マンパワーの意味とは?介護福祉・IT業界でよく使われる用語を解説!

マンパワーの意味とは?看護・介護福祉でよく使われる用語の解説!
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「マンパワー」には、どのような意味・定義があるのでしょうか?

今回は、IT業界を主としてよく使われるビジネス用語である「マンパワー」の意味や定義について解説していきます。また、それと同時に、マンパワーが不足している職場で働く危険についても解説します。

「マンパワーってなに?」という方は、ぜひ今回の記事を最後まで読んでみてくださいね。

「転職活動を始めたい」と少しでも考えている方は、ぜひ下記記事をご覧ください。

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2017.12.25

「マンパワー」の意味・役割とは?

「マンパワー」の意味・役割とは?

 

ここでは、マンパワーの本来の意味や定義について解説した後に、マンパワーの様々な使われ方について触れていきます。

「マンパワーの意味ってなに?」と疑問に思っている方は、ぜひ参考にしてください。

 

「マンパワー」の本来の意味・定義

労働力。仕事などに投入できる人的資源。

引用:マンパワー – コトバンク

マンパワーには、人の労働力という意味と、企業から見た視点としての「人的資源」の意味があります。どちらの場合も、「人手」と置き換えると意味が分かりやすくなります。

マンパワーは、「man」+「power」を組み合わせた言葉ですが、男性女性を問わず人の労働力が含まれている点に注意します。

また、企業側の視点では「manpower」よりも人的資源という意味の「Human Resources」を活用するほうが意味が通りやすいです。

人手不足がよく問題になっているIT業界、介護福祉業界では人手不足が叫ばれていますが、この問題を取り扱うときに「マンパワーが足りない」と表現します。

ただ、人手不足を解消するためにできることは、マンパワーを増やすことだけが解決策ではありません。

業務効率化のITシステムを活用したり、AIや人工知能を使った効率化などもその解決策の方法になります。

 

マンパワーの語源とは

マンパワーは、日本人の造語ではありません。語源は英語です。「manpower」自体には、下記のような意味合いがあります。

manpowerとは

主な意味 (軍事・産業などの動員できる)有効総人員、人的資源、労働力

引用:manpower – Weblio英和辞典・和英辞典

しかし、英語圏で労働力・人的資源を表現する単語としては「HR(Human Resources)」が一般的です。

HRには、単純な労働力だけではなく、知識労働やノウハウを活かした仕事ができる人材の労働力も含まれている言葉のため、こちらを活用します。

また、HRは人事部や人事担当者を表す名称としても活用されます。加えて、企業幹部・取締役の役職のひとつとして「CHRO(最高人事責任者)」というものもあります。

ビジネス用語としてはHRが主流なので、こちらをおさえておくと良いでしょう。

 

「マンパワー」の例文・使い方

  • この目標を達成するためには、マンパワーが不足している。
  • 社員が不足しており、事業継続のためのマンパワーが足りない。

 

「介護福祉」におけるマンパワーとは

マンパワーは、社会福祉業界でも使われる言葉です。

介護福祉をおこなう職種や職場は多岐に渡り、ボランティア、社会福祉士、介護福祉士、民生委員、身体障がい者相談員、保育士や寮母・寮父など様々な人が介護福祉に関わっています。

そういった方々の労働力を「福祉マンパワー」と言います。

介護福祉の人材不足は高齢社会が進む日本では緊急の課題です。そんな中では、ITの活用による効率化なども解決策のひとつですが、まだまだ労働力が足りない現状が続くことは間違いありません。

ただ、労働環境が悪い福祉介護サービス企業も多いため、業界全体の評判もなかなか向上しません。

介護業界へ転職する場合には、転職先の職場の雰囲気や文化などについてもしっかり調べたうえで、転職することをおすすめします。

 

IT業界におけるマンパワーとは

「マンパワー」は、介護福祉業界よりもIT業界で多用される言葉になっています。ITの現場でも人材不足が問題になっている一方、労働環境が悪いIT企業も少なくなく、本質的には介護業界と似ています。

IT業界では、サービスやシステムの設計を複数人でおこなうため、ひとつのプロジェクトにつく現場の人手が足りないことを「マンパワーが足りない」と表現することも多いです。

特に、納期が厳しい環境であったり、ムリな受注をしてしまったりすることが常態化しているIT企業やシステム開発会社では、マンパワーが不足していると思われがちです。

しかし、マンパワーが不足していると思われる問題でも、本当に根本的な問題なのは経営方針であったり、マネジメント方針であったりすることも多いです。

 

「マンパワー」の類語・似ている言葉

「マンパワー」は「人的資源」「労働力」の意味を持ちますが、日常生活で使うなら「人手が足りない」と言ったほうが伝わりやすいですよね。

しかし、ビジネス用語でのマンパワーでは、単純な人手というよりも、目標やプロジェクトを達成するための人的資源が足りないことを指しているといったほうが良いでしょう。

 

「マンパワー」の対義語

マンパワーの正確な対義語はありませんが、企業が資源と呼ぶものは、人的資源以外にも、モノ・カネ・情報と様々なものがあります。

たとえば、「マンパワーが足りない」と現場で問題になっている場合、根本的な問題は人がいないことではなく、人員を増やすためのカネが不足していたり、業務効率化するための情報が不足していたりすることにあるかもしれません。

そう考えると、直接の対義語ではありませんが、マンパワーと対になる言葉としては「モノ・カネ・情報」になるでしょう。

 


 

ここまで、「マンパワー」の意味や定義のほか、介護福祉業界で使われているマンパワーの意味や、IT業界におけるマンパワーについて解説してきました。

ここまで何度か解説した通り、「マンパワーが不足している」「マンパワーが足りない」とよく言われている職場では、ただ人材が不足しているだけではなく、根本的な問題が起きていることもありえます。

次は、「マンパワーが足りない」と言われる職場が働く人にとって危ない理由を解説していきます。

 

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