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「マンパワーが足りない」と言われる企業・職場は危ない?
ここでは、「マンパワーが足りない」とよく言われている職場で働く人向けに、そのような職場で働くことの危険性について解説していきます。
1 「辞めようと思っても辞められない」になりがち
マンパワーが不足している会社に勤めていると、頑張れば頑張るほど自分自身にしわ寄せがくる働き方になってしまう危険性があります。
別に辞めてもいいんじゃないかと思うけど、人が足りなければ、一緒に働いている契約社員さん達に負担がかかるのかと思うと、なんとも言い出しにくいです。辞めたいのは私だけではないので、正直早い者勝ちになってしまいそうです。
引用:マンパワーの足りない職場を退職したいのですが。 – 発言小町
上記の悩みは、マンパワー不足の現場で働くことの悩みを正確に表している悩みと言って良いと思います。
マンパワーが不足している現場では、業績がよくないため給料も安い。それでいて仕事には大きな負担がかかる…というループになっている場合が多いです。
もしあなたがこのようなループに入ってしまっているのであれば、すぐに抜け出す準備が必要でしょう。
2 人手不足は業界に限らず起きている
マンパワー不足は、日本企業の5割近くに達していることが調査で分かっています。
正社員が不足している企業は49.1%と5割近くに達した。3カ月前(2017年7月)から3.7ポイント増、1年前(2016年10月)から7.3ポイント増加した。正社員の人手不足は、2006年5月の調査開始以降で過去最高を更新した。
引用:人手不足に対する企業の動向調査(2017年10月) – 帝国データバンク
しかし、2017年の調査では、2006年以降の調査開始から過去最高を更新するなど、人手不足は今後も深刻になっていくことが考えられます。
そのため、今ご自身の職場で人手不足に悩んでいるのであれば、自分の希望する働き方を一度見つめ直してみて、「今後も働き続けるべきかどうか?」をきちんと考えなくてはなりません。
転職活動自体にはリスクがないので、転職も視野に入れてみるべきではないでしょうか。
3 過労死・労働災害のキケンもある
「自分には関係ない」と思ってしまいがちな過労死・労災ですが、身体的な過労死だけではなく、精神的・心理的な疲労による自殺も、大きな社会問題になっています。
いずれも長時間労働による過労が原因です。 脳や心臓に重い負担がかかって、くも膜下出血や心筋梗塞などを発症して死亡するのが過労死。 心理的に強い負担がかかり、うつ病などの精神障害を発症して自殺するのが過労自殺です。 … 国の労災認定の基準では、過労死は、病気を発症する前の1か月に100時間以上の残業を行った場合。
引用:「どう防ぐ?過労死・過労自殺」(くらし 解説) – NHKオンライン
マンパワーが不足している職場では、先ほども述べたように「頑張れば頑張るほど仕事が積み重なっていく」という問題があります。そのため、あなたも身体的・精神的に疲労が溜まっているかもしれません。
過労死認定基準は1ヶ月に100時間以上の残業になっています。
もし、ご自身の状況に当てはまるようなら(もしくは100時間に近いようなら)、一度ご自身の働き方を見直してみるべきでしょう。
ここまで、「マンパワーが足りない」とよく言われている職場で働き続けることの危険性を解説してきました。
いつも常態的にマンパワーが不足している現場で働いていると、それが当たり前になってしまう危険性もあります。「いつも言われているがこれは異常なのでは?」と気づくことが大切です。
そして、もし働く環境を見直したいと考えているのであれば、転職活動を始めることをおすすめします。
今では在職中に転職活動をすることができますし、1人で転職活動をするのが不安であれば、転職エージェントを通して転職活動をおこなうこともできます。
次では、転職を少しでも考えている方に向けて、希望条件の転職先を探すための方法とコツを解説していきます。
転職したい?希望条件の転職先を探すための方法とコツ
ここでは、転職を少しでも検討している方に向けて、転職活動を始めるにあたって必ずおさえておくべきことをご紹介していきます。
1 転職サイト選びは慎重におこなう
これから転職活動を少しでも始めたいと考えている方の中には、まだ実際に求人情報を探し始めていない方がほとんどだと思います。
転職活動でいちばん大切なことは「どうやって転職求人を探すのか?」ということです。
しかし、転職サイトといっても様々なものがありますし、利用できる転職者のターゲットや、効果的な活用法が異なります。
転職サイト選びに悩んでしまう理由は、「そもそもなぜ転職サイトを使うべきなのか?」という根本が分からないからです。
下記記事では、転職サイトのランキングをご紹介しつつ、効果的な活用法や注意点について解説しています。
転職サイトを通じて求人を探したい方は、ぜひ下記記事を参考にして、自分に合った転職サイトを見つけてみてください。
おすすめ記事:おすすめ転職サイトランキング!選び方や登録後の流れ、活用法まとめ
2 転職活動の全体の流れをおさえ、余計な不安を解消する
転職活動を始めたいけど、なぜか不安…そんなふうに思っている人が最初にやるべきことは「転職活動の全体の流れ」をおさえること。
たとえば、料理をするときは、レシピを全体を見て必要な材料を揃え、作り方の流れをある程度覚えてから実際に作り始めますよね。
それと同様に、転職活動も全体の流れを通して学び、その上で実際に始めることで、成功率が格段にアップします。
余計な不安を感じずに、前向きに転職活動をしたいなら、まずは転職活動の基礎知識を学びましょう。
おすすめ記事:【全知識】転職活動のやり方・期間・面接対策・必要書類まとめ!
3 転職が初めてなら、「転職エージェント」を使うべき!
転職活動の流れは知っているけど、それでもまだまだ転職は不安…そう感じてしまう人もいるのではないでしょうか?
頭では分かっていても、実際に転職に踏み出す勇気がなかなか出ない人もいるでしょう。また、単純に仕事が忙しく、転職したいけどできないという方もいると思います。
ただ、そんな人でも転職活動をおこなうことは可能です。
忙しい人や一人で転職活動を始めるのが不安な方は、求人紹介や転職相談、面接対策や日程調整まで様々なサポートを無料でしてくれる「転職エージェント」を活用しましょう。
在職中に転職活動を始めれば、リスク無しで好条件の求人を探すことができます。
もちろん、良い転職先が見つからないのであればムリに転職先を選ぶ必要はありません。
下記記事では、あなたにおすすめの転職エージェントが見つかるよう、転職エージェントランキングをご紹介しています。
ぜひ、自分に合った転職エージェントを見つけてください。
おすすめ記事:おすすめ転職エージェントランキング!選び方や注意点・活用法まとめ
まとめ|マンパワーが足りていない職場に要注意!
今回は、IT業界を主としてよく使われるビジネス用語である「マンパワー」の意味や定義について解説していきました。またそれと同時に、マンパワーが不足している職場で働く危険や、転職活動の方法についても解説してきました。
マンパワー不足はこれからも多くの企業の課題になりますが、正社員・従業員として働く私たちは、会社の状況や職場や仕事現場での現状を冷静に見ながら、働く場所を冷静に選ぶことが大切です。
ぜひ今回の記事を参考にして頂き、マンパワーの意味を正しく理解するとともに、マンパワー不足になっている職場や仕事現場を、冷静に見つめ直すキッカケにしてください。