食品メーカー・食品業界は、新卒入社・中途採用の両方とも人気の業界です。食品は生活に根ざすものですから有名企業が多く、そのため会社としての安定感もありますから、求人倍率も高いことが知られています。
よって、食品メーカーに転職したいと考えている人の中には、「自分は転職できなさそうだ…」「自分の経歴で中途採用させてもらえるだろうか」と悩んでいる方も多いでしょう。確かに、求人倍率や転職で苦労している方を見ると、不安になってしまいますよね。
しかし、食品メーカーに転職するにあたっては、今の転職の実情やおさえておくべきポイントを知っておくことで転職に成功する確率がグンと向上します。
なぜなら、「転職活動での戦い方」を学ぶことに直接つながるからです。
今回は、食品メーカーへの転職を考えている方に向けて、転職前におさえておくべき情報や「注意ポイント」をお届けします。この記事を参考にすることで、転職に成功することが可能になります。
ぼっちよ!諦めるのはまだ早いぞ。食品メーカーに転職するためのポイントは確実にあるんじゃ。
それを知った上で慎重に転職活動を進めることが大切じゃ。
じゃあはかせ、その情報を早く教えてよ!はやく!はやぐ!!!
わ、わかったって、ちょっと待て!
食品メーカーの安定性は?
食品業界は安定していると一般的にはよく言われますが、実際にそうなのでしょうか。 ここでは、食品業界が安定しているかどうかを見ていきます。
転職先を選ぶ理由のひとつには、「長く働けそうか?」という観点がありますから、業界全体の安定性を見ておくことはとても重要です。
財務省が発表している法人企業統計調査結果の「食料品」のデータのうち、「売上高」と「営業利益率」の推移を見ることで、商品業界が安定しているかどうかが理解できます。
実際に見てみると、「売上高営業利益率」が2011年に3.1%、2013年に2.7%、2015年に3.2%ろ、大きな変動は起きていないことが分かります。
他の類似業界ではどうなのかを見ていくと、食料品と同等に日用品を扱う化学メーカーも、大きな変動がありません。日常品は急激に需要が高まることもなければ下がることもありませんので、当然の結果であるといえます。
他の業界と比較して、「大きな利益率の増加がなければ減少もない」というのが実情です。国外への進出を行っている食品メーカーであれば、この利益率は今後良い方向に変化していくことが考えられます。
しかし、国内のみで商品を販売している企業は、今後安定するかどうかは分からないのが現状でしょう。
食品メーカーのメリット・デメリット
ここでは、食品メーカーで働くメリット・デメリットをご紹介していきます。先程述べたように食品業界は「安定性」がひとつの転職理由になり得るのですが、安定しているからという理由だけで長く勤めるほど簡単な仕事ではありません。
ここでしっかりと食品メーカーで働くことのメリット・デメリットを理解しておくことが大切です。
食品メーカーのメリットは「成果が大きいこと」
食品メーカーで働くことの一番の魅力は、1人で携わる仕事内容が多岐に渡るということです。もちろん、企業の体制や人数にもよりますが、商品開発から営業まで多くのことを担う機会があります。
また、その商品が実際に店舗で並べられますので、成果が見えやすい点が特徴です。
営業でノルマを達成した時や、期限内に仕事を終わらせることができたときの達成感よりも大きなやりがいを感じることのできる仕事であるといえます。
食品メーカーのデメリットは「企業の評判が落ちやすいこと」
SNSが元となり、食品メーカーへの不信が高まりやすくなったことが、食品メーカーで働くことのデメリットといえます。
異物混入や、安全管理の不徹底により、企業全体の評判が大きく下がることも十分考えられます。転職前には、企業の評判や実情などを事前に調べておくことが重要でしょう。
たとえば、業界に精通した転職エージェントを通して企業の評判などの情報を細かく聴いておくなど、自分自身で企業を選ぶ心構えが大切です。
食品メーカーって魅力的だけど、倍率も高いし転職はムリかな〜。。。