マーケティング職は、IT業界を筆頭に様々な業界で求められている職種です。そのため、マーケティング職への転職を考えている方も多いでしょう。
しかし、「実際に必要とされるスキル」がわからなかったり、「転職活動をどうやって進めればいいのか分からない」と困ったりしている方もかなりいるのではないでしょうか。
そんな方に向けて、今回はマーケティング職へ転職する前に知りたい「マーケティングへ転職できる人の特徴・経験・スキル」や、具体的な転職方法について解説しています。
ん？マーケティング職か。マーケティング自体の経験がなくとも、特性や経験・スキルによっては転職できる可能性は十分ある！
まずは自分のキャリアを整理してみることが大切じゃ！
じゃあ早くその方法を教えてよ！はやく！！！
お、落ち着け…
INDEX
マーケティングの仕事内容は？
マーケティングの仕事内容は、自社の商品やサービスを売り出す際に、同じジャンルの商品・サービスの市場を調査・分析することです。
自社の業界の競合他社がどのよう製品・サービスをどのように売り出しているのかを分析するためには、マーケティングの知識と業界内における経験が不可欠なため、どんな業界であれ一定数の需要があります。
特に、「Webマーケティング」と呼ばれるマーケティング職のひとつはIT業界の市場規模が広がる中で特に需要が高いです。
マーケティングの具体的な仕事内容は、分析手法や情報の集め方などが多岐に渡り、おさえるべき基礎も数多くあります。そのため、未経験から目指す場合には、一定以上の努力が求められるでしょう。
しかし、分析・調査は会社ごとに使うツールや手法が異なるため、新しく学びながらはたらくことは可能です。
マーケティング職としてはたらくための特徴・経験・スキルは、他業種・職種で学んだことの中から見出すことができます。だからこそ、転職活動においては「自己分析（キャリアの棚卸し）」が大切になります。（方法は後述します）
下記では、マーケティングの仕事へ転職できる人の特徴をご紹介しています。
まずは、自分のこれまでの経験から特徴・経験・スキルに当てはまっている部分があるかどうかをチェックしてみましょう。
マーケティング職へ転職できる人の特徴・経験・スキル
マーケティングの仕事は全体的なイメージをつかみにくい仕事かもしれません。転職したい方は、自分の経験やスキルが仕事で活用できるかを知っておくことが大切です。
１ 論理的思考能力（ロジカルシンキング）
マーケティングは、競合他社や自社の商品・サービスの特徴を捉えた上で、「どのように自社の商品・サービスを売り出すべきか？」と考える商品企画をサポートする仕事であるといえます。
商品企画は、市場の情報や競合の情報を捉えた上で自社製品・サービスをどのように市場に認知させることができるかを考えるため、「アイディア」をどんどん出すことのできる人材が重宝されるでしょう。
一方、マーケティング職として競合分析などを行う場合には、データを取得し、そこから論理的にみちびくことのできる情報を整理することが求められます。
マーケティング職が未経験でも、論理的に考えた上で実行すべき仕事はたくさんあります。あなたはこれまで、どんな仕事で論理的思考力を駆使してきたでしょうか？
２ プレゼンテーション能力
情報を調査・分析し整理するだけではなく、マーケティングの知見をもとに得られたデータを「プレゼン」することも求められるのがマーケティング職。
マーケティング職未経験の場合でも、「部署内では通じるが、他部署では通じない言葉・概念」「社内では通じるが、他社では分かりやすく言い直さないといけない言葉」などがあった経験はあると思います。
たとえば、営業職として「お客様」に自社商品を提案する際には、社内で用いられている言葉を使うことは絶対にあり得ません。そのため、「伝わりやすさ」「理解しやすさ」をしっかり考えた上で提案をするでしょう。
マーケティング職では、膨大なデータを元に得た結果を社内に伝える必要があります。そのため、職種・業種を問わず、「人に伝える能力」が最も大切なのです。
３ 特定の業界について深い知識を持っているか
IT業界などを筆頭に、今は様々な業界が他業界とのコラボレーションや、シナジー（相乗効果）を狙った戦略を練り、自社製品・サービスを市場に出しています。
マーケティング職は、そういった絶えず動く業界の動向を理解した上で、分析・調査を行うことが求められます。
よって、マーケティング職として転職する場合には、「自分が深く理解している業界・業種」を狙うことが大切です。
分析手法は学べても、肌で感じた市場・顧客の動きを理解するのは時間がかかります。
では、転職できる人の特徴を知ったあとは、「実際に転職するタイミング」について知っておきましょう。
マーケティング職を目指す多くの人は、30代に近い方が多いのではないでしょうか。
「年齢」で転職難易度はどう変わる？
マーケティング職へ転職したいと考えている方の中には、「30代」の方が多いのではないでしょうか。
これまで長く現場で勤め、今の会社ではキャリアアップが難しいなどの理由で転職を検討している方も多いと思います。
そこで、30代の方が転職するにあたって最も気になるのは「年齢によって採用を見送られることが多いのではないか？」というポイントですよね。
確かに、転職を考えてみたときには「年齢がある程度あると、なかなか雇ってもらえない」といったネガティブなイメージを持ってしまいますよね。
しかし、30代のミドル層の転職は今ではすでに当たり前になってきています。
引用：https://mid-tenshoku.com/
人手不足の影響を受けて、ミドル人材を対象とした求人が「増えている」、「どちらかと言えば増えている」と回答した転職コンサルタントは約80％。企業からのミドル人材ニーズは確実に増加しているようです。
引用：人手不足がミドル求人に及ぼす影響は？転職コンサルタント105人に聞いた見解と展望。
上記データは、大手転職サービスを運営する「エン転職」が調査したデータです。転職市場全体の傾向の根拠としては、確実性のある情報といえます。
引用：https://doda.jp/
加えて、転職に成功した年齢を見ると、ミドル人材と呼ばれる30代前半が平均となっていることが分かります。
現在は、20代後半からの転職市場も伸びているようですが、それを含めて考えると20代後半〜30代前半が転職に適した時期であることが、よくわかりますよね。
では、実際に転職を考えている方は、どのように転職活動を進めていくべきなのでしょうか？
次ページでは、転職活動を成功するためにすべきことや転職方法、そして活用すべき転職サービスをご紹介しています。
はかせ、ボク、マーケティングの仕事がしたいんだけど、未経験から転職できるのかな？