事務職へ転職したい主婦の方は、けっこう多いのではないでしょうか。
残業が発生しづらい仕事として人気がありますし、ほかの職種と比べて年収が良い職場も多いですよね。
また、固定で休みを取ることができる職場もたくさんあり、「家庭の仕事の両立」を目指す主婦の方にとって魅力的な転職先ではないでしょうか。
しかし、「主婦の転職は難しい」と言われることは事実です。また、主婦の方は基本的に子育てや家事、介護など様々な制約条件があるため、「どんなタイミングで転職したら良いんだろう?」と悩みがちです。
そのため、今回の記事では、事務職を目指す主婦の方に向けて、事務職を目指す方法や、転職活動で注意したいポイント、そして転職活動を成功させる転職サイトの選び方をご紹介しています。
今回の記事を参考にしていただき、ぜひ転職活動を成功させてくださいね。
まずは、事務職をどんな働き方(雇用形態)で目指すかを決めることが大切じゃ!
INDEX
事務職を目指す選択肢は?「正社員」「派遣」「パート」
主婦が事務職へ転職する方法には、どんなものがあるんだろう??
イチバン安定なのは、「正社員」として採用されることじゃな!
…ただし、主婦が再就職する場合や、長く働く予定ではない場合を考えると、「派遣」「パート」で事務職を探すことも大切じゃ。
自分はどういう働き方がしたいのかを、きちんと決めておくことが大切じゃぞ!
事務職へ転職したい主婦の方は、まず最初にどんな方法で事務職求人を探すのかをハッキリさせておくことが大切です。
なぜかといいますと、事務職求人といっても「派遣」「パート」「正社員」とその働き方は様々で、どんな雇用形態の求人を探すのかによって、利用する転職サイトも異なってくるからです。
いざ転職しようと転職サイトに登録してみたはいいものの、「自分に合った求人がそもそもない」ということは避けたいですよね。まずは、どんな雇用形態で働くのかを決めておきましょう。
選び方はあなた次第ですが、下記ではどんな場合にどんな働き方がおすすめなのかをご紹介しています。
「雇用形態」の選び方
- 「正社員」
→出産・子育て・介護などの家庭の事情と両立しながら5年以上長く働ける職場を見つけたい - 「派遣」
→福利厚生よりも、とにかく時給が高く早く働きたい - 「パート」
→家庭の都合でフルタイムでは働けない・扶養の範囲で働きたいなどの事情がある
もちろん、上記の選び方は参考程度です。
場合によっては、正社員で受かりにくい場合に派遣も含めて仕事を探す、などの方法もあります。
正社員を目指す場合には「マイナビエージェント」などの「転職エージェント」を活用した転職活動がおすすめです。
パートや派遣の事務職を探す場合には、「リクナビNEXT」などの「転職サイト」を活用しましょう。
では、具体的に主婦が事務職への転職活動を成功させるコツについて見ていきましょう。コツを掴むことで、転職に関する不安をできる限りなくした状態で、転職活動を進めることができます。
主婦が事務職への転職を成功させるコツ
主婦が転職活動で注意すべきポイントを教えてよ!
そうじゃな。まず大切なのは、「時間がかかって当たり前」ということじゃ!
「1ヶ月〜半年」の時間をかけて慎重に転職活動を進めることが重要じゃぞ!
焦りは禁物じゃ!
主婦の方が転職活動を始める場合には、いくつかおさえておくべき注意点があります。それを「転職成功のコツ」として、下記では5つご紹介しています。
1 求人を比較検討する
転職活動では、複数の求人にほぼ同じ時期に申し込むことになります。そのため、求人の募集要項に記載されている時給や福利厚生などの条件面、そして職場の雰囲気など、様々な情報を比べて転職先を選ぶことが重要です。
たとえ最初に見つかった求人が自分の第一志望だったとしても、それで求人探しを辞めず、第3希望まで志望先を選んでおきましょう。
そうすることで、一社目がダメでも2社目で内定を採用が決定する場合があります。できる限り早めに転職活動を終わらせたい場合は、同時にいくつかの志望先を選んでおきましょう。
2 面接対策をしっかり行う
面接対策とは、転職面接の実施前に、「想定される質問」を予想し、話すべきことや伝えるべきことを整理しておくことです。
通常、「志望動機」「自己PR」などを話すことになります。
<面接で聞かれること>
- 「志望動機」
→「なぜ弊社に入ろうと思ったのか?」「なぜ、他の会社ではなくこの会社なのか?」 - 「自己PR」
→「弊社で活かせる経験・スキルはなんですか?」「これまでどんな仕事をしてきましたか?」
また、主婦の場合は、上記の志望動機や自己PRのほか、「子育て」「介護」など、家庭の事情を質問される場合があります。
<主婦が面接で聞かれること>
- 急な出勤のとき、子どもを見てくれる方はいるか?
- 休みは必ず固定の日である必要があるか?
主婦の転職面接で、イチバン注意するべきなのは、家庭の事情に関する質問です。子育てや介護に必要な時間がどのくらいなのかを整理すること、仕事に支障がないことをきちんと伝えることなどを具体的に話しましょう。
3 職場・仕事に求める条件面をしっかり決めておく
正社員を目指す場合には特に、あらかじめ職場に求める条件をしっかり決めておきましょう。決めておくのは、実際に求人を探し始める前にします。
<職場に求める条件面>
- 給与・月収・年収
- 福利厚生
- 扶養内以上働けるか?
- 育休・産休等の制度
そうすることで、明確な基準で求人を探すことができますから、妥協することなく転職先を選ぶことができます。給与の相場がわからない方は、転職サイトを見て、ある程度の相場をつかんでおくことも大切です。
ただし、すべて満足できる職場を見つけることは難しいといえます。たとえば、「休みはしっかり取れそうだが月収が低い」など、完全に自分のほしい条件の求人が見つからない場合もあるでしょう。
この場合、自分が優先したい条件を決めておくことで、転職先を選ぶことができます。たとえば、「月収は予定より3万円安いが、休みはしっかりとれる」などです。
4 事務職へ活かせる経験・スキルを整理しておく
事務職を目指す場合には、先述した自己PRなどで、きちんと事務職へ活かせる経験・スキルを面接官に伝える必要があります。
そして、自分の経験・スキルをハッキリ伝えられるようにするためには、あなたのこれまでの仕事経験を整理する必要がありますよね。
下記では、前職が事務職だった場合と、ほかの仕事の経験がある場合とで、自己PRとして活かせる経験・スキルの代表的なものをご紹介しています。
<自己PRで活かせる経験・スキルの代表例>
・前職が事務職だった場合
- 事務職としてのコミュニケーション能力
→社内・社外の人と接するときにどういう点に気をつけてきたか? - 事務処理能力
→効率的に仕事を進めるために、どのような工夫をしてきたか? - 事務職としての専門知識
→資格・前職の業界・業種の知識 - 事務職へのモチベーション
→事務職として働くにあたって、どのようなやりがいを感じるか? - 転職先企業との相性
→事務職スキルをどのように転職先で活かせるか?
・前職は他の仕事(販売職・その他のパートなど)だった場合
- コミュニケーション能力
→お客様との接し方・社内のスタッフとの人間関係の作り方、対人関係で注意していること - 専門知識
→事務職に活かせる資格(簿記2級など)、ほかの仕事で得た知識・経験 - モチベーション
→ほかの仕事にはなく、事務職にあると感じる魅力・やりがい - 転職先企業との相性
→これまで働いてきた職場・企業にはなく、転職先にあると感じる魅力
人に伝えることを前提としてあなたのこれまでの経験・スキルを整理することで、面接で話す内容が浮き彫りになりやすいのではないでしょうか。
面接だけではなく、転職先の選び方や、履歴書・職務経歴書への記入の際にも、上記自己PRの代表例は役立ちます。
5 1ヶ月〜半年の余裕を持って転職活動をする
主婦の事務職への転職は、求人数はそこそこあるものの、採用されるまでに何度か採用面接を受けたり、第3志望までの職場でそれぞれ採用までのスケジュールが長かったりと、時間をある程度要します。
そのため、1ヶ月〜半年ほどの時間の余裕を持って、転職活動を行うことが大切です。
また、今現在、在職している方は、「働きながら転職活動を行う」ことをおすすめします。その際は、採用が決まった後に「1ヶ月後に退職する旨」を今の職場に伝えましょう。(退職する1ヶ月前に職場に話す義務があります。)
正社員転職を目指す場合は、転職エージェントを活用すべきと話しました。エージェントであれば、面接や転職活動のスケジュールを組んでくれるため、在職中の転職活動もスムーズに進めることができます。
下記では、転職エージェントのメリットや、エージェントを活用した転職活動の流れについて解説しています。正社員事務職を目指す主婦の方は、下記を是非参考にしてくださいね。
正社員の事務職を目指すなら「転職エージェント」がおすすめ
主婦の転職では、通常の転職サイトではなく、「転職エージェント」を活用することがおすすめじゃ!
主婦の転職には、一人だけでは解決できないような家庭の悩みや転職の悩みがあります。
よって、一人で転職活動を進めるよりも、相談に乗ってくれるエージェントと一緒に転職活動を進めることをおすすめします。
転職エージェントは下記の理由からおすすめできます。転職が不安な方こそ、下記のメリットをしっかりおさえておきましょう。
<転職エージェントのメリット>
- 転職先の内部事情を教えてくれる(職場の内情、給与の相場)
- その他の相談でも親身にサポートしてくれる
- 転職活動の手続きをサポートしてくれる(履歴書などの作成・面接対策)
- 時間がかかる転職活動でもサポートしてくれる
- 自分の求める条件に合った求人を紹介してくれる(何度でも)
青文字で記載しているメリットは、転職活動で最も必要なサポートではないでしょうか。
特に、転職先の内部情報を教えてくれたり、自分の求める条件(休日のとりやすさ・給与など)に合った求人を紹介してくれる点は、「待遇の良い職場」を見つけるためにイチバン大切なことですよね。
エージェントは無料で登録できますし、最後までお金を取られることはありませんから、活用しない手はありません。また、正社員への転職を目指す場合は、エージェント活用がほとんどの場合必須です。
では、転職エージェントを活用した転職活動の流れについて見ていきます。転職エージェントはなじみのない方が多いと思いますので、登録後の流れをつかんだ上で登録してしょう。
転職エージェントの登録後の流れ
転職エージェントに登録したあとって、どんな感じで転職活動が進むの?
大まかに流れをつかむために、「転職エージェントに登録後〜内定」までの流れを紹介しておくぞ!
転職エージェントに登録したあとの流れは下記の通りです。転職エージェントごとに若干の違いがありますが、情報入力後にエージェントから連絡が来る点は同じです。
<転職エージェント登録後の流れ>
- 個人情報入力を入力したあと「転職相談」の日程調整の連絡が来る(一週間程度)
- 担当のエージェントと転職相談を行う。(対面か電話)
- 相談内容を踏まえてエージェントから求人紹介の連絡が来る
- 求人を選ぶ(希望するものがない場合は2へ)
- 面接の日程調整・履歴書や職務経歴書の作成をエージェントがやってくれる
- 面接対策・内定を得るためのアドバイスをもらい、面接を受ける
- 入社日・給与などの待遇交渉をエージェントが行ってくれる
決まったタイミングでしか相談ができないわけではありません。場合に応じて、こちらから連絡することもできます。また、今の職場を辞めるための相談なども受けてくれます。
主婦の転職で活用すべき転職サービス
マイナビエージェント|20〜30代の転職活動に最適!
『マイナビエージェント』の特徴
有名な就職サービス『マイナビ』が運営する転職エージェントサービスが「マイナビエージェント」です。
キャリア事業の大手ならではの信頼感と、太いパイプが売り。
特に20〜30代向けの求人情報に強みがあるため、転職が初めてで不安な若手社会人の方におすすめです。また、相談しながら転職活動を進めたい人にとっても力強い味方になってくれます。
20〜30代の方はほかの転職エージェントと同時に登録しておくことをおすすめします。
どんな人にオススメ?
- 希望する職種・業種が複数ある方。
- 大企業からベンチャー企業まで、あらゆる選択肢を考えているが転職に自信がない方。
- 20〜30代、第二新卒の方で、転職活動の選択肢を増やしたい方。
転職エージェントって、ひとつ登録しておけばいいの?
転職エージェントは複数活用することで最も転職成功率がアップするデータがあるんじゃ!
下記の記事に掲載されているエージェントのうち、2つ〜4つのエージェントに登録しておくと良いじゃろう!
おすすめ記事:【お得な情報が見つかる】「主婦」におすすめの転職サイトTOP5
複数の転職サービスを活用して、転職を成功させるんじゃ!
まとめ|主婦の転職を成功させよう
転職エージェントを使えば、自分に合った求人を見つけることができるじゃろう!
わかったよ、はかせ!
まずは「転職エージェント」に登録してみるね!
…それにしても、はかせはどんな仕事をしているの?
それはお母さんに聴きなさい。
今回の記事では、事務職を目指す主婦の方に向けて、事務職を目指す方法や、転職活動で注意したいポイント、そして転職活動を成功させる転職サイトの選び方をご紹介してきました。
主婦が事務職へ転職する場合には、今回ご紹介したように注意すべきポイントやコツがたくさんあります。そのため、「本当にうまくいくのだろうか?」と心配になるのも当然です。
しかし、注意するべき点や準備しておくべきことをひとつひとつクリアしていけば、転職活動を上手に進めることができます。
ぜひ、今回の記事を参考に、転職活動を成功させてくださいね。
主婦が事務職を目指す場合、どんなことに注意すべきなんだろう??