「リーズナブル」とは、「論理などが妥当なさま」「価格が手ごろなさま」という意味を持つ言葉です。
リーズナブルという言葉はたまに使われる言葉なので、何となくわかったつもりで使ってしまっている方も多いのではないでしょうか。しかし、あなたの使い方によっては間違っている可能性があります。
正しい意味でボキャブラリーを高めていきたいとあなたも考えているはず。
そこで今回は、リーズナブルの本来の意味や定義を解説するとともに、例文や使い方についてわかりやすく解説していきます。また、類語・言い換え語との違い、対義語の意味についても触れていきます。
「リーズナブルの意味、ちょっとあやふやだな」という方はぜひ参考にしてください。
「転職活動を始めたい」と少しでも考えている方は、ぜひ下記記事をご覧ください。
INDEX
リーズナブルの意味とは?
リーズナブルには2通りの意味があります。(カタカナ語として使用する場合)
そのため、まずは元々の意味を把握し、そこから現在の一般的な使い方について、意味とともに学びましょう。
リーズナブルの意味1|論理が妥当なさま
リーズナブルは一般に「価格が手頃なさま」という意味で使われていますが、本来の意味は「理にかなっていること」「分別がある」などの意味を持つ言葉です。
リーズナブル(reasonable)
形動]論理などが妥当なさま。また、価格が手ごろなさま。「リーズナブルな値段」
ただし、日本国内でカタカナ語として使う場合、こちらの「論理が妥当である様子」を指す意味で使われることはほとんどありません。
リーズナブルの意味2|価格が手頃なさま
リーズナブルの一般的なカタカナ語としての用法は、「製品やサービスなどの料金・価格が手頃である様子」を意味する使い方になっています。
この場合、「支払うことに納得できるだけの理由がある」=「理にかなっている」という意味になります。
補足|「リーズナブル=安い」は誤用ではない
結論から言うと誤用とは言い切れません。
リーズナブルは英語では「reasonable」と書きます。
これは「reason(理由)+able(〜できる)」と分解することができます。だからこそ、本来の意味は「理由や論理などが妥当なさま」ということになります。
現在日本国内でカタカナ語として使われている「安い」「価格が手頃である」という意味のリーズナブルも、あながち間違いではありません。
商品を購入するうえで、「手頃な価格である」というのは、理にかなっている価格であり、まあまあ納得することのできる料金・費用だということになります。
ただし、元々の意味としては、ただ単に安いことや手頃な価格であることだけを指すのではなく「理にかなっていること」であると捉えておくほうが、汎用的に「リーズナブル」という言葉を使うことができるでしょう。
補足|「リーゾナブル」は表記揺れ
リーズナブルは、英単語「reasonable」をそのままカタカナ語にしたものです。リーズナブルに限らず、そのような「英単語→カタカナ語」と使われている言葉には、表記に揺れがある場合があります。
リーズナブルの場合は、「reason」の部分を「リーズ」「リーゾ」のどちらかで表記されるため、リーゾナブルという表記揺れが存在します。
ただし、意味は同じであるため、特に意味の違いについて考える必要はありません。
リーズナブルの類語・言い換え語
「過剰ではない」「極端ではない」というニュアンスで使われるリーズナブルの類語・言い換え語は下記の通りです。
リーズナブルの類語・言い換え語1|適正(な価格)
「適当で正しいこと」を「適正(てきせい)」と表現します。
「適正な状態」「適正な価格」「適正な設定」など、その物事に適しており正しいことを意味します。
- この店舗では、家電が適正な価格で販売されている。
- 適正な手続きを経た上で認可を得る必要があります。
リーズナブルの類語・言い換え語2|妥当・正当
「妥当」は、その判断や処置が、その場合のみならず同じような物事に対しても当てはまるような内容であることを指します。
また、「正当」は「適切で正しいこと」を意味する言葉です。
どちらも、リーズナブルと同じ意味で使うことができます。
- 妥当な判断をすることができた。
- 正当な手法で物事を進める。
リーズナブルの類語・言い換え語3|適切
「適切」とは、「その場合によく当てはまりふさわしいこと」や、そのような状態のことを指す表現です。
- 適切な価格設定をするべきだ。
- 適切な表現を用いて説明する。
リーズナブルの類語・言い換え語4|まずまず
「まずまず」とは、「まあまあ」と同じような表現であり、「十分とは言えないが、おおむね良い」という意味になります。
「リーズナブルな価格」という場合、「すごく安いわけではないが、納得できる価格」という意味が含まれるため、「まずまず」そして「まあまあ」も類語になります。
- まずまず、手頃な価格なんじゃないかと思う。
- まずまずというところだが、適切な料金設定だとは思う。
- まずまずの結果を出すことができた。次回はより力を出し切れるようにしたい。
リーズナブルの類語・言い換え語5|手頃な・値頃な
価格が安く、手に入れやすいことを「手頃(な)」「値頃(な)」と表現します。
- 手頃な価格で電子書籍がセールされていたので購入する。
- お値頃価格で販売されている型落ちのプリンターを購入する。
リーズナブルの類語・言い換え語6|相応な
「相応な(そうおうな)」とは、「程度がちょうどつり合っていること」を意味する表現です。
たとえば、価格について「相応な価格」と表現する場合は、製品やサービスの機能性や量・質と、価格がちょうど釣り合っていて納得できる価格であることを示しています。
- 相応な価格で中古品が販売されている。
- これまで他人を見下していた相応の報いを、彼は受けるべきだ。
リーズナブルの対義語・反対語|アンリーズナブル(unreasonable)
日本語におけるリーズナブルの使われ方だと「価格が高い」などが反対語になります。
ただし、アンリーズナブル(英語:unreasonable)の意味自体は、日本語の対義語で表すと下記のように様々なものがあります。
- 法外な
- 並外れた
- 無茶苦茶/滅茶苦茶
- 途轍もない
- 過当/過大/極端
- 出鱈目(でたらめ)
アンリーズナブルには「通常の範囲や限界を超えて」という意味があるため、対義語は法外な価格やとてつもなく高い値段などが当てはまります。
リーズナブルの英語の意味・スペル|「reasonable」
リーズナブルの語源である「reasonable」は、「道理をわきまえた」「道理に合った」「合理的な」「筋の通った」「正当な」「高くない」「手ごろな」「穏当な」「ほどよい」など、正当性があることや物事が道理に合っていることを意味します。
「reasonable」のイディオム・例文
- at a reasonable price(手頃な値段で〜)
- a reasonable person(道理をわきまえた人)
- a reasonable suggestion(もっともな提案)
リーズナブルの例文と使い方
ここでは、「リーズナブル」の一般的な使い方と、その例文について解説していきます。
中には、馴染みのない表現や使い方も含まれている場合があります。あまり一般的ではない表現は、適時使い方の注意点や解説を入れていきます。
リーズナブルの例文と使い方1|リーズナブルな価格
「リーズナブルな価格」という場合、「安い価格」「(安くはないが)手頃な価格」という意味で使われています。
単純に価格が安い場合だけではなく「消耗品としては高いが、ブランドや機能性を考えると割安だ」と思えるような商品、お店のメニューなどにも使われます。
- ブランド物をリーズナブルに購入できるショップ。
- リーズナブルな食事を提供するレストラン。
- リーズナブルに休日を満喫できるレジャー施設。
リーズナブルの例文と使い方2|リーズナブルな人
「リーズナブル」は、「理にかなっている様子」という意味を持ちます。
そのため、「合理的な人」「論理的に物事を考える人」のことを、「リーズナブルな人」と表現することがあります。
あまり一般的な表現ではないため、「論理的な人」「ロジカルな人」などと言い換えたほうが良いでしょう。
- 彼女はリーズナブルな人として周囲から一目置かれている。
- 彼は非常にリーズナブルな考えを持っている人だ。
リーズナブルの意味や定義、使い方と例文について解説してきました。
ここまで読んできた方は、リーズナブルの本来の意味について、これまで自分が知っていたこと以上のことを知ることができたと感じるのではないでしょうか。ここまで読んでいただきありがとうございました。
ぜひ、今回知った知識を活かし、さらにスキルアップを目指したり、教養を深めていってくださいね!
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転職活動というと、下記のようなイメージがあるのではないでしょうか?
- 「失業リスクがある」
- 「これまでに積み重ねた経験・キャリアがムダになる」
- 「転職すると給料が下がる」
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しかし、この4つの不安は下記の「4つのコツ」で解消することができます。転職したいと考えているけど、不安を解消できないと感じる方はぜひ参考にしてください。
1 転職活動に失業リスクはない!
転職活動を始めるにあたって最も不安なことは、「転職活動をすると、失業するのではないか?」というものだと思います。
一般に、仕事を辞めたり、退職して他の仕事を始めたりすることには、ネガティブなイメージを持つ方も大勢います。しかし、それは”間違い”です。
大手転職サービスを運営している「リクナビ」が公開しているデータには、こう書かれています。
20代では76%が「転職経験なし」という結果となっています。30代になると「転職経験なし」の割合は一気に減少し、半分以上の人が転職を経験。4人に1人は「転職1回」、そして約3割の人が「2回以上の転職」を経験しているという結果になりました。
20代では「10人中3人以上」、30代では「4人中1人以上」の人が転職活動を経験しています。
つまり、今では転職活動自体はそれほど珍しいことではなく、むしろそれが当たり前になってきているのが現状です。
ではなぜ、転職活動をすることができる人が増えているのでしょうか?理由は大きく2つあります。
理由1 「中途採用を積極的におこなう企業が増えた」
人材市場・転職市場の動向をアンケートをもとに調査しているリクルートワークスが公開したデータでは、近年は中途採用を積極的におこなう企業が増えたことが示されています。
2018年度の中途採用の見通しについては、「増える」(18.6%)が「減る」(4.0%)を大きく上回っている。
つまり、転職市場は「売り手市場」で、人手不足は飲食業界・情報通信業界(IT)・不動産業界を中心に活発に採用活動が行われていることを示しています。
理由2 「転職活動を在職中にできるサービスが増えた」
転職市場が売り手市場だといっても、「実際に自分のもとに内定が来るかは分からない」という不安は残りますよね。
しかし、その点についても心配いりません。今では、「働きながら転職活動をすること」がふつうです。
たとえば、一昔前までは、下記のすべての転職準備を、自分で調べながらやる必要がありました。
- 求人を探す
- 履歴書・職務経歴書を作成する
- 面接準備をして面接日程を応募企業と調整する
- 面接を1次〜3次まで突破する
- 給与条件や入社日を人事側と調整する
- 今の会社を辞めるための退職手続きや保険関係の手続きをおこなう
これだけ見ても、かなり大変であることがわかりますよね。
でも今は、「転職エージェント」を活用することができます。
転職エージェントとは、あなたの代わりに希望条件に合った求人を選び、人事側とスケジュール調整をしてくれたり、履歴書や職務経歴書の添削サポートをおこなってくれたりする無料サービスです。
そのため、転職するために仕事を先に辞める必要はありませんし、会社にバレる心配がありません。また、自分で準備するのは最小限にしたうえで転職活動をおこなうことができます。
…
以上2つの理由から、転職活動にリスクがないことがおわかりいただけたのではないかと思います。転職エージェントについてもっと詳しく知りたいという方は下記記事をご覧ください。
おすすめ記事:転職エージェントとは?おすすめの選び方と比較ポイントをリーズナブル解説!
おすすめ転職エージェントは下記記事でご紹介しています。活用法や利用の流れも解説しているので、「転職エージェントを選びたい」という方はぜひ参考にしましょう。
また、「自分で求人を探したい」「自分のペースで求人を見てみたい」という方は、こちらの「転職サイトランキング」を参考にしてくださいね。
おすすめ記事:おすすめ転職サイトランキング!選び方や登録後の流れ、活用法まとめ
2 これまで積み重ねてきた経験・キャリアは転職で活かせる
転職するときの悩みのひとつとして多くあげられるのは、「これまで積み重ねてきた経験・キャリアがムダになってしまうかもしれない」という不安です。
特に、30代前後である程度長く職場で働いてきた方や、エンジニアや金融・不動産などの専門的な営業をしてきた方は、そう感じることも多いでしょう。
これまで得てきた経験を活かすには、「同じ業界・職種/業種で活躍することができる仕事」を探すことが大切になります。
「同じ業界・職種/業種」で活躍することができる仕事を探すには、「業界・職種/業種に特化した転職エージェントや転職サイトを使うこと」をおすすめします。
あなたの経験・キャリアを正しく評価してくれる職場であれば、今の給料よりも高い金額を提示してくれます。
もしなかったら、そのときは転職をしなければ良いのです。
業界・職種/業種専門の転職エージェントや転職サイトとは、たとえば「IT業界に特化した転職サービス」「広告業界に特化した転職サービス」「看護師・保育士・介護などの転職サービス」など様々です。
業界特化型の転職サービスや、特定業界に強い転職サービスは、TOPページで掲載しています。
どんな経験・キャリアであっても、それを評価してくれる職場は必ず存在します。
もちろん、経験・スキルによって大幅に求人の見つかりやすさや条件は変化しますが、「今の職場に不満を感じている」のであれば、転職活動を始めてみるべきですよね。
3 転職しても給料は下がらない
「転職すると給料が下がる」と何となく悪いイメージを持っている方はいないでしょうか?
それはあくまでリストラなどが行われた過去の話です。今でもリストラの危険性がまったくないわけではないですが、自発的におこなう転職活動で給料が下がることはありません。
それはなぜかといいますと、最初に給与条件を検索できる転職サイトや、給与条件を代わりに交渉してくれる転職エージェントは無数に存在するからです。
特に、あなたの代わりに給与交渉をおこなってくれる転職エージェントに依頼することで、年収アップが可能です。
年収アップ転職をしたいと考えているなら、下記に掲載されている転職エージェントのうち、特に自分に会っていそうなものを順位1位から見てみることをおすすめします。
また、実際に今のあなたの職種・業種の求人が一般的にどの程度の年収なのかを調べることも大切です。そんな方は転職サイトに登録し、職種/業種の条件から求人を探してみることをおすすめします。
おすすめ記事:おすすめ転職サイトランキング!選び方や登録後の流れ、活用法まとめ
4 新しい環境と今の環境の比較はカンタンにできる
転職活動自体はスタートでしかなく、本当に大切なのは「実際に内定をもらい入社したあとに後悔しないか?」という不安を解消することですよね。
「こんな職場に転職するくらいなら、以前の職場にいたほうが良かった…」という後悔をしたくない方は、転職活動に後ろ向きなはずです。
しかし、今の職場に不満を持っている方こそ、転職エージェントを使うべきです。
それはなぜかといいますと、転職エージェントでは応募先企業の内情や上司の情報、会社の雰囲気や残業時間の実態などについて詳しく教えてくれるからです。
あなたは、今の職場に不満を感じているからこそ、「転職先の内情」をしっかり知ったうえで転職したいと考えているのではないでしょうか?
実際に転職するかどうかは置いておいて、今の職場をほかの職場と比較してみることで、あなたが本当に満足できる仕事を見つけることができるでしょう。
おすすめ記事:おすすめ転職エージェントランキング!選び方や注意点・活用法まとめ
参考資料:「リーズナブル」の意味 – goo辞書
参考資料:リーズナブル(英語表記)reasonable – コトバンク
参考資料: リーズナブルの意味・解説 – weblio辞書