言語聴覚士として活躍してきた30代の方の中には、職場の待遇や人間関係など、様々な要因で「転職したい」と考える時期の方も多いのではないでしょうか。
でも、「30代からの転職はリスクが高そう」というイメージも同時に持ってしまいがちです。確かに、一昔前までの転職がさほど一般的ではなかった時代では、そのイメージは正解に近いものでした。
しかし、今ではそのような状況は変わってきています。その根拠とともに、今回は言語聴覚士が30代から転職する方法やポイントについて解説しています。
自己紹介が雑ゥ!
…30代であっても、言語聴覚士として積んできた経験・スキルを活かした転職は十分可能じゃ!むしろ30代だからこそ、転職成功率がアップするといえる。
ほんと!じゃあ転職方法を教えてよ!
言語聴覚士の仕事内容 – 転職したい!と考えてませんか?
言語聴覚士は、病気や自己あるいは知的発達障がい者の言語発達の遅れや認知症の影響で言語の発声・発音に支障がある患者に対する始動・サポートを行う仕事になります。
国家資格が必要な専門的な仕事であり、経験者の方は必ず言語聴覚士の資格を取得しているでしょう。摂食障害や嚥下障害にも対応する仕事であるため、経験と知識に裏付けられたスキルが必要になります。
言語聴覚士の仕事内容は変わらなくても、待遇や労働条件、業務の偏り、その他人間関係の問題などで「転職したい」と考える方は多いのではないでしょうか?
「言語聴覚士の経験を活かして、もっと良い環境・条件の職場ではたらきたい!」という方に、下記では言語聴覚士の転職方法をご紹介していきます。
言語聴覚士の将来性は?仕事はあるの?
具体的な転職方法を見ていく前に、言語聴覚士は今後「人材」として求められるのかを日本社会の現状に照らして考えていきましょう。
結論から言いますと、言語聴覚士の仕事は今後も多くの現場で求められる仕事になるでしょう。
その根拠としては、昨今の生活習慣の乱れや脳梗塞等による言語発達に支障が出る患者の増加が考えられるからです。また、高齢社会の到来により、デイケアや介護施設での言語聴覚士の活躍できる場は増加する一方です。
しかし、時代を待つのではなく、自分からもっと良い環境の転職先を積極的に見つけていくことも大切です。
特に、今の職場に不満を抱いている方は、転職活動を通してもっと自分の能力や経験の行かせる職場を探し始めるべきときでしょう。
30代言語聴覚士の転職は難しい?
言語聴覚士として転職を検討している方の多くは、「30代」もしくは20代後半の方が多いのではないでしょうか。
そして、転職するにあたって最も気になるのは「年齢によって採用を見送られることが多いのではないか?」というポイントではないでしょうか。
確かに、転職を考えてみたときには「年齢がある程度あるとなかなか雇ってもらえない」といったネガティブなイメージを持ってしまいますよね。
しかし、30代のミドル層の転職は今ではすでに当たり前になってきています。
人手不足の影響を受けて、ミドル人材を対象とした求人が「増えている」、「どちらかと言えば増えている」と回答した転職コンサルタントは約80%。企業からのミドル人材ニーズは確実に増加しているようです。
引用:人手不足がミドル求人に及ぼす影響は?転職コンサルタント105人に聞いた見解と展望。
上記データは、大手転職サービスを運営する「エン転職」が調査したデータです。調査しているデータは一般企業を対象としているため、単純な比較はできません。
しかし、しっかりと経験とスキルを持っている言語聴覚士がこれから不足していることを考えると、言語聴覚士のミドル層の方が転職に成功することは十分に可能です。
加えて、転職に成功した年齢を見ると、ミドル人材と呼ばれる30代前半が平均となっていることが分かります。
現在は、20代後半からの転職市場も伸びているようですが、それを含めて考えると20代後半〜30代前半が転職に適した時期であることが、よくわかりますよね。
では、実際に言語聴覚士として転職を考えている方は、どのように転職活動を進めていくべきなのでしょうか?
次ページでは、転職活動を成功するためにすべきことや転職方法、そして活用すべき転職サービスをご紹介しています。
はかせ、ボク30代の言語聴覚士なんだけど…転職できるかな??