「プロパティ」とは、「物体の特性・特質」を意味する言葉です。
プロパティという言葉はたまに使われる言葉なので、何となくわかったつもりで使ってしまっている方も多いのではないでしょうか。しかし、あなたの使い方によっては間違っている可能性があります。
正しい意味でボキャブラリーを高めていきたいとあなたも考えているはず。
そこで今回は、プロパティの本来の意味や定義を解説するとともに、例文や使い方についてわかりやすく解説していきます。また、類語・言い換え語との違い、対義語の意味についても触れていきます。
「プロパティの意味、ちょっとあやふやだな」という方はぜひ参考にしてください。
「転職活動を始めたい」と少しでも考えている方は、ぜひ下記記事をご覧ください。
INDEX
プロパティの意味とは?|「属性」「物体の特性・特質」
プロパティとは「物体の特性・特質」「財産・所有物・所有権」を意味する言葉です。
また、主にコンピュータに関する用語として、コンピュータ内部のファイルや周辺機器の設定、属性をプロパティと表示する場合が多いです。
プロパティー(property)
1 財産。所有物。所有権。
2 コンピューターのファイルや周辺装置などの各種の設定や属性に関する情報。
プロパティは様々な分野で幅広く使われており、上記で示した「財産・所有物・所有権」「ファイルなどの属性情報」などのほか、ITではソフトウェアのオブジェクトの設定や状態、属性を指します。
また、不動産や資産などの意味を含み、不動産業界や資産を取り扱う社名などにも使用されます。
プロパティの例文と使い方
ここでは、一般的なプロパティの例文・使い方について解説していきます。
プロパティは、他のカタカナ語と比較して、それほど一般的に多用される用語ではありませんが、中でも頻出のものについて説明しています。
プロパティの例文と使い方1|ファイルのプロパティ情報を変更する・削除する
「プロパティ情報を変更する」「プロパティ情報を削除する」と言う場合、「ファイルの詳細情報(タイトル・テーマ ・元作成者 ・キーワード・コメント)などを変更する、削除する」ことを指します。
- Wordファイルのプロパティ情報を変更する。
- 業務で使用しているファイルはプロパティ情報を削除せず、そのまま後任者に引き渡す。
参考:Office ファイルのプロパティを表示または変更する – Microsoft
プロパティの例文と使い方2|プロパティマネジメント
主に不動産に関する資産の管理を行う業務のことです。
狭義のプロパティ・マネジメントは、投資用不動産の所有者あるいは所有者の資産管理代行業者であるアセット・マネジメント(AM)会社から受託して行う管理業務のことを指します。
具体的な業務としては、建物の物理的な維持・管理業務、不動産を賃借するテナントの誘致、交渉、賃貸借業務の代行、賃料・共益費などの請求・回収、トラブル時の対応などがあります。
また、投資用不動産の場合は、定期的にプロパティマネジメント・レポート(PMレポート)を作成し、所有者及びAM会社に対して報告する義務があります。
プロパティの例文と使い方3|「プロパティ概念」
『統治二論』の著者であるジョン・ロックが提唱した概念が「プロパティ概念」と呼ばれるものです。
ここでいうプロパティ概念には、「財産的所有権」「身体的所有権」が含まれており、上記著作ではこれら2つの所有権を「プロパティ」と定義しています。
ビジネス用語のプロパティの意味とは
プロパティには、「財産」「所有物」と言う意味があり、ビジネスシーンではこの意味で使われています。
具体的に、ビジネス用語としての「プロパティ」は、登録商標やロゴ・マークなどのデザイン、会社名、製品・サービスのブランド名、著名人の氏名・肖像など、商品化するにあたって使用許諾(ライセンシング)が必要な資産のことを指します。
また、プロパティの「闘力商標」などの権利を持っている人物・会社を「らいセンサー」、使用許諾を受けてプロパティを利用する人物・会社を「ライセンシー」と呼びます。
プロパティを活用したライセンシングによるビジネスや会社のブランドイメージ構築は一般的であり、日々企業活動で目にする広告などにも、プロパティの使用許諾が発生しています。
ビジネスにおけるプロパティの例
ビジネスにおける一般的なプロパティの例は下記の通りです。
そのほかにも、権利関係が発生し財産と見なされるものは、企業活動においてはプロパティと見なされます。
- 企業名称、企業・ブランドロゴ、ブランドライセンス
- 漫画・映画などのキャラクターライセンス
- アパレルブランド・デザイナーの名称・ブランドロゴのライセンス
- スポーツチーム・イベントの名称・ロゴ、スポーツ選手の氏名・肖像などのライセンス
- 大学名・ロゴのライセンス
- 美術品のライセンス
スマホ・パソコン用語のプロパティの意味とは
ソフトの設定や調節などを行う場合に開くツールのことです。
Windows OSにおけるプロパティに関しては、コンピュータ、ファイル、アプリケーションの設定などの情報を保持した属性のことを指します。
たとえば、Windows7でファイルのプロパティの詳細を表示すると、下記のような項目が表示されます。
- 件名
- タイトル
- タグ
- 分類項目
- コメント
これはファイルのプロパティ詳細のタブを押すことで確認することができるファイルの属性情報になり、「どんな内容のファイルなのか?」という情報が記載されています。
スマートフォンでもパソコンでも、このプロパティの意味は同様です。「ファイルやアプリの詳細情報」としておさえておきましょう。
IT・プログラミング用語におけるプロパティの意味とは
オブジェクト指向プログラミング言語において、 フィールドアクセスのカプセル化を実現するための構文の一種のことを「プロパティ」と呼称します。
オブジェクト指向プログラミングの重要な概念であるカプセル化を実現するためには、 フィールドへの単純な値の設定、取得に対しても何らかのアクセス制御を行う必要です。
これに対する専用の構文をいくつかのプログラミング言語において「プロパティ」と呼びます。
不動産業界におけるプロパティの意味とは
不動産業界において、「財産としての不動産を管理・運営し収益の最大化を図る業務」を「プロパティマネジメント」と呼びます。
物件を運営・管理する目的は「不動産の運用によって収益を得ること」にあります。
そこで必要になってくるのは「投資した不動産からの収益の最大化」と「維持・管理を行うにあたっての管理コストの削減」です。
そしてそのためには、適切な管理(マネジメント)が必要になります。
具体的には、下記のような業務が発生することになります。
- 物件の運営管理計画の策定
- 物件の運営管理業務
- 賃料の回収
- 苦情・クレームへの対応
- テナントとの交渉
これらの管理・運営業務は不動産に関する正確な知識が必要であり、プロパティマネジメントを行うにあたっては、深い専門知識が必要になります。
米国では「認定不動産管理士(CPM:Certified Property Manager)」と呼ばれるライセンスがあるほか、日本でも同様の制度が存在します。
プロパティの英語表現
「property(財産、性質)」
英単語「property」は、財産、資産、所有物、所有地、地所、土地(建物)、所有権、所有、特質、特性などを表す言葉で多義的です。
「property」のイディオム・例文
- self-confidence is not an endearing property(うぬぼれは人に好かれる性質ではない)
- a man of property(財産家)
- Is this your property?(これはあなたのものですか?)
プロパティの意味や定義、使い方と例文について解説してきました。
ここまで読んできた方は、プロパティの本来の意味について、これまで自分が知っていたこと以上のことを知ることができたと感じるのではないでしょうか。ここまで読んでいただきありがとうございました。
ぜひ、今回知った知識を活かし、さらにスキルアップを目指したり、教養を深めていってくださいね!
次では、ビジネスパーソンとして成長したいあなたに向けて、「転職活動のコツ」を解説しています。あなたが下記の項目に当てはまるなら、ここでページを戻さず、ぜひ次をお読みください。
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ひとつの項目でも当てはまるあなたは、用語を学ぶだけではなく、働き方や生き方を満足できるものにするために、働き方や生き方を変えるべきです。
「このままずっと同じ職場で働くつもりだ」と、あなたは自信を持って言えるでしょうか?
少しでも自信がないなと感じる方は、ぜひ下記の転職するための4つのコツをお読みください。
今の職場に満足してる?リスクなしで転職するための4つのコツ
ここでは、今の職場や待遇、働き方に不満を抱いている方に向けて、転職活動を始めるにあたって必ずおさえておくべきことをご紹介していきます。
転職活動というと、下記のようなイメージがあるのではないでしょうか?
- 「失業リスクがある」
- 「これまでに積み重ねた経験・キャリアがムダになる」
- 「転職すると給料が下がる」
- 「新しい環境に慣れるのが大変そう」
しかし、この4つの不安は下記の「4つのコツ」で解消することができます。転職したいと考えているけど、不安を解消できないと感じる方はぜひ参考にしてください。
1 転職活動に失業リスクはない!
転職活動を始めるにあたって最も不安なことは、「転職活動をすると、失業するのではないか?」というものだと思います。
一般に、仕事を辞めたり、退職して他の仕事を始めたりすることには、ネガティブなイメージを持つ方も大勢います。しかし、それは”間違い”です。
大手転職サービスを運営している「リクナビ」が公開しているデータには、こう書かれています。
20代では76%が「転職経験なし」という結果となっています。30代になると「転職経験なし」の割合は一気に減少し、半分以上の人が転職を経験。4人に1人は「転職1回」、そして約3割の人が「2回以上の転職」を経験しているという結果になりました。
20代では「10人中3人以上」、30代では「4人中1人以上」の人が転職活動を経験しています。
つまり、今では転職活動自体はそれほど珍しいことではなく、むしろそれが当たり前になってきているのが現状です。
ではなぜ、転職活動をすることができる人が増えているのでしょうか?理由は大きく2つあります。
理由1 「中途採用を積極的におこなう企業が増えた」
人材市場・転職市場の動向をアンケートをもとに調査しているリクルートワークスが公開したデータでは、近年は中途採用を積極的におこなう企業が増えたことが示されています。
2018年度の中途採用の見通しについては、「増える」(18.6%)が「減る」(4.0%)を大きく上回っている。
つまり、転職市場は「売り手市場」で、人手不足は飲食業界・情報通信業界(IT)・不動産業界を中心に活発に採用活動が行われていることを示しています。
理由2 「転職活動を在職中にできるサービスが増えた」
転職市場が売り手市場だといっても、「実際に自分のもとに内定が来るかは分からない」という不安は残りますよね。
しかし、その点についても心配いりません。今では、「働きながら転職活動をすること」がふつうです。
たとえば、一昔前までは、下記のすべての転職準備を、自分で調べながらやる必要がありました。
- 求人を探す
- 履歴書・職務経歴書を作成する
- 面接準備をして面接日程を応募企業と調整する
- 面接を1次〜3次まで突破する
- 給与条件や入社日を人事側と調整する
- 今の会社を辞めるための退職手続きや保険関係の手続きをおこなう
これだけ見ても、かなり大変であることがわかりますよね。
でも今は、「転職エージェント」を活用することができます。
転職エージェントとは、あなたの代わりに希望条件に合った求人を選び、人事側とスケジュール調整をしてくれたり、履歴書や職務経歴書の添削サポートをおこなってくれたりする無料サービスです。
そのため、転職するために仕事を先に辞める必要はありませんし、会社にバレる心配がありません。また、自分で準備するのは最小限にしたうえで転職活動をおこなうことができます。
…
以上2つの理由から、転職活動にリスクがないことがおわかりいただけたのではないかと思います。転職エージェントについてもっと詳しく知りたいという方は下記記事をご覧ください。
おすすめ記事:転職エージェントとは?おすすめの選び方と比較ポイントを徹底解説!
おすすめ転職エージェントは下記記事でご紹介しています。活用法や利用の流れも解説しているので、「転職エージェントを選びたい」という方はぜひ参考にしましょう。
また、「自分で求人を探したい」「自分のペースで求人を見てみたい」という方は、こちらの「転職サイトランキング」を参考にしてくださいね。
おすすめ記事:おすすめ転職サイトランキング!選び方や登録後の流れ、活用法まとめ
2 これまで積み重ねてきた経験・キャリアは転職で活かせる
転職するときの悩みのひとつとして多くあげられるのは、「これまで積み重ねてきた経験・キャリアがムダになってしまうかもしれない」という不安です。
特に、30代前後である程度長く職場で働いてきた方や、エンジニアや金融・不動産などの専門的な営業をしてきた方は、そう感じることも多いでしょう。
これまで得てきた経験を活かすには、「同じ業界・職種/業種で活躍することができる仕事」を探すことが大切になります。
「同じ業界・職種/業種」で活躍することができる仕事を探すには、「業界・職種/業種に特化した転職エージェントや転職サイトを使うこと」をおすすめします。
あなたの経験・キャリアを正しく評価してくれる職場であれば、今の給料よりも高い金額を提示してくれます。
もしなかったら、そのときは転職をしなければ良いのです。
業界・職種/業種専門の転職エージェントや転職サイトとは、たとえば「IT業界に特化した転職サービス」「広告業界に特化した転職サービス」「看護師・保育士・介護などの転職サービス」など様々です。
業界特化型の転職サービスや、特定業界に強い転職サービスは、TOPページで掲載しています。
どんな経験・キャリアであっても、それを評価してくれる職場は必ず存在します。
もちろん、経験・スキルによって大幅に求人の見つかりやすさや条件は変化しますが、「今の職場に不満を感じている」のであれば、転職活動を始めてみるべきですよね。
3 転職しても給料は下がらない
「転職すると給料が下がる」と何となく悪いイメージを持っている方はいないでしょうか?
それはあくまでリストラなどが行われた過去の話です。今でもリストラの危険性がまったくないわけではないですが、自発的におこなう転職活動で給料が下がることはありません。
それはなぜかといいますと、最初に給与条件を検索できる転職サイトや、給与条件を代わりに交渉してくれる転職エージェントは無数に存在するからです。
特に、あなたの代わりに給与交渉をおこなってくれる転職エージェントに依頼することで、年収アップが可能です。
年収アップ転職をしたいと考えているなら、下記に掲載されている転職エージェントのうち、特に自分に会っていそうなものを順位1位から見てみることをおすすめします。
また、実際に今のあなたの職種・業種の求人が一般的にどの程度の年収なのかを調べることも大切です。そんな方は転職サイトに登録し、職種/業種の条件から求人を探してみることをおすすめします。
おすすめ記事:おすすめ転職サイトランキング!選び方や登録後の流れ、活用法まとめ
4 新しい環境と今の環境の比較はカンタンにできる
転職活動自体はスタートでしかなく、本当に大切なのは「実際に内定をもらい入社したあとに後悔しないか?」という不安を解消することですよね。
「こんな職場に転職するくらいなら、以前の職場にいたほうが良かった…」という後悔をしたくない方は、転職活動に後ろ向きなはずです。
しかし、今の職場に不満を持っている方こそ、転職エージェントを使うべきです。
それはなぜかといいますと、転職エージェントでは応募先企業の内情や上司の情報、会社の雰囲気や残業時間の実態などについて詳しく教えてくれるからです。
あなたは、今の職場に不満を感じているからこそ、「転職先の内情」をしっかり知ったうえで転職したいと考えているのではないでしょうか?
実際に転職するかどうかは置いておいて、今の職場をほかの職場と比較してみることで、あなたが本当に満足できる仕事を見つけることができるでしょう。
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参考資料:プロパティ – Wikipedia
参考資料:プロパティー – コトバンク