「語彙」とは、「ある言語やある人が持っている単語の総体」であり、「どれだけ多くの単語を知っているか」という意味で使われる言葉です。
語彙という言葉はたまに使われる言葉なので、何となくわかったつもりで使ってしまっている方も多いのではないでしょうか。しかし、あなたの使い方によっては間違っている可能性があります。
正しい意味でボキャブラリーを高めていきたいとあなたも考えているはず。
そこで今回は、語彙の本来の意味や定義を解説するとともに、例文や使い方についてわかりやすく解説していきます。また、類語・言い換え語との違い、対義語の意味についても触れていきます。
「語彙の意味、ちょっとあやふやだな」という方はぜひ参考にしてください。
「転職活動を始めたい」と少しでも考えている方は、ぜひ下記記事をご覧ください。
INDEX
語彙の意味とは?|意味・定義を簡単にわかりやすく解説
語彙とは「どれだけ多くの単語を知っているか」という意味の言葉です!
ご い -ゐ [1] 【語彙】
①
〔vocabulary〕 ある一つの言語体系で用いられる単語の総体。言語体系をどのように限るかによって,内容が変わる。日本語という限り方をすれば,日本語の単語全体を意味し,漁村・農村あるいは特定の職業など,ある領域に限れば,その領域内で使われる単語の全体を意味し,ある個人に限れば,その人の使う語の総量を表す。 「漱石の-」 「 -が豊富だ」
②
単語を集め,一定の方式に従って順序立てて並べたもの。解釈の付けられているものが多い。 「近松-」
語彙は「ある言語やある人が持っている単語の総体」という意味の言葉です。
わかりやすくいえば「ある言語(例えば日本語や英語)の持っている単語の数」や「ある人が知っている単語の数」という意味です。
語源で考えてみると、語彙の「彙」という字は「同類のものの集まり」という意味をもっており、語は「言葉や単語」という意味を持っています。
したがって、語彙は「同じ種類の言葉や単語の集まり」という意味になり、上記のような意味合いの言葉になるのです。
語彙は「特定の語」に関しては使えない
語彙は、「ある言語やある人が持っている単語の総体」という意味の言葉なので、「もったいない」「怪しい」「疲れる」などのひとつひとつの語句に関して使うことはできません。
通例「語彚」を個々の語を示す表現として用いることはできない。たとえば、「あの人は語彚が豊富だ。」という文は容認できるが、「『もったいない』という語彚」と述べることには不自然さが伴う。
語彙力の意味とは?
語彙力(ごいりょく)とは、「その人がもっている単語の知識と、それを使いこなす能力」を意味する言葉です。
「語彙力が高い」と表現する場合、「単語を数多く知っているだけではなく、それを日常生活やビジネスシーンで使いこなすことができている」という意味になります。
また、「語彙力がある人」と表現する場合、「単語を数多く知っており、それを使いこなせる人」という意味があります。
ただ単に単語数を記憶しているだけではなく、適切なシチュエーションとシーンで、もっとも当てはまる言葉を即座に頭から引き出せる能力として、「高める方法」を実践している方も多いスキルであると言えます。
「語彙」「語彙力」の英語表現|「vocabulary」
語彙を英語にすると「vocabulary」と表記します。
カタカナ語でも、「ボキャブラリー」は「ボキャ貧(語彙力に乏しいこと)」などで使われているので、馴染み深いのではないでしょうか。
語彙
vocabulary
引用:語彙を英語で・英訳 – 英和辞典・和英辞典 Weblio辞書
「vocabulary」の例文:イディオム
- expand one’s vocabulary.(語彙を増やす)
- I have little vocabulary skills.(私は語彙力が低いです)
語彙の例文・使い方
「語彙が豊富」という表現は特に多く使われますし、「語彙力」という表現もよく使われます。
下記は、「語彙」の使い方・例文の一覧となります。
- 文章は、適切な語彙を使い分けできるだけで要点をつかみやすくなる。
- 語彙を増やすと自分の世界が広がります。
- 僕は語彙が乏しいので、よく人からバカにされます。
語彙力の例文・使い方
語彙力という言葉は、ビジネスシーンやビジネス書で頻繁に使われる言葉です。いくつか用例があるため、頻出の使い方をご紹介、解説します。
語彙力の例文・使い方|「語彙力が高い/低い」
語彙力のレベルの高低差を表す時の表現には、「語彙力が高い」「語彙力が低い」が使われます。
たとえば、ある出来事を言葉で他人に伝えようとしたときに「すごい」「やばい」「ドーン(擬音)ってなった後に…」などと、イメージが伝わりづらい言葉でしか表現できないことを「語彙力が低い」などと表現します。
- 語彙力が高い人と話すと、具体的なイメージが湧き生産性が高い。
- 語彙力が低いとどうしても擬音や「すごい」などというあいまいな表現を使いがちになってしまう。
語彙力の例文・使い方|「語彙力が多い/少ない」
語彙力が高い/低いと同じような表現に、「語彙力が多い/少ない」という使い方があります。
この使い方は、「語彙が多い/少ない」であれば正しい表現となりますが、「○○力」を表現する方法としては不適切と考えられます。
しかし、一般的には流布している表現であるため、こういった使い方もされているんだ、という認識を持っておきましょう。
- 語彙力の多さを示すような素晴らしい文章だ。
- 語彙力が少ないとどうしても言葉足らずになってしまうな。
- 語彙力が多いことは必ずしも具体的な知識が豊富であることを意味しない。
語彙力の例文・使い方|「語彙力が向上/低下する」
「語彙力を向上する(語彙力を向上させる)」「語彙力が低下する」という表現も多く用いられます。
「語彙力が向上する」もしくは「語彙力を向上させる」とは、語彙力を何らかの努力や工夫によって高めることを表します。
「語彙力が低下する」という場合、衝撃的な出来事や、筆舌に尽くし難いような出来事に直面した時などに、一時的に「言葉足らずになる」ことを意味する表現として用いられます。
- 語彙力が向上するように、日頃から本を読むことにした。
- あまりにも衝撃的な事件を目にしたせいか、語彙力が低下した。
語彙力の例文・使い方|(語彙力)
ネット用語において「(語彙力)」という表現を末尾につけくわえる用例が出てきています。
この使い方は、前述した「語彙力が低下する(した)」という意味合いが込められており、SNS上での「語彙力」の用例と言えます。
- この写真のキャラクターが可愛すぎてやばい(語彙力)
- やばい、本当にやばすぎてやばい。もう本当にやばい(語彙力)
その他の語彙力の例文・使い方一覧
その他、下記のような使い方で「語彙力」が用いられます。
- 語彙力がある/ない
- 語彙力に長けている/乏しい
- 語彙力が伸びる/語彙力が伸びない
- 語彙力が不足する
- 語彙力を伸ばす
- 語彙力を鍛える
語彙の2つの種類とは?|「認知語彙」と「使用語彙」の違い
語彙とは、「ある言語やある人が持っている単語の総体」を意味する言葉であることは、前述した通りです。
しかし、この語彙には2つの意味に区別することができます。その種類とは「認知語彙(にんちごい)」と「使用語彙(しようごい)」の2つになります。
以下、2つの種類それぞれについてご紹介、解説します。
認知語彙とは?
認知語彙とは、文章で目にした単語のうち、「見てなんとなく意味が理解できる程度の言葉の範囲」を表す言葉です。
どんな単語であれ、最初から使いこなすのではなく文章や会話で用いられていることを記憶し、自分自身でも使うようになるという順序があります。
そのため、認知語彙とは「使わないが意味を理解できる語彙」であると言えます。
使用語彙とは?
使用語彙とは、「自分自身の発言や書く文章で使いこなすことができる言葉の範囲」を指す言葉です。
認知語彙よりも使用語彙の方が圧倒的に少ないため、語彙を使いこなすこと自体にはある程度の訓練が必要であることがわかります。
最終的に、語彙を増やす、あるいは語彙力を上げるためには、この「使用語彙」を増やすことが目標となります。
しかし、最初は現段階での「認知語彙」がどの程度であるのかを「語彙検定」「語彙力テスト」などを通して把握することも重要です。
覚えた言葉(認知語彙)を繰り返し学ぶことで、使用語彙へとグレードアップさせることが可能となります。
語彙の類語・言い換え語
語彙の類語・言い換え語|ボキャブラリー
ボキャブラリーとは、日本語に訳すと「語彙(ごい)」という意味です。よって、「語彙=ボキャブラリー」と考えていただいて構いません。
ボキャブラリーは「ボキャブラリーが豊富な人」や「ボキャブラリーが足りない」など、頻繁に用いられます。
「ボキャブラリーが乏しい」というのは、「知っている単語」又は「使える単語」が乏しいという意味になります。「やばいね!かわいいね!」のみを連呼していると「ボキャ貧かよ!」と言われてしまいますね。
ただし、「ボキャブラリーが豊富」と言うと「引き出しが豊富」という意味が強く、単純な「使える単語が多い」という意味を超越した意味で用いられることがある点に注意が必要です。
語彙力を上げるとビジネスにどう役に立つのか?
語彙力があるとどんなメリットがあるのかについては、各種ビジネス書やビジネス系の雑誌、記事等でも度々言及されます。
そういった論評を整理すると、語彙力を上げることで「物事を正確に伝える力」が身につくという点でビジネスに役立つと言えそうです。
例えば悲しい気持ちを表現したいときにがあるとします。この際、ただ悲しいと言っても様々な悲しさがあるでしょう。
「悲しみ」表現の仕方一覧
- 悲しみ
- 哀感(あいかん)
- 悲哀(ひあい)
- 悲痛(ひつう)
- 断腸の思い(だんちょうのおもい)
- 悲憤慷慨(ひふんこうがい)
- 悲憤(ひふん)
- 荒涼・荒寥(こうりょう)
- 悵然(ちょうぜん)
例えば、今の自分の悲しみを他人に伝えようとおもったときに「悲痛」という単語の意味しか知らない状況を考えます。
「悲痛」とは「心が痛み極めて悲しい」ことを意味する表現であり、それほどではないちょっとした悲しみを表現することはできません。
また、ただもの悲しいだけではなく「何らかの苦しい決断をしたこと」への思いを表現するならば「断腸の思い」などを使うことも本来できたはずです。
こういった感情表現はあくまでも一例であり、ビジネスシーンでは客観的な情報に基づいた「適切な表現」が最重要といっても過言ではありません。
語彙力を磨くことで、より現場・状況にあった表現を、自分なりにカスタマイズして他人に伝えることができます。
語彙力を高める方法とは?
ここでは、「語彙力」を具体的にどのようにすれば高めることができるのか、そのヒントや明日から実践できる方法をご紹介、解説していきます。
できる限り具体的かつすぐに使えるものに厳選したので、「語彙力を高めたい」と考えている方はぜひメモなどをしていただければ幸いです。
1 辞書を引きながらの「読書」
語彙を増やす際、手始めとして実践できるのは「読書」になります。読み物はどのようなジャンルでも構いません。
そして、読書する際には必ず「自分で使うべきタイミングがわからない」程度にあいまいな理解しかしていない単語を調べながら読みます。
普通に読み進めるよりも膨大な時間がかかるため、実践している人は少ないのですが、この作業に時間を使うだけで「認知語彙」をストックすることができます。
また、調べるのを空いている時間に行うことを決めておき、スマホのメモやスクリーンショットなどで「後から調べる単語」を貯めておくのも良い方法です。
2 メディア媒体に数多く触れる
語彙力を高めるために真っ先に思いつく「読書」ですが、実は効率や表現の偏りを考えると、本だけでは語彙力を総合的に高めるうえで不足している部分があります。
それは、「トレンド」「固有名詞」といった、そのときどきに多く使われる言葉や流行り言葉、流行りの商品・サービス、人名などを指します。
語彙力とは、古くから用いられている表現のほか、時代性も加味されたうえで評価されることも多いです。
そのため、読書だけではなくTVや雑誌、ラジオやインターネット記事など、様々なメディア媒体に分け隔てなく触れることも重要です。
また、ビジネスパーソンであれば、仕事のうえでもトレンドや流行りの言葉を理解しておくことが重要になるケースも多いでしょう。ぜひ「語彙力と仕事の成果を結びつける」という意味で、各種メディア媒体に触れる習慣を作りましょう。
3 文章を書く
「認知語彙」ではなく「使用語彙」を向上させるために必要なのは、「実際に自分で使える語彙を増やす」ということです。
知っている言葉だけではなく、実際に使う言葉を増やすことが、「語彙力の向上」の本来の目標ですが、そこまでフォローしつつ継続して語彙力向上のための努力ができていない場合、非常にもったいないと言えます。
そこでおすすめなのが、「文章を書く」ということです。文章であれば、会話で使うよりも前に「使う練習」をすることができますし、間違った使い方が誰かに誤解を与える危険性もありません。
また、ブログ等に文章を書く場合でも、記事の内容は修正することができます。
意味をゆっくり調べながら慎重に文章を書くことができれば、自然と使用語彙を増やすことができるでしょう。
4 会話で使う
アウトプットを通して「使用語彙」を実質的に増やすためには、会話で使うことがベターな方法です。
会話で使うことには、文章を書くとは違ったメリットがあります。それは、「相手に合わせた言葉選びの練習になる」ということです。
たとえば、あなたも他の業界の人と話したり、生活の仕方が自分とは異なる人と会話したりすると「○○と言っていたけど、あれってどういう意味なんだろう?」と気になったことがあるのではないでしょうか?
これは、あなたが相手の使う言葉の意味を知らなかったということもありますが、相手があなたの知っている分野や生活の環境に合わせて適切な言葉選びをすることができなかったということも意味します。
つまり、個々人が語彙力を高めるだけでは、その人個人の語彙力は向上したとは言えないのです。「語彙力」とは、他人から評価されることで確定するものだからです。
使用語彙として十分言葉の意味を理解することができたと感じたら、実際に会話でその言葉を使ってみましょう。
具体的な使い方や、使うべきシーンや相手を即座に理解する練習を積むことができます。
5 語彙力診断テストでフィードバックを得る
最後に、現時点での自分自身の語彙力を知りつつ「まだ不足しているな」ということを定期的に振り返ることも、「語彙力向上」のためには必要なことであると把握しておくと、向上が早くなります。
語彙力に関するスマホ向けアプリなども多数リリースされていますので、自分に合ったテスト・診断系アプリをダウンロードし使ってみることをおすすめします。
参考:語彙力診断
語彙の意味や定義、使い方と例文、また語彙力を高める方法について解説してきました。
ここまで読んできた方は、語彙の本来の意味について、これまで自分が知っていたこと以上に知ることができたと感じるのではないでしょうか。ここまで読んでいただきありがとうございました。
ぜひ、今回知った知識を活かし、さらにスキルアップを目指したり、教養を深めていってくださいね!
次では、ビジネスパーソンとして成長したいあなたに向けて、「転職活動のコツ」を解説しています。あなたが下記の項目に当てはまるなら、ここでページを戻さず、ぜひ次をお読みください。
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今の職場に満足してる?リスクなしで転職するための4つのコツ
ここでは、今の職場や待遇、働き方に不満を抱いている方に向けて、転職活動を始めるにあたって必ずおさえておくべきことをご紹介していきます。
転職活動というと、下記のようなイメージがあるのではないでしょうか?
- 「失業リスクがある」
- 「これまでに積み重ねた経験・キャリアがムダになる」
- 「転職すると給料が下がる」
- 「新しい環境に慣れるのが大変そう」
しかし、この4つの不安は下記の「4つのコツ」で解消することができます。転職したいと考えているけど、不安を解消できないと感じる方はぜひ参考にしてください。
1 転職活動に失業リスクはない!
転職活動を始めるにあたって最も不安なことは、「転職活動をすると、失業するのではないか?」というものだと思います。
一般に、仕事を辞めたり、退職して他の仕事を始めたりすることには、ネガティブなイメージを持つ方も大勢います。しかし、それは”間違い”です。
大手転職サービスを運営している「リクナビ」が公開しているデータには、こう書かれています。
20代では76%が「転職経験なし」という結果となっています。30代になると「転職経験なし」の割合は一気に減少し、半分以上の人が転職を経験。4人に1人は「転職1回」、そして約3割の人が「2回以上の転職」を経験しているという結果になりました。
20代では「10人中3人以上」、30代では「4人中1人以上」の人が転職活動を経験しています。
つまり、今では転職活動自体はそれほど珍しいことではなく、むしろそれが当たり前になってきているのが現状です。
ではなぜ、転職活動をすることができる人が増えているのでしょうか?理由は大きく2つあります。
理由1 「中途採用を積極的におこなう企業が増えた」
人材市場・転職市場の動向をアンケートをもとに調査しているリクルートワークスが公開したデータでは、近年は中途採用を積極的におこなう企業が増えたことが示されています。
2018年度の中途採用の見通しについては、「増える」(18.6%)が「減る」(4.0%)を大きく上回っている。
つまり、転職市場は「売り手市場」で、人手不足は飲食業界・情報通信業界(IT)・不動産業界を中心に活発に採用活動が行われていることを示しています。
理由2 「転職活動を在職中にできるサービスが増えた」
転職市場が売り手市場だといっても、「実際に自分のもとに内定が来るかは分からない」という不安は残りますよね。
しかし、その点についても心配いりません。今では、「働きながら転職活動をすること」がふつうです。
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- 求人を探す
- 履歴書・職務経歴書を作成する
- 面接準備をして面接日程を応募企業と調整する
- 面接を1次〜3次まで突破する
- 給与条件や入社日を人事側と調整する
- 今の会社を辞めるための退職手続きや保険関係の手続きをおこなう
これだけ見ても、かなり大変であることがわかりますよね。
でも今は、「転職エージェント」を活用することができます。
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…
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おすすめ記事:転職エージェントとは?おすすめの選び方と比較ポイントを徹底解説!
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また、「自分で求人を探したい」「自分のペースで求人を見てみたい」という方は、こちらの「転職サイトランキング」を参考にしてくださいね。
おすすめ記事:おすすめ転職サイトランキング!選び方や登録後の流れ、活用法まとめ
2 これまで積み重ねてきた経験・キャリアは転職で活かせる
転職するときの悩みのひとつとして多くあげられるのは、「これまで積み重ねてきた経験・キャリアがムダになってしまうかもしれない」という不安です。
特に、30代前後である程度長く職場で働いてきた方や、エンジニアや金融・不動産などの専門的な営業をしてきた方は、そう感じることも多いでしょう。
これまで得てきた経験を活かすには、「同じ業界・職種/業種で活躍することができる仕事」を探すことが大切になります。
「同じ業界・職種/業種」で活躍することができる仕事を探すには、「業界・職種/業種に特化した転職エージェントや転職サイトを使うこと」をおすすめします。
あなたの経験・キャリアを正しく評価してくれる職場であれば、今の給料よりも高い金額を提示してくれます。
もしなかったら、そのときは転職をしなければ良いのです。
業界・職種/業種専門の転職エージェントや転職サイトとは、たとえば「IT業界に特化した転職サービス」「広告業界に特化した転職サービス」「看護師・保育士・介護などの転職サービス」など様々です。
業界特化型の転職サービスや、特定業界に強い転職サービスは、TOPページで掲載しています。
どんな経験・キャリアであっても、それを評価してくれる職場は必ず存在します。
もちろん、経験・スキルによって大幅に求人の見つかりやすさや条件は変化しますが、「今の職場に不満を感じている」のであれば、転職活動を始めてみるべきですよね。
3 転職しても給料は下がらない
「転職すると給料が下がる」と何となく悪いイメージを持っている方はいないでしょうか?
それはあくまでリストラなどが行われた過去の話です。今でもリストラの危険性がまったくないわけではないですが、自発的におこなう転職活動で給料が下がることはありません。
それはなぜかといいますと、最初に給与条件を検索できる転職サイトや、給与条件を代わりに交渉してくれる転職エージェントは無数に存在するからです。
特に、あなたの代わりに給与交渉をおこなってくれる転職エージェントに依頼することで、年収アップが可能です。
年収アップ転職をしたいと考えているなら、下記に掲載されている転職エージェントのうち、特に自分に会っていそうなものを順位1位から見てみることをおすすめします。
また、実際に今のあなたの職種・業種の求人が一般的にどの程度の年収なのかを調べることも大切です。そんな方は転職サイトに登録し、職種/業種の条件から求人を探してみることをおすすめします。
おすすめ記事:おすすめ転職サイトランキング!選び方や登録後の流れ、活用法まとめ
4 新しい環境と今の環境の比較はカンタンにできる
転職活動自体はスタートでしかなく、本当に大切なのは「実際に内定をもらい入社したあとに後悔しないか?」という不安を解消することですよね。
「こんな職場に転職するくらいなら、以前の職場にいたほうが良かった…」という後悔をしたくない方は、転職活動に後ろ向きなはずです。
しかし、今の職場に不満を持っている方こそ、転職エージェントを使うべきです。
それはなぜかといいますと、転職エージェントでは応募先企業の内情や上司の情報、会社の雰囲気や残業時間の実態などについて詳しく教えてくれるからです。
あなたは、今の職場に不満を感じているからこそ、「転職先の内情」をしっかり知ったうえで転職したいと考えているのではないでしょうか?
実際に転職するかどうかは置いておいて、今の職場をほかの職場と比較してみることで、あなたが本当に満足できる仕事を見つけることができるでしょう。
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参考:語彙(読み)ごい(英語表記)vocabulary – コトバンク