【例文アリ】レガシーの意味とは?使い方・例文と類語・対義語を解説!

【例文アリ】レガシーの意味とは?使い方・例文と類語・対義語を解説!
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「レガシー(英語:legacy)」とは、どのような意味を持つ言葉なのでしょうか?

レガシーという言葉は使いやすく一般にも浸透してきている言葉なので、何となくわかったつもりで使ってしまっている方も多いのではないでしょうか。

使いやすい言葉なので、無意識に使っているという方も多いかもしれません。しかし、あなたの使い方によっては間違っている可能性があります。正しい意味でボキャブラリーを高めていきたいとあなたも考えているはず。

そこで今回は、レガシーの本来の意味や定義を解説するとともに、ビジネスシーンでの例文や使い方について解説していきます。また、IT分野におけるレガシーや、類語・言い換え、対義語の意味についても触れていきます。

「レガシーの意味、ちょっとあやふやだな」という方はぜひ参考にしてください。

「転職活動を始めたい」と少しでも考えている方は、ぜひ下記記事をご覧ください。

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2017.12.25

レガシーの意味とは?

レガシーとは「遺産」「先人の遺物」といった過去に築かれた、作られたモノを指す言葉です。

また、遺産という言葉には「古い」という意味も含まれているため「時代遅れのモノ」を表す言葉としても、用いられることがあります。

1 遺産。先人の遺物。
2 時代遅れのもの。「レガシーシステム」

[補説]本来、過去に築かれた、精神的・物理的遺産の意であるが、近年、「首相としてのレガシーを作る」のように、後世に業績として評価されることを期待した、計画中の事業の意でも用いられるようになった。

引用:レガシーとは – コトバンク デジタル大辞泉

レガシー(英:legacy)は、そもそも過去に築かれた遺産を指しますが、「価値のあるもの」だけが遺産になります。

そのため、ただ古めかしいからといって何でも遺産に当てはまるわけではありません。

また、歴史的建造物や故人の所有物、財産などのモノだけではなく、「業績・成果」「仕組み」「軌跡」など精神的なモノや概念を含むことも多いです。

たとえば、後世に残るような業績を残そうとする人物が「レガシーを作る」いうように、未来には今成し遂げることが「遺産」として残るだろうという意味合いで使うことがあります。

一方、レガシーは「先人たちが作り上げたもの」という意味があるため、時代にそぐわないものも出てくることがわかります。特に、IT分野では古いシステムのことを「レガシーシステム」と表現することも。

このように、良い意味と悪い意味の両方で用いられる言葉である点に注意しましょう。受け継げる遺産は決して良いものばかりではないことを表す言葉です。

ビジネスにおけるレガシーの意味

レガシーはビジネスシーンで頻出の用語ではなく、基本的に実務で使うことはないでしょう。ほかの用語…たとえば「リスケ」「アセット」「コンセンサス」のような言葉と比べれば、ほとんど使いません。

ただし、業界によってはレガシーという言葉を用いる機会があるかもしれません。たとえば、IT業界や金融業界ではレガシーという言葉が用いられることがあります。

 IT・金融分野におけるレガシーの意味

IT分野・金融分野ではレガシーという言葉を使う時があります。といってもそれほど頻繁に使うわけではありませんが、IT・金融分野に入りまだ日が浅い方であれば、覚えておいて損はないでしょう。

レガシーシステム

「レガシーシステム」とは、時代遅れのシステム(仕組み)のことを指す言葉ですが、特に情報システム・コンピュータシステムを指して使います。

レガシーとは「遺産」「遺物」のほか、「時代遅れのもの」という意味合いがありましたよね。IT分野では、常に技術革新が進んでいるため、一昔前の技術で作られたものはすぐに「レガシー」になってしまいます。

具体的事例としては、数多くの企業で活用されてきた旧来のコンピュータを用いた独自技術のシステムのことを指す場合があります。

今現在は、業務を効率化するためのシステムであっても、皆さんが使っているWindowsやUNIX、Linuxなどの有名なOSが使われ、独自仕様のシステムではなくなりました。

このように、一昔前の技術はすぐに不便で拡張性の低いものとみなされ、常に新しいものに切り替わっていくということが、IT分野ではかなり頻繁に起きます。

ただし、信頼性の高さという点では、金融業務でレガシーシステムと呼ばれるような独自技術が欠かせない場合もあります。そのため、レガシーがすべて「ムダ」「非効率」という名目で除かれているわけではありません。

レガシーインタフェース/レガシーデバイス

「レガシーインターフェース」「レガシーデバイス」という言葉もあります。この2つの言葉は、レガシーシステムをさらに細かくわけた用語です。

昔は頻繁に使われていた技術のうち、今ではすでに必要なくなってしまったり、すでに誰も使わなくなってしまったり刷るものは、PC関連機器にたくさんありますよね。

たとえば、「フロッピーディスク」はほとんど使われません。また、SDカードも少しずつ使われなくなってきており、レガシーになりつつあります。

他分野におけるレガシーの意味

ほかにも様々な分野でレガシーという言葉が使われますが、おおむね同じような意味…「古いもの」「時代遅れのもの」というニュアンスで使われることが多いです。

ここでは、レガシーという言葉が広く日本で使われるようになったキッカケである「オリンピックにおけるレガシー」について解説します。

オリンピックにおけるレガシー

レガシーは、行政機関が「次世代へと受け継ぐ公共施設」を指して使うことがあります。

また、IOC(国際オリンピック委員会)は「Olympic Legacy」という言葉を用いて、競技に利用する施設や開催時に必要なインフラの整備を通して人々の生活がより良くなっていくということを提唱しています。

オリンピック開催は、開催する街のインフラ基盤の利便性を高めるうえで効果を発揮します。もちろん、賛否両論がありますが、遺産(レガシー)として残せるような施設が残ることは素晴らしいことです。

レガシーの例文・使い方

ここでは、レガシーの例文や使い方について詳しく解説していきます。

レガシーな人

「レガシーな人」と誰かを指して言う場合、「古い考えを持っている人」というネガティブな意味を表しています。

レガシーであることは良い面も悪い面も両方ありますが、新進気鋭の人であればあるほど、レガシーを大切にする人とは相容れないこともあるかもしれません。

ただし、レガシーを大切にする人であっても「未来に向けて残すべきものはなにか?」という視点を持つべきです。また、レガシーをないがしろにするのもよくありません。

何事もバランスが大事。レガシーな人に見える他人を批判せずに、自分ができることから始め、理解を得ていくべきですね。

レガシーコスト

「レガシーコスト」とは、日本語に訳すと「負の遺産」です。たとえば、遺産ではなく借金などの債務を引き継いだりすることを指します。

最も狭い意味だと、企業が退職者に対して支払い続ける年金や保険などの負担を指す場合があります。企業が支払う年金(企業年金)の問題などで使われる言葉です。

その他のレガシーの例文・使い方一覧

  • レガシーを受け継ぐことが最も重要な責務である。
  • レガシーコストをいかに抑えることができるかが課題だ。
  • レガシーな環境や仕組みに依存するだけでは成長しない。

レガシーの英語・語源・由来

レガシー(legacy)は英語で「遺産」「遺贈」「遺物」「受け継いだもの」という意味を表します。基本的には、日本のカタカナ語として用いられている意味と同じです。

legacyとは

主な意味 遺産、遺贈(財産)、受け継いだもの、遺物

引用:レガシー – Weblio英和・和英辞典

ラテン語の「委任する」という単語が語源です。委任とはつまり委ね任せること。人が死ぬ前に遺産を残すという意味は日本語でも用いられますよね。

この意味から、legacyは「遺産」という意味を持つに至りました。

レガシーの類語

レガシーの英語の類語としては、下記の3つが挙げられます。

  1. heritage:文化遺産・アイディア・知識などの無形遺産
  2. inherutance:継承(誰かに引き継がれる遺産)
  3. heredity:遺伝

特に、「heritage」は「legacy」と異なり、文化的な価値や知識的価値などの「金銭に代えがたい価値」を持つ遺産に対して使われる言葉なので、意味が大きく異なります。

ただ、カタカナ語におけるレガシーは、「heritage」のような意味合いを持つ使われ方がされている場合もあります。

レガシーの対義語・反対語

legacyは「遺産」という意味を主としています。そのため、対義語というなら先ほどご紹介した「負の遺産」になるでしょう。

遺産が「+(プラス)」のものであるのに対して、負の遺産は「−(マイナス)」と呼べるものです。


レガシーの意味や定義、そしてビジネスシーンにおける使い方・使われ方を解説してきました。

ここまで読んできた方は、レガシーの本来の意味や定義について、これまで自分が知っていたこと以上に深い教養が身についたと感じるのではないでしょうか?

ぜひ、今回知った知識を活かし、さらにスキルアップを目指したり、教養を深めていってくださいね!

次では、ビジネスパーソンとして成長したいあなたに向けて、「転職活動のコツ」を解説しています。あなたが下記の項目に当てはまるなら、ここでページを戻さず、ぜひ次をお読みください。

  • 今の職場での人間関係やコミュニケーションに疲れている。
  • 仕事が楽しくなく、毎日が変わり映えしない。
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  • 給料をアップさせたいが方法が分からない。
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ひとつの項目でも当てはまるあなたは、用語を学ぶだけではなく、働き方や生き方を満足できるものにするために、働き方や生き方を変えるべきです。

「このままずっと同じ職場で働くつもりだ」と、あなたは自信を持って言えるでしょうか?

少しでも自信がないなと感じる方は、ぜひ下記の転職するための4つのコツをお読みください。

今の職場に満足してる?リスクなしで転職するための4つのコツ

今の職場に満足してる?リスクなしで転職するための4つのコツ

ここでは、今の職場や待遇、働き方に不満を抱いている方に向けて、転職活動を始めるにあたって必ずおさえておくべきことをご紹介していきます。

転職活動というと、下記のようなイメージがあるのではないでしょうか?

  1. 「失業リスクがある」
  2. 「これまでに積み重ねた経験・キャリアがムダになる」
  3. 「転職すると給料が下がる」
  4. 「新しい環境に慣れるのが大変そう」

しかし、この4つの不安は下記の「4つのコツ」で解消することができます。転職したいと考えているけど、不安を解消できないと感じる方はぜひ参考にしてください。

1 転職活動に失業リスクはない!

転職活動を始めるにあたって最も不安なことは、「転職活動をすると、失業するのではないか?」というものだと思います。

一般に、仕事を辞めたり、退職して他の仕事を始めたりすることには、ネガティブなイメージを持つ方も大勢います。しかし、それは”間違い”です。

大手転職サービスを運営している「リクナビ」が公開しているデータには、こう書かれています。

20代では76%が「転職経験なし」という結果となっています。30代になると「転職経験なし」の割合は一気に減少し、半分以上の人が転職を経験。4人に1人は「転職1回」、そして約3割の人が「2回以上の転職」を経験しているという結果になりました。

引用:年代別の転職回数と採用実態 – リクナビNEXT

20代では「10人中3人以上」、30代では「4人中1人以上」の人が転職活動を経験しています。

つまり、今では転職活動自体はそれほど珍しいことではなく、むしろそれが当たり前になってきているのが現状です。

ではなぜ、転職活動をすることができる人が増えているのでしょうか?理由は大きく2つあります。

理由1 「中途採用を積極的におこなう企業が増えた」

人材市場・転職市場の動向をアンケートをもとに調査しているリクルートワークスが公開したデータでは、近年は中途採用を積極的におこなう企業が増えたことが示されています。

2018年度の中途採用の見通しについては、「増える」(18.6%)が「減る」(4.0%)を大きく上回っている。

引用:中途採用調査 – リクルートワークス

つまり、転職市場は「売り手市場」で、人手不足は飲食業界・情報通信業界(IT)・不動産業界を中心に活発に採用活動が行われていることを示しています。

理由2 「転職活動を在職中にできるサービスが増えた」

転職市場が売り手市場だといっても、「実際に自分のもとに内定が来るかは分からない」という不安は残りますよね。

しかし、その点についても心配いりません。今では、「働きながら転職活動をすること」がふつうです。

たとえば、一昔前までは、下記のすべての転職準備を、自分で調べながらやる必要がありました。

  • 求人を探す
  • 履歴書・職務経歴書を作成する
  • 面接準備をして面接日程を応募企業と調整する
  • 面接を1次〜3次まで突破する
  • 給与条件や入社日を人事側と調整する
  • 今の会社を辞めるための退職手続きや保険関係の手続きをおこなう

これだけ見ても、かなり大変であることがわかりますよね。

でも今は、「転職エージェント」を活用することができます。

転職エージェントとは、あなたの代わりに希望条件に合った求人を選び、人事側とスケジュール調整をしてくれたり、履歴書や職務経歴書の添削サポートをおこなってくれたりする無料サービスです。

そのため、転職するために仕事を先に辞める必要はありませんし、会社にバレる心配がありません。また、自分で準備するのは最小限にしたうえで転職活動をおこなうことができます。

以上2つの理由から、転職活動にリスクがないことがおわかりいただけたのではないかと思います。転職エージェントについてもっと詳しく知りたいという方は下記記事をご覧ください。

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2018.02.22

おすすめ転職エージェントは下記記事でご紹介しています。活用法や利用の流れも解説しているので、「転職エージェントを選びたい」という方はぜひ参考にしましょう。

また、「自分で求人を探したい」「自分のペースで求人を見てみたい」という方は、こちらの「転職サイトランキング」を参考にしてくださいね。

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2017.12.25

2 これまで積み重ねてきた経験・キャリアは転職で活かせる

転職するときの悩みのひとつとして多くあげられるのは、「これまで積み重ねてきた経験・キャリアがムダになってしまうかもしれない」という不安です。

特に、30代前後である程度長く職場で働いてきた方や、エンジニアや金融・不動産などの専門的な営業をしてきた方は、そう感じることも多いでしょう。

これまで得てきた経験を活かすには、「同じ業界・職種/業種で活躍することができる仕事」を探すことが大切になります。

「同じ業界・職種/業種」で活躍することができる仕事を探すには、「業界・職種/業種に特化した転職エージェントや転職サイトを使うこと」をおすすめします。

あなたの経験・キャリアを正しく評価してくれる職場であれば、今の給料よりも高い金額を提示してくれます。

もしなかったら、そのときは転職をしなければ良いのです。

業界・職種/業種専門の転職エージェントや転職サイトとは、たとえば「IT業界に特化した転職サービス」「広告業界に特化した転職サービス」「看護師・保育士・介護などの転職サービス」など様々です。

業界特化型の転職サービスや、特定業界に強い転職サービスは、TOPページで掲載しています。

どんな経験・キャリアであっても、それを評価してくれる職場は必ず存在します。

もちろん、経験・スキルによって大幅に求人の見つかりやすさや条件は変化しますが、「今の職場に不満を感じている」のであれば、転職活動を始めてみるべきですよね。

3 転職しても給料は下がらない

「転職すると給料が下がる」と何となく悪いイメージを持っている方はいないでしょうか?

それはあくまでリストラなどが行われた過去の話です。今でもリストラの危険性がまったくないわけではないですが、自発的におこなう転職活動で給料が下がることはありません。

それはなぜかといいますと、最初に給与条件を検索できる転職サイトや、給与条件を代わりに交渉してくれる転職エージェントは無数に存在するからです。

特に、あなたの代わりに給与交渉をおこなってくれる転職エージェントに依頼することで、年収アップが可能です。

年収アップ転職をしたいと考えているなら、下記に掲載されている転職エージェントのうち、特に自分に会っていそうなものを順位1位から見てみることをおすすめします。

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また、実際に今のあなたの職種・業種の求人が一般的にどの程度の年収なのかを調べることも大切です。そんな方は転職サイトに登録し、職種/業種の条件から求人を探してみることをおすすめします。

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2017.12.25

4 新しい環境と今の環境の比較はカンタンにできる

転職活動自体はスタートでしかなく、本当に大切なのは「実際に内定をもらい入社したあとに後悔しないか?」という不安を解消することですよね。

「こんな職場に転職するくらいなら、以前の職場にいたほうが良かった…」という後悔をしたくない方は、転職活動に後ろ向きなはずです。

しかし、今の職場に不満を持っている方こそ、転職エージェントを使うべきです。

それはなぜかといいますと、転職エージェントでは応募先企業の内情や上司の情報、会社の雰囲気や残業時間の実態などについて詳しく教えてくれるからです。

あなたは、今の職場に不満を感じているからこそ、「転職先の内情」をしっかり知ったうえで転職したいと考えているのではないでしょうか?

実際に転職するかどうかは置いておいて、今の職場をほかの職場と比較してみることで、あなたが本当に満足できる仕事を見つけることができるでしょう。

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2017.12.25

参考文献・資料

レガシー【legacy】の意味 – goo辞書

legacyとは – Weblio英和・和英辞典

レガシー – Wikipedia

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