アロマセラピストには、どのような手順を踏めば転職できるのでしょうか?
アロマセラピストの仕事に憧れを持つ方は多いと思います。しかし、実際にどんな仕事なのか? 給与や実情はどうなのか? ということについては、なかなかわかりにくいところがありますよね。
転職候補としてアロマセラピストを目指している方は、「実際に転職する方法」が知りたいと思いつつも、「給与が低いのでは?」といった不安や、「資格がないから転職はムリだろうな…」と考えているのではないでしょうか。
しかし、アロマセラピストの仕事は、必ず資格が必要なわけではありません。また、給与は平均より低いものの、資格取得や経験の積み重ねを通してキャリアアップも可能な職種です。
そこで今回は、アロマセラピストを目指す転職者の方に向けて、転職前に知っておきたいアロマセラピストの情報や、転職方法をご紹介していきます。
あれ?ぼっちよ、アロマに興味があったのか?
実はね、仕事をしたいと思ってるんだ!
なるほどな!アロマセラピストの仕事は確かに魅力的じゃ。では、実際にアロマセラピストへの転職を考えるために知っておきたい情報をお教えしよう!
INDEX
アロマセラピストの仕事内容・役割
アロマセラピストとは、天然の植物から抽出したエッセンシャルオイルを用いて施術(アロマテラピー)を行うアドバイザーを指します。
心身ともにくつろぎを与え、ストレス解消や身体の不調を改善するために、知識と経験を磨き上げていく必要がある専門的な仕事です。しかし、セラピストとして働くために必須の資格はありません。
勤務先はアロマ専門ショップのほか、美容サロンや治療院などの医療施設でアドバイザーとして働く人も近年増加しています。
アロマセラピストの仕事の流れ
アロマセラピストと言っても、勤務先により業務内容は様々です。ここでは、それぞれ代表的なアロマセラピストの職場・勤務形態から仕事内容を見ていきます。
アロマセラピストへの転職を検討している方は、自分自身がアロマセラピストとしてどのような形態で働きたいのかを明確にするための参考情報としてご覧ください。
アロマ専門ショップ
アロマ専門ショップにおけるアロマセラピストの業務は、店舗で取り扱うエッセンシャルオイル、アロマグッズについて商品知識を習得するとともに、お客様の好みや趣向に応じたおすすめ商品の紹介や、提案・アドバイスを行います。
店舗で取り扱う広範な商品に関する理解と、具体的な提案ができるアドバイス力が必要な仕事です。
美容サロン・アロマトリートメントサロン
アロマテラピーに関する知識に加えて、エステにおけるマッサージ&トリートメントの技術が必要になるのが、美容サロン・アロマトリートメントサロンにおけるアロマセラピストの仕事です。
施術を実際に行う仕事として、アロマセラピストの主となる仕事といえます。
医療関連施設・店舗のアドバイザー
マッサージ施設や鍼などの治療院、心療内科等の医療関連施設において、リラックス効果・ストレス解消のためにアロマを使用していることが増えてきています。
医療機関では施術自体ができないものの、アロマテラピーを取り入れている施設においても「アロマセラピスト」の役割が求められている場合があります。
アロマスクールの講師として働く
未経験から目指す場合の選択肢には当てはまりませんが、上記の職場で経験を積み、民間のアロマセラピストの資格を取得した方であれば、アロマスクールの講師などの「教える側」として働くことも可能です。
施術に関する知識に加え、お客様やアロマのユーザーに最適なアドバイスができるよう、アロマに関する深い知識と経験が必要になります。
独立を視野に入れている方は、アロマスクールに限らず「人に教える立場」を目指して働いていくことが現実的です。
アロマセラピストの給与・年収・将来性
アロマセラピストを目指そうとしている方が最も気にしているポイントとしては、「アロマセラピストは稼げるのかどうか?」という情報です。
美容サロンで働く場合を例に取りますと、資格・経験によって初任給は大幅に左右されることになります。平均月収は15〜16万円、年収では200〜300万円ほどになります。あまり高いとはいえず、女性に人気の職種である事務職と比較しても下回ることがほとんどです。
ただし、資格取得や勤続年数によって給料がアップするシステムを採用する企業や職場が多くあるため、経験を積める環境を転職前から細かく調べていく必要があります。
また、アロマテラピーやエステにおいて、アロマセラピストがマッサージ行為を行うことは法律で禁止されています。よって、施術を含め広い範囲のアロマセラピストとして働くためには、働きつつ国家資格である「あん摩マッサージ指圧師」を取得することが現実的です。
アロマセラピストに必要な経験・スキル・資格は?
アロマセラピストとして転職する際に、最も求められるのは経験・スキル、つまり「実務経験」になります。しかし、未経験からアロマセラピストを目指す場合は、「最初に経験を積める場所」こそが課題になりますよね。
まずは、未経験からアロマセラピストとして経験を積める職場を探すことが大切です。そのためには、上手く転職サービスを活用し、自分に合った転職先を見つけることが必要になります。
アロマセラピストには、仕事をする上で必須の資格はありません。なぜなら、アロマに関する資格はすべて民間資格だからです。
しかし、アロマセラピストは人の心身に影響を与える仕事ですから、知識と知識に裏付けられた経験が最も重視されます。
働きながら、「アロマテラピーアドバイザー」「アロマセラピスト」「アロマテラピーインストラクター」などの民間資格を取得することで、長くアロマセラピストとして働き続けることができます。また、給与がアップする可能性も高くなります。
資格取得を先にするか、それとも働きながら資格所得と経験の積み重ねを同時にやるか。初任給を含め勤め始めはどちらにせよ給与や待遇は変わりませんので、自分が選びたい方法で転職を検討するべきでしょう。
最初に資格取得を目指すなら「ユーキャン」がおすすめです。「アロマテラピー1級・2級」の資格取得の講座資料請求は下記リンクより進めることができます。
アロマセラピストへの転職活動を成功させるポイント
では、転職で最も重要な「転職する方法」をご紹介していきます。転職するために必要なアクションを3つご紹介していますので、ぜひ参考にして頂き実践してみてください。
転職するために必要な3つのこと
転職に必要なことはこの3つです。順に解説していきます。
1 キャリアの棚卸
「キャリアの棚卸」とは、自分自身のスキルを客観的に見て、どんな経験を積みどんなスキルを身に着けてきたか? を明確にすることです。
比較的余裕ができてきてからいざ自分自身のスキルを振り返ろうと思ってもなかなかできることではありませんし、転職を機会として自分を見つめ直さなければ、この棚卸しをするタイミングはほとんどありません。これを機に、自分の「経験・スキル」を過去の具体的な仕事内容とともに書き出しておきましょう。
2 転職する理由
転職することを考えている以上は、何らかの「理由」があるでしょう。理由のない転職はない、それは当然のことですが、実は転職する理由が固まっていないという可能性もあるのです。
「自分は何を要因として転職を考えているのか?」を今一度明確にして書き出してみましょう。それは給与・待遇面でしょうか? 仕事内容でしょうか? 求める人間関係でしょうか?
3 具体的な企業(職場)
自身の経験と転職理由をハッキリさせたあとは、具体的に「ここで働きたい」と思える企業を探す必要があります。具体的に企業を見ていくためには、業界に数多存在する企業をひとつひとつ調べるのではなく、「事業の内容」「商品・サービスの内容」などを区別して、自身の求める条件や「やりたいこと」に照らして選んでいく必要があります。
異業種への転職の場合は、具体的にどんな仕事があるのかについて詳しく知らない方がほとんどでしょう。その場合は、「実際どうなの?」はさておき、とにかく自分が「やりたい!」と思う仕事内容や、企業の提供するサービスや取り扱う商品を事前にリサーチしておくことが大切です。
ハッキリと「転職したい企業」が定まっていない場合でも、「転職したい業種・職種」をハッキリさせておくことで、転職活動における企業選びをスムーズに行うことができます。
「転職に必要な3つのこと」を学んだ上ですべき2つのこと
1で自分自身の経験・スキルを再確認し、2で転職する理由を明確にしました。さらに、3では具体的な企業選びをする準備を整えました。さらに、ここからすべきことは2つです。
4 志望動機を明確にする
「志望動機」は、「なぜこの企業に入りたいのか?」を明確にし、面接で企業側にあなたを採用するメリットを理解してもらうために必要な要素になります。
中途採用で最も採用基準として重視されているポイントは、「必要スキルの経験年数」です。
応募先企業が、あなたを採用するメリットをよく理解するためには「マッチするスキルや人間性」をわかりやすい形でアピールする必要があり、そのためには具体的な経験に基づいた志望動機が重要になります。
5 転職エージェントを活用する
「転職活動は初めて」という方は、求人を紹介してくれる転職エージェントサービスを活用するか、求人情報を多数取り扱うサイトを活用することをおすすめします。
特に、「転職エージェント」は本来1人で進めなければならない転職活動を、業界に精通したエージェントがサポートしてくれるため、転職成功の確率がぐんと上がります。
下記では、ほかの転職方法の解説や、転職エージェントのメリット・デメリット、そして登録後の流れをご紹介しています。転職を考えている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
転職活動をする方法、決まっていますか?
転職活動を検討している方の中には、どこの転職サイトを使うべきか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。とりあえず転職サイトに登録したはいいものの、なかなか企業選びが進んでいない…そんな方は「自分に合った転職活動の方法」を知った上で転職活動を始めるべきです。
自分に合った転職活動の方法を知るためには、「転職活動にはどんな方法があるのか?」をおさえて置く必要があります。ここでは、一般的な転職方法を3通りご紹介していきます。自分はどれに当てはまるかを確認しながら参考にしてくださいね。
1 転職求人サイト
転職者が個人情報や経歴・スキルを登録後、掲載されている求人情報を探すことのできるサービスが転職求人サイトです。「転職活動をする」というと、真っ先に思い浮かぶ方法ですよね。
代表的な転職サイトには、リクナビNEXTなどがあります。
とにかく自分で求人情報を探したい方や自分のペースで転職活動を進めたい方、転職が初めてではない方にとっては、最も効率的な転職方法です。
2 スカウトサービス
スカウトサービスとは、サービス上に登録された転職者に対して企業側がスカウトを送信しマッチングする転職方法になります。
代表的な転職スカウトサービスには、ビズリーチやDODAがあります。また、通常の転職求人サイトの機能のひとつとして「スカウト」「オファー」の機能がある場合もあります。
転職サイトとは異なり、登録した方の経歴やスキルを元に「企業側から連絡が来る」ことが特徴です。今よりいい条件の企業へ転職したいと考えている方や、転職サイトを使うよりも確実な転職がしたいと考えている方におすすめの方法です。
3 転職エージェント
転職エージェントとは、登録者の経歴やスキル、求める条件をもとに求人情報を紹介してくれるサービスです。スカウトサービスとは異なり、企業と転職者の間に「エージェント」が仲介します。
転職エージェントには大手から業界特化型まで様々な種類があるため、「業界・業種が決まっている方」におすすめです。また、初めから最後までサポートしてくれるため「転職が初めての方」が最初に活用すべきサービスです。
転職に対する不安が大きい方は、自分一人で転職活動を進めるのではなく「転職エージェント」を活用してみてはどうでしょうか。転職エージェントについてもっと知りたい方は、下記を参考にしてください。
転職エージェントを使うことのメリット・デメリットは?
転職エージェントとは、いうなればあなたの「秘書」のような存在です。転職エージェントサイトは多数ありますが、共通しているのは「担当者がつき、転職活動を一貫してサポートしてくれる」ということ。
ここでは、転職エージェントを使用することのメリット・デメリットをご紹介しています。転職を検討している方は、下記のメリット・デメリットをよく理解した上で活用していきましょう。
メリット
自分に合った職場を探してくれる
転職エージェントの最大の特徴は、業界や転職事情に精通したエージェントが転職相談に乗ってくれること。つまり、あなたの特性や経歴を活かしたアドバイスを受けること、「どんなところに転職すべきか?」といった悩みを相談することができるということです。
その上で求人を紹介してくれるため、「自分に本当に合っているのだろうか?」という悩みを持つ必要がなくなりますし、万が一悩みを持ったとしても、その都度相談をすることができます。
転職が初めてな方や、転職に大きな不安を抱いている方にとって、一人で転職活動を行う必要がない転職エージェントはかなり心強い味方であるといえます。
転職活動に必要な準備をサポートしてくれる
相談やアドバイスだけではなく、内定を得るための面接の準備や面接に必要な選考書類の準備を行ってくれるのもエージェントの特徴です。また、在職しながらの転職活動で最も不安のある「スケジュール調整」も、最適な日程を企業側と相談した上で決めてくれるため、面接のスケジュール調整がとても楽になります。
転職活動は想像以上に「すべきこと」が多いため、「まず、何をすべきかわからない」という方にはぜひ転職エージェントをおすすめします。
デメリット
自分で数多くの求人情報を見ることができない
転職活動を複数回行っている方や、既に細かな条件等まで決まっている方にとっては、「多くの求人情報を見たい」が転職活動の最大のポイントといえます。
転職エージェントは、最適な求人を提案してくれるという点では優れていますが、どうしても「自分でみたい」という場合の量や効率としては一般の転職サイトに劣ります。
しかし、その分ひとつひとつの求人情報を綿密に紹介してくれるため、求人内容に対する信頼性は高いといえます。
転職する業界や職種・業種などが明確になっていない場合、一人で転職サイトを使い多くの求人を見ることは、転職活動に多くの時間を割いてしまうことになりますので、注意が必要です。
担当するエージェントによって対応が変わる
転職エージェントは、転職者によって担当者が就くシステムなので、その分具体的なサポートを得ることができます。反面、担当するエージェントによって、対応やアドバイスの内容に幅があることに注意が必要です。
転職エージェントサービスは、複数活用する方がとても多いというデータがあります。
転職エージェントは「4社」以上の活用で転職に成功する割合がぐんと上がります。担当者に不安がある場合でも、それを解決する方法はあるといえますね。
転職エージェントの登録後の流れ
転職エージェントの一般的な「登録後の流れ」は次のようになります。転職エージェントごとに細かな流れが異なる場合もありますが、大まかに流れをおさえておくことで、円滑に転職活動をすすめることができるでしょう。
- 個人情報入力後、エージェントからカウンセリング(転職の相談)の日程調整の連絡が1〜2週間で来る。
- エージェントとのカウンセリング(転職の相談)を行う。
- 相談を踏まえてエージェントが求人を紹介してくれる。
- 履歴書などの書類準備&応募する企業を決める。
- 面接準備をエージェントと相談しながらする&面接本番。
- 内定後、入社日や給与などの条件交渉をエージェントを通じて行う。
カウンセリングや相談のタイミングで、「面接前の不安事項」「内定後の入社日や給与交渉」「退職の調整」の方法はどんどん質問し、出来る限りエージェントから情報を受け取りながら転職活動を進めていきましょう。
転職サービス選びのコツは?
転職エージェントは、複数活用することで最も転職成功率が高まります。これを機に登録をしておきましょう。
エージェントサイトは、必要項目を入力し登録完了した後、メールや電話等であなたの日程に合わせて転職支援を行ってくれます。「今仕事が忙しい!」「時間がないかも…」と不安な方も心配せずにまずは登録してみましょう。あなたの転職成功率がグンと上がります。
■転職エージェントを選ぶコツ
- 求人数(多くの数がある分、選択肢が増える)
- サポート内容(エージェントサイトによってサポートしてくれる内容や方法が変わる)
- どの業界に強いか?(職種・業界に特化したエージェントがある)
この3つの観点から、自分にあった転職エージェントを複数活用していくことをおすすめします。
転職する際に活用すべき転職サービスは?
1位 リクルートの転職サービス『リクルートエージェント』
『リクルートエージェント』の特徴
「リクルート」が運営するエージェント型転職サービス。最大の特徴はリクルートのパイプを活かした多数の求人案件にあります。
業界ごとに精通したアドバイザーが、給与等の条件や面接対策などといったサポートをしてくれますので、転職に不安があるが、選択肢は多く持ちたい方が活用できる転職サービスです。
どんな人にオススメ?
・転職活動の条件などの交渉に不安がある方(代行してやってもらえます)
・面接や選考の書類など、具体的な転職活動の準備が不安な方。
・自身のスキルやPRポイントなどがよくわからず、転職に悩んでいる方。
セラピストへの転職におすすめの転職サービスTOP5
もっと転職サービスに登録しておきたいんだけど、何を見ればいい?
下記「おすすめ記事」では、セラピストへの転職におすすめの転職サービスを紹介しておる!
おすすめ記事:【お得な情報が見つかる】「セラピスト」におすすめの転職サイトTOP5
複数の転職サービスを活用して、転職を成功させるんじゃ!
まとめ|アロマセラピストへの転職を成功させよう
なるほど、資格取得か、転職活動が先かは自分自身で判断するべきなんだね!
そうなんじゃ。しかし、アロマセラピストとして働く人は20代から30代がほとんどを占めている。経験を積み独立や昇進を視野にいれるのであれば、出来る限り早くセラピストを目指し働き始めることが大切だといえるな。
そうだよね!じゃあまずは、「転職エージェント」に登録してみるよ!
はかせより頼りになりそうだしね!
がびーん。。。
今回は、アロマセラピストを目指す転職者の方に向けて、転職前に知っておきたいアロマセラピストの情報や、転職方法をご紹介してきました。
アロマセラピストを取り巻く現状は決してポジティブなものではないことは確かです。しかし、努力した分だけ、リターンがある仕事であることもまた確かなことです。
今回の記事を参考に、アロマセラピストとしての第一歩を踏み出していきましょう。
はかせ、ボク、アロマセラピストとしていつか独立したいな!!!