「フォーカス(英:focus)」とは、「焦点」を意味する言葉です。
フォーカスという言葉はたまに使われる言葉なので、何となくわかったつもりで使ってしまっている方も多いのではないでしょうか。しかし、あなたの使い方によっては間違っている可能性があります。
正しい意味でボキャブラリーを高めていきたいとあなたも考えているはず。
そこで今回は、フォーカスの本来の意味や定義を解説するとともに、例文や使い方についてわかりやすく解説していきます。また、類語・言い換え語との違い、対義語の意味についても触れていきます。
「フォーカスの意味、ちょっとあやふやだな」という方はぜひ参考にしてください。
「転職活動を始めたい」と少しでも考えている方は、ぜひ下記記事をご覧ください。
INDEX
フォーカスの意味とは?
フォーカスは「焦点」を表す言葉です。
focusとは
焦点、(眼鏡・レンズなどの)焦点整合、ピント、集中点、中心、(地震の)震源
引用:focusの意味・使い方 – 英和辞典 Weblio辞書
もともと焦点という意味を持つフォーカスはビジネス・医療・PC・カメラなど様々な領域で使われる多義語です。
下記ではひとつずつ意味を解説していきます!
フォーカスのビジネスにおける意味・使い方
仕事における「フォーカス」とは
- 仕事のやり方
- 事業戦略
の2つに分かれます。
フォーカスした「仕事のやり方」とは?
「選択と集中」をして「インパクトの大きなものから取り組む」ことができているかどうかということになります。
- 仕事や目標の「数」を1つにすること
- 仕事や目標に「優先順位」をつけて取り組むこと
の2つが行動として求められる「フォーカス」になります。
さらに優先順位と数を決定するうえでだいじな観点が3つあります。
- 作業は本質的か?
- チームメンバーが同じ課題を解決しているか?
- そのタスクはあなたの人生を豊かにするか?
その作業は本質的ですか?
重要なのはどれだけ「本質」へのフォーカスできるか、です。
特にリソースが限られている現場では本質的なこと以外をすると事業がすぐダメになります。
自分の目の前のタスクのみを見ているといつの間にか必要ないことまで手をつけて「なんとなく仕事している感」を出すだけで成果が全くでないという結果になってしまいます。
チームメンバーでひとつの課題にむかえてますか?
最初はこの目標を達成するためにあなたはこれ私はこれをやろう!とタスクを配分していたかもしれないですが、日々忙殺される中で本来の目的を見失った仕事をやっているメンバーはいませんか?今その人は本当にあなたと同じ課題を解決しているのでしょうか?一度事業の目的と今やっている仕事を照らし合わせて見るのもありかもしれません。
そのタスクはあなたの人生を豊かにしますか?
もしこの質問に「う〜ん」と迷ったら転職を検討するべきかもしれません。
「好きor自分の目的を達成する」に今の仕事が当てはまらない場合はあなたはどんどん苦しくなります。
ちなみに「IKIKATADatabase」は転職者向けのメディアなのでご興味のある方は本記事下部からぜひ他の記事に飛んで見て見てください。
フォーカスした「事業戦略」とは?
事業戦略におけるフォーカスは事業のターゲティングを絞るということです。
わたしの好きな経営者の「家入一真さん」は「手紙を書くように事業をつくる」と言います。
つまり大切な人ひとりを喜ばせたい!という気持ちで事業をつくるということです。これが自然とターゲティングになり、その課題を感じている人が多ければ大きいビジネスになります。
ターゲティングをする際は未開拓市場である「ブルー・オーシャン」を狙うことが重要です。
ブルーオーシャンを狙う際はこれから立ち上がる市場、つまりこれから盛り上がるテクノロジーに狙いを定めるのがいいでしょう。
今なら「ブロックチェーン」「AI」「AR・VR・MR」「IoT」などです。
カタカナビジネス用語使いすぎ!そこは日本語でいいのでは?と言われないようにしましょう・・・
フォーカスは本質的な仕事をするためにすっごく大切な言葉です。
しかしフォーカスはカタカナビジネス用語です。
「フォーカスしよう」「フォーカスしてる?」「フォーカスがフォーカスにフォーカスくってフォーカスした!」などのようにあんまりいいまくってると「こいつうざいな・・・」と思われかねないので使いすぎには注意しましょう。
意味が伝わらない場合は「その仕事って必要なのかな?」や「大切なことに集中しよう!」などと言い換えてコミュニケーションをとるのがいいです。
かっこつけることではなく「伝わること」が最重要ですからね!
カメラ用語におけるフォーカスの意味・使い方とは?
カメラ用語としてのフォーカスは「被写体にピントを合わせる」という意味です。
レンズと露光部分との焦点距離を調節することによってフォーカスができます。
自動的に最適なフォーカスを定める機構はオートフォーカス(AF)が主流ですが、手動で微調整する機構をマニュアルフォーカス(MF)というものもあります。
最近はスマホにもオートフォーカスがついていて綺麗な背景ぼけ写真が撮れたりしますよね!ガラケー世代には驚きの進歩!!!
医療におけるフォーカスの意味・使い方とは?
医療や看護用語としてのフォーカスは「記録方式」のことを言います。患者さんの病状の経過記録を記述する際にさまざまな記録方式があります。「フォーカス」はその記録方式のひとつです。
正式には「フォーカスチャーティング」と言います。
フォーカス チャーティングの4つの基本要素
- F(Focus):明らかにされた患者のConcernsをフォーカスとよぶ。フォーカスとは情報から明らかにされた患者の関心や注目すべき行動、気がかりなこと、問題、心配、重要な出来事、患者に起こったあるいは起こり得る状態の結論である。情報の検索やコミュニケーションを円滑にするために、本文とは独立したフォーカス欄を設け記載する。このフォーカス欄をみれば、患者の経過が一目瞭然とわかる。
- D(Data):フォーカスを支持する、あるいは証明する主観的および客観的情報を記載する。ケア、介入が必要な状況を詳しく記載することになる
- A(Action):状況に対して、医療従事者が実際に行った行為、治療、処置を記載する
- R(Response):行為/介入に対する患者の結果/反応を記述する
他の記録方式として「SOAP(ソープ)」という記録方式があります。
「フォーカス」が出来事に焦点を当てるのに対して「ソープ」は問題に焦点を当てる記録方式であるところに違いがあります。
参考:看護記録の構成・SOAP、POSの書き方、法に基づく保存期間
フォーカスのIT(PC操作)における意味・使い方
PC用語としてのフォーカスは「デスクトップ上に複数のウィンドウが開かれているとき、現在操作可能なウィンドウ(アクティブウィンドウ)を指定しているもののこと」を指します。
入力フォーカスと呼ばれることもあります(そのほうが多い)
私の使っている「MacBook Pro」だと入力フォーカスされているウインドウは最前面にきます。ウインドウをクリックすることで入力フォーカスは切り替えられます。
たまに全画面モードでウインドウを使っていると入力フォーカスが勝手に解除されることがあって「あれ?キーボードうっても文字出てこねぇな!」というときがありますw
そういう時はウインドウをクリックすると解決しますw
フォーカスの英語表現・例文
フォーカスは英語で「focus」と書きます。
focusとは
焦点、(眼鏡・レンズなどの)焦点整合、ピント、集中点、中心、(地震の)震源
引用:focusの意味・使い方 – 英和辞典 Weblio辞書
「focus」を使った例文・イディオム
- the focus of interest(興味の中心)
- the focus of a lens(レンズの焦点)
- The focus is blurry.(焦点がぼやけている。)
- He has focus.(彼には集中力がある。)
- The picture is out of focus.(その画像はピンぼけだ. )
- to focus on something(一つの事に集め注ぐ)
- My focus has broken.(私の集中力が切れた。)
フォーカスの類語・対義語
類語
- 焦点
- ピント
- 的
- 核
- 重心
- 中心
引用:フォーカスの同義語 – 類語辞典(シソーラス) – Weblio辞書
「光(あるいは他の放射物)が集中する点、もしくは光が分岐する点」という意味や「見解の明快さ・明瞭さ」という意味、そしてわたしたちが馴染みの深い意味の「何かに対するエネルギーや注意の集中」と同様の意味が類義語となるようです。
フォーカスの対義語
カメラのオートフォーカスに対してマニュアルフォーカスというものがあります。
マニュアルフォーカスとはカメラの焦点を手動で合わせる機構のことです。
フォーカスの由来・語源
英語の「focus」はラテン語で「炉・火」を意味する「focus」に由来すると言われています。
「フォーカス」はそもそも「ピント(焦点)」という言葉ができた後に生まれた言葉で、焦点の中でも特に「レンズの焦点」を指して使われた言葉です。
ピント自体はオランダ語の「brundpunkt」から由来した言葉で、「brundpunkt」は焦げるという意味です。
つまりカメラのレンズの焦点を指す言葉としてオランダ語以外から「焦げる・焦点」という意味の言葉を探してきて日本に輸入したのが「focus=フォーカス」ということになります。
フォーカスの意味や定義、使い方と例文について解説してきました。
ここまで読んできた方は、フォーカスの本来の意味について、これまで自分が知っていたこと以上に知ることができたと感じるのではないでしょうか。ここまで読んでいただきありがとうございました。
ぜひ、今回知った知識を活かし、さらにスキルアップを目指したり、教養を深めていってくださいね!
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今の職場に満足してる?リスクなしで転職するための4つのコツ
ここでは、今の職場や待遇、働き方に不満を抱いている方に向けて、転職活動を始めるにあたって必ずおさえておくべきことをご紹介していきます。
転職活動というと、下記のようなイメージがあるのではないでしょうか?
- 「失業リスクがある」
- 「これまでに積み重ねた経験・キャリアがムダになる」
- 「転職すると給料が下がる」
- 「新しい環境に慣れるのが大変そう」
しかし、この4つの不安は下記の「4つのコツ」で解消することができます。転職したいと考えているけど、不安を解消できないと感じる方はぜひ参考にしてください。
1 転職活動に失業リスクはない!
転職活動を始めるにあたって最も不安なことは、「転職活動をすると、失業するのではないか?」というものだと思います。
一般に、仕事を辞めたり、退職して他の仕事を始めたりすることには、ネガティブなイメージを持つ方も大勢います。しかし、それは”間違い”です。
大手転職サービスを運営している「リクナビ」が公開しているデータには、こう書かれています。
20代では76%が「転職経験なし」という結果となっています。30代になると「転職経験なし」の割合は一気に減少し、半分以上の人が転職を経験。4人に1人は「転職1回」、そして約3割の人が「2回以上の転職」を経験しているという結果になりました。
20代では「10人中3人以上」、30代では「4人中1人以上」の人が転職活動を経験しています。
つまり、今では転職活動自体はそれほど珍しいことではなく、むしろそれが当たり前になってきているのが現状です。
ではなぜ、転職活動をすることができる人が増えているのでしょうか?理由は大きく2つあります。
理由1 「中途採用を積極的におこなう企業が増えた」
人材市場・転職市場の動向をアンケートをもとに調査しているリクルートワークスが公開したデータでは、近年は中途採用を積極的におこなう企業が増えたことが示されています。
2018年度の中途採用の見通しについては、「増える」(18.6%)が「減る」(4.0%)を大きく上回っている。
つまり、転職市場は「売り手市場」で、人手不足は飲食業界・情報通信業界(IT)・不動産業界を中心に活発に採用活動が行われていることを示しています。
理由2 「転職活動を在職中にできるサービスが増えた」
転職市場が売り手市場だといっても、「実際に自分のもとに内定が来るかは分からない」という不安は残りますよね。
しかし、その点についても心配いりません。今では、「働きながら転職活動をすること」がふつうです。
たとえば、一昔前までは、下記のすべての転職準備を、自分で調べながらやる必要がありました。
- 求人を探す
- 履歴書・職務経歴書を作成する
- 面接準備をして面接日程を応募企業と調整する
- 面接を1次〜3次まで突破する
- 給与条件や入社日を人事側と調整する
- 今の会社を辞めるための退職手続きや保険関係の手続きをおこなう
これだけ見ても、かなり大変であることがわかりますよね。
でも今は、「転職エージェント」を活用することができます。
転職エージェントとは、あなたの代わりに希望条件に合った求人を選び、人事側とスケジュール調整をしてくれたり、履歴書や職務経歴書の添削サポートをおこなってくれたりする無料サービスです。
そのため、転職するために仕事を先に辞める必要はありませんし、会社にバレる心配がありません。また、自分で準備するのは最小限にしたうえで転職活動をおこなうことができます。
…
以上2つの理由から、転職活動にリスクがないことがおわかりいただけたのではないかと思います。転職エージェントについてもっと詳しく知りたいという方は下記記事をご覧ください。
おすすめ記事:転職エージェントとは?おすすめの選び方と比較ポイントを徹底解説!
おすすめ転職エージェントは下記記事でご紹介しています。活用法や利用の流れも解説しているので、「転職エージェントを選びたい」という方はぜひ参考にしましょう。
また、「自分で求人を探したい」「自分のペースで求人を見てみたい」という方は、こちらの「転職サイトランキング」を参考にしてくださいね。
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2 これまで積み重ねてきた経験・キャリアは転職で活かせる
転職するときの悩みのひとつとして多くあげられるのは、「これまで積み重ねてきた経験・キャリアがムダになってしまうかもしれない」という不安です。
特に、30代前後である程度長く職場で働いてきた方や、エンジニアや金融・不動産などの専門的な営業をしてきた方は、そう感じることも多いでしょう。
これまで得てきた経験を活かすには、「同じ業界・職種/業種で活躍することができる仕事」を探すことが大切になります。
「同じ業界・職種/業種」で活躍することができる仕事を探すには、「業界・職種/業種に特化した転職エージェントや転職サイトを使うこと」をおすすめします。
あなたの経験・キャリアを正しく評価してくれる職場であれば、今の給料よりも高い金額を提示してくれます。
もしなかったら、そのときは転職をしなければ良いのです。
業界・職種/業種専門の転職エージェントや転職サイトとは、たとえば「IT業界に特化した転職サービス」「広告業界に特化した転職サービス」「看護師・保育士・介護などの転職サービス」など様々です。
業界特化型の転職サービスや、特定業界に強い転職サービスは、TOPページで掲載しています。
どんな経験・キャリアであっても、それを評価してくれる職場は必ず存在します。
もちろん、経験・スキルによって大幅に求人の見つかりやすさや条件は変化しますが、「今の職場に不満を感じている」のであれば、転職活動を始めてみるべきですよね。
3 転職しても給料は下がらない
「転職すると給料が下がる」と何となく悪いイメージを持っている方はいないでしょうか?
それはあくまでリストラなどが行われた過去の話です。今でもリストラの危険性がまったくないわけではないですが、自発的におこなう転職活動で給料が下がることはありません。
それはなぜかといいますと、最初に給与条件を検索できる転職サイトや、給与条件を代わりに交渉してくれる転職エージェントは無数に存在するからです。
特に、あなたの代わりに給与交渉をおこなってくれる転職エージェントに依頼することで、年収アップが可能です。
年収アップ転職をしたいと考えているなら、下記に掲載されている転職エージェントのうち、特に自分に会っていそうなものを順位1位から見てみることをおすすめします。
また、実際に今のあなたの職種・業種の求人が一般的にどの程度の年収なのかを調べることも大切です。そんな方は転職サイトに登録し、職種/業種の条件から求人を探してみることをおすすめします。
おすすめ記事:おすすめ転職サイトランキング!選び方や登録後の流れ、活用法まとめ
4 新しい環境と今の環境の比較はカンタンにできる
転職活動自体はスタートでしかなく、本当に大切なのは「実際に内定をもらい入社したあとに後悔しないか?」という不安を解消することですよね。
「こんな職場に転職するくらいなら、以前の職場にいたほうが良かった…」という後悔をしたくない方は、転職活動に後ろ向きなはずです。
しかし、今の職場に不満を持っている方こそ、転職エージェントを使うべきです。
それはなぜかといいますと、転職エージェントでは応募先企業の内情や上司の情報、会社の雰囲気や残業時間の実態などについて詳しく教えてくれるからです。
あなたは、今の職場に不満を感じているからこそ、「転職先の内情」をしっかり知ったうえで転職したいと考えているのではないでしょうか?
実際に転職するかどうかは置いておいて、今の職場をほかの職場と比較してみることで、あなたが本当に満足できる仕事を見つけることができるでしょう。
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参考資料: focusの意味・解説 – weblio英和辞典・和英辞典