企業で働く「産業看護師」への転職!メリットは体力面とやりがい

企業で働く「産業看護師」への転職!メリットは体力面とやりがい
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「辛くて看護師を辞めたい」「もう病院で働きたいくない」…そのように考えている看護師の方も多いのではないでしょうか。

看護師の働き場所というと、病院などの施設をイメージします。しかし、看護師が働ける職場は病院に限られれているわけではありません。

特に、病院勤務はしたくないが、看護師として働き続けたい方は「産業看護師」として働くことをおすすめします。

そこで今回は、産業看護師の仕事内容や魅力、そして転職方法までを網羅してご紹介していきます。看護師として転職を考えている方は、ぜひ今回の記事内容を参考にしてください。

ぼっち

はかせ、看護師の仕事って、病院以外にもあるの?

はかせ

うむ。たとえば、「産業看護師」といって、一般企業で社員の健康管理を行う看護師もいるんじゃ。

ぼっち

なるほど!でも、結構辛かったりするのかな…

はかせ

産業看護師には魅力がたくさんあるぞ!まずは仕事内容から順に、転職前におさえておきたい情報を見ていこう!

企業で働く看護師の仕事内容・役割

企業で働く看護師の仕事内容・役割

看護師には、「企業で働く」という選択肢があります。

看護師が企業で働く場合は、企業の「医務室」「健康管理室」などで従業員の健康管理を行う産業看護師として働くことになります。

産業看護の定義については、日本産業衛生学会 産業看護部会により「産業保険の目的」でも説明されています。

産業保健の目的

1.職業に起因する健康障害を予防すること
2.健康と労働の調和を図ること
3.健康および労働能力の保持増進を図ること
4.安全と健康に関して好ましい風土を醸成し、生産性を高めることになるような作業組織、労働文化を発展させること

引用:産業看護の定義について – 日本産業衛生学会 産業看護部会

具体的な現場ベースでは、従業員の健康診断後のフォローや部署をまたぐ連携で従業員の健康面に関する管理を行うことが求められる仕事です。

産業看護師の仕事は求人自体は少ないものの、病院以外で看護師としての経験・スキルを活かせる職業として人気があります。

今回の記事では、看護師が企業で「産業看護師」として働くメリットや、転職方法について解説してきます。

看護師としての経験・スキルを他の仕事で活かしたいと考えている方はぜひ参考にしてください。

 

看護師が企業で働くことのメリット

看護師が企業で働くことのメリット

産業看護師は、企業内で社員の健康管理を行う仕事です。しかし、具体的な仕事内容は企業の規模や体制によって大きく変化するため、一概に「産業看護師は〇〇が仕事内容だ」と説明することは難しいといえます。

しかし、全体的に産業看護師の仕事を概観することで、看護師として経験のある方が産業看護師として働く場合のメリットを3つ挙げることができます。

これから産業看護師を目指そうと考えている方は、仕事の魅力ややりがい、そして実情をしっかり理解した上で転職活動を始めることが大切です。

1 体力的な負担は病院よりも少ない

病院からほかの職場へ転職したいと考える看護師の方は多いでしょう。離職理由でも、「残業時間が多すぎる」「夜勤が辛い」といった、体力面での不安が多いですよね。そして体力面での不安が、結局は精神的疲労にも繋がっていきます。

産業看護師は、夜勤なし・土日祝休みで比較的体力面に余裕のある仕事が多いため、労働環境が体力的にも穏やかな働き方であるといえます。

2 スキルアップ=収入アップ

看護師とは異なり、企業で産業看護師として働く場合には、給与や評価面は一般社員と変わりない場合が多いのです。つまり、労働時間から考えた場合の収入が、一般の看護師と比べてトップクラスになることも十分に考えられます。

 

実力や企業への貢献度と言った評価制度が整っている企業で産業看護師として働くことができれば、スキルアップが収入アップにも直結します。

働く上でのモチベーションが高まりやすいですね。

3 看護師としての役目をしっかり果たせる

病院でハードな毎日を過ごす方の中にも、日々充実した気分とモチベーションで働いている方は大勢います。

しかし、交替勤務や残業による疲労で、充実した状態で働くことができていない看護師の方が多いことも事実でしょう。

企業で看護師として働く場合には、体力的に余裕を持った仕事ができるため、結果として精神面でも余裕を持った仕事をすることができます。また、楽しみながら仕事をこなす余裕が生まれるため、「産業カウンセラー」「認定産業看護師」などの資格を取得して、さらに仕事のやりがいを見出す方も多いです。

産業看護師になったからとって、看護師としての専門性が薄れることはありません。むしろ余裕を持って将来に渡るキャリアプランを考えることができます。

企業で働く看護師の実情は?

企業で働く看護師の実情は?

では次に、産業看護師の実情を見ていきます。魅力だけではなく、しっかりと転職する職種の実情を見定めることも重要です。下記は、「看護師お悩み相談室」より引用した産業看護師の口コミです。

大手企業の健康相談業務を経験しました。企業の業務内容によって、仕事の内容も変わると思います。工場とか事務系とか。

私の場合は、事務系の企業だったので、メンタルヘルスに関わることが多かったです。産業医との連携、復職までの支援、上手くいかない事も多く、自分のメンタルが病みそうでした。

パソコン、ビジネスマナーは出来て当たり前って感じでしたよ。

引用:看護師お悩み相談室

9月から、企業看護師として派遣で働きはじめました。40歳を過ぎてますが、今まで企業看護師としての経験はありません。2日間オリエンテーションを受けましたが、全くやっていけるか自信がありません。

頭では理解していましたが、実際の仕事は今までしてきた臨床やディサービスの仕事とは違い、心配してます。pcも全く出来ないわけでもありませんし、体力的にかなり楽ですが、頭がついていくかどうか。  他の女性社員さんは、バリバリの方ばかりで、よけい気後れしています。

引用:看護師お悩み相談室

産業看護師には、通常の看護師よりも「ビジネスマナー」「事務系のスキル」など一般企業事務職に求められるようなスキルが必要になる場合が多いです。また、先述した通り、企業の業態により具体的な仕事内容も大幅に変わります。

要するに、産業看護師として働く上では、「体力面以上にビジネスに関する知識・スキルを覚えるのが辛い」「具体的な仕事内容が自分に合わない可能性がある」ことが実情となります。

産業看護師への転職を目指す際には、上記2つの観点に関して、転職活動中に対策を練っておくことが大切です。

基本的には、転職活動中に「転職先の情報」をしっかり教えてくれる転職サービスを活用することが重要になります。

活用すべき転職サービスは記事後半でご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

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