「メソッド(method)」とは、「方法、方式」のことを指す言葉で、ビジネスシーンやIT分野で主に使われる英語を語源とした用語です。
メソッドという言葉はたまに使われる言葉なので、何となくわかったつもりで使ってしまっている方も多いのではないでしょうか。しかし、あなたの使い方によっては間違っている可能性があります。
正しい意味でボキャブラリーを高めていきたいとあなたも考えているはず。
そこで今回は、メソッドの本来の意味や定義を解説するとともに、例文や使い方についてわかりやすく解説していきます。また、類語・言い換え語との違い、対義語の意味についても触れていきます。
「メソッドの意味、ちょっとあやふやだな」という方はぜひ参考にしてください。
「転職活動を始めたい」と少しでも考えている方は、ぜひ下記記事をご覧ください。
INDEX
「メソッド(method)」とは?|意味と定義を解説!
「メソッド」にはどのような意味・定義があるのでしょうか?
ビジネスシーンでも日常生活でも、あなたの周りでは使われることが多いはずです。だからこそ、「メソッド」と検索窓に打ち込み、意味を調べようとしているのではないでしょうか。
しかし、メソッドの意味・ニュアンスや内容は状況や個人の使い方によって異なります。そのため、もともとの意味、本来の定義をおさえておくことが大切になります。
メソッドの本来の意味・定義を知れば「こんな使い方があったのか!」「もともとこんな意味があったのか!」ということが分かるようになります。
もちろん、気になるポイントだけをかいつまんで見てみるだけでもOK。ぜひ活用してください。
メソッド(英:method)とは何か?|意味・定義を簡単にわかりやすく解説します
メソッドは「方法、方式」のことを指します。
ビジネスシーンや日常生活では、「方法」「方式」をそのまま意味する言葉として使われています。
また、教育分野などでは、「○○メソッド」などで何らかの個人や組織が独自に生み出した方法論をあらわすこともあります。
メソッド、メソード (method) とは、方法、方式のこと。特定の分野や固有名詞では日本語訳されずカタカナのまま用いられる。 教育や音楽やバレエ、演劇の分野における教授方法。
メソッド【method】〔メソードとも〕
① 目的を達成するために決められたやり方。方法。方式。
② オブジェクト指向プログラミングにおいて、オブジェクトに対する操作を定義した手続き。メソッドをオブジェクトの属するクラスに定義するプログラミング言語が多い。
引用:メソッド – コトバンク
「ビジネスメソッド」といった具合で使います。
メソッドは、別々の情報を集めてくることで共通する「成果を出すためのポイント」を発見し、それを各行程に分けて、誰にでも何度でも実践できるような方法として説明できるようにすることで完成します。
ビジネスシーンにおけるメソッドの意味
ビジネスシーンにおいては、ビジネスで使うことのできる方法論を「ビジネスメソッド」などと表現することがあります。
意味としては、考え方の枠組みや、ビジネスで頻繁に出てくる問題を解消するための、積み重ねられた経験則や、収集されたデータをもとに「効果があるもの」とされる内容を指します。
「ビジネスメソッド」の意味
ビジネスシーンでは「ビジネスメソッド」という言葉が使われることがあります。
ビジネスメソッドとは「仕事に関する生産性の向上や成果を上げるための方法論」のことを指します。
有名なビジネスメソッドとしては、「PDCAサイクル」が有名です。
PDCAサイクルとは…
- 「Plan(計画)」
- 「Do(実行)」
- 「Check(評価)」
- 「Act(改善)」もしくは「Action(行動)」
の4つの英単語の頭文字をとって表現される改善のためのサイクルです。
製造業・品質管理分野だけではなく、あらゆる業種・業界で働くビジネスパーソンに知られ、実践されています。
IT(プログラミング)におけるメソッドの意味とは?
「メソッド」は、ビジネスの中でもIT分野においてはさらに具体的な意味で使われることが多いです。
オブジェクト指向プログラミングにおけるメソッド
オブジェクト志向プログラミングにおいては、メソッドは「オブジェクトの操作を定義したもの」を意味する言葉として使われます。
まず、「オブジェクト指向」とは「ものがどんなもので、どう動くのか」に注目した考え方自体を指す言葉です。
この説明のうち、「オブジェクト(英:object)」は「もの」を意味しています。そして、この「もの」には、2つの要素があります。
その2つの要素とは、「属性」「操作」となります。
この2つの要素を定義したものが「オブジェクトの操作を定義したもの」であり、メソッドに当てはまります。
プログラムにおけるメソッドと関数の違い
メソッドと関数は、定義上意味を異にするものです。
関数とは、「”入力”に処理をおこなって”出力”を返すもの」を指す言葉になります。
メソッドは、プログラムにおいて「オブジェクトの操作を定義したもの」でしたが、プログラムが動作するときは、ある入力がされた場合、メソッドで処理を行い出力します。
つまり、実質的には同じ動きをするものとして理解することができます。
具体的には、オブジェクト指向プログラム言語で定義されている「オブジェクト」で定義された、「関数と同じような書き方をされたもの」がメソッドになります。
メソッドの例文・使い方
メソッドは日常的に使う場所はほとんどビジネスの現場です。
ビジネスにおけるメソッドの使い方は「あるモデルを使って目的を果たすための方法(手法)」のことを指す場合が多いと言えます。
- このメソッドを導入して作業の円滑化・効率化を図ります。
- ビジネスメソッドとビジネスフレームワークを活用する。
- メソッド通りに実践すれば、必ず成果が出る。
- これまでの知見・情報を整理して、独自のメソッドを作り上げる。
メソッドの英語表現
メソッドは英語で「method」と表記します。
methodとは
(教授法・研究などの論理的で組織立った)方法、方式、(一定の)順序、筋道、秩序、規則正しさ、きちょうめん
引用:methodの意味・使い方 – 英和辞典 Weblio辞書
「method」の例文・イディオム
- this method of electing the chairperson:議長を選ぶメソッド)
- work with [without] method(順序立てて仕事をする)
- a man of method:几帳面な人
メソッドの由来・語源
メソッドの語源は英語の「method」から来ています。
さらに、英語の「method」は、もともとギリシャ語の「méthodos」から来ています。
ギリシャ語の「méthodos」は「道に従って行くこと」という意味です。
「method」を分解すると「met(後を)」+「hod(追う)」となり、個別でうまくいったことを後追いで方程式にし、確立したものがメソッドという言葉になったことがわかります。
メソッドの類語・言い換え語
- 順序
- 筋道
- 手続
- 操作手順
- 仕様
- プロシージャ
- 手立て
- 仕樣
- やり方
- せん術
- 筋道
- 遣り口
- 手口
「何かを操作する、または、所定の状況に対処するための手順」「何かを行う方法、特に体系的なもの」といった意味の類義語があります。
メソッドの対義語・反対語
とくにありません。
メソッドの意味や定義、使い方と例文について解説してきました。
ここまで読んできた方は、メソッドの本来の意味について、これまで自分が知っていたこと以上に知ることができたと感じるのではないでしょうか。ここまで読んでいただきありがとうございました。
ぜひ、今回知った知識を活かし、さらにスキルアップを目指したり、教養を深めていってくださいね!
次では、ビジネスパーソンとして成長したいあなたに向けて、「転職活動のコツ」を解説しています。あなたが下記の項目に当てはまるなら、ここでページを戻さず、ぜひ次をお読みください。
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少しでも自信がないなと感じる方は、ぜひ下記の転職するための4つのコツをお読みください。
今の職場に満足してる?リスクなしで転職するための4つのコツ
ここでは、今の職場や待遇、働き方に不満を抱いている方に向けて、転職活動を始めるにあたって必ずおさえておくべきことをご紹介していきます。
転職活動というと、下記のようなイメージがあるのではないでしょうか?
- 「失業リスクがある」
- 「これまでに積み重ねた経験・キャリアがムダになる」
- 「転職すると給料が下がる」
- 「新しい環境に慣れるのが大変そう」
しかし、この4つの不安は下記の「4つのコツ」で解消することができます。転職したいと考えているけど、不安を解消できないと感じる方はぜひ参考にしてください。
1 転職活動に失業リスクはない!
転職活動を始めるにあたって最も不安なことは、「転職活動をすると、失業するのではないか?」というものだと思います。
一般に、仕事を辞めたり、退職して他の仕事を始めたりすることには、ネガティブなイメージを持つ方も大勢います。しかし、それは”間違い”です。
大手転職サービスを運営している「リクナビ」が公開しているデータには、こう書かれています。
20代では76%が「転職経験なし」という結果となっています。30代になると「転職経験なし」の割合は一気に減少し、半分以上の人が転職を経験。4人に1人は「転職1回」、そして約3割の人が「2回以上の転職」を経験しているという結果になりました。
20代では「10人中3人以上」、30代では「4人中1人以上」の人が転職活動を経験しています。
つまり、今では転職活動自体はそれほど珍しいことではなく、むしろそれが当たり前になってきているのが現状です。
ではなぜ、転職活動をすることができる人が増えているのでしょうか?理由は大きく2つあります。
理由1 「中途採用を積極的におこなう企業が増えた」
人材市場・転職市場の動向をアンケートをもとに調査しているリクルートワークスが公開したデータでは、近年は中途採用を積極的におこなう企業が増えたことが示されています。
2018年度の中途採用の見通しについては、「増える」(18.6%)が「減る」(4.0%)を大きく上回っている。
つまり、転職市場は「売り手市場」で、人手不足は飲食業界・情報通信業界(IT)・不動産業界を中心に活発に採用活動が行われていることを示しています。
理由2 「転職活動を在職中にできるサービスが増えた」
転職市場が売り手市場だといっても、「実際に自分のもとに内定が来るかは分からない」という不安は残りますよね。
しかし、その点についても心配いりません。今では、「働きながら転職活動をすること」がふつうです。
たとえば、一昔前までは、下記のすべての転職準備を、自分で調べながらやる必要がありました。
- 求人を探す
- 履歴書・職務経歴書を作成する
- 面接準備をして面接日程を応募企業と調整する
- 面接を1次〜3次まで突破する
- 給与条件や入社日を人事側と調整する
- 今の会社を辞めるための退職手続きや保険関係の手続きをおこなう
これだけ見ても、かなり大変であることがわかりますよね。
でも今は、「転職エージェント」を活用することができます。
転職エージェントとは、あなたの代わりに希望条件に合った求人を選び、人事側とスケジュール調整をしてくれたり、履歴書や職務経歴書の添削サポートをおこなってくれたりする無料サービスです。
そのため、転職するために仕事を先に辞める必要はありませんし、会社にバレる心配がありません。また、自分で準備するのは最小限にしたうえで転職活動をおこなうことができます。
…
以上2つの理由から、転職活動にリスクがないことがおわかりいただけたのではないかと思います。転職エージェントについてもっと詳しく知りたいという方は下記記事をご覧ください。
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おすすめ転職エージェントは下記記事でご紹介しています。活用法や利用の流れも解説しているので、「転職エージェントを選びたい」という方はぜひ参考にしましょう。
また、「自分で求人を探したい」「自分のペースで求人を見てみたい」という方は、こちらの「転職サイトランキング」を参考にしてくださいね。
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2 これまで積み重ねてきた経験・キャリアは転職で活かせる
転職するときの悩みのひとつとして多くあげられるのは、「これまで積み重ねてきた経験・キャリアがムダになってしまうかもしれない」という不安です。
特に、30代前後である程度長く職場で働いてきた方や、エンジニアや金融・不動産などの専門的な営業をしてきた方は、そう感じることも多いでしょう。
これまで得てきた経験を活かすには、「同じ業界・職種/業種で活躍することができる仕事」を探すことが大切になります。
「同じ業界・職種/業種」で活躍することができる仕事を探すには、「業界・職種/業種に特化した転職エージェントや転職サイトを使うこと」をおすすめします。
あなたの経験・キャリアを正しく評価してくれる職場であれば、今の給料よりも高い金額を提示してくれます。
もしなかったら、そのときは転職をしなければ良いのです。
業界・職種/業種専門の転職エージェントや転職サイトとは、たとえば「IT業界に特化した転職サービス」「広告業界に特化した転職サービス」「看護師・保育士・介護などの転職サービス」など様々です。
業界特化型の転職サービスや、特定業界に強い転職サービスは、TOPページで掲載しています。
どんな経験・キャリアであっても、それを評価してくれる職場は必ず存在します。
もちろん、経験・スキルによって大幅に求人の見つかりやすさや条件は変化しますが、「今の職場に不満を感じている」のであれば、転職活動を始めてみるべきですよね。
3 転職しても給料は下がらない
「転職すると給料が下がる」と何となく悪いイメージを持っている方はいないでしょうか?
それはあくまでリストラなどが行われた過去の話です。今でもリストラの危険性がまったくないわけではないですが、自発的におこなう転職活動で給料が下がることはありません。
それはなぜかといいますと、最初に給与条件を検索できる転職サイトや、給与条件を代わりに交渉してくれる転職エージェントは無数に存在するからです。
特に、あなたの代わりに給与交渉をおこなってくれる転職エージェントに依頼することで、年収アップが可能です。
年収アップ転職をしたいと考えているなら、下記に掲載されている転職エージェントのうち、特に自分に会っていそうなものを順位1位から見てみることをおすすめします。
また、実際に今のあなたの職種・業種の求人が一般的にどの程度の年収なのかを調べることも大切です。そんな方は転職サイトに登録し、職種/業種の条件から求人を探してみることをおすすめします。
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4 新しい環境と今の環境の比較はカンタンにできる
転職活動自体はスタートでしかなく、本当に大切なのは「実際に内定をもらい入社したあとに後悔しないか?」という不安を解消することですよね。
「こんな職場に転職するくらいなら、以前の職場にいたほうが良かった…」という後悔をしたくない方は、転職活動に後ろ向きなはずです。
しかし、今の職場に不満を持っている方こそ、転職エージェントを使うべきです。
それはなぜかといいますと、転職エージェントでは応募先企業の内情や上司の情報、会社の雰囲気や残業時間の実態などについて詳しく教えてくれるからです。
あなたは、今の職場に不満を感じているからこそ、「転職先の内情」をしっかり知ったうえで転職したいと考えているのではないでしょうか?
実際に転職するかどうかは置いておいて、今の職場をほかの職場と比較してみることで、あなたが本当に満足できる仕事を見つけることができるでしょう。
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