税理士の方の中には、職場の待遇や人間関係など、様々な要因で「転職したい」と考えている方も多いのではないでしょうか。
さらに、その中でも「税理士として今後仕事をしていくべきか？」と、他の業界や業種・職種への転職を検討している方も多いでしょう。
今回は、税理士として働き続けるかどうかについて悩んでいる税理士の方向けに、税理士の将来性について解説しています。
また、税理士としてもっと良い条件・環境の職場を見つけるためのノウハウについても掲載していますので、ぜひ参考にしてください。
…確かに、AI（人工知能）の発展や、税理士数の増加、中小企業の減少など、税理士を取り巻く状況は「良い」とは言い難い…。
しかし、税理士としての経験・スキルを伸ばしたり、幅広い業務経験が積める環境で仕事をすれば、長く働き続けられる仕事でもあるんじゃ。
そうなんだ！詳しく教えてよ！
税理士の将来性は？
税理士として働いている方の中で、今後の「将来性」に不安を感じている方は多いでしょう。
税理士は国家資格であり、合格率も低いため「安泰だ」という考えが一昔前までの通説でした。また、税理士に限らず、士業はすべてそのようなイメージを持たれていましたし、実際その傾向は強くあったでしょう。
しかし、今では「税理士人口の増加」「中小企業の廃業の増加」など税理士を取り巻く環境は大きく変化しています。また、AI（人工知能）の発展は、士業や事務職で行われている仕事のほとんどを代替してしまう…という話題もあります。
そのため、「税理士業界の先行きは暗い」と感じる方は多いでしょう。
しかし、税理士として経験を積んできたあなたは、一方で「そんなカンタンに代替されてしまうような仕事ばかりではない」と感じているのではないでしょうか。
税理士を取り巻く環境が悪化している一方、売上を伸ばしている企業や個人事業主はたくさんおり、一概に「不況」という理由だけで税理士の仕事が無くなるわけではありません。
また、AIの発展に伴いルーティンの仕事は代替されますが、顧客のニーズにマッチしたアドバイスや相談業務ができるのは、税理士の経験・スキルがあってこそです。
つまり、「資格があるから安心」と構えているのではなく、税理士として常に成長していけるような事務所・会社で活躍することが、税理士として長く働くカギになるのです。
また、ご自身の経験・スキルを正当に評価してくれる職場で働くことができれば、キャリアアップや給与アップも可能です。
資格に裏付けられた税理士という仕事は、これから先も多くの可能性があるといえるのではないでしょうか。
下記では、税理士が転職に成功するための転職ノウハウをご紹介しています。税理士として、「もっと活躍できる職場や、待遇の良い職場に転職したい！」と考えている方は、ぜひ下記を参考にしてください。
転職する理由になる税理士の悩みとは？
税理士として仕事を続けていると、様々な悩み・課題に突き当たります。あなたが転職したいと薄々と感じている理由は、下記のいずれかに当てはまるでしょうか。
- 給料・休みが少ない
- 職場の人間関係に疲れた
- 他の職場でスキルアップ・給与アップしたい
上記の3つに当てはまる方は、転職を検討すべきです。
「税理士の経験を活かして、もっと良い環境・条件の職場ではたらきたい！」という方は、下記の転職方法を参考にしてください。
「30代間近（もしくは30代前半）だから、今の職場を辞めることには抵抗がある」という方も、まだまだ経験・スキルを活かせる仕事を見つける方法はあります！
税理士の転職は年齢によってどう変わる？
税理士として転職を検討している方の中には、「30代」もしくは20代後半の方が多いことでしょう。
そして、転職するにあたって最も気になるのは「年齢によって採用を見送られることが多いのではないか？」というポイントではないでしょうか。
確かに、転職を考えてみたときには「年齢がある程度あるとなかなか雇ってもらえない」といったネガティブなイメージを持ってしまいますよね。
しかし、30代のミドル層の転職は今ではすでに当たり前になってきています。
引用：https://mid-tenshoku.com/
人手不足の影響を受けて、ミドル人材を対象とした求人が「増えている」、「どちらかと言えば増えている」と回答した転職コンサルタントは約80％。企業からのミドル人材ニーズは確実に増加しているようです。
引用：人手不足がミドル求人に及ぼす影響は？転職コンサルタント105人に聞いた見解と展望。
上記データは、大手転職サービスを運営する「エン転職」が調査したデータです。転職市場全体の傾向の根拠としては、確実性のある情報といえます。
引用：https://doda.jp/
加えて、転職に成功した年齢を見ると、ミドル人材と呼ばれる30代前半が平均となっていることが分かります。
現在は、20代後半からの転職市場も伸びているようですが、それを含めて考えると20代後半〜30代前半が転職に適した時期であることが、よくわかりますよね。
では、実際に転職を考えている方は、どのように転職活動を進めていくべきなのでしょうか？
次ページでは、転職活動を成功するためにすべきことや転職方法、そして活用すべき転職サービスをご紹介しています。
はかせ、ボク今の職場がイヤでほかの事務所で働こうと思ってるんだけど…そもそもこの業界で働き続けるのは危険なのかな？？