IT企業には、「ブラック企業」が多いとよく言われますね。
プログラマーやSEの需要は上がる一方なのに、まだまだ残業代が出ない、業務量が多すぎるなどの悩みを抱えながら働いている方は多いはずです。転職したいと考えている方の半分は、そのような方なのではないでしょうか。
また、これからIT業界に転職したいと考えている方も、「IT業界はブラックな企業が多い」と聴き、転職を踏みとどまろうとしているかもしれません。
しかし、ブラック企業の特徴をしっかりおさえ、そういった職場を避けながら転職先選びをすれば、満足できる職場環境の転職先を見つけることは可能です。
そこで今回は、IT業界のブラック企業の特徴や、ブラック企業を避ける転職活動のコツをご紹介していきます。
この記事を読むことで、転職先選びがスムーズに行えるようになります。是非参考にしてください。
確かに、劣悪な環境の職場・企業があることは確かじゃ…。
しかし、ブラック企業の特徴を知り、それを避けるように転職先選びをすることで転職活動に成功することは可能じゃぞ!
INDEX
ブラックなIT企業の特徴とは「業務量が極端に多い」こと
ブラックなIT企業って、一般的にどんな傾向があるんだろうね??
まずは、業務量が極端に多いことが挙げられる。
それにより、長続きする人も少なくなり、一人あたりの業務量が多くなってしまうんじゃな。
もちろん、それ以外にも様々な特徴があるぞ…。
プログラマーやSE、Webデザイナーとして、ご自身の経験・スキルを活かした転職をしたいと考えている方の中には、「ブラック企業に入りたくない」と感じている方が多いと思います。
需要の高いIT関連職種でも、ブラックな職場環境に悩まされ、転職を決意する方は多いようです。
これからほかのIT企業への転職を検討している方は、ブラック企業を転職先として選ばないように、ブラック企業の特徴をおさえておく必要があります。
普通に働いていると、自分の会社の状況に疑問を感じなくなってしまうことも多いため、現在IT企業で働いている方も、冷静にブラック企業の特徴をおさえておきましょう。
<ブラックなIT企業の特徴>
ブラックなIT企業には、下記のような特徴があります。
1 残業代が固定・適正な残業代が出ない
「固定残業代手当」の制度がありますが、この制度を盾にして残業代を払わないという企業も存在するようです。固定残業代手当の制度があるからといえども、残業した分の割増賃金を支払わなくて良いわけではありません。
残業が常態化しているブラック企業では、「従業員に残業代が支払われていない」ことが常態化していながらも、それがまかり通ってしまっている現状があります。
適法に固定残業手当を導入するためには、就業規則、賃金規程、労働契約などにおいて、明確に定めてあることが必要です。何の定めもない場合や、割増賃金の額が不明確な場合には、「基本給の中に割増賃金が含まれている」という主張自体が認められません。
引用:固定残業代手当の落とし穴 – 労働基準監督署対策相談室
このような状況である場合には、その企業は「ブラック」と呼ぶことができるでしょう。
2 無茶な要求をしてくる顧客が多い
会社内の上司などが無茶な要求や不当な圧力をかけてくる場合は、パワハラに当てはまる場合があります。しかし、社内の人間関係だけではなく、顧客に関しても、ブラック企業の悩みは多いようです。
IT企業の例でいえば、「無茶なスケジュールを求めてくる」「無償対応を求められる」などの問題が挙げられます。
しかも、ブラックな企業では、そのような不当な要求を受け入れてしまう体制があるため、苦労してしまうのは現場の開発者なのです。理不尽な顧客が継続的に発注する場合は、継続的に対応に追われることになります。
また、「常駐開発」を当然としているIT企業には、現実としてブラック企業が多いといえます。
3 人の入れ替わりが激しい
IT企業では、若手のスタッフが構成員の中でも多い職場は結構多いでしょう。しかし、「体調を崩して退職する」などという理由で人の入れ替わりが激しい場合は、ブラックな職場ということができるでしょう。
IT企業に限らず、介護職や看護師など、「激務」と呼ばれる職業では人の入れ替わりが激しい職場にはよく注意したほうが良いという声が多いです。
4 業務量が多過ぎで、体力・精神ともに疲れる
固定の職場で働いていると、「ほかの企業での業務量がどの程度なのか?」を知ることはなかなか難しいのではないでしょうか?
明確に業務量だけでブラックかどうかを判断するのは難しいのですが、一般のスタッフが常に疲れている職場では、基本的に長続きするスタッフが少なく、人手不足が慢性化しています。
よって、人手不足と一人あたりの業務量の増加という「負のスパイラル」に陥ってしまいます。そういった環境で働き続けてもスキルは上がりませんので、そうそうに転職すべきでしょう。
ここまで、ブラックなIT企業の特徴を見てきました。あなたの今の職場は当てはまっていたでしょうか?
では、このようなブラック企業への入社をしてしまわないために、転職活動で注意すべきポイントやコツを下記でご紹介していきます。
ブラックなIT企業に入らないための転職活動のコツ
じゃあ、どうやってブラック企業を避けることができるのかな…
募集要項を注意深く見ることや、面接時にしっかり質問することなどの基本をおさえておこう!
また、信頼できる転職サービスから求人を紹介してもらうことも検討すべきじゃ!
ブラック企業へ転職しないためには、「求人を探す」という転職活動の最初の段階から注意すべきことが多いです。転職後に後悔しないためにも、必ず注意点をおさえておきましょう。
1 採用基準があまりにもカンタン過ぎる求人を選ばない
IT業界未経験の場合は「未経験可・歓迎」の求人を探すことになります。この場合、採用基準は入りやすいに越したことはありませんよね。
しかし、「未経験可・学歴職歴不問!」という謳い文句をそのまま信じることは危険です。たとえ、募集要項に記載されていても、そのまま信じるのではなく、面接などで具体的な業務内容を質問することが大切です。
少々、「自分にはハードルが高いのではないか?」と思ってしまうような求人だとしても、諦めるべきではありません。きちんと募集要項を定め、欲しい人材を見極めている会社こそ、あなたが入るべき転職先だからです。
2 面接での質問を必ず行う
募集要項の通りの条件・仕事内容なのかどうかは、きちんと面接で確認しておきましょう。具体的な質問項目は下記の通りです。
<面接で質問すべきこと>
- 固定残業代が募集要項の給与条件に含まれているか?
→含まれている場合は、残業が常態化している可能性が高い! - 給与の条件や評価制度はどのようになっているか?
→裁量労働制などの制度があるか、をきちんと確認する! - 常駐開発を行っているか?
→常駐開発が常態化している企業はブラックである可能性が高い - 同じ職種の社員の一日のスケジュール
→あやふやな回答の場合は社員の勤務時間が長いなどが考えられる
「面接は質問しづらい」という方も多いと思われますが、ここは勇気を持って聴くべきです。なぜなら、聴くことによって落とされてしまうような職場は、ほとんどの場合職場環境の悪い企業と考えられるからです。
どうしても聞きづらいときなどは、実際に転職先の会社の口コミを調べたり、転職エージェントを通して職場の実情を聞いてみたりという方法もあります。
3 自己分析(キャリアの棚卸し)や面接対策を行う
就職活動だけではなく、転職活動でも「自己分析(キャリアの棚卸し)」が重要です。これまで扱ってきたプログラミング言語やプロジェクト、マネージャー経験などは、整理しておきましょう。
また、それと同時に「面接対策」も重要です。志望動機や自己PRも準備しておくことが大切です。
面接対策や履歴書・職務経歴書の作成に不安がある方も、下記でご紹介している転職エージェントを活用することをおすすめします。
4 IT業界に特化した転職サイト・転職エージェントを活用する
通常、転職活動は求人情報誌やハローワーク、そして転職サイトで求人を探し応募することが一般的です。
しかし、今では転職の方法も多様になってきています。特に、おすすめなのが転職エージェントを通して求人に応募することです。
IT業界の転職に特化しているエージェントもあるので、「ブラックな求人をできる限り避けて転職活動をしたい」と考えている方にとって信頼感のある転職サービスといえます。
下記では、IT業界の転職で転職エージェントを活用するメリットや、具体的な使い方について説明しています。
IT業界の転職は「転職エージェント」がおすすめ
IT業界への転職では、通常の転職サイトではなく、「転職エージェント」を活用することがおすすめじゃ!
転職エージェントは下記の理由からおすすめできます。転職が不安な方こそ、下記のメリットをしっかりおさえておきましょう。
<転職エージェントのメリット>
- 転職先の内部事情を教えてくれる(職場の内情、給与の相場)
- その他の相談でも親身にサポートしてくれる
- 転職活動の手続きをサポートしてくれる(履歴書などの作成・面接対策)
- 時間がかかる転職活動でもサポートしてくれる
- 自分の求める条件に合った求人を紹介してくれる(何度でも)
青文字で記載しているメリットは、転職活動で最も必要なサポートではないでしょうか。
特に、転職先の内部情報を教えてくれたり、自分の求める条件(休日のとりやすさ・給与など)に合った求人を紹介してくれる点は、「待遇の良い職場」を見つけるためにイチバン大切なことですよね。
エージェントは無料で登録できますし、最後までお金を取られることはありませんから、活用しない手はありません。また、正社員への転職を目指す場合は、エージェント活用がほとんどの場合必須です。
では、転職エージェントを活用した転職活動の流れについて見ていきます。転職エージェントはなじみのない方が多いと思いますので、登録後の流れをつかんだ上で登録してしょう。
転職エージェントの登録後の流れ
転職エージェントに登録したあとって、どんな感じで転職活動が進むの?
大まかに流れをつかむために、「転職エージェントに登録後〜内定」までの流れを紹介しておくぞ!
転職エージェントに登録したあとの流れは下記の通りです。転職エージェントごとに若干の違いがありますが、情報入力後にエージェントから連絡が来る点は同じです。
<転職エージェント登録後の流れ>
- 個人情報入力を入力したあと「転職相談」の日程調整の連絡が来る(一週間程度)
- 担当のエージェントと転職相談を行う。(対面か電話)
- 相談内容を踏まえてエージェントから求人紹介の連絡が来る
- 求人を選ぶ(希望するものがない場合は2へ)
- 面接の日程調整・履歴書や職務経歴書の作成をエージェントがやってくれる
- 面接対策・内定を得るためのアドバイスをもらい、面接を受ける
- 入社日・給与などの待遇交渉をエージェントが行ってくれる
決まったタイミングでしか相談ができないわけではありません。場合に応じて、こちらから連絡することもできます。また、今の職場を辞めるための相談なども受けてくれます。
IT業界への転職で活用すべき転職サービス
IT・Web転職サービスなら『レバテックキャリア』
『レバテックキャリア』の特徴
- 転職先企業の情報の多さ→転職先企業にて働くエンジニアとのネットワークがある。
- 業界最大級の非公開案件数→既存サービスにて多くのIT・Web企業との実績がある。
- キャリアコンサルタントの実績、丁寧な対応。無理な転職を勧めることはありません→既存サービスのトップコンサルタントが当サービスを運営している。
どんな人にオススメ?
- 転職活動に不安や漠然とした心配がある方。
- 多くの選択肢を検討したい方。
- 信頼感のある情報源から、求人案件を得たい方。
転職エージェントって、ひとつ登録しておけばいいの?
転職エージェントは複数活用することで最も転職成功率がアップするデータがあるんじゃ!
下記の記事に掲載されているエージェントのうち、2つ〜4つのエージェントに登録しておくと良いじゃろう!
おすすめ記事:【お得な情報が見つかる】「IT業界」におすすめの転職サイトTOP5
複数の転職サービスを活用して、転職を成功させるんじゃ!
まとめ|IT業界への転職を成功させよう
転職エージェントを使えば、自分に合った求人を見つけることができるじゃろう!
わかったよ、はかせ!
まずは「転職エージェント」に登録してみるね!
…それにしても、はかせはどんな仕事をしているの?
それはお母さんに聴きなさい。
今回は、IT業界のブラック企業の特徴や、ブラック企業を避ける転職活動のコツをご紹介してきました。
IT業界の転職先選びはそれほどカンタンなことではありませんが、募集要項や面接などにしっかり注意しておけば、ブラック企業への転職を避けることができます。
今回の記事を参考に、ぜひ転職活動を成功させてください。
はかせ、IT業界にはブラック企業が多いのかな…
IT業界へ転職したいけど、なんだか不安だわ…