アパレル業界で働いている方の中には、「給料が低い」「仕事内容と給料が見合っていない」といった悩みを抱えている方が多いのではないでしょうか?
ほとんどの場合、給料が安い理由は「職場環境」にあります。よって、はたらく環境を変えるために転職することで、給料アップを目指すことは可能です。
そこで今回は、給料の安さに悩むアパレル業界の方に向けて、「アパレルの給料が安い理由」を解説するとともに、「給料アップのための転職活動のポイント」をご紹介しています。
確かに、アパレル業界では給料の低さに悩んでいる人が多いようじゃ。
しかし、アパレル販売員、あるいはアパレル企業の社員として働きながら給料をアップさせることは可能じゃ!
まずは、給料が安い理由から見ていこう。
INDEX
アパレル業界の給料が安い理由は?
アパレルの仕事って、なぜこんなに給料が安いんだろう??
給料が低い理由は、職場や業界の仕組み自体に原因があることがほとんどなんじゃ。
しかし、給料をアップさせる方法はたくさんある。
まずは原因を学んでいくんじゃ!
1 昇進が少ない
アパレル販売系の職種は、基本的に他業界よりも時給が安いことが多く、ほとんどのブランドが他業界の販売員より時給が低めに設定されています。
アパレル販売ンンが昇進するためには「店長」「マネージャー」などの管理職クラスになる必要がありますが、未経験からアパレルへ就職し、管理職クラスまで登りつめるのが難しいと感じる方も多いでしょう。
また、店長やマネージャークラスになると、今度は業務量が格段に増えるので、「給料に見合わない」という状況が起こりえます。
店長で手取り25万円、エリアマネージャーですと25万円〜30万円ほどの手取りになります。
2 繁忙期と閑散期に差がある
繁忙期と閑散期に差があることも、なかなかアパレル業界で働く人の給料が上がらないことに影響しています。単純に考えて、繁忙期と閑散期に差があることは、そのまま不安定な売上に直結します。
要するに、初任給からなかなか上がらない原因は、「経験を積みながら働くことによって売上があがる」という仕組みができあがっていないことにあります。
はたらく職場の規模やブランドなど、様々な理由があるので、自分ひとりで売上を挙げても状況はあまり変わらないといえるでしょう。
3 離職率が高く激務度が高い
1でも解説した通り、アパレル業界では激務になってしまう割合が多く、「離職率」が高いと言われています。
昇進したとしても給料と激務度が見合わないという状況も多く発生するため、アパレル業界で働き続けることを諦める方も多いようです。
離職率が高いということは、現場で残されたスタッフにしわ寄せがくるということでもあります。
雑務・雑用を含め、様々な仕事を並行して行わなければならない状況では、「時給が低いのに仕事が忙しい」ということがカンタンに起こってしまいます。
ここまで、アパレル業界の給料が低いことの原因を解説してきました。販売員を主として給料が安い理由をご紹介しましたが、本社勤務の方でも当てはまる部分が多くあるのではないでしょうか?
では次に、アパレル業界ではたらく方が給料を上げるためには何をすべきなのかを解説していきます。
アパレル業界で働く人が給料を上げるためにはどうすべきか?
アパレル業界を辞めないと、なんにも変わらないのかなぁ…。
そんなことはないぞ!
給料をアップさせることは可能じゃ!
現状の給料をアップさせるには、いくつかの方法があります。
- 今の職場でキャリアアップを目指す
- 他業界・他職種へ転職する
- 好条件の転職先を見つける
年収アップを目指すためには、今の職場で昇進したり、役職についたりすることによるキャリアアップの方法と、転職する方法の2通りのパターンがあります。
そのうち、最も現実的なのは「転職すること」なのです。
好条件の求人を探す方法を知り、実際に転職活動を始めることができれば、給料アップは成功します。
下記では、アパレル業界ではたらく方が転職に成功するための「転職活動のポイント」を解説しています。
アパレル業界での転職活動を成功させるポイント
…でも、実際に転職活動を進める方法がよくわからないな…
大丈夫じゃ!
「転職活動でやるべきこと」を整理しておこう!
下記では、転職活動で必ずやるべきことを説明しています。
すべて参考にして頂き、スムーズに転職活動を進めていきましょう!
1 条件を明確にする
転職活動で最も大切なことは、転職先に求める条件を明確にすることになります。
条件とは、下記のポイントです。応募する求人を決める前にしっかり考えておきましょう。
- 「給与」「勤務地」「休日」などの待遇条件
⇒募集要項をよく見る - 社風や人間関係などの職場環境
⇒職場見学・エージェントに教えてもらう - 仕事内容や任される業務の範囲
⇒募集要項・会社HP・エージェントに教えてもらう
転職エージェントでは、紹介してくれる職場の社風や上司の特徴などの独自データを持っている場合がほとんどです。
転職後に「イメージと違った職場だった」ということがないように、あらかじめ転職先に求める条件を整理した上で、応募する求人を決めましょう。
2 面接対策を行う
面接対策は、採用面接を突破するために必ず行うべき準備です。
就職活動のとき以上に、業務経験や具体的な仕事のスキルなどについて質問されることが多いため、必ず事前に準備しておく必要があります。
面接対策は、下記のポイントに沿って行いましょう。
- 自己PR
⇒あなたの経験・スキル・資格を整理しておく - 職種の志望動機
⇒他の職種ではなく、なぜその職種として働きたいのか? - 会社を選んだ志望動機
⇒他の会社ではなく、なぜこの会社なのか?
面接対策は、転職エージェントがサポートしてくれます。
一人で転職面接対策をすることに不安を持っている方は、エージェントにサポートしてもらいながら面接準備を行いましょう。
3 退職手続きの準備をしておく
退職手続きは、今の仕事を円満に辞めるために最低限行うべき準備のことを指します。
手続きのやり方を知っておくと、転職で余計なことに悩んでしまうのを避けることができます。
- 退職する旨を上司に伝える
- 退職届・退職願を会社に提出する
- 書面の手続きを行う
退職手続きは、実際に転職活動を始めてからでも遅くありませんので、焦る心配はありません。
書面の手続きで必要なものは、下記のとおりです。
会社に返却するもの
- 健康保険証
- 社員証明書
- 制服・備品など
会社から受け取るもの
- 源泉徴収票(転職先での申告や年末調整に必須)
- 雇用保険被保険者証(雇用保険を受け取る際に必要。1年以内の転職なら雇用期間が通算になる。)
- 年金手帳(14日以内に転職先が決まっている場合:転職先で年金加入に必要。転職先が決まっていない場合:退職後14日以内に国民年金に自身で加入する)
- 離職票(失業給付やハローワークに提出する場合必要。一般的には退社後送付される。)
手続きは煩雑ですので、心配な場合は転職エージェントや今の職場の信頼できる上司、会社の窓口に相談しておきましょう。
4 転職エージェントを活用する
優良企業への転職を目指すのであれば、転職エージェントを必ず活用すべきです。
転職エージェントを使えば在職しながら転職活動ができるので、リスク無しで転職したい求人を見つけることができます。
転職エージェントのメリットは、下記にすべてまとめています。
転職エージェントのメリット
- 利用は無料
- 自分の求める条件に合った求人を紹介してくれる(何度でも)
- 転職先の内部事情を教えてくれる(職場の内情、給与の相場)
- 面接や入社日のスケジュールを代行してくれる
- 転職活動の手続きをサポートしてくれる(履歴書などの作成・面接対策)
つまり、あなたの転職をすべて無料でサポートしてくれるのが、転職エージェントになります。
転職エージェントは、あなたが求人に採用されることで利益を得るため、正社員転職を目指すあなたと目的は同じです。
大手エージェントであれば、「無理やり転職させられる」「ブラックな職場を紹介される」といったこともないため、安心して活用できるでしょう。
また、転職エージェントは4つ以上登録して使い分けると、転職成功率がアップするデータがありますので、複数のエージェントに登録しておくと良いでしょう。
下記では、転職エージェントに登録したあと、どのように転職活動が進むのかを解説しています。
使うのが少し不安な方は、まず最初に「登録後の流れ」を参考にしましょう。
転職エージェントの登録後の流れ
転職エージェントに登録したあとって、どんな感じで転職活動が進むの?
大まかに流れをつかむために、「転職エージェントに登録後〜内定」までの流れを紹介しておくぞ!
転職エージェントに登録したあとの流れは下記の通りです。
転職エージェントごとに若干の違いがありますが、情報入力後にエージェントから連絡が来る点は同じです。
<転職エージェント登録後の流れ>
- 個人情報入力を入力したあと「転職相談」の日程調整の連絡が来る(一週間程度)
- 担当のエージェントと転職相談を行う。(対面か電話)
- 相談内容を踏まえてエージェントから求人紹介の連絡が来る
- 求人を選ぶ(希望するものがない場合は2へ)
- 面接の日程調整・履歴書や職務経歴書の作成をエージェントがやってくれる
- 面接対策・内定を得るためのアドバイスをもらい、面接を受ける
- 入社日・給与などの待遇交渉をエージェントが行ってくれる
決まったタイミングでしか相談ができないわけではありません。
場合に応じて、こちらから連絡することもできます。また、今の職場を辞めるための相談なども受けてくれます。
アパレル販売員の転職で活用すべき転職サービス
アパレル経験を生かした転職・求人探しなら『クリーデンス』
『クリーデンス』の特徴
アパレル経験を生かした転職・求人探しならクリーデンス。
大手・デザイナーズ・外資系企業からの求人の紹介や、キャリアアップの相談・面接対策まで、ファッション・人材業界出身のスタッフが無料であなたの転職支援を行います。
どんな人にオススメ?
- アパレル業界で業務経験のある方。
- 転職したいが、自力で探すことが難しいと感じている方。
- いい条件(地域、職場の規模などの環境)の仕事を探している方。
転職エージェントって、ひとつ登録しておけばいいの?
転職エージェントは複数活用することで最も転職成功率がアップするデータがあるんじゃ!
下記の記事に掲載されているエージェントのうち、2つ〜4つのエージェントに登録しておくと良いじゃろう!
複数の転職サービスを活用して、転職を成功させるんじゃ!
まとめ|アパレル販売員の転職を成功させよう
転職エージェントを使えば、自分に合った求人を見つけることができるじゃろう!
わかったよ、はかせ!
まずは「転職エージェント」に登録してみるね!
…それにしても、はかせはどんな仕事をしているの?
それはお母さんに聴きなさい。
今回は、給料の安さに悩むアパレル職の方に向けて、「アパレルの給料が安い理由」を解説するとともに、「給料アップのための転職活動のポイント」をご紹介してきました。
アパレル業界ではたらく方が給料をアップさせるためには、できる限り早く待遇の良い職場へ転職することがカギになります。
今回の記事を参考に、ぜひ転職活動を成功させてくださいね。
はかせ、ボクアパレル販売員を辞めようと思ってるんだよね…。
給料が低すぎることが悩みでさ〜