今働いているパートをやめたいと考えている方の中には、辞めるための理由をどう伝えるべきかについて悩んでいる人が多いのではないでしょうか。どんな仕事であれ、自分が辞めたいことを伝えるのはとても難しいこと。
しかし、早め早めに行動に出ないと、自分の事情が後回しになったり、円満ではない退職の仕方になってしまいます。また、嘘や言い訳をして辞めてしまうこともできる限り避けるべきです。
そこで今回は、パートをやめたいと考えている方に向けて、パートを辞めるときの辞める理由の伝え方や注意点、辞めるまでにあなたができることをまとめて解説しています。
今回の記事を参考にすることで、パートを円満に辞めるために何をすべきかが分かります。ぜひ参考にしてくださいね。
パートは人間関係でもすぐに問題が起きやすいからな…
でも大丈夫じゃ!
事前に準備しておけば、転職理由をきちんと伝えて円満にパートを辞めることができるぞ!
え、ほんと!
じゃあ順を追って話してもらおうか…!!!
(突然態度がデカくなったなぁ…)
INDEX
パートを止める本当の理由と本音ランキング
みんな、どういう理由でパートを辞めるんだろう…
本来「自分が辞めたい!」と思ったら辞めてよいのじゃよ。
しかし「こんな理由で辞めてもいいのかな」と不安になることも多いはずじゃ。
ここでは、世の中の主婦がどのような理由でパートを辞めているのかについて見ていこう。
質問サイトやお悩み掲示板系のページを見てみると、パートを辞めたいがなかなか辞められないという悩みを持つ主婦の方々には、ある共通した「辞めたい理由」があることがわかりました。
ここでは、主婦がパートを辞めたいときの代表的な理由をご紹介しています。
自分に当てはまっているかどうかを確認してみましょう。当てはまっているのであれば、あなたはパートを辞めるべきだということがわかりますよ。
1 職場の人間関係が悪い
職場に気の合わない人がいるのは、どの職場・企業でも同じです。
しかしながら、複数人同じシフトになってほしくない人がいたり、機嫌が悪いと扱いに困ったりするような人がいると、働く意欲も失せてしまいます。
特にパートは、お互いのシフト時間を融通し合ったり、お互いに配慮して初めて成り立つような仕事内容が多いはず。
仕事自体は楽しいのに、職場の同僚や上司のせいで働きにくさを感じており「辞めたい」と感じる方は多いのです。
2 仕事内容やシフトの決まり方にギャップがある
応募当初にイメージしていた仕事内容と、現実の仕事内容に大きなギャップがあることも「辞めたい」と思う理由のひとつです。
特に、入って数週間は仕事を覚えるのに精一杯だったけど、いざ仕事をある程度覚えたら、最初にイメージしていた仕事ではなかった…と1ヶ月目に気づくというケースもあります。
たとえば…
- パートなのに社員なみに残業させられる
- パートなのに責任の思い仕事を任せられる
- シフトが希望通りに決まらない/決まるのが遅い
- 時給に見合わないレベルの忙しさ
- 暇すぎて時間が経過するのが遅い
- 仕事内容が当初言われていたことと違っている
このように、仕事内容やシフトの決め方に不満を持っている方はけっこういるのではないでしょうか?
特に、仕事内容にギャップがありモチベーションがないときや、時給に見合わない仕事をさせられるとき、そしてシフトが決まるのが極端に遅いときなどは「辞めたい理由」として十分でしょう。
3 出産・子育て(子供の世話)や親の介護など家の都合
仕事内容には問題がないものの、子育てに多くの時間を必要としたり、親の介護が必要になったり…という、家庭の事情でパートを辞めざるをえなくなるケースもあります。
また、子どもは手がかからなくなったものの、受験勉強や病気などで辞めざるを得ない人や、急に親の体調が崩れてしまい、看病のためにパートを辞める人もいるでしょう。
この場合、家庭の事情として正直に上司に相談するのが良いでしょう。よほど鬼な上司でない限り、あなたの立場を理解してくれるはずです。
4 時給額が高いパートを見つけた/希望の転職先を見つけた
「今働いている職場よりも時給が高い求人を見つけた」「希望の正社員・派遣・契約社員求人に内定をもらった」という理由でパートを前向きに辞める人もいらっしゃるでしょう。
実際、今では在職しながらでも転職活動ができるため、パートとして働きながら正社員転職を目指す方も多いです。
事務職や販売職の正社員・契約社員・派遣社員への転職を検討している方は、下記記事を参考にしていただくと、求人を見つけやすくなります。
おすすめ記事:「主婦」におすすめの求人サイトTOP5を調べてみた
5 引っ越し/家族の転勤などの家の都合
引っ越しも、出産や子育てと同じく「仕方ない」理由のひとつです。
引っ越しがひかえている場合には、辞めるタイミングが非常に大切になります。直前に辞めるとなると、引越し準備とぶつかってしまい、予定を組むのが難しくなってしまいます。
パートは1ヶ月前に辞めることを伝えるのが義務になっている場合が多いため、早めに行動していくことが大切になります。
6 体調不良
「体調不良で辞めたい」とは本音を隠して職場に辞める理由を伝えるときによく使われる理由ですが、実際に体調不良で退職する場合、なかなか判断が難しいところです。
というのも、体調不良でも「薬があるから大丈夫」「一時的に風邪引いただけだから大丈夫」と我慢してしまう方も大勢いるため、体調不良でも無理して働く人が多いです。
「職場に迷惑をかけたくない」「家族を不安にさせたくない」という気持ちももちろんわかりますが、ここはひとつ、家族や上司に相談してみるのが良いでしょう。
むしろ、相談せず我慢していると悪化する可能性があるため、本当に注意してくださいね。
7 資格の勉強
資格勉強を理由にパートを辞める方も多いです。
資格の勉強やスキルアップなどを本格的に目指す場合には、パートで働くのを辞めて学習に専念することが最も効率が良いです。
中途半端に資格の勉強をすると、どうしても時間に余裕がなくなってしまい、結局資格取得を諦めてしまう…といった状況になりがちです。
もちろん、働きながら資格取得の勉強をすることは不可能ではないですが、もし専念したいということであれば、パートを辞めて働くべきでしょう。
資格取得後に転職活動をすることで、事務職などの正社員採用の内定をもらえる可能性も高くなります。
8 その他の深刻な理由
その他の理由では、「セクハラやパワハラなどが多い」「残業が多い」「社内いじめにあっている」などの理由があります。
この場合、退職届を提出して強制的にパートを辞めることも考えるべきでしょう。パートとして雇用契約を結んだ際には、「辞める場合には何日以内に連絡すること」と定められています。
その期間に当てはまるように辞めることを退職届で提出すれば、円満ではなくても強制的に辞めることが可能ですので、覚えておきましょう。
ここまで、パートをやめたいと思う理由をご紹介しました。あなたがパートを辞めたいと思った理由も、上記に当てはまっていたでしょうか?
当てはまっていたなら、あなたは今のパートを辞めるべきかもしれません。
今すぐに他の仕事を探したい方は、下記記事をご覧ください。
おすすめ記事:「主婦」におすすめの求人サイトTOP5を調べてみた
パートを辞めるかどうかを最後に決めるのはあなた自身ですが、下記以降ではあなたが辞めるときに「円満退職」ができるよう、様々なコツをご紹介していきます。
まずは、パートを辞める前に考えておくべき「パートを辞めるメリット・デメリット」について見ていきましょう。
主婦がパートを辞めることのメリット・デメリットを抑えておこう
うん、やっぱり今の職場からは早くおさらばしたいんだよな〜
でも…パート辞めるのはなんか不安なんだよね…
辞めるのがなぜ不安になるのか、自分でその原因を知っておくことが大事じゃぞ!
ここでは、パートを辞めるメリット・デメリットを解説していこう!
パートを辞めることのメリット・デメリットをしっかりおさえておくことが大切です。
何となく嫌だなと思い辞めてしまってから「やっぱり今のタイミングで辞めるべきではなかった…」と後悔してしまう方もいます。
あなたは、そういうふうに後悔してしまわないように、パートを辞めることでどんな良いこと・悪いことがあるのかを知っておくようにしてくださいね。
パートを辞めることのメリット
パートを辞めるとストレスから一度開放されますし、不満を持っている職場で働く必要がなくなります。また、心機一転新しい職場を探すモチベーションが生まれます。
- 給与が低い職場で働かなくても良くなる。
- 人間関係の煩わしさから解放される。
- ストレスがたまらなくなる。
- やりたくない仕事をやらずに済む。
- 新しい職場を探すことができる。
説明するまでもないかもしれませんが、「辞めたい」と感じている方は辞めるまでの大変なことにばかり気を取られてしまい、なかなか行動に移すことができないことが多いです。
メリットを理解したうえで辞める準備を勧めましょう。
パートを辞めることのデメリット
パートを辞めることで一時的にパート収入がストップするため、次に働く場所を確保しておく必要があります。また、毎月の支出が赤字にならないかなども考えましょう。
- 一時的に収入がなくなる可能性がある。
- 次の職場探しをしなければならなくなる。
- 家族の了解を得る必要がある。
- ローンや毎月の支出に関して考え直さないといけない。
基本的には「お金の問題」がなければパートを辞めても特にデメリットはありません。家族と相談しておいて、一時的に働いていなくても大丈夫なようにしておきましょう。
補足|2ヶ月でパートを辞める場合の「辞める理由」はどうするべき?
補足になりますが、よくある主婦のパートの悩みとして「2ヶ月」あるいは「3ヶ月」しか経っていないのに辞めたいと感じてきた…というものがあります。
2ヶ月〜3ヶ月だと、「もう辞めるの?」と言われそうでなかなか切り出しにくいですよね。
しかし、短期で辞めてしまうのに円満退職を目指すのは、よほど中の良い職場環境でなければほとんどの場合できないでしょう。
円満退職をしたいなら、最低でも半年は勤めたいものです。ただ、どうしても続けられると思えない場合は、円満退職は無理だと諦めたうえで、辞める意思をはっきり上司に伝えることが大切です。
ここまで、パートを辞めるメリット・デメリットについて簡単にですが説明してきました。
メリットは、ストレスから開放され、次の仕事を前向きに探せること。デメリットは、主にお金の問題が発生することでした。
辞める理由を考える前に、実際に辞めるべきかどうかを、いろいろな側面から見ておくことが大切です。
特に主婦の方は、夫・家族に相談してみるのが良いでしょう。また、もし夫がパートを辞めるのを認めてくれない人であれば、次の転職先を見つけてから辞めるのもアリです。
転職先を見つけるには下記記事の転職サイトを利用しましょう。
おすすめ記事:「主婦」におすすめの求人サイトTOP5を調べてみた
パートを辞める理由に嘘や言い訳がNGである理由
「人間関係が原因で辞めます」…なんて絶対に言えないよ…💧
どうすればよいの?…嘘ついていいのかな??
世間は思ったより狭いから、できる限り嘘をついてパートを辞めるのは避けるべきじゃろう。
ただし、どうしても仕方がないときは「嘘」「言い訳」が必要なときもある。
基本的にはNGであると考えておけばよいじゃろう。
基本的には「嘘」でパートを辞める理由を固めるのはNG!
よくあるアドバイスとして「パートを辞める理由を伝えるときには嘘を話すべき」というものがあります。
嘘をつくことで辞めやすくなるのは確実ですが、後から知人を通して嘘がバレたり、後々にトラブルに発展してしまったりする原因になるので、できる限り避けるべきでしょう。
また、嘘をつかなくても「本当の理由」の伝え方や言葉に注意すれば、角を立てず(上司などに嫌な思いをさせない)やり方で辞めることを伝えることができます。
複数ある理由のうちひとつを話せばOK
「本当の理由を話すと、辞める直前まで理不尽な扱いを受けるのでは?」と考えるからこそ、本当の理由ではなく嘘の理由でやめようと考える人が多いはずです。
ただ、よーく考えてみると、あなたがパートを辞めたいと感じる理由は複数あるはずです。
たとえば、「時給が安い」「人間関係が悪い」の2つだったり、「仕事が体力的にきつい」「親の介護と両立できない」の2つだったりと、辞める理由がひとつだけではないのが普通です。
そのため、より上司に不快感を与えない理由を優先して話せば、特に問題がないのではないでしょうか?
実際に円満にパートを辞めるために伝えるべき理由や伝え方は次以降で解説していますので、角を立てずに円満退職ができるよう、これから準備していきましょう。
パートを辞めるために伝えるべき理由とは?
具体的に、円満にパートを辞めるときにはどんな理由を話せば良いの??
できる限り「自分の都合」ではないことを理由にするべきじゃ。
また、前向きな理由を伝えれば、納得してくれることも多いぞ。
ここでは、円満にパートを辞める理由として正しい内容をご紹介していきます。
辞めるだけなら退職届を提出しておけばOKですが、残されるほかのパートの人や上司に迷惑をかける結果になってしまい、あまり好ましくありません。
そのため、できる限り円満に退職することができるように、伝えるべき「辞める理由」を知っておくことが大切です。
1 家庭環境の変化(子供の世話や親の介護)を理由にする
出産、子育て、介護などの家庭環境の変化によって辞めることになった場合には、まず最初にそのことについて上司に伝えることが大切です。
また、辞めなくても良いと感じているのであれば、相談という形で話をしてみても良いでしょう。
家庭環境が理由の場合には、嫌味な上司を除き、理由をすぐに理解してくれると思います。
また、辞めるあなた自身も、「家庭の事情によって辞める」という言い方なら伝えやすいのではないでしょうか。
2 キャリアアップなどの「前向きな動機」を理由にする
人間関係や職場の忙しさなどのネガティブな理由だけで辞めることを伝えるのはNGです。本当のことだとしても、わざわざ話す必要はありません。
そうではなく、「ほかの働く場所が見つかった」「資格の勉強をしたい」などの前向きな理由で辞めることを伝えたほうが無難です。
前向きな辞め方をしようとしても、中には嫌味なことを言ってくる上司がいるかもしれません。しかし、そういう人は無視することが大切です。
3 正社員への転職が決まったということを理由にする
正社員への転職が決まったことも、2でご紹介した「前向きな動機」に含まれます。
しかしこの場合、転職活動をしていることを事前に話しておくと、上司にも辞めることを話しやすくなります。
円満にパートを辞める場合には、同僚や上司を味方につけることが大切です。
4 感謝と責任を持って正直に伝える
どんなイヤな思いをさせられた職場であっても、辞め際にはできる限り感謝と責任を持って思いを伝えることを心がけましょう。
「終わりよければすべてよし」という言葉がありますが、辞める間際に丁寧さを強調することで、いくらか好印象を上司に与えることができます。
辞めることと伝えたあとにも数十日間は働くことになりますから、その期間にイヤな思いをしないように、上司を味方につけることが大切です。
ここまで、円満にパートを辞めるときに伝えるべき理由をご紹介しました。家庭環境の都合や前向きな思いで辞めることを伝えれば、基本的には大丈夫でしょう。
しかし、理由が素晴らしいからといって、すべての人が納得してくれるわけではないです。本来は納得してもらわなくても辞めることはできるのですが、円満に退職したいですよね。
本当に円満に辞める際には、伝え方や伝えるタイミングのほか、辞めるまでにあなたがするべき準備が大切になります。
すぐにパートを辞めたいときの伝え方|円満退職のコツ・タイミング
すぐにパートを辞められるようにするにはどうするべきなの??
最低でも辞めるまでに「1ヶ月」かかることは仕方のないことなんじゃ。
また、辞めることを伝える時期・タイミングに関しても知っておくことが重要じゃぞ。
1 辞めることを伝えるタイミングは1ヶ月前
パートに限らず、雇用契約を結んだ仕事では、雇用契約書で交わした規則に従って辞める時期が決まっています。そのため、どのような理由でも、すぐに雇用契約を解消することができません。
ほとんどの職場では、「1ヶ月前」に辞める意思を伝えることとされているのですが、職場によってこの規則は細かく異なります。
そのため、辞めることを伝える前に雇用契約書か就業規則に書かれている「辞職の申告」を調べておきましょう。調べてわからない場合には、1ヶ月前に上司に確認することをおすすめします。
ただし、就業規則や雇用契約で決まっていない場合もあります。この場合、2週間前に退職する意思を伝えれば法律上もOKです。
2 伝える順番は「直属の上司」⇒「先輩」⇒「同僚」
辞めることを伝える相手には順番があります。
話しやすさでいえば中の良い同僚の方々だと思いますが、まだ上司や先輩に伝えていないうちから同僚に広めると、トラブルになってしまうことも。
辞めることを伝える順番は、「直属の上司」⇒「先輩」⇒「同僚」の順番になります。この際は、「1ヶ月後に辞める予定です」と退職時期も伝えておきます。
3 引き止めにあったらはっきりと辞めることを伝える
上司に辞める意思を伝える場合、「引き止め」にあうことがあるので注意が必要です。
特に、人手がもともと足りない職場や、シフトがギリギリな時期には、「もう少しいてよ」とお願いされることがあるでしょう。
「ちょっとくらいいいかな」と思ってしまいがちですが、こういう場合に許してしまうと、ずるずると働き続けることになる場合が多いため、きっぱりと断るようにしましょう。
1ヶ月以上前から辞めることを伝えておけば、最小限の周囲への負担で退職することができるため、あまり申し訳ないという気持ちを抱く必要はありません。
はっきりと辞めることを伝えましょう。
4 これまでお世話になった同僚や先輩、上司にあいさつ
決まりとして、直属の上司に退職することをはっきり伝えることは原則です。ただし、同僚や先輩、ほかの上司に対しては、非公式にしっかりと「辞めます」ということを伝えておくと良いでしょう。
後腐れなくパートを辞め、最終日に気持ちよく退社するためには、事前の根回しがとても重要です。
「根回し」というと聞こえが悪いかもしれませんが、あなたがストレスを感じることなく辞めるためにはとても重要です。
5 業務の引き継ぎや備品の整理
また、辞めることを伝えるだけではなく、これまであなたがやってきた業務の引き継ぎや備品の整理などをおこなうことも大切です。
特に、あなたが長い間そのパートで仕事をしており、「あなたしか知らないこと」「あなたがメインで担当していた仕事」などがある場合には、きちんと共有のための書類を作ったり、ほかの誰かに教えたり…という引き継ぎが重要になります。
会社・職場に迷惑をかけないためには、愛想よくするだけではなく、あなたがいなくなっても迷惑ができる限りかからないように準備しておくことが重要になります。
6 退職日は繁忙期を避けて、シフトに余裕のあるタイミングにする
退職することを伝えるのはおおよそ「1ヶ月前」であることを解説しました。できたらで良いのですが、お店や職場の繁忙期にあなたがいなくならないように、上手に辞めるタイミングを調整するのも大事です。
たとえば、連休前に退職するのではなく、少し時期をずらして連休まで仕事を続けるなど、上手に繁忙期を避けると、円満退職に繋げやすいです。
ここまで、すぐにパートを辞めるためのコツとタイミングをご紹介してきました。最低でも14日間以上はやめようとしてからかかるため、ある程度余裕を持って準備しておくことが必要です。
上記でご紹介したポイント通りに辞めることを伝えることができれば、問題なくパートを辞めることができるでしょう。
ただ、転職や退職は辞めたあとが肝心です。
再就職せず専業主婦に戻る方を除き、次の仕事探しが必要になりますよね。また、次の仕事が見つかるまでの間は、パートであっても失業保険を受け取れることがあります。
次は、パートを辞める前後に準備しておきたい転職先選びと失業保険給付の知識を解説していきます。
パートを辞める前後の準備と流れ|次の転職先選びや失業保険の知識
パートを辞める方法は分かったけど、その間の失業保険とか次の仕事探しが不安だな…
パートを辞める前後で、退職とは別にやるべきことをここで解説しておるぞ!
次の仕事探しや失業中の保険に関しても学んでおき、行動することが大事じゃ!
ここでは、実際にパートを辞める際に必要な「次の仕事探し」「失業保険の給付」の2つのポイントについて解説しています。
どんな方であっても、退職前後でやるべきことはある程度決まっています。まずは最低限やるべきことをおさえておきましょう。
手続き面を知っておけば、辞めるときに抱きがちな不安も取り除くことができます。
パートで自己都合退職した場合も失業保険を受け取れる?
パートで自己都合退職をしたい場合には、「失業保険」を受け取れる場合があります。もし万が一次の転職先が見つかりにくかったりした場合には、収入が途絶えることになります。
そのため、失業保険を受け取れるかどうかを確認しておきましょう。パートでも条件さえ満たしてさえいれば、受給することは可能です。
条件1:パート社員として働いているときに雇用保険に加入していたか
- 退職日までの2年間、通算で12ヶ月以上に渡って被保険者期間があること。
- 1週間の労働時間が20時間以上かつ31日以上継続雇用されていたこと。
条件2:パート退職後に就職しようとしているか
- パート勤務退職後に就職への積極的な意思があること。(求人に応募していることや資格試験を受験した証明となる書類で証明できれば良い)
働いていた期間や収入金額によって、受給できる金額には差があります。そのため、退職する前から相談窓口で一度聞いてみると良いでしょう。
被保険者期間は通算でどのくらいなのかは、ハローワークに行き、印鑑と身分証明書を持っていけば調べてもらうことができます。
失業保険給付については、ハローワークの下記ページが参考になります。お近くのハローワークで一度話を聞きに行くと、HPでチェックするよりわかりやすいです。
雇用保険手続きのご案内 -ハローワークインターネットサービス
2 転職先を決めておく|パート探しは転職サイトを使う
転職先は、できれば辞める前に決めておくべきです。
辞めてからは失業保険の給付を受けることができる場合もありますが、給付額が心もとなかったり、それだけでは生活が維持できなくなったり…ということも考えられます。
働いているうちに転職活動をしておけば、早く見つけなきゃ…と余計な焦りを感じてしまうことがありませんし、慎重に次のパート探しをすることができます。
パート求人を探すには、ハローワークや求人情報誌ではなく、「転職サイト」を利用することをおすすめします。
おすすめ記事:おすすめ転職サイトランキング!選び方や登録後の流れ、活用法まとめ
3 転職先を決めておく|正社員を目指すなら転職エージェントを利用する
次の転職先はパートではなく、正社員を目指したいと考えている方は、転職サイトではなく転職エージェントを利用することをおすすめします。
転職エージェントでは、あなたにあった求人を紹介してくれるだけではなく、面接対策など具体的な転職サポートをおこなってくれます。
1人で転職活動をすることが不安な方は、転職エージェントを活用しましょう。
利用は無料ですし、利用するからと言って絶対にそのエージェントで転職を決めなければいけないわけではありません。
おすすめ記事:おすすめ転職エージェントランキング!選び方や注意点・活用法まとめ
まとめ|円満にパートを辞めて気持ちよく退職しよう
はかせのおかげで、円満にパートを辞めることができそうだよ!
それは良かった!
前向きに次の仕事を探せるように、丁寧に準備をしていきたいものじゃな!
………シーン………
(こいつ、この仕事辞めやがった…)
今回は、円満にパートを辞めるために、今回の記事では伝え方や辞める前に注意するべきことまで、様々なポイントをご紹介してきました。
ただ辞めるだけでこんなにやることがあるんだ…と不安になってしまった方も多いかもしれません。しかし、円満にパートを辞めることさえできれば、あなたの精神的な苦労を減らすことができます。
ぜひ前向きに辞めることができるように、今回の記事を参考にしてくださいね。
はかせ、ボク、今働いているパートを辞めたいんだけど…
とてもじゃないけど言える雰囲気じゃなくて困ってるんだ💧