系(金融・コンサルティングファーム)
「外資系コンサルティングファーム」「外資系金融」「外資系大手SIer」など様々な外資系企業の名前を耳に挟んだことのある方は多いのではないでしょうか?
外資系企業で有名な業界でいうと、金融・コンサルが思い浮かびますが、IT分野でも外資系企業は急成長を見せています。
法人営業やコンサルタントで年収1000万円を越す方々も多いようです。
また、外資系通信会社等、IT分野の開発者で年収1000万円を越している方もいるようで、分野を問わず希少性の高い業務をこなすことのできるプロフェッショナルが現場に数多く存在します。
3 IT業界
IT業界の中でも、特に大手ベンチャーにおける管理職クラスであれば、年収1000万を越すことがあるようです。
ただし、IT業界ベンチャー企業は業績が不安定であることも多いため、自分自身でどんなスキルを伸ばしていくかについてしっかり考えておかないといけません。
日々の業務に忙殺された挙句、市場価値を高める能力を身につけることができない場合も多いです。
急成長しているWebサービスを運営する大手IT企業へ転職することができれば、年収1000万を目指すのも不可能ではないでしょう。
4 経営企画・取締役
どんな業界・企業であれ、経営企画として会社経営全体の戦略を考える立場にあるビジネスパーソンや、取締役などの役員クラスで働いていれば、年収1000万円を越すことがあるようです。
ただし、会社の業績に関して責任を負う立場になるため、必ずしも仕事に見合った報酬が出るかどうかについては、大きく意見が別れる部分だと思います。
5 大手メーカー課長クラス
国内大手メーカー(例:自動車メーカー、製造メーカー)の課長クラスは、年収1000万円を超える方が多くいるようです。
ただし、外資系企業が20代で1000万円を超えることと比べると、日系大手の年収1000万プレーヤーになるまでには時間がかかります。
20代は年収500万円ほどがほとんどです。そこから30代〜40代にかけて年収アップのために社内で活躍し、着実にステップアップをしていく必要があるでしょう。
ここまで、年収1000万プレイヤーが属している業界や企業について、簡単に解説をしてきました。
基本的には、20代のうちに1000万プレイヤーを目指すのであれば、「外資系企業で成果を出す」ことが最短ルートになります。
一方、30代以降のビジネスパーソンは、とにかく伸びる業界で着実にステップアップする必要が出てきます。
「自分にはムリかも」と考えている人は、まだ諦めるのは早いです。
今現在、国内は売り手市場です。そのため、自分の属すべき業界をしっかり見つめ直した上で、着実に自分の市場価値が高まるよう計画を立てれば、年収1000万円を目指すことは十分可能です。
しかし、まずは年収1000万円を得ている方々の実態を見てみるのはどうでしょうか?
実はそれほど余裕がない…それが実態のようです。もしあなたが年収1000万円を目指すのであれば、その実態について、知っておく必要があるでしょう。