ロジックの意味とは?ビジネスでの例文・使い方、ロジカルとの違い!

【例文】ロジックの意味とは?ビジネスシーンでの使い方を解説!
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「ロジック」とは、「論理」のことを指し、「議論や推論を進めるための考え方」「志向の形式や法則」「筋道の立った考え・思考」を表す言葉として使われます。

なんとなく意味は分かりそうですが、使われる文脈やシーンによっては、何を意味するのかいまいち分からなくなることも多い言葉ですよね。

業界やビジネスシーンによって様々な意味合いを持つ言葉を適切に理解するためには、できるだけ本来の意味に近いところから意味を学ぶことが大切。

そのうえで、ビジネスでの使われ方や用例を学べば、状況によって使い分けたり、正しい意味を理解できるようになります。

そこで今回は、ロジックの本来の意味や定義を解説するとともに、ビジネスシーンでの例文や使い方、IT用語などの活用例、ロジックの類語/対義語について解説していきます。

「ロジックの意味、ちょっとあやふやだな」という方はぜひ参考にしてください。

「転職活動を始めたい」と少しでも考えている方は、ぜひ下記記事をご覧ください。

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INDEX

「ロジック」の意味とは?

「ロジック(logic)」とは、論理のことを指します。

「議論や推論を進めるための考え方」「志向の形式や法則」「筋道の立った考え・思考」を表す言葉です。

また、論理学やIT・プログラミングの分野でも多用される用語です。

1 論法。論理。「妙なロジックを振り回す」

2 論理学。

引用:ロジック – goo辞書

ロジックの意味を知るためには、「論理」そのものの意味を知る必要があります。ロジックの訳語は「論理」になりますが、論理は下記のような意味合いがあります。

ろん り [1] 【論理】 〔logic〕

①思考の形式・法則。議論や思考を進める道筋・論法。
②認識対象の間に存在する脈絡・構造。

引用:論理とは – Weblio辞書 三省堂大辞林

論理とは、思考の形式・法則、そして議論や思考を進めていくための道筋や論法のことを言います。

理論や持論と似ている言葉ですが、意味するところはまったく違うので注意が必要です。

理論は科学的な証明に基づくもの以外にも、個々人が持つ経験・体験によって作られた持論という意味があります。理論的に考えることと、論理は別物と考えたほうが良いでしょう。

ロジックは「論理」と表現したほうが伝わりやすい場合がありますが、逆に頻繁にビジネスワードとして社内で多用刷る職場では”ロジック”と言い換えたほうが上手く伝わる場合があります。

下記で説明するように、ビジネスシーンでは「論理」という言葉自体はあまり使われません。

冷たい印象があるから…という理由ではなく、外来語をそのままのかたちでカタカナ語として活用する流れの中で、「ロジック」というカタカナ語も多用されるようになったと考えられます。

論理の具体的な用法や例文は後ほども解説しますが「論理を使って考える」とは簡単に言うと下記のような流れで思考を巡らすことになります。

「A=B、B=C、C=D、よってA=D」…あくまでも簡単な例ですが、共通点を見つけて同じカテゴリに分類したり、AとBを推論・類推によって同じものととらえる「アナロジー」なども、広く捉えれば論理のひとつです。

また、ビジネス現場では感情や感覚に任せて何かを始めるよりも、事実やデータから論理を積み重ねて行動することが重視される傾向があります。

なぜなら、論理をもとに考えたことで成功する確率が上がりますし、もし間違っていた場合でも、失敗した原因を見つけやすいからです。

「ロジカル」は形容詞である点に注意!

ここで補足ですが、ロジックの意味を理解するうえで、「ロジカル」との関係性についても知っておきましょう。ロジカルは、ロジックの形容詞バージョンとおぼえておけばOK。

英語で「logical」、訳すと「論理的」となります。基本的には一緒ですが、たとえば「ロジカルシンキング(論理的な思考)」といった言葉を使う場合にはロジカルでないと正確ではありません。

「ロジックに考える」は誤用である点に注意!

「ロジックに考える」と誤用される場合があるようです。

「論理的に考える」ことを言い換える場合は、「ロジカルに考える」が正しい使い方になります。

「ロジカル」は「論理的」「論理の整っているさま」を表す言葉としてロジカルシンキングなどの用語で用いられます。

ロジック(logic)の英語表現

logic

「logic」には、「論理学」「論理」「論法」という意味のほか、「もっともな考え方」「否応を言わさない力」といったニュアンスも含まれます。

よく言われる「正論」もこれに似ている表現かもしれませんね。

logicの例文・イディオム

  • sustained logic:一貫した論理
  • bad logic:間違った論法

ロジックの例文・使い方

ここでは、ロジックの例文や使い方をご紹介していきます。そのまま「ロジック」を使うことはないかと思いますが、例文を一応抑えておきましょう。

  • もれなくダブりない完璧なロジック
  • ロジックで考えつつ意見を尊重する
  • 感情ではなくロジックでものを考えるべきだ
  • あの人は独自のロジックで行動している
  • このシステムのロジックは素人には理解できない

ロジックの例文・使い方|ロジカルシンキング

ロジック・ロジカルと言う言葉をもっともよく使うのは「ロジカルシンキング(論理的思考)」と言う概念でしょう。

自己啓発本やビジネス書では多用される言葉です。ビジネスシーンにおける様々な問題・課題に対して、「問題・課題の原因を発見し、適切に分析して解決策を考案する」考え方の総称です。

ロジックの例文・使い方|ロジックを組む

論理的に考えるための道筋や、問題解決のための計画や分析を行い、解決策を考案すること自体を「ロジックを組む」と表現することがあります。

ロジックの例文・使い方|計算ロジックとは?

ロジックを使った用語には、「計算ロジック」という言葉があります。

計算ロジックとは、複数の数式を組み合わせることで目的とする数値結果を導くための計算式のことです。

IT分野では特にこの意味で使われる場合があるので、ビジネスシーンでのロジックとは異なる使い方になる点に注意が必要です。

ロジックの類語・似ている言葉

ロジックには、日本語に言い換えた場合の類語がいくつか存在します。

  • 論理学
  • 論理
  • 理屈
  • 立論
  • 理論の道筋

ロジックの対義語・反対語

ここでは、ロジックの対義語として説明できる言葉をいくつかご紹介していきます。

ロジックの対義語|支離滅裂

「支離滅裂」とは、「統一がなくバラバラに乱れている状態」を指す言葉で、「支離滅裂な説明」「支離滅裂な言い訳」といった使い方をします。

ロジック(論理の道筋)が通っていない説明や意見、発言や行動に対して使う言葉です。

ロジックの対義語|滅茶苦茶

「滅茶苦茶」は一般的にも使われる言葉で馴染み深い人も多いでしょう。「道理にかなっていない言動」に対して、「あの人は滅茶苦茶なことをやっている」「彼の説明は滅茶苦茶だ」という風に使います。

ロジックが破綻している行動・発言に関して、それを簡単に説明できる表現です。

ビジネスにおけるロジックの使い方・伝え方

ビジネスシーンにおいては、様々な状況でロジックが大切になってきます。

「仕事の進め方」「意見と事実」「プレゼン資料などの図表やグラフ」の3つの視点からロジックの必要性について学んでいきましょう。

1 仕事の進め方・取り組み方とロジックの関係

ビジネスシーンにおいてもロジックが多用されることがあります。職場や企業文化によって差があるとは思いますが、新興企業であれば特に使う率が高いものと考えられます。

ビジネスシーンでは、特に「ロジックが〜」「ロジカルに〜」とわざわざ表現することは少ないでしょう。

しかし、現場で働くビジネスパーソンこそ、筋道だって仕事を進めなければいけないわけですから、ロジックは非常に重要な概念になります。

筋道立てて仕事を進めることができるだけではなく、自分が起こした行動や得た成果などを筋道立てて話すことができれば「ロジカルな人だな」と評価されるでしょう。

ただ、一方でロジックだけでは解決しない問題はたくさんありますよね。たとえば、「人を思いやる」「利益にならないがお客様第一を掲げ全力でアフターフォローをする」という企業が多いですが、それはなぜでしょうか?

それは、論理を超えたところにある顧客対応や行動が、結局は利益に繋がり、企業の信頼感に繋がるからなのです。

短期的に見たら非論理的な行動でも、長期的に見た場合には十分論理的だった…ということもあるので、短期・長期の両方の視点から、「本当にロジックとして正しいのかどうか?」を考えることが大切です。

2 意見と事実とロジックの関係

意見と事実は、結構な頻度で一緒にされてしまうことが多いです。たとえば、会議などはその典型例です。たとえば、毎月店舗の満足度調査を5段階評価で実施しているレストランのケースを考えてみましょう。

このレストランはでは、いつも平均「3.5」の評価が継続しています。来月の調査で4.0を超える満足度を達成するためには、何が必要か、社員Aさん、Bさんの会議で話し合いが行われています。

社員A「満足度が昨年の同時期に3.8を上回ったことがありましたね」

社員B「去年の同時期は確か『5歳以下無料のキャンペーン』を実施したから上がったんだよね」

これは一見正しい判断のように思えます。しかし、昨年だけのデータしか参考にしておらず、ロジックとしてはまだ詰めが甘いといえます。

社員Bさんは「上がったんだよね」と断定していますが、データを参照しているわけではないので、Bさん個人の意見に留まっていることに注意が必要です。

AさんとBさんはここから更に昨年同月の「満足度3.8」の要因を調べるために、最低限次のことをしなければなりません。

  • 過去数年分同月の満足度の平均
  • 過去3.8以上になったときの満足度の年月
  • 両方で行われたキャンペーンの内容
  • 今月に実施したすべてのキャンペーン
  • 昨年同月に同時に実施したすべてのキャンペーン

たとえば、「5歳以下無料キャンペーン」が満足度向上の原因だったわけではなく、店舗の配置を変えたことや、禁煙席を増やしたこと、さらには新しく入ったスタッフの対応などに要因があるかもしれません。

その場合には、さらに参照するデータを増やすことが大切です。

このように、会議中の意見と事実は混同しがちで、「一見それっぽく見える結論」に落ち着きがちです。

ほかの要因が見つからなければキャンペーンを同じように実施する価値がありますが、ほかの要因がある場合にはそれも同時に分析する必要があるでしょう。

ロジカルな思考は、事実と意見を分けて考えるときにも役立ちます。

3 プレゼン資料や報告資料の数式やグラフ、図表とロジックの関係

プレゼン資料や報告資料では、内容をわかりやすく伝えるために図表を活用したり、論理立てて説明するために文章だけを使うのではなく、視覚に訴える方法を取ることがあります。

人は、文字だけが並んでいると内容を理解する前に読むのをやめてしまうため、効果的に図表を使って説明したり。発表したりすることに効果があります。

ただし、図表やグラフは作り方によって論理的でなくなってしまう場合があります。情報を省きすぎたり、逆にデータを盛り込みすぎてしまうと逆効果になってしまいます。

観やすいグラフや資料には共通点があるため、スライド発表資料作成ノウハウが書いてあるビジネス書を読んだり、「slideshare」などのサービスを使って、公開されているスライド資料を参考にしてみると良いでしょう。

ロジックに基づく説明方法とは?

ロジックを使った説明方法には様々な種類があります。それぞれ、ビジネスシーンでも様々なシチュエーションで応用することができます。

ロジックを使った説明|三段論法(演繹法に含まれる)

  • A=Bである
  • B=Cである
  • よって、A=Cである

という順番で、結論を導く3段重ねの論理を使うのが「三段論法」と呼ばれる説明方法です。

AとB、BとCがある条件でイコールであるなら、AとCもイコールである、と言う単純明快なロジックになります。下記で紹介する演繹法のうち、もっともポピュラーな方法です。

ロジックを使った説明|演繹法

「演繹法」とは、前提となる一般的な事実を根拠にして、そこから確実といえる結論を導くロジックであり、説明方法になります。

  • 論文Aと論文Bの執筆者は同一人物である。
  • 論文Bを書いたのは執筆者Xである。
  • 論文Aを書いたのは執筆者Xである。

前提となる事実が本当に事実であれば、結論は必ず正確なものとなります。

ロジックを使った説明|帰納法

「帰納法」とは、演繹法とは正反対のアプローチをとる説明方法です。似ている事例を複数並べ、それを元にして一般的な原理や法則を見出し結論を見つける説明方法になります。

  • 秋冬の季節には商品Aの売上が落ちる。
  • 同年同時期の商品Aの売上も同水準まで落ちている。
  • よって、秋冬の季節には商品Aの売上が落ちる。

ビジネスシーンでは、あらかじめ一般的な事実が明確でない分野をリサーチする必要があるケースがほとんどであるため、帰納法的なアプローチがもっとも多く用いられます。

補足|ロジックの語源・由来

ロジックは、前述の通り「思考の形式・法則」「議論や思考を進める道筋・論法」のことを表す言葉です。ただ、ロジックを使いこなすのは結構難しく、学問分野に論理学があるのも、人が思考するときの正しい道筋をすべて網羅するのが困難であることを示しています。

それはさておき、もともとロジックの語源となった言葉があります。

それは、古代ギリシアの「ロゴス(logos)」という概念です。古代ギリシアでは、人の理性によって本質(真理)を見つけるという発想の元、物質の本質的なものを「ロゴス」と表現しています。

概念、意味、論理、説明、理由、理論、思想などの意味 キリスト教では、神のことば、世界を構成する論理としてのイエス・キリストを意味する。言語、論理、真理の意味。転じて「論理的に語られたもの」「語りうるもの」という意味で用いられることもある。

引用:ロゴス – Wikipedia

つまり、ロゴスを活用することで人は究極的な真理を探求することができると考えられていました。

人が理性で行動するためには論理が必要で、論理が正しいことと一般的に解釈されるのはロゴスが語源になっていることから分かります。


ここまで、ロジックの意味や定義、そしてビジネスシーンにおける使い方を解説してきました。

「仕事ができるようになりたい!」とは誰もが思うことですが、ロジックを意識し、常に感情ではなく論理的にものごとを考えるクセをつけることが一番の近道です。

世の中には論理的思考力を身につけるためのノウハウが溢れているので、参考にしてみるのも良いでしょう。

おすすめ記事:ロジカルシンキングはなぜ大切か?-身に着けるための方法2つ! – IKIKATA

ビジネスにおけるロジックの意味をよく理解したうえで、ぜひ論理的思考力を高めていってくださいね。

転職したい?希望条件の転職先を探すための方法とコツ

転職したい?希望条件の転職先を探すための方法とコツ

ここでは、転職を少しでも検討している方に向けて、転職活動を始めるにあたって必ずおさえておくべきことをご紹介していきます。

1 転職サイト選びは慎重におこなう

これから転職活動を少しでも始めたいと考えている方の中には、まだ実際に求人情報を探し始めていない方がほとんどだと思います。

転職活動でいちばん大切なことは「どうやって転職求人を探すのか?」ということです。

しかし、転職サイトといっても様々なものがありますし、利用できる転職者のターゲットや、効果的な活用法が異なります。

転職サイト選びに悩んでしまう理由は、「そもそもなぜ転職サイトを使うべきなのか?」という根本が分からないからです。

下記記事では、転職サイトのランキングをご紹介しつつ、効果的な活用法や注意点について解説しています。

転職サイトを通じて求人を探したい方は、ぜひ下記記事を参考にして、自分に合った転職サイトを見つけてみてください。

おすすめ記事:おすすめ転職サイトランキング!選び方や登録後の流れ、活用法まとめ

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2 転職活動の全体の流れをおさえ、余計な不安を解消する

転職活動を始めたいけど、なぜか不安…そんなふうに思っている人が最初にやるべきことは「転職活動の全体の流れ」をおさえること。

たとえば、料理をするときは、レシピを全体を見て必要な材料を揃え、作り方の流れをある程度覚えてから実際に作り始めますよね。

それと同様に、転職活動も全体の流れを通して学び、その上で実際に始めることで、成功率が格段にアップします。

余計な不安を感じずに、前向きに転職活動をしたいなら、まずは転職活動の基礎知識を学びましょう。

おすすめ記事:【全知識】転職活動のやり方・期間・面接対策・必要書類まとめ!

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2017.12.25

3 転職が初めてなら、「転職エージェント」を使うべき!

転職活動の流れは知っているけど、それでもまだまだ転職は不安…そう感じてしまう人もいるのではないでしょうか?

頭では分かっていても、実際に転職に踏み出す勇気がなかなか出ない人もいるでしょう。また、単純に仕事が忙しく、転職したいけどできないという方もいると思います。

ただ、そんな人でも転職活動をおこなうことは可能です。

忙しい人や一人で転職活動を始めるのが不安な方は、求人紹介や転職相談、面接対策や日程調整まで様々なサポートを無料でしてくれる「転職エージェント」を活用しましょう。

在職中に転職活動を始めれば、リスク無しで好条件の求人を探すことができます。

もちろん、良い転職先が見つからないのであればムリに転職先を選ぶ必要はありません。

下記記事では、あなたにおすすめの転職エージェントが見つかるよう、転職エージェントランキングをご紹介しています。

ぜひ、自分に合った転職エージェントを見つけてください。

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2017.12.25

まとめ|ロジックの意味を正しく理解しよう

まとめ|ロジックの意味を正しく理解しよう

今回は、ロジックの本来の意味や定義を解説するとともに、ビジネスシーンでの例文や業界・分野ごとの使われ方について解説してきました。

ロジック以外にも、ビジネスシーンで使われる言葉には、利用例があいまいだったり、意味をよく理解していないまま使う人が多いのも事実。

そのため、本来の意味をチェックしたうえで、適切に言葉を扱えるように注意することが大切になります。

今回の記事を参考にして頂き、ロジックの意味を正しく抑えたうえで、コミュニケーションや仕事に役立ててくださいね。

参考資料:ロジック – wikipedia

参考資料:ロジック(英語表記)logic – コトバンク

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