経理として働いている方の中には、「自分の年収はほかの経理と比べて高いのだろうか?」ということが気になる方も多いのではないでしょうか?
もしかすると、あなたの経験・スキルを活かし、もっと高収入を目指すこともできるかもしれません。経理として働き続けることに、経済面から少し不安な方は、転職を考えてみるのも一つの方法です。
そこで今回は、経理の性別・年齢別の平均年収をご紹介しつつ、転職方法のポイントを解説しています。
収入アップ転職を少しでも考えている方は、ぜひ目を通してみてください。あなたの経理としての将来も、今より明るくなるキッカケになるかもしれません。
客観的に自分の立ち位置を観ることは大切じゃぞ!
まずは、経理の平均年収を確認してみるんじゃ!
INDEX
経理の年齢別平均年収を知ろう
経理って、どのくらいの年収なのが普通なのかな…?
まずは経理の平均年収を年齢別・性別ごとに見ていこう!
自分が業界内でどのレベルの年収なのかを確認してみることが大切じゃ!
経理全体の平均年収は、「434万円」となっています。
下記では、年齢別・性別ごとに平均年収を記載していますので、ご自身に当てはまる項目から、自分の年収と比較してみましょう。
年齢別平均年収
- 20代:345万円
- 30代:431万円
- 40代以降:554万円
性別平均年収
- 男性:490万円
- 女性:358万円
あなたの年収は、平均年収よりも高かったでしょうか、低かったでしょうか。
低かった方は、下記の「経理が給料を上げるためにはどうすべきか?」をぜひ参考にしてみてください。
経理が給料を上げるためにはどうすべきか?
平均よりも低かったんだけど…
給料もっとほしい!…どうすれば良いかな??
結論を言ってしまうと「転職すべき」なんじゃ!
転職活動自体にはリスクはないからな!
経理が現状の年収をアップさせるには、いくつかの方法があります。
- 今の職場でキャリアアップを目指す
- 他業界・他職種へ転職する
- 経理として好条件の転職先を見つける
経理が年収アップを目指すためには、今の職場で昇進したり、役職についたりすることによるキャリアアップの方法と、転職する方法の2通りのパターンがあります。
そのうち、最も現実的なのは「転職すること」なのです。
経理を求める企業はほかにも様々です。よって、好条件の求人を探す方法を知り、実際に転職活動を始めることができれば、年収アップは成功します。
下記では、経理が転職に成功するための「転職活動のポイント」を解説しています。
経理の転職活動を成功させるポイント
…でも、実際に転職活動を進める方法がよくわからないな…
大丈夫じゃ!
「転職活動でやるべきこと」を整理しておこう!
下記では、転職活動で必ずやるべきことを説明しています。
すべて参考にして頂き、スムーズに転職活動を進めていきましょう!
1 条件を明確にする
転職活動で最も大切なことは、転職先に求める条件を明確にすることになります。
条件とは、下記のポイントです。応募する求人を決める前にしっかり考えておきましょう。
- 「給与」「勤務地」「休日」などの待遇条件
⇒募集要項をよく見る - 社風や人間関係などの職場環境
⇒職場見学・エージェントに教えてもらう - 仕事内容や任される業務の範囲
⇒募集要項・会社HP・エージェントに教えてもらう
転職エージェントでは、紹介してくれる職場の社風や上司の特徴などの独自データを持っている場合がほとんどです。
転職後に「イメージと違った職場だった」ということがないように、あらかじめ転職先に求める条件を整理した上で、応募する求人を決めましょう。
2 面接対策を行う
面接対策は、採用面接を突破するために必ず行うべき準備です。
就職活動のとき以上に、業務経験や具体的な仕事のスキルなどについて質問されることが多いため、必ず事前に準備しておく必要があります。
面接対策は、下記のポイントに沿って行いましょう。
- 自己PR
⇒あなたの経験・スキル・資格を整理しておく - 職種の志望動機
⇒他の職種ではなく、なぜ経理として働きたいのか? - 会社を選んだ志望動機
⇒他の会社ではなく、なぜこの会社なのか?
面接対策は、転職エージェントがサポートしてくれます。
一人で転職面接対策をすることに不安を持っている方は、エージェントにサポートしてもらいながら面接準備を行いましょう。
3 退職手続きの準備をしておく
退職手続きは、今の仕事を円満に辞めるために最低限行うべき準備のことを指します。
手続きのやり方を知っておくと、転職で余計なことに悩んでしまうのを避けることができます。
- 退職する旨を上司に伝える
- 退職届・退職願を会社に提出する
- 書面の手続きを行う
退職手続きは、実際に転職活動を始めてからでも遅くありませんので、焦る心配はありません。
書面の手続きで必要なものは、下記のとおりです。
会社に返却するもの
- 健康保険証
- 社員証明書
- 制服・備品など
会社から受け取るもの
- 源泉徴収票(転職先での申告や年末調整に必須)
- 雇用保険被保険者証(雇用保険を受け取る際に必要。1年以内の転職なら雇用期間が通算になる。)
- 年金手帳(14日以内に転職先が決まっている場合:転職先で年金加入に必要。転職先が決まっていない場合:退職後14日以内に国民年金に自身で加入する)
- 離職票(失業給付やハローワークに提出する場合必要。一般的には退社後送付される。)
手続きは煩雑ですので、心配な場合は転職エージェントや今の職場の信頼できる上司、会社の窓口に相談しておきましょう。
4 転職エージェントを活用する
優良企業への転職を目指すのであれば、転職エージェントを必ず活用すべきです。
転職エージェントを使えば在職しながら転職活動ができるので、リスク無しで転職したい求人を見つけることができます。
転職エージェントのメリットは、下記にすべてまとめています。
転職エージェントのメリット
- 利用は無料
- 自分の求める条件に合った求人を紹介してくれる(何度でも)
- 転職先の内部事情を教えてくれる(職場の内情、給与の相場)
- 面接や入社日のスケジュールを代行してくれる
- 転職活動の手続きをサポートしてくれる(履歴書などの作成・面接対策)
つまり、あなたの転職をすべて無料でサポートしてくれるのが、転職エージェントになります。
転職エージェントは、あなたが求人に採用されることで利益を得るため、正社員転職を目指すあなたと目的は同じです。
大手エージェントであれば、「無理やり転職させられる」「ブラックな職場を紹介される」といったこともないため、安心して活用できるでしょう。
また、転職エージェントは4つ以上登録して使い分けると、転職成功率がアップするデータがありますので、複数のエージェントに登録しておくと良いでしょう。
下記では、転職エージェントに登録したあと、どのように転職活動が進むのかを解説しています。
使うのが少し不安な方は、まず最初に「登録後の流れ」を参考にしましょう。
転職エージェントの登録後の流れ
転職エージェントに登録したあとって、どんな感じで転職活動が進むの?
大まかに流れをつかむために、「転職エージェントに登録後〜内定」までの流れを紹介しておくぞ!
転職エージェントに登録したあとの流れは下記の通りです。
転職エージェントごとに若干の違いがありますが、情報入力後にエージェントから連絡が来る点は同じです。
<転職エージェント登録後の流れ>
- 個人情報入力を入力したあと「転職相談」の日程調整の連絡が来る(一週間程度)
- 担当のエージェントと転職相談を行う。(対面か電話)
- 相談内容を踏まえてエージェントから求人紹介の連絡が来る
- 求人を選ぶ(希望するものがない場合は2へ)
- 面接の日程調整・履歴書や職務経歴書の作成をエージェントがやってくれる
- 面接対策・内定を得るためのアドバイスをもらい、面接を受ける
- 入社日・給与などの待遇交渉をエージェントが行ってくれる
決まったタイミングでしか相談ができないわけではありません。
場合に応じて、こちらから連絡することもできます。また、今の職場を辞めるための相談なども受けてくれます。
経理職の転職で活用すべき転職サービス
マイナビエージェント|20〜30代の転職活動に最適!
『マイナビエージェント』の特徴
有名な就職サービス『マイナビ』が運営する転職エージェントサービスが「マイナビエージェント」です。
キャリア事業の大手ならではの信頼感と、太いパイプが売り。
特に20〜30代向けの求人情報に強みがあるため、転職が初めてで不安な若手社会人の方におすすめです。また、相談しながら転職活動を進めたい人にとっても力強い味方になってくれます。
20〜30代の方はほかの転職エージェントと同時に登録しておくことをおすすめします。
どんな人にオススメ?
- 希望する職種・業種が複数ある方。
- 大企業からベンチャー企業まで、あらゆる選択肢を考えているが転職に自信がない方。
- 20〜30代、第二新卒の方で、転職活動の選択肢を増やしたい方。
転職エージェントって、ひとつ登録しておけばいいの?
転職エージェントは複数活用することで最も転職成功率がアップするデータがあるんじゃ!
下記の記事に掲載されているエージェントのうち、2つ〜4つのエージェントに登録しておくと良いじゃろう!
複数の転職サービスを活用して、転職を成功させるんじゃ!
まとめ|経理の転職を成功させよう
転職エージェントを使えば、自分に合った求人を見つけることができるじゃろう!
わかったよ、はかせ!
まずは「転職エージェント」に登録してみるね!
…それにしても、はかせはどんな仕事をしているの?
それはお母さんに聴きなさい。
今回は、経理の性別・年齢別の平均年収をご紹介しつつ、転職方法のポイントを解説してきました。
経理としてのキャリアを活かすことは、ただスキル面の向上を目指すだけではなく、「職場を変える」ことも一つの方法です。
今回の記事を参考に、ぜひ転職活動を成功させてくださいね!
はかせ、ボクふと気になったんだけど…
ほかの経理って、どのくらい年収があるんだろう??
自分はもしかすると、平均より低いかもしれないな…??